タイ大好き!

タイ大好き!

チェンライ編


北海道に住むわっでぃちゃんとお互い違うタイ雑誌を見ていて、鬼太郎なみに髪の毛が立ってしまった。
こりゃやばいよ、インスピレーション受けちゃった!「プーチャイサイリゾート」に行きたいねえ、と盛り上がり、いつの間にかチェンライ行きが決定。いつも思うのですが、縁がある場合って無理しないでも早々に決まるものですなあ。

てなわけで2005年6月、先にバンコクへ行っていたわっでぃちゃんとドムアン空港至近のかなり気になっていたホテル、ミラクルグランドで待ち合わせ。詳細はお気に入りホテルタイ編、ミラクルグランドを参考にしてね♪。

プーチャイサイは客室の家具から建物すべてを竹で作ったというこだわりのホテル。しかも山ひとつがリゾートだって言うのに20部屋しかないという脅威のネイチャーリゾートなのです!。。。遭難するかも?というわけでわくわくのタイ、チェンライへの旅へ…。あっ!タイに来て国内線の飛行機乗るのはじめてじゃん!
すじぐも.JPGdomuannkokunaisennta-minaru
翌日朝一番のチェンライ発なもんで、ものすんごい早起き。ミラクルグランドの殺人的なモーニングコール(頼んでもいないのに3回)に起こされて窓を見ると竜巻みたいな雲にオレンジ色の朝焼けが絡んだ神秘的な光景が広がっていました。すげえ!いいことありそう!でもドラゴンヘッドのみたいだよね。え?この世の終わりかよ!まあ、そんなことは気にせずチェンライへゴー!

ドムアン空港でホテルで飲むワインをもう1本追加購入して、国内線に搭乗。
約90分の旅だけど、飛び立って機内食出て着陸の放送が流れるまであっという間。
まずい機内食まずそうなお菓子恐そうなのみもの機内食はぼそっとしたクロワッサンにハムとチーズが挟まったサンドイッチ。正直まずい。タイ航空型の白い不気味なお菓子も愛嬌。でも男性のクルーが非常に親切でいらないってのに超甘そうなコーヒー牛乳をくれた。後ろにいたタイ人客が「日本人だからって甘いぞー」と冷やかしていたが毅然とした対応。ありがとう...にぃちゃん。でもいらないよ、こんなコーヒ-牛乳。

そしていよいよチェンライ空港到着!
チェンライエアポート探検隊.JPG山奥の

チェンライエアポートはほんっとに小さく、荷物が出て来るレーンもひとつだけ。国内線だから余計な審査もなく着いたらもう荷物受け取りで、受け取ったら出口だった。しかも私のうーたん(スーツケース、宇宙人似)がてかてかつるつる銀色で丸いので、知らぬタイ人がぺたぺた触って喜んでるのどかさ。うーん。
出口に出たら札を持った素朴なおじさんが数人。みんなMr●●、とか書いたホテルのカードを持っている。あっ!憧れのアナンタラゴールデントライアングルおやじもいる!えーっとプーチャイサイ、プーチャイサイ。ん?ちょっと待て!いきなり「よっしー(ファーストネーム)」呼びつけの書き方してるバカ、どこのホテルだよって、おい、私じゃんか!プーチャイサイじゃんか。Msよっしー(ファミリーネーム)だろ、普通は!
山奥だからリムジンじゃなくて四駆のRVRタイプ。車に詰め込まれていざ、れっつごー秘境リゾートへ!

秘境リゾートについてはお気に入りホテルタイ編のプーチャイサイリゾートを参考にしてね。

さて、リゾートでのんびりと1日をすごした私たちは、そのホテルで近隣への日帰りツアーをアレンジしてもらいました。
わっでぃひろりんは、メーサロンの茶畑をみたいとのこと。私はゴールデントライアングルとメコン川を船で!っていうやつをやってみたくなり、その二つは正反対なんだけど強引に行ってもらうことに。

車内で「私、トンチャイとチャイナドールズとプレーンルークトゥン(演歌)が好き!」とホテルの従業員、素朴なガイドにいちゃんに言うと爆笑される。「日本で好きな歌ある?」と問いかけなおすと「X-JAPANとたっきー!」ってその趣味のほうが大爆笑だよ!
気を取り直してまずはメーサロンの茶畑。プーチャイサイリゾート自体が、メーサロンっていう住所なので近いだろうとたかをくくっていたら大間違い。車に弱い私が「げふっ」となるほど曲がりくねった道をすすむこと約40分。途中きらびやかな衣装のアカ族のおばあさんがワイルドにトラックの荷台に乗っているところを、さながら芸能人に遭ったようなリアクションで見ながら、到着。

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目がよくなりそうなグリーン・・・山以外なにもないすんごい田舎。
さて、ここは茶畑なのですが、なぜか中国から来た華僑が多く住んでいます。
なんでも中国の戦争で追われた一部の民族が陸伝いに逃げてきてここに住み着いたそうで、中国の人は大好きなお茶を栽培。いまやタイで一番のお茶の名産地になったそう。
ここはまさにタイの清水!?じゃ、ないか。一部ではタイのスイス、と言われているらしいけど、スイスには茶畑はねぇど~。

そんな文化もあって、おばちゃんがお茶の作法を実演して試飲させてくれます。
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見てください!こんなタイの秘境に「くれよんしんちゃん」です!しかもこんなにあらわれもない格好で、タイで恥をさらしているじゃないか!いいのか!?

いくつかのお茶や茶器、そして私はしっかと「ライチワイン」まで試飲して購入し、ぷらぷらとお散歩。途中、アカ族の物売りに鈴なりについてこられるも、ホテルの素朴にぃちゃんが阻止。ありがとう。おにぃちゃん。よく見たら奴の右手にもお茶の袋が。ちゃっかり買いましたね?

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茶畑で育った子供たち。野生児!!!!!!でも照れくさそうに微笑んでくれた。かわいいー。

さて。礼儀正しく素朴なホテルのにぃちゃんとわれら2人を乗せたバンは、いよいよメコン川へ。
国境を見たかった、そしてメコンの大河を見たかった私の胸はばくばく。国境見るのなんて初めて。しかもここはラオス、ミャンマー、タイの3国の国境が交わるところ。しっかと目に焼き付けなければ。
メコン川のほとりには大きな仏像。これは船にのっているような建築で、まるでこの川で漁をする漁師を見守っているかのよう。
メコン川は一年に一度、珍しい現象が起こることでも知られているんだな。必ず年に一度、満月のある日だけ、この大河の底から火の玉が何度も打ちあがる。すごーい。
伝説によるとメコン川に住むナーガ(竜)が火の玉を口から上げているとか。その話を素朴なにぃちゃんに言うと「僕は信じていない」とのこと。土に含まれたリンが、何かの時期に光っている、という人もいれば、人為的なんじゃないかという人もいる。でも自然現象ならなぜ、毎年決まった時期の満月のたった一日なのだろう?人為的ならどこからあげているのだろう。これは未だに科学で解明されていないんだって。
信じていない、と言いながら、仏像に熱心に祈るこのにぃちゃんに、なんかタイの人の心の清らかさを見たような気がしました。
メコンの漁師.JPG仏さん.jpg
祈る従業員.JPG船上の仏像.JPG

船に乗って、ラオスへ。ラオスといってもほんのちょこっと売店のある部落をうろつくだけなんだけど、初めてのラオス!!
ここでかわいい紫色のバックを購入!ラオス価格で安いかどうかわからんが、Tシャツを値切ったわっでぃひろりんが「えー、日本人でしょ!?この値段でいいじゃん!」と売店のにぃちゃんに言われてしょげていた。しょーがない、と思って物色してみつけたこのバック。80B(日本円で240円)だが、なんと買ったあとおねーさんが走りよってきて、ラオスビールをプレゼントしてくれた。ってか、ねーさんはこの私たちの素朴にぃーさんに持ってきたから、ほんとはにーさんにプレゼントだったのかも。でもにぃーさんは、お酒をまったくたしなまない人だと思われ「これ、プレゼントだそうですよ」と私にその栄誉をさりげなく譲ってくれた。
わーい!こうなったらあこがれのメコン川上で乾杯だ!「飲んでいいかな?飲んでいいかな?」という私にわっでぃひろりんに日本語を教わった素朴にぃーちゃん、「ノンジャエバイイヨー!」。はぁい。ではいただきます。
その後、ランチタイム。どんなレストランがいいかと問われ「屋台!」と答えた我々に、川沿いにある屋台を教えてくれた。すごーい眺め!そしておいしいナムトクムーとチャーンビール、ちょっとほねっぽいガイヤーンで乾杯だぁ!
再びタイへ.JPGラオスビール.JPGDSCF0301.JPG

なぜかこの後、この素朴にいちゃんが携帯電話でやりとり。…「これからメーサイに寄りませんか?」…メーサイ。それはミャンマーとの国境の町。「いや、メーサイのツアーは頼んでないからいいよ」…にいさん、少し困った顔。また携帯でやり取り…???あれれれ?「これはサービスでいいんですよ」…あらら、いいんですか?んじゃせっかくだからと二人でうなづくと、少しうれしそうな素朴にぃちゃん。なんだろう?
というわけでメーサイ!まずは「さそり寺院」から。なんと神様がさそりだというさそり座の私にはたまらん寺院であります!でもなんでさそりの神様?ま、きっと私のためにあるのだろうと言うかってな解釈をさせてもらう。
メーサイはバンコクとは違ってちょと、すれた感じがする。なんか笑顔がない。街の雰囲気も殺伐としてるって言うか、あまり好きな雰囲気ではないなあー。でもミャンマーの人のたくさん歩いていて、ほほに白い化粧(タナカっていうんだよ)をしていてちょっとエキゾチックでもある。
屋台が連なる坂道を登り、龍がどわーんと鎮座する階段を上り、高台のさそり寺へ。その展望台からはミャンマーの町がどーん!おお、これがミャンマーだ!感動!
きれいな水色の建物や紫の家があったりして明らかにタイとは違うぞっ!
蠍寺階段.JPGミャンマー.JPG
さそりに「頼むから結婚させてくれ!」とほぼ脅迫めいた祈りをささげ、階段を下りる。次は国境の町、メーサイとミャンマーにかかる橋を見ることに。そこに行くまでに小さなお土産屋が連なる道へ。あららー、ブレスレットが安い!15Bって50円???ってなわけでブレスを2つ購入。かわいい!
タイ国境の町[2].jpg
橋を見ているとミャンマーの少年が「金をくれ、金をくれ」と小さな金網から手を出していた…うがっ。下をのぞくと小さな川が流れていて、ひょいとわたればイミグレーションなんか通らなくてもミャンマーに入国できそうな雰囲気。実際メーサイで働いているミャンマーの人はここを通ってるんだろうな。
…うーんあまり面白くない…そう思ったときに「おーい!」と我らを呼ぶ聞き覚えのある声が!それは、プーチャイサイのフロントで1日目、2日目をお世話
してくれて、2日目の夜に「明日からアナンタラで研修でここには戻らない」と言っていたマネージャーだった!うひゃーーー!あほのように抱き合って再会を喜ぶ我ら。そういや世界のコイン集めが趣味で、五円玉がほしいといってた彼に、100円までのコインを貼り付けてフロントにもっていったところ、もうフロントにいなくて、他のスタッフに渡してくれるよう手紙を託したのだった。昨日は町へのお買い物に行ってたとき、迎えにきてくれたのも彼!
とっても親切でジェントルマンなのだ。
「どうしてもお礼が言いたかった!」と彼。ははーん、だから素朴にぃちゃんは、メーサイまで連れてきてくれたんだ!よく見るとレストランのおにぃーちゃんが電気製品を沢山持ってる!ってことはメーサイで買い物してからゴールデントライアングルのアナンタラに行くのだな?
ちなみにアナンタラといえば私のホアヒンの定宿。まさかこんな北にできるなんてと思ってはいたけど・・・。そこでプロフェッショナルの接客を身に着けるようにとセールスマネージャーに言われたそうで。ただ出さえ人が足りなさそうだったフロント周りが気になるけど数ヵ月後にはまたプーチャイサイに戻るんだって。
いずれにせよお礼が言いたくてメーサイまでのツアーを無料にしてくれたり、素朴にぃちゃんと連絡取り合ってくれたり、ほんとに感動した。
プーチャイサイの人はほんっとにやさしぃなー(感涙)!
ホテル従業員と.JPG




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