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夏風邪ひきました。えらいことしんどいだす。老化のせいか治りが遅い。いや老化のせいじゃなくて夏の風邪が性質悪い。昔からよく言うではないか夏風邪ひくのはバカだと。ああそのとおり。ぐるしいよだるいよ腹が立ってくるよ。暑くて寝てらんないよ。扇風機とエアコンかけなたまらんし。そのおかげで体が冷えて治りが遅い。ああ悪循環。でもエアコン無いと死ぬね、熱中症でね。たまらんね。あーなんか元気出したい。元気になりたいよー。夏風邪、気をつけようねマジで。
2016.08.05
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なんかもう今更とは思いますが。PCが故障して以来数年の長きにわたりネットにアクセスできず・・・。その間にこのブログの存在まですっかり忘れ果てておりましたよ。とりあえず、ぼちぼちとネット社会復帰(笑)。さてさて前回の記事(大昔になっちゃってるよ)にあげたオリーブ石鹸当たってました。で、使って「わー気持ちいいー♪」と思った。思ったような記憶がある(爆)。ふざけてごめんなさい。オリーブ石鹸大好きです。又もう一度、あの優しい泡を楽しみたいな。本当の無添加【無添加工房OKADA】ファンサイト参加中
2016.08.05
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息子が2年ほど前からアトピー性皮膚炎になってしまいました。 てのひらと足の裏が特にひどくて、ぼろぼろに皮が剥けひび割れて毎日痛い痛いと泣いておりまして。 皮膚科で貰ったステロイドをどんだけ塗っても改善せず。 刺激の少ない無添加のボディソープや固形石鹸を使っても、やっぱりあまり変化が無く。 ところが、たまたま自分用に購入したオリーブ石鹸を試したら、ひび割れがすっかり落ち着きました。見違えるようにキレイに落ち着いた足の裏や手のひら。 湿疹や痒みはまだ残っているけれど、ひび割れて出血し「歩けない」と泣いていたのがすっかり無くなって、親としては嬉しい限りです。 できれば国産のものがあればなあ、と思っていたらこんな商品が。 試してみたいなぁ。【肌の弱い愛する家族のために作りました・・】オリーブオイル100%無添加 石けん ←参加中
2012.02.15
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育児に追われてるうちに、すっかりおしゃれな靴とは縁遠くなってました。 ともかく、走りやすく抱っこしても大丈夫なスニーカーとかばっかり。 たまには可愛らしいフェミニンな靴が履いてみたい・・・でも、体型がすでに似合わないかも(汗)。 この靴は一石二鳥。履いて歩くだけでシェイプアップできるそうです。いいなぁ~。おしゃれなパンプスを履いて歩いてスタイルアップ☆『セダークレストスタイルアップ』
2012.02.15
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もうエロコメントにうんざりなので別宅作りました。 ここも残しておきますが、今後そっちを主体に書き込みすると思いますのでよろしくお願いします。http://dennkiwani.blog61.fc2.com/
2008.05.14
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さて、歯医者に行く間、チビたちを預ける先がなくて困っていた私。 今日は新年初の息子の療育教室。 火曜日はいつも大変混むのですが、今日もやっぱり大人数でした。 息子も、そして意外なことに内弁慶な娘も、人が多いとおびえて私にべったりになります。 先生たちも人数多いとてんてこまい。 ああ、やっぱり歯医者に行くには火曜日でなくて、金曜日でないと(木曜は歯医者が休みなので)。 そう思っていたらば、「利用人数が増えてきたので、子供の年齢で曜日を分けさせてもらうことになりました。3~4歳児のみなさんは、火曜日と木曜日、2歳以下は金曜日になります」というおしらせが!! ががーん!あ、預けられないよう・・・。 久しぶりの教室で落ち着かない息子と人見知りが再開してしまった娘と、子守の当てが外れてショックの私・・・我が家は本日、全然体操とかに身が入ってませんでした(苦笑)。 とりあえず、歯医者に11日の予約をキャンセルする電話を入れました・・・。 ああしかし、本当に虫歯どうしよう・・・。 息子が奇跡的に成長して、待合室でおとなしく遊んで娘の面倒をみてくれるのを期待するしかないのか?無理、それはぜーったい無理!!
2008.01.08
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去年から歯医者に通っています。 大本の虫歯を治療するために、近くの親知らずを抜き、傷口が安定してやっと治療できるようになったので、11日に予約を入れていました。 さて、いたずらざかりで目が離せない娘と、知った大人がいないと不安でパニクる息子のお守をお願いしなければ。 娘が生まれる前からお世話になっている託児ボランティアに電話すると、「今はお休みしてるんですよ」とのこと。 元々主催者の方は埼玉県に住んでいて、自分の実家があるわが町に帰省する時に託児所を開いているのです。 ただ、今まではもう一人いらして、主催者が留守の時はその人が子守して下さったんですが、最近娘さんが出産して孫が出来たため、来られなくなったのこと。 そして主催者さん自身にも初孫が!(2年前には「全然結婚する気配もなくて」と愚痴っておわれたのですが) うーん、そんなこんなで困っております。 市内には他にも託児してくれる場所があるにはあるのですが、今まで利用していたところが自宅から一番近く、駅にも近くて便利で、通っている歯医者とは目と鼻の先・・・。 他は場所が遠くて、車の運転ができない私にはどうしようもない。 通っている歯医者さんはすごく腕がいいので、ぜひそこで治療を続けたいのだけど・・・。 いざとなったら、息子を療育教室に通わせてる時間に、タクシーで通っちゃおうかな・・・。
2008.01.07
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今頃我が家は初詣(苦笑)。 地元の一宮である神社までお出かけです。 わー、さすがにもう人少ないわー(笑)。出店も少ないわー。当たり前か。 この神社はたたずまいも落ち着いていて本殿も立派で、私的には大好きなスポットなんですが、何せゆっくり参拝させて下さらないチビたち・・・。 息子は参拝させようとした時点で嫌がって大騒ぎ・・・。 いくら慣れない場所やしぐさが怖いとはいえ、神前ですぞよ!こらこら、せめて合掌して礼くらいしてよ・・・と思っていたら、息子より小さな子が兄弟たちと一緒に神妙にお参りしています。 その姿をみて、一度は嫌がったお参りを「ぼくやる」と言い出し、周囲を見ながら手を合わせてました!おお!息子よ成長したな!!(母はこんな些細なことで感激するのだ) その息子の参る姿を撮影してほしかったのにぃ~。相棒は娘を連れてさっさと降りてます・・・残念。 焚き火の煙をみながら「ほら、『14ひきのもちつき』で、にっくんが煙が目に入ってイタイイタイしてたでしょ、煙ってこれよ~」と教えてやりました。 うーん、絵本って本当に役に立つなぁ(笑)。 ついでに地元の方たちがセットでお参りするという、関東厄除三大師の一つのお寺に。 ここは関東で三本の指に入るというわりにはこじんまりしたところ・・・でも、なんとトイレは立派!温水シャワートイレでした!!びっくりしたぁ。(ええ、息子はどこでもトイレに行かないと気がすまないんです・・・) 今年は本当にいい年になりますように! 気持ちをこめてお参りしてきました。 なんかねぇ、気分をぱちっと前向きに切り替えたいな、と思いましたですよ。 お天気もいいし、相棒は海でも行ってみる?と言ってくれたんですが、私が何だか面倒くさくてすぐ帰宅しました。 うーん、新年早々こんな出不精な親ではいかんのだけど・・・ごめんねぇ、チビたち。
2008.01.05
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『ピヨピヨスーパーマーケット』 著者 工藤ノリコ 発行 佼成出版社 ピヨピヨスーパーマーケット 本日相棒実家より帰宅。 義母が煮物を持たせてくれたので、晩御飯作りはラクでした~♪ それにしても、やっぱり我が家は狭い&片付いてないです。 今年は本当に引越ししたいなぁ~。 さてさて、この絵本は子供たち二人のお気に入り♪ 息子ほど絵本が好きではない娘も、絵に釘付けなのです。 デパートの書店で、機嫌の悪い息子を横にあれこれ選んだ時に、ぱっと絵柄が目に付いて、息子の好きな細かい書き込み系の絵本だったので購入しましたが、正解でした。 明るい色使いで、かわいらしい絵柄。 スーパーマーケットにお買い物にきたにわとり母さんとひよこたち。 ひよこちゃんたちは、ブタさん一家と出会うや、子ブタたちとかくれんぼを始めたり、お母さんがタイムセールにつられてる間にドーナツやらプリンやらてんこもりにお菓子をカゴに入れ・・・。 子供らしい行動、子供の好きなお菓子の絵。 ひきつけられるのも当然ですね。 お菓子売り場で「これ買って」といわんばかりに暴れるラッコの子供と、「いいかげんにしなさい」としかっているようなラッコ母さんのやりとりとか、笑えるツボも多し。 いかにも漫画チックでかわいいーって感じで、我が家の本棚としてはかなり珍しいタイプの絵本です(笑)が、チビたちに受けているし、お話も楽しいのでよしとしましょう。
2008.01.03
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『八日目の蝉』著者 角田光代 発行 中央公論新社八日目の蝉 さて、今日も家族で義父母が会員になっている、会員制の安売りスーパーへお出かけ。 息子はここは何度も連れてきているので、昨日と違って余裕です。 でも、やっぱりトイレに行くのね(涙)。 入場前に義母と相棒と娘を待たせて、非常階段を駆け下りました。めんどくさい~。 昨日のショッピングモールで何にも買えなかったので、子供服とか買いました。 息子には、NHKの『おかあさんといっしょ』のDVDを買ってやったので、もうごきげんです。 私は、ここで売ってるコーンミールのパンがおいしくてお気に入りなので仕入れて来ました。すんごい大量ですが冷凍できるので♪ パウンドケーキやマフィンもおいしそうなんですが、さすがにそれらはカロリーも高いし。 そんなに買わなかったつもりですが、洗剤やら、缶詰やらと結構お金を使ってしまいました。 さてさて、読書感想ですね。 こちらのサイトで感想を拝見して以来、この作品がどうしても読みたくて読みたくて。 おおみそかにやっと購入してその日に夢中で読んでしまいましたよ。 号泣。 涙が拭いても拭いてもとまりません。 どんだけ泣いたか。 不倫相手の子供を中絶したことにより、妊娠の可能性がなくなってしまったヒロインが不倫相手の家へ行き、家庭をのぞき見てしまうことから事件は始まる。 ただ、見るだけ。 あの人の赤ん坊を見るだけだ。 見たら、終わり。 全て終わりにして新しい人生を始めるんだ。 そう言い聞かせ、不法侵入していった希和子は、一人ぼっちで泣き出した赤ん坊をおそるおそる触れたとたん、赤ん坊が見せた笑顔に思わず抱き締め、奪って逃げてしまう。 そしてその子に自分が失ってしまった赤ん坊につけるはずだった薫という名前をつけ、逃避行を繰り広げるのだ。 現実にあった、不倫OLによる放火殺人事件を思わせる設定です。 私は、作者による、あの悲惨な事件へのレクイエムでもあると思いました。 あの無残な事件を浄化するために描かれた小説のように・・・。 ヒロインはとにもかくにも、子供を守るため、愛するためだけという単純な原理で行動します。 それがいかに自分自身の身勝手な思いつきでの、許されない行動としても、彼女の愛情は本物で、ヒロインが不自然な逃避行を繰り広げても幼い薫は彼女を「ママ」と慕い続ける。 一方でヒロインは、自分が罪を犯しており、子供との生活が永遠に続かないことも知っている。 「どうか、どうかこの子と一日でも長くいっしょにいることができますように」 そう神に祈るヒロインを、誰が断罪できるだろうか。 そして、自分の幸福、過去、全てを犠牲にして、ここまで子供に愛情を注ぐヒロインを、誰が責められるだろうか。 後半部分は成長した薫からの視点で物語が語られる。 引き裂かれた生活で放浪していた過去をトラウマと感じる彼女。 しかし・・・まぶしい光の下で、妊娠した彼女は新しい希望を手に入れる。 ああ、全然とりとめのないまとまらない感想でごめんなさい。 思い出したり、読み返すだけでも泣けてしまうの(苦笑)。 ヒロインに比べて、私はなんと至らぬ母であることか。 しかしながら、親子関係だけでなく、女性の本能に根ざした愛情の生かし方について語られている小説だと思うのですよ。 ここまで愛情をまっとうできたヒロインはすごいよ! 独身の方も、子供のいない方も、どうか、この母子関係を恋愛関係やペットとの関係に置き換えてみて。 とにかく、一度読んでみてくださいとしか言えません。 絶対小豆島に行きたくなったよーーーー!!
2008.01.02
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『14ひきのあさごはん』著者 いわむらかずお 発行 童心社 14ひきのあさごはん 元旦、初詣に行くべきなんでしょうが、我が家はのんびり午後から実家近所の大型ショッピングセンターへでかけました。 勿論結構な人出で、びびりまくる息子。 なんたって普段が混雑というものを知らない、田舎暮らしですからねぇー。 トイレへ行きたがってしょうがない。 相棒は東急ハンズで買い物をしたかったらしいのですが、何かにつけておびえて金切り声をあげる息子が心配で、落ち着かなかったらしく、「もういい」とさっさと出てきてしまいました。 一方、息子の方はカレンダー売り場にいわむらかずお氏の商品があり、大好きな14ひきシリーズのねずみたちのイラストに夢中。さっきまでが嘘みたいにゴキゲン。 「もう一度ゆっくり見てきたら」と相棒に薦めても、「いやだ、なんだか気分悪い」と言い出して・・・なんだぁそりゃ。 その後、カレーパンにはまっている息子とカレーパンを買ったらその場で食べると主張され、思いがけずイートインコーナーで一家4人で食事するはめに。 私が飲み物を探して放浪している間、チビ二人の面倒を見て疲れ果てた相棒。 子供服を見ることも、私の買い物も、スイーツをお土産に買うこともなく、そのまんま帰宅。 ただ疲れにいっただけでした・・・。 教訓:我が家の男どもとショッピングに行くべきではない。 さて、しつこく14ひきシリーズの絵本紹介。 これはシリーズ2作目で、ねずみたちが朝起きてからあさごはんのしたくをして、みんなで食べるところを描いています。 おねぼうなろっくん、にっくん、チビなのにすばしっこくてデキのいいはっくん、おてんばななっちゃん、しっかりもののさっちゃん、おしゃまなくんちゃん。 10ひき兄弟のそれぞれの性格の描きわけや、なかよし関係(ごうくんとなっちゃんはけんかばっかりしているけど、いつもコンビになっているとか)も描かれていて、うちの子にはとても為になるように思います。 最近は、本文を読むだけでは許してもらえません。 絵の中で、喧嘩しているなっちゃんとごうくんの台詞を言わされたりします。 最後のシーンで、みんながそろって楽しく食事している絵で、ジャムのびんを取り合ってるなっちゃん、ごうくん、それを注意してるお母さん、横目で見ているにっくん、などが描かれています。 なっちゃん「ちょっとごうくん、それあたしがぬるんだから」 ごうくん 「おれ、もっとジャム食べたいんだよ」 お母さん 「これこれ、喧嘩はやめなさい、びんを落っことしちゃうわよ!」 にっくん 「あーあ、お母さんに怒られてるよ、やれやれっと」 って、私の想像上の台詞ですが(笑)。 息子は「にっくん、『やれやれ』ゆってる!」っていつも大笑いしています。 社会性を養うのに、いいんじゃないかな~♪ 読んでやる方も、いつも新しい発見があって、本当にオススメの絵本です。
2008.01.01
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『14ひきのもちつき』 著者 いわむらかずお 発行 童心社14ひきのもちつき 義母の調子がこの数日悪く、寝込んでいた。 さて、その間に鼻がやたらときく相棒と義妹が「なんか、台所が臭い」と言っていたのだが、大晦日の本日になって二人で「何が臭うんだろ?」と原因究明を始めた。 ・・・実は。 私も片付けられない、掃除しない女であって汚部屋の住人な訳だが、そんな私にしても、義実家の台所は「問題あるなぁ」と思う場所だったのだ。 使いかけの野菜(ネギとかにんじんとか)はそのまんま、いつまでも流し台の上に転がってる・・・ラップして冷蔵庫に入れればいいのに・・・封を切ったお菓子の袋がそのまんまテーブルに何日も置いてあって、結局湿気たり、乾いたりして食べられなくなる・・・輪ゴムかクリップで留めればいいのに・・・まぁ書き出したらきりがないので自主規制しますが(爆)、嫁の立場として、台所に勝手に手をつけることは許されないと思っていた。 そこへ実の息子と娘が行動に出た!これはありがたい(涙)。 台所の奥のあちこちから、それはもう大変な代物が次々登場(爆)。 腐った野菜の汁がたまったカゴとか・・・芽が出たどころか茎が伸びてるさつまいもとか・・・油が零れてべどべとになった容器とか・・・。 悲鳴を上げながらテキパキ処理していく義妹、何だこりゃと怒りながらどんどん捨てていく相棒。 適当に協力しつつ、感想は言わないように(卑怯かな)して二人の掃除を見守りました。 だって、実の子どもがやってても義母はなんか不服そうだったんだもん(それは捨てないでとかね)。 相棒からは「今まで掃除下手とかけなしてて悪かった。すごい人が身近にいたよ」と謝られたし(爆)。 台所が綺麗になって、義実家も来年からは開運なるかもね?? さて、大晦日というのに息子を連れて駅前まで買い物に出かけ、本屋へ立ち寄ってしまいました。 私はどうしても読みたいのがあったのだけど、何軒か回って見つからなかったのが入手できて満足満足。 息子はこないだデパートで購入拒否した『14ひきのもちつき』を見るなり「これ買って!」と飛びついた。どないやねん(笑)。 これは14ひきシリーズの最新作。 ねずみ一家がお正月に備えてもちつきをする。 これがうすに杵の昔ながらのもちつきで、私なんか家でもちつきしたことないから「へーえ」と色々感心させられました。 おかしいのが、ねずみのもちつきということで、お米粒がすごく大きく描かれてること。 リアルだわ。 あと、シリーズの1作目から十数年たっているのに絵柄がちっとも変わっていないのもすごいと思いました。
2007.12.31
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『かまわぬの手ぬぐい使い方手帖』 編集 かまわぬ 発行 河出書房新社かまわぬの手ぬぐい使い方手帖 手ぬぐいってかわいいなぁ、と前から思っていて色々欲しいけれども今ひとつ使い方がわからないので、なかなか購入までに至りませんでした。 ところが、とあるサイトで「温泉とかに持っていって体を洗うといい」とあったので、たまたまうちにあったもらい物のてぬぐいをボディタオル代わりにしてみました。 これが!実にいいです! タオルよりもシャキシャキした洗い心地で、指の間とかなかなかスッキリしにくい場所もサッパリしますし、ナイロンタオルと違って体の水滴が拭き取れる。 全身サッパリ洗い上げて、ギュッとしぼって体を拭けば、髪の毛以外はタオル使わなくてもいい位です~これはエコだなぁ!! 旅行とかにマイタオルなどを持参するのを手ぬぐいに換えればかさばらないし、髪の毛をまとめたり、ちょっとした風呂敷代わりに、と色んな風に使えて便利なんだろうな~と思ってました。 そんな風に「手ぬぐいラブ♪」な気分になっていた私に呼びかけてきたのがこの本。 出会いはなんと、ファミマだったのだ~なんでコンビニに置いてあったんだろ?? ともかく、手にとって中を見て、即買い~♪ かまわぬという手ぬぐい屋さんのたくさんの柄の手ぬぐいが掲載され、使い方も色々。 頭に被ったり、首に巻いたり、ハンカチ代わり、おしぼり、お弁当包みなんて当たり前。 なんと、着物の半襟とか、トートバッグに仕立てたり、縫い合わせてカーテンにしたり、自転車のサドルに巻いたり、クッションカバーにしたり、車のシートのヘッドレストに被せたり・・・。 ともかく、読んでいてもう手ぬぐいへの愛が満ち満ちているのがありありと感じられる楽しい本です。 かわいい柄の手ぬぐい、買い漁ってしまいたくなるの必定です。
2007.12.30
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『ナラタージュ』著者 島本理生 発行 角川書店ナラタージュ ブックオフで見かけたので買ってみました。 さてさて、恋愛小説や恋愛ドラマがどうしても好きになれないわたくし。 なんでかなー、歌とか漫画だったりするとグッとくるものもあるのになぁ~?? (例:ユーミンの『デスティニー』とか、萩尾望都の『A-A’』とか、他にもモロモロ) ですが、帯にも「封印したはずのあの痛みをよみがえらせてしまう小説」とか宣伝文句にもそそられるし、評判もいいみたいで前から気になっていたし、これはいっちょ読んでみるか! ま、片思いで泣いた思い出はいっぱいある訳だし! すっかり子育てにあけくれる日常から離れて、切なく苦しかった青春時代に思いをはせるのもよいではないか?? 一気に読了。 んーっと、んーっと。 出だしはなかなか良かったです。 途中までは結構心惹かれましたが。 ラストもなかなか、と思いましたが。 なんだろなー。 「ふーん」 しか残らない(爆)。 自殺しようとまで思いつめた高校生活、その地獄から救ってくれた教師。 お互いに心惹かれてもあくまで教師と教え子でしかなかった関係は、卒業と共に別れを迎える。 しかし主人公が大学に入ってから、演劇部OBと顧問としての交際が再会する。 このねぇー、恋愛相手の先生ってのがねぇー、実にねぇー。 主人公やそれ以外の教え子たちの精神的危機を見事に見抜き、即座に行動してレスキューできる、まさに洞察力の天才ともいうべき能力の持ち主なんですが。 自分自身に関してはもう、ダメダメの一語に尽きる。 まさに、女性の保護本能をくすぐるタイプで、主人公が先生に惹かれていく理由もわかる。 必ず私を助けてくれる翼を持った大人であるのに、苦しい過去のヒミツのせいで深く心に傷を負っていて、私が助けてあげなきゃならないっているという、かげりをもったヒーロー。 そして先生のライバルとして登場するのが、先生と真逆で、情緒的に安定していて友人も多く、何事にもそつがない、主人公をひっぱっていってくれる同世代の大学生。 主人公は彼に告白されて付き合い、それなりにシアワセを感じて彼を好きになっていくのだけれど・・・。 ここで、教え子の危機に敏感な先生は、逆に教え子の幸福にも敏感で、絶妙のタイミングで邪魔をしにくるわけです(笑)。 で、傷ついた先生を守らなくては、と主人公は先生の方に気持ちが行き、それに気づいた彼が嫉妬で主人公に暴力的に振舞うようになり、ますます主人公の心は先生へと・・・。 このあたりの心の動き、実にうまいなー。 ですが、肝心要の、先生のキャラクターに私が全然魅力を感じないので、その後の先生の重大な裏切りも、主人公が自分を壊してほしいと訴えるほどの情熱もイマイチピンと来ません。 うーん、恋愛相手に「私を壊して」っていう気持ちが全くわからないし、そのフレーズで某大物作家センセイの『アイルケ』のテーマソングを連想して笑っちゃったってのが本音かも。 ラストは切ないですが、これも「いつまでダメ男に未練もっとんねん!しゃきっとせんかい!」と思ってしまったので、せっかくの切なさも台無しです(爆)。 「もっとええ男しっかりつかまえてシアワセにならんと損やで!」 と主人公に言いたくなりました。 いかんね~、感性がすっかりおばちゃんやね~。
2007.12.29
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チビ共がいる限り、片付けることは不可能になったと思われる我が家。 あまりの汚部屋っぷりに、今日はチビ二人を義父母に見てもらって、私一人自宅に帰り、少しでも掃除(大掃除とまでは行きません・・・うちを大掃除しようと思ったら、チビ達を一週間は預かってもらわないと)しようと計画。 相棒の仕事納めが今日なので、夜相棒と一緒に折り返し義実家へ向かうことにしました。 さて、朝6時16分の始発のバスに乗り込み、駅へ。 たくさんの通勤客で満員状態です。 みんな、朝早くからご苦労様です~と頭が下がる。 かつては私も同じように出勤し、残業して夜遅く帰宅するという毎日だったんだけど。 ほんと、専業主婦になってから怠慢になったよなぁ、私・・・。 バスが駅に着き、電車に乗り込んで外を眺めているうちに、ようやく空が少し明るんでくる。今日は曇っているので、どんよりした光ではあるけれど。 ターミナル駅に到着。南房総への、高速バスの始発に乗るのです。 朝ごはんを食べてる暇が無かったので、バスの中で食べるために駅構内のコンビニでおにぎりやお菓子などを購入。 朝早い駅前は吐く息が白くなるほど冷たい空気がはりつめていて、みんな急ぎ足で目的の方向へ歩いていく。 そんな中に自分も身をおいているのがたまらなく嬉しくなってきた。 子ども抜きで、自分たった一人で丸一日行動するのがこんなに楽しいものだとは! バス乗り場へ向かうために人の居ない地下道を通ったりしていると、誰もいない空間を独り占めしている気分になって、ますます楽しく気分が高揚する。 元々知らない場所を無目的にうろつくのが大好きだった私。 独身時代は、初めて出かける場所に行くと、用事を済ませた後で必ず知らない通りを歩いたり、初めての店を覗いたり、出かけた時の路線と違う交通手段で帰ったりと、わざと迷ってみるのが楽しくてしょうがなかった、その頃の気分を思い出しました。 いそいそと始発バスに乗り込むと、乗客は私ともう一人だけ。 そのもう一人も途中のインターで降車したので、たっぷり1時間は自分一人の貸切状態を堪能。 バスや店などで一人になるとすごく不安になる、という人の話を聞いたことがあるけれど、私は逆で一人の客になれると嬉しくてしょうがない。 なんだかとびきり贅沢な気分になれるのである。 もう生まれ付いての「おひとりさま好き」であるとしか考えられません。 さて、バスでわが町に到着。ついでに駅前のコンビニで昼食も買いこんで(一人分のお昼を作る時間も勿体無いから)いざ我が家へ。 さっそく掃除にとりかかるつもりが・・・人気のない家の中の寒いこと!!! 体がかちこちに冷えて動きませんよぉーーー! ついつい「お茶飲んであったまろう」という邪念が・・・ああ、チビ共がいないからてきぱき動いてあれもやってこれもやって、という予定が無残にも崩れました・・・。 それでも何とか自分の気が済むようにトイレと洗面所、流しを磨くことができました。 顔がくっついても平気なまでに磨いたトイレ、新年はピカピカトイレで気持ちいいぞ! 予定外だったのが、台所の蛍光灯。 これに相当てこずりました。 もう何年も掃除してなかったかさの部分に、ごってりと埃が積もり、油で固まってる~(ひぃい!)。 洗剤を使っても、マジック雑巾を使ってもビクともしません。 背伸びして拭くのも疲れてきた頃、ふと思い立って換気扇カバーの切れ端を使ってみました。少し水に濡らして、拭いて見ると良く落ちる!ああー、最初からこれを使えばよかったぁ! 元々換気扇カバーの材質が油を付着させるために出来てるんだから、油をふき取るにも好都合なはずですよね。これから油汚れはこれで落とそう! 我が家に滞在時間8時間。 結局普段散らかしてるのが災いして、そこらのものをちょっと整理できた位でタイムオーバー。 相棒が仕事から帰ってきた時にも、まだそこらじゅう新聞紙やら雑巾やらでごたごた・・・。 相棒はあぜんとしておりました(苦笑)。 彼の中では、「一日あったんだから、もうそこそこ部屋も片付いているだろう、久しぶりに夫婦二人でどっかで外食してから帰省しよう」という予定があったらしいのですが、そのイメージはもろくも崩れ、結局実家に到着してから残りご飯を頂く羽目に。 しかも、午前中の一人旅ですっかりひとり好きを思い出した女房は、イマイチ不機嫌だったんだから、夫としてはたまらんでしょうねー。ごめんねー。 でも、本当に本音のところは、帰りも高速バスにおにぎり持ち込んで夜の一人旅と行きたかったんですよ・・・ひとり。ああひとり。なんて楽しいひとりっきり!! こう思えるのも、家族がいるからかなーと思いますが。 でも、来年はこんな感じでひとりっきりを堪能できる時間を半日でいいから作ろうかなぁ。 自分がこんなにひとりの時間に飢えているというのを、改めて自覚できたです。 よしあし、の問題じゃなくて私という人間には「ひとりきり」が必要なのだから。
2007.12.28
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『ちへいせんのみえるところ』 著者 長新太 発行 ビリケン出版 今日は義母がかかりつけの病院に行くし、義父は銀座の文具屋へ出かけるというので、私とチビ共は息子のオムツの買出しがてら、近くにある図書館へでも行って、絵本を読ませてやろうかと考えていると・・・「おばあちゃんのお迎えに行ってから、銀座へ行こう」と予定が決まったそうです。 ・・・そんなに毎日孫を連れ歩かないと気がすまないんですか、おじいちゃん(笑)。 一方、溺愛されている孫息子の方は、前からそうじゃないかと思ってはいたんですけど・・・美人好きということがはっきり判明。 昨日アンデルセン公園から帰ってくると、たまたまご近所さんたちが家の前の路上で孫たちを遊ばせていたため、息子と娘も合流させてもらいました。 中に、「りこちゃん」という、息子より1歳年上のべっぴんのお嬢ちゃんがいたのですが、前から息子は彼女が好きで好きでたまらなかったらしい。 会うなり、りこちゃんにつきまとう息子。 キスするくらいに顔を近づけて「りこちゃん、かわいいねー、かわいいねー」と連呼しっぱなし。殆どストーカーですよ。 たじろいでひきまくるりこちゃん。ごめんねー、うちの息子年より幼いのよー、2歳児なみなのよー、赤ちゃんだと思ってねー、と心の中で謝る母。 そんな母の気も知らず、りこちゃんのお気に入りのフラフープを我が物顔で引きずってうろうろする娘。 ごめんねー、ごめんねー、再び謝る母。 さて、公園から帰ったところなのでいいかげんなところで家に入ろうとすると。 普段私べったりで離れない息子が「ばいばーい」と私に向かって手を振っているではないか!(驚) 自分はもっとりこちゃんと一緒にいるのだ、一緒に遊ぶのだ!と自己主張。 「今日はいいから入りなさい、まだしばらくこっちにいるから会えるんだから」と家の中に連れて入ると、玄関口で 「きっときっとまた会おうねー、絶対絶対会おうねー、又一緒に遊ぼうねー」と体をのけぞらせて振り向きながら手を振って・・・さながら二度と会えない恋人たちの別れのごとく大絶叫。 ・・・りこちゃんたちは振り向いてもくれませんでした(号泣)。 ・・・母ちゃんは今後のあんたの人生の恋愛模様が少し心配だわ・・・。 さて、前フリが長くなりましたが、先日息子とデパートへ行ってきて購入した絵本の中の一冊です。 前から長新太という作家さんの絵本に興味はあったのですが、手にしたことがなかったので。 立ち読みして驚愕。 まさにシュール!としかいいようの無い世界観の絵本。 殺風景なグレーの雲がたちこめる空と、おなじく荒野のような地面の間にくっきりとひかれた地平線。 何も無いその荒野に、脈絡なく「でました」という言葉と共に現れる男の子の顔、象の顔、飛行船、マンタ・・・。 だがしかしだがしかし。 暗鬱な絵柄とは真逆な突拍子の無さによって、絵を眺めた後何とも突き抜けた明るさのようなものが心に残る。 そう、降り続く鬱陶しい雨粒が窓に流れるのを無心に見つめているうちに、何だか心が落ち着く時のような感じ? 私にとっては何故か妙に心癒される絵本なのであります。 うーん、私のような意見は少数派なんでしょうが・・・。 これは息子や娘でなく、私のための絵本として購入しました。 で、本日のおでかけは結局わざわざ長時間かけて銀座までドライブして、義父は銀座の伊東屋で財布を忘れて用事が済ませられず、子連れで入れる店が無いということで、パーキングエリアに駐車した車の中でみんなでおにぎりかじってお昼を済ませました、な、「何だかなぁ」な結末でしたが。 この絵本があれば大丈夫、かな?(笑)
2007.12.27
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今日は義父母がふなばしアンデルセン公園へ連れて行ってくれた。 前に息子だけを預けた時、連れて行ってくれたことがあるそうで息子は2回目なのだが、何分寒い日だったので、車から降りるなり「帰る、おうち帰る」を連呼(やれやれ)。 随分広い公園で、子どもが思いっきり体を使って遊べるアスレチック広場や噴水のある池、ボールが中に入ってトランポリンのように飛び跳ねられる大きな島や、高さ13メートルの塔から続く長いすべり台など、たくさんの遊具があるかと思えば、小動物とふれあったり、ポニーに乗ったりする動物ふれあいコーナー、ボートに乗れる大きな池、子どもの美術館や童話館など、施設が本当に充実している。 息子は外遊びが苦手なのだが、ひたすら歩くのは好き、さらに絵本大好きという特性があるので、わんぱくコーナーは殆ど素通りし、池を横切る橋を渡って、手入れの行き届いた綺麗な庭園の風景などを楽しみながら散歩し、童話館へ着くころには随分機嫌が治ってきて、童話館の中にたくさんある絵本を読んで楽しんだ。 アンデルセンに宮沢賢治、新見南吉。 名作の絵本がたくさんあって、親の私が欲しくなってしまう。 ことに、アンデルセンの「親指姫」や「人魚姫」「雪の女王」・・・海外の絵本は目を奪われる美しさです。どれもたっかーい!!(笑)のですが。 平日で空いていたせいか、ミニ鉄道の新幹線にも乗れました。 普段だったら怖がって絶対拒否なんですけどね。 最近好きなすべり台も、何度もすべって上機嫌。 そのおかげで、最後に高い塔の上まで階段を上っていかねばならない長距離すべり台を前にして「すべってみる?」と問うと、「すべる」。 ええ、本当ですか?? 娘を義父母に預けてえっちらおっちら階段をのぼる。 踊り場が傾斜しているので、思ったよりも怖いです。ぶるぶる。 しかし息子は平気のようで(元々階段上るの好きなのです)どんどん上る。 ただ、さすがにてっぺんへの最後の段を上る段になって、吹きさらしで怖くなったのか「降りる」と言い出した。 無理!ここまできてそれは無理!すべる方が怖くないって(爆)。 励まして何とかてっぺんに上り、後は迷う隙を与えず、「ほら、すべるよ」と息子を太股の間に座らせてゴー! うひゃひゃひゃひゃー、たのしー!! 息子も何だか笑い転げてるようです(後頭部しか見えないが)。 50メートル、一気にすべりましたです。 息子、おおはしゃぎ!涎たれるほど笑ってました。 一方母はお尻が燃えるかと思いました!!痛いのなんのって・・・子どもは体重軽いからいいけど、大人にはつらい摩擦熱。ひー、二度続けては絶対無理。お尻の皮剥ける~。 最初は泣いて嫌がったけど、最後に超ゴキゲンになった孫を見て、おじいちゃんおばあちゃんもお喜びでした。 すべり台を滑られなかった娘は、「きぃぃー(あたちもあたちも)」とご立腹で、義父母に下の方で滑らせてもらっていたらしい。 先行き怖いおてんばです・・・。
2007.12.26
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『私は美人』 著者 酒井順子 発行 朝日新聞社私は美人 家賃の振込みなどをせねばならないので、義実家近所のスーパーの中にある取引銀行のATMへ行く。 すごい・・・駐車場を横切る行列が!五十日だし、連休明けだし、クリスマスだし当然か。 そして私の後ろにもどんどん人はくっついて行列の尻尾は伸びる。 ごめんなさい皆様、私振込みに通帳記帳に・・・結構時間がかかりますですよ。 先月ショッピングセンターのATMでキャッシュカード取り忘れをやらかしたばかりなので、用事を終えても慎重に確認したから、きっと後ろの人は「はよさらせ!ゴラァ!!」と怒り心頭だったでしょうねぃ。 さて、買い物ついでに立ち寄ったブックオフにてこのエッセイ集を購入。 前にぷぅさんのところで紹介されてたので、読んでみたかったんですもの。 のっけから恐ろしいことを書いてます(笑)。 「実は私は美人なのです」 大抵の女は誰でも、「自分を美人に思える時がある」という文章に思い当たるフシがあるでしょう・・・勿論そんなこと口外しようものなら周囲から集中砲火を浴びせられることは承知で、でもでもナルシスティックに自分の美貌に酔うひと時を持ったことがある筈・・・そんなそんな、決して口にしてはいけないタブーをズバズバとこんなに展開してからに!ああ恐ろしいったらありゃしない(爆)。 されど日本には「女はたとえ美人であろうとなかろうと、自分を美人と思ってはならない」という鉄則があると言い切ったりなんかして。ああ怖い。こんなこと書いたらまたまた世のピントのずれた良識派からいちゃもんつけられるに決まってるのにぃ~。 さて衝撃の第一章からどんどんイジワルして敵を増やしそうなレッテル美人を羅列、あげくはカウンター握り締めて「日本海側美人一県おき説」を検証しにフィールドワークしてまっせ。きゃー、このワルノリぶり好きですわ~♪♪(自分の出身地に無関係だから面白がれるんですがね) 十分楽しませていただきました。 勿論単なる遊びの本なので、あまりマジメに学術的根拠がないだの、著者の偏見に満ちているだのいう批評は的外れ。この人の芸風にノリきれないならばつまんなかったですむ話です。 それにしてもクリスマスに読む本ではないかもなー(ま、もうとっくに新年だからいいっか:爆)。
2007.12.25
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『14ひきのかぼちゃ』著者 いわむらかずお 発行 童心社 14ひきのかぼちゃ 「ぴよ君へのクリスマスプレゼント、どんな絵本がいいの?」 優しい義弟がそういってくれたので、迷わず『14ひきのかぼちゃ』と『14ひきのこもりうた』をリクエスト! どちらか1冊でいいと思っていたら、独身貴族の義弟は2冊とも買ってプレゼントしてくれました!わーいわーい♪(親が喜んでどうする:笑) それにしても、義父母からたくさんおもちゃをプレゼントしてもらって、さらに絵本までとはうらやましいぞ息子&娘よ! で、かぼちゃですが。 ねずみたちがかぼちゃの種をまいて育て、実を収穫するというお話。 種は命の粒なんだよ、と語るおじいさんねずみ。 種をまいて、「早く芽がでないかな」と心配する子ねずみたち。 やがて芽が出て、葉が伸びて、花が咲いて・・・とかぼちゃが実るまでの過程が描かれます。 いいなあ、こういうの。 図鑑みたいに絵も緻密で正確で、なのにいかにも、な教育くささが無くて。 最後にみんなでかぼちゃを収穫し、おいしく料理して食べる。 食育の本道みたいな絵本です。 かぼちゃパイ、おいしそうだなぁ~、冷凍のパイ生地で作ってみようかな~。
2007.12.24
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さて、野望の一つを果たすべく、私は行動を開始した(おおげさ)。 息子をデパートへ連れて行くのである。 本来なら、相棒と娘と家族4人で行けばいいのだが、相棒はパニック障害のケがちょいとあり、前に津田沼に新しく出来たユニクロの大型店舗に行っただけで不安になったというので、娘を実家に頼み、二人で出かけることにした。 なんと息子、3歳半にもなりながら、生後4ヶ月からあれだけ新幹線移動を繰り返していながら、デパート初体験。 全く初めて足を踏み入れるわけではない。 東京駅前の大丸の地下食料品売り場には、お土産購入やお弁当購入のため、はたまたトイレのために何度か立ち寄っているし、赤ん坊時代私の実家で生活していた頃には、芦屋駅前大丸の地下にも、西宮の阪神百貨店にも何度も行った。 しかし、それはあくまでデパ地下体験のみ。 デパート体験といえば、売り場を楽しみながら見てまわり、服やらおもちゃやらを買い、上の階にある食堂街でランチなどいただき、最後に地下でお菓子やお惣菜を買う、そういう手順を踏まねばならないであろう。 大丈夫、今の私には武器がある。 デパート商品券という強力な武器である(爆)。 息子がぐずろうと、だだこねしようと、きっと戦い抜いてみせる! 固い決意の元、いざ出陣! 本来なら千葉とかいっそ東京まで行ってみたいところだが(私個人としては)、息子が電車にどんな反応をしめすかわからない、パニック起こされてはかなわないので最寄の船橋の西武デパートを目指す。 案の定、たった二駅の距離なのに一駅目で「おりる、おりる!」とパニック寸前に騒ぎ出す息子。 仕方なく抱っこしてなんとか落ち着かせる。 船橋についたらついたで、改札にいるたくさんの人におびえる。 おーい、あんた昔ラッシュ時間の新宿駅でも平気だったじゃないよ!と情けなくなるが、いそいで駅の外へ出て、タクシーやバスを見せて気をそらし、西武へ。 デパートの中に入り、まずはトイレ。 落ち着かせてから「さあ『14ひきのかぼちゃ』買いに行こうね」と励ましながら書籍売り場へ。 息子は大好きな絵本のシリーズの『14ひきのかぼちゃ』と『14ひきのこもりうた』が欲しくてたまらなかったので、商品券で購入してやるのが今回のデパート遠征の表目的(真の目的は勿論私の買い物:笑)。 とっところが! ありませーん(涙)。14ひきシリーズで唯一最新作らしい『14ひきのもちつき』があるばかり。 息子に「これ買おうか」と行っても「いらない!」の一言。 重ねて「でもこれも14ひきだよ」と言うと、「いらないいらない、ぜったいぜったいにいらない!」って・・・。 なんでそこまで『かぼちゃ』と『こもりうた』にこだわる・・・わからん・・・。 結局「これ買う」と言ったのはぐりとぐらの作者が描いた『ねずみのおいしゃさん』。 他に私が選んで合計4冊購入。 書店を出た先にカフェがあり、そのメニューにくぎづけになっている息子。 「これ食べる」と言うが、軽食だし、イートインぽい作りで落ち着かない感じなので、「スパゲティ食べよう」と誘導して別のレストランへ。 そこで息子の好物のナポリタンスパゲティとオレンジジュース、食べない場合の保険として私はハンバーグとハヤシライスのプレートを頼む。 座って安心したのかどうか、息子は落ち着いてきちんと姿勢よく椅子に腰掛け、注文を取りにきたウェイターにも「こんにちは」と挨拶し、親がびっくりするほどお行儀良くしていた。 ナポリタンも口に合ったのか、「おいしい」と繰り返しながら家とは別人みたく上手に食べて大人用の皿を8割がたたいらげた。 母ちゃんちょっと感動~。 息子とデートってこういう感覚なんだろうなぁ、とシアワセ感を味わいました。 トイレをみかけると必ず立ち寄るのはまあしょうがないとあきらめるとして(笑)、それからはエスカレーターの乗り降りを楽しんだり、おもちゃ売り場でおもちゃを買ったり、デパ地下でクリスマスケーキを買ったりと、初めての経験にしては上出来でした。 まあちょっとケーキの頃には眠くなってだだこねされましたが。 私の買い物が全然できなかったのは仕方ないか・・・お財布見たかったんだけど。 しかし難関は帰りの電車。 往きの時によほど怖かったのか「電車乗らない、おうち帰らない」を繰り返すのをなんとか駅まで連れて行き、ホームに行くとちょうど電車が入ってきた。 電車を見るのは大好きな息子、ごまかされてあっさり乗車。 往きと違い空いていてシートに座ることができた。 すると機嫌よく腰掛けて外を眺めている。拍子抜け。 この勢いでバスで帰ろう(義父から駅まで迎えに行くと言われていたのだが)としたのが失敗。眠くなってバスの中で寝てしまい、バス停で降りてから大泣き。 しかたなくバス停からおんぶで帰りました。 が、まあそれは母ちゃんの判断ミスで息子がんばりました。 夜に「また今度、ママと電車乗ってデパート行く?」と問うと、「行く!」と即答。 「バス乗って~、電車乗って~」とデパートまでの道筋を繰り返してはしゃいでいた。 一つ、いい経験できたかな? そして次回こそ!東京大丸の地下のポールポキューズのパン買いに行くぞ!(大丈夫か?)
2007.12.23
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本日から年明けまで、私とチビ二人は相棒実家に滞在です。 孫と過ごすクリスマスを心の底から楽しみにしている義父母。 クリスマスは必ず義実家に行かねばなりません。 三連休後にまた年末年始の帰省をするのも面倒だということで居残りです。 今回の帰省では、私にも野望がいくつかあります(どれもしょぼいけど)。 息子をイクスピアリに連れて行くこと(ディズニーランドとかいう大それた願いは持ちません:爆)、実家を整理した際に出てきた結構な額のデパート商品券で、デパートで自分自身のモノのお買い物をすること、息子を都会になれさせること。 最近いよいよこだわりが強くなり、慣れない場所や状況に怯えるようになってきた息子。 娘が生まれる前、1歳半の頃までは横浜や東京に何度も連れて行く機会があり、人込みなんかも大丈夫だったのですが・・・娘が生まれてからパニックの傾向が強まりました。 私の実家の墓は尾道。親戚は広島県内各地。 どうしたっていつかは飛行機や新幹線に乗せなきゃならない。 少しでも慣れさせておかなくては。 もう1年以上普通電車すら乗せてないからなぁ・・・。 帰省途中立ち寄った道の駅でも、息子は連休の人込みに怯えて買い物させてくれない。 仕方なくパパと別行動し、チビ二人と車に戻ろうとしたら今度は「天丼食べる」と言い出して聞かない。 まあおなかが空いて機嫌が悪かったせいもあるのだろうけど。 結局お惣菜やのイートインで天ぷらと太刀魚のさんが焼き、焼きそばなどを食べて満足したらしい。 やたらトイレにばかり行きたがるし。 段々外出の手順が面倒になってきたなぁ・・・息子一人ならいいんだけど、やんちゃな娘がいるから・・・。 ともかくも、普段の田舎暮らしでは出来ない体験をさせてやらなきゃ! 母ちゃんはそう心に決めたのでした。
2007.12.22
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『アヒルと鴨のコインロッカー』 著者 伊坂幸太郎 発行 創元推理文庫アヒルと鴨のコインロッカー 映画化されてるって今頃知りました。本当に世間知らずですいません(涙)。 毎日アンパンマンばっかなんだもん・・・だけどアンパンマンの膨大なキャラクターも全然覚えられないよぅ。情け無いのう。 しかし、現実味がないほど整った顔立ちの無表情な美女が大塚寧々ってどうなんでしょう。 ま、いずれ映像の方も見る機会があるでしょう・・・数年後には・・・(遠い目)。 冒頭、田舎から大学進学のため上京してきた学生、椎名は引越し先のアパートで、河崎という男と出会い、「一緒に本屋を襲わないか」と誘われる。 わけもわからないまま、何故か本屋強盗に同行するはめになった椎名。 なんでこんなことになってしまうのか?? その理由は・・・? 物語は二年前から始まるのである。 現在のパートの語り手は椎名、そして物語のそもそもの糸口である二年前のパートの語り手は琴美という女性である。 いやー、この二人の一人称が交互に語りつつ、見えてくる全容。 相変わらずすごい筆力です!! さてさて、今回登場する悪は、「動物虐待を楽しむ連中」。 ペットショップ店員の琴美と恋人のドルジは、ペットショップからいなくなった犬を探していて、轢死した猫を見つける。 その亡骸を埋葬していた公園で、彼らにでくわす。 「でもそろそろわたしたちも動物苛めから卒業してさ、さらにステップアップしたほうがいいんじゃない」 といけしゃあしゃあとはしゃぐペット殺したち。 その言葉通り、付けねらわれるようになった琴美たち。 さらに琴美の元彼、ペットショップの店長たちも巻き込まれ、実に哀しい物語が浮かび上がってくるんですよ・・・読んでいてつらいというか切ないといいますか・・・。 毎回おなじみのパズルのような緻密さに感動を覚えつつ、ラストの朝のシーンの黒い柴犬の登場に胸を不意打ちされ、どうにも切なく涙がにじんでしまったのでした。 うおー、伊坂作品は本当にどれをとってもハズレがないというか、感動というか、再読してすみずみまで読み込みたいという思いにかられます。 今度じっくり読み返してみるとしましょう。
2007.12.21
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それは12月25日に、息子へのクリスマスプレゼントとして渡すはずだった・・・。 ひつじのショーンDVDボックス1。 NHK教育チャンネルで放送されていた、息子が大好きだったクレイアニメ、ひつじのショーン。 ずっとDVDに撮り貯めていたのが、ハードディスクの不調でぶっとんでしまい、最後の放送分しか残っていなかった。 これは私も大好きな番組だったのでがっかり。 そして毎日毎日アンパンマンばかり見せられているのに飽き飽きして、このDVDが発売になった時、こっそりネットで購入していたのだった(相棒に購入許可を求めたが、値段を言うと却下されたため、ヒミツにしてました)。 クリスマスまで大事に隠しておくつもりが。 胃腸炎騒ぎで療育教室をお休みし、家にずっといる生活に退屈した息子が暴れだしたため、仕方なく本日パッケージを開けて見せてやることに。 いやー、やっぱりショーンかわいい!! キャベツでサッカーしたり、牧場主が注文したピザを食べたくて、人間に変装して街へ買出しに出かけたり、色んな騒ぎを巻き起こします。 これは一切台詞がなく、動きだけで笑わせるアニメなのですが、息子はすごく楽しんで見ています。それに牧場主の住む農家や牧歌的な牧場の風景が素敵。牧場主の着ている、アラン模様のセーターも素敵。れんが作りの街並みが素敵。 いやー、やっぱりアードマンいいですわ~。ひつじのショーン DVD-BOX 1 [3枚組]
2007.12.20
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『14ひきのひっこし』著者 いわむらかずお 発行 童心社 14ひきのひっこし チビ共、まだおなかはゆるゆるなれど随分元気回復しました! おかげで娘、なんとかインフルエンザの予防接種2回目を無事こなすことができました。 今まで予防接種で泣いたことが無い娘、さすがインフルエンザは痛かったらしく少し泣きましたが、その後は元気いっぱい!病院中を走り回る。すごいなぁ・・・。 息子はやっぱりお気に入りの14ひきの絵本にかじりつきでした。 さて、これは息子が大好きな14ひきシリーズの1作目。 この14ひきシリーズ、すごいなと思うのは1作目から絵柄に変化が見られないこと。 最新作までに20年の歳月があるわけですが、初めから完成された画風なんですね。 14ひき家族のねずみたちが新しいおうちを探しに森の奥へ旅に出る。 途中で怖いいたちに出会って息を潜めたり、夜は野宿をしたり。 やっとすてきな木の根っこをみつけて、今度はみんなで家作り。 勤勉なねずみさんたちは川から水道までひいてしまいます! しかも冬に備えてどんぐりや木の実、きのこややまいもを集めて食糧備蓄。 いやー、このマメさ、ねずみ年の今年こそ、私も見習わねばなりません!! ドーナツをつまみ食いしてるいたずらっ子なんかの描写も楽しく、大人も十分楽しめる絵本。 日常用品がきちんと整理整頓されている室内の絵は、インテリアの参考にもなるかも!?
2007.12.19
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『わにわにのおでかけ』文 小風さち 絵 山口マオ 発行 福音館書店わにわにのおでかけ 恐怖の胃腸炎騒ぎから一日明け、少し症状が回復した相棒と娘はよしとして。 息子が完全にセーフティモードに入りました。 吐き気は少し収まったものの、食べない飲まない動かない・・・熱が下がったはいいが、逆に体温低下・・・話かけても揺すっても反応なしで真っ青な顔色でぐったり・・・。 マジで点滴打ちに病院に行ったほうがよいのではないか、と心配なことこの上ない。 気に入らないことがあるとすぐにキーキー金切り声を上げる子が、どろんとした目つきでぼんやりして視線が定まらず、声も出さないなんて。 相棒は随分不安そうでしたが、午後から仕事へ行きました。 一方息子はずっと寝ていましたが、夕方近くなって少し元気回復。 大好きな絵本を読んでやると嬉しそうでした。 これはわにわにシリーズの単行本最新刊。 息子も私も、これがシリーズで一番お気に入りです。 わにわにが夜眠れなくて窓を開けると、みんながどこかへ出かけていく。 わにわにがついていくと夏祭り。 お面やワタアメを欲しがり、打ち上げ花火を堪能して家路につく。 木版画って、夜の雰囲気が実にうまく伝わる気がします。 「ぎーちょぎーちょ むしのこえ」や わにわにが歩く?時のおなじみの擬音「ずりづづづ」などの言葉のリズムも読んでいて心地よく、息子もよろこんで一緒に声を出します。実に楽しい。 そして、ちょっぴりおたのしみ。 夏祭り会場に張り巡らされたちょうちん、全て南房総市千倉町の実在のお店の名前が書かれています。 「イソラベッラ」はお宿「華恋」はスナック、「白鯨亭」は鯨料理、「サンドカフェ」はガイドにも良く出る有名どころですね。 絵の山口マオさんが一生懸命地元宣伝してるんですね! 私は某ラーメン屋にしか行ったことないですが(笑)、チビたちがもうすこし大きくなったらわにわにの地元のお店のおなじみさんになってみたいな。
2007.12.18
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その惨劇の幕開けは、日曜日の夜、11時頃であった。 普段どんだけ食べても吐き戻さない元気娘のハナちゃんが、就寝前に泣き続けてなかなか寝付かず、ようやく疲れて寝入ったと思った矢先。 突然布団の中で仰向けにげぼっと吐いた。 うぎゃー! とっさにバスタオルでくるみ、娘をそのまま風呂場へ。 なんとか被害はバスタオルと娘のと私の敷きパッド程度で収まった。 泣き叫ぶ娘を洗い流し、まだまだ泣き叫ぶ娘に服を着せていると息子が起きてきて「ハナちゃん、げーしたの。大丈夫?かわいそうね」といって娘におもちゃを渡してなぐさめてくれた。 おお!いつも妹をいじめてばかりなのに優しいねぇ。 娘も食べ過ぎちゃったのね、いつもと逆のパターンだけどまぁこういうこともあるでしょう、と余裕の心でタオルやシーツを敷きなおして娘と息子を寝かしつける。 で、次の惨事は夜中の1時半。眠っていた私を息子が起こした「ママ、出た、出たの」。 何、何が出たというの?と寝ぼけ眼で見てみると、両手に痰らしきものを受けている。 や、やばい! 「気持ち悪いの?」「気持ち悪い」 次の瞬間、げろげろげー!! ハイ、毎度おなじみ抱き上げてお風呂場へコース! 夕ごはんに食べたメカブがどんどん出るよー(爆泣)! 息子の体を洗ってやったあとは、大量の汚れ物が・・・。 さらに夜中の3時半、またしても突然娘がげろりん! おかしいよ、こりゃ普通じゃないよ!? 娘を風呂につれていったり着替えさせたりの騒ぎで起きた息子はそのまま全然眠らないし!やっと眠りについたら5時だし! 朝、いつもよりかなり早く起きたチビたち。 やっぱり機嫌が良くない。 しかも!相棒までが! 昨日チビたちの汚した後をその都度片付けてくれたのですが、それから気持ち悪くなってきたらしく・・・吐き気がすると言ってトイレでげろげろげ~。 無事なのは私だけだけれど、その私も全然食欲が無いしつわりの時みたいな吐き気というかキモチワルサが・・・。 これはダメだと相棒が休みを取り、家族3人かかりつけの病院の予約をとりました。 息子はどんどん熱が出てきて2度ほど吐き、相棒も発熱して下痢と嘔吐をずっと繰り返し、娘も1度吐いて液状便の下痢・・・大惨事だぁ! 月曜の病院は激混みで、予約時間から待たされること1時間。その間に息子は39度近く発熱し、ぐったりと待合のソファで横たわり、機嫌が悪い娘がぐずり続けるので私は抱っこして歩き続け、相棒はトイレを何度も往復。 結局原因は何かはわからないけれど、急性の胃腸炎ということで整腸剤や解熱剤などを処方されただけでしたが、どうもこれはノロウィルスにやられたんではないか・・・と思った次第。 唯一発症しなかった私も、結局午後から37度5分まで熱が出て、嘔吐や下痢は無いものの、どうにもこうにもだるくて全く動けなくなり、ぐったりと大人しくなったチビたちと一緒に布団に入り、時々チビたちのやらかすげろりんの始末以外は、そのまま夕方から朝まで眠ってました。 いや~、本当に参りました。 ノロウィルスの感染力ってすごいらしいです・・・まぁ、ノロのせいと特定されたわけではないけれど、今はやたらとウイルス性の胃腸炎が流行中の模様。 みなさんもどこで拾ってくるかわかりませんから、イオン飲料などは常備されておいたほうがよろしいかと存じます。 やっと声が出るようになって、療育教室に復帰だ!と思っていたのに・・・年内はもういけないかも。
2007.12.17
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『わにわにのごちそう』文 小風さち 絵 山口マオ 発行 福音館書店 前の日記で紹介した『わにわにのおふろ』の続編です。 今度はおなかを空かせたワニが台所に入ってきて、冷蔵庫の鶏肉をフライパンで焼いて食べておなかいっぱい、という、それだけのシンプルなお話。 擬音がいい感じなんですよね~、ワニが台所に入ってくるときの「ずりづづづ、ずりづづづ」とか、鶏肉を食べる時の「がふっ、がふっ」「むちゃ、むちゃ」「ぐびっ、ぐびっ」とか。 いかにも「ワニ」な感じでございましょ? それなのに器用にエプロンをつけてフライパンでじゅうじゅうお肉を焼くんです。 うーん、あんな豪華な脚付きの一羽丸々の鶏がフライパンで焼いただけでイケるのか?とか疑問はあれど、ワニだから本当は生肉でいいんだよなぁ(笑)。 なんといってもおなか一杯でシアワセそうにひなたぼっこしてるわにわにがかわいくて良いです。
2007.12.16
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『鴨川ホルモー』著者 万城目学 発行 産業編集センター 書店の目立つ場所で平積みになってました。 おおそうだ、読書魔神ぷぅさんが感想をアップしてて、気になってたのはこれだなと手に取り、マンガチックな表紙でコミックと間違えそうだな~と思いつつ、表紙の内側の紹介文をみると「このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ」と韻を踏んだ歯切れのいい呼び込み文句が。 よし、買った! 帯の推薦文や書評などからなんとなく池上永一の『シャングリラ』あたりの読者置いてけぼりの疾風怒濤ハチャメチャな作風を想像していたら、少し当てが外れて、設定は魑魅魍魎跋扈なれども本筋的に随分とまっとうな青春小説、って感じでした。 登場人物たちはそれぞれにかなり個性的だけれども、みんな血が通った感じがあって、やってることはオニを使った戦争とはいえそれも昨今はやりのネットゲームに通ずる部分があったりと、日常生活や心理描写がリアルなのでどんな読者層にも受けるだろうな、と思いました。 さらに魅力的なのは、この物語が展開する舞台が京都であること。 元関西人の私にとって、京都といえば470円(20年前当時、今なら510円)で阪急電車に乗って日帰りで遠足や花見、社寺仏閣巡り、美術展観覧、紅葉狩り、ハイキング、ちょっと和風で贅沢なぐるめぐり(ランチ限定:笑)などなどに行くところ、ってイメージでまあちょっと遠出だけど気軽なレジャーランドという認識だったわけですが(ちなみに京都の人にとっても神戸はドライブ、デート、洋食、といった要素での似たような認識だと思う)、結婚して関東に来てからですね、関東の方々の京都への憧憬ってすごいなぁ~と思ったのです。 もう京都は日本文化の真髄、我々とは異次元の、昔ながらの生活が美しく息づいているワンダフルエキゾチックジャパーン!だけどしきたりとか知らないと酷い目に遭う魔界っていう捉え方。 ・・・そこまで崇め奉らんでも・・・と思ってしまうのは元関西人の関西内輪揉めパターンが身に染み付いているからか(苦笑)。 まあともあれ、そうした京都になんとなし憧れを持ってる人たちにとって、次々繰り出される京都ブランド(葵祭、祇園祭、河原町通りとか三条木屋町とか四条烏丸とか)は魑魅魍魎鬼神どもの世界と違和感無く通じていける要素に違い無い。 まあそういう、京都舞台のお話なのでシーワールドのある鴨川とは関係ありませんので、南房総地域の方々はお間違えなく。 あ、ホルモーも、ホルモンと何の関係も無いので、焼肉グルメ案内とお間違えなきよう、くれぐれもご注意を(誰も間違えへんっちゅうねん:笑)。
2007.12.15
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本日は息子ぴよ蔵の言語聴覚療法の日。 いつもよりかなり早い予約時間で、ボンヤリしてるかも~と思ったら逆に元気いっぱいな息子。 うーん、やっぱり早起きは三文の徳なんだろうか。 STの先生とのやりとりもハキハキしています。 さらに、今回はいつも暴れん坊な怪獣娘のハナちゃんがわりと落ち着いて、貸してもらったおもちゃに集中して遊び、お兄ちゃんのお勉強の邪魔をしなかったので、ぴよ蔵も落ち着いてお勉強に取り組めた。 これから、こういう早い時間に予約を入れた方がいいかも!?(ねぼすけな母にはつらいんだけど・・・:苦笑)。 STの先生からは、「随分と会話のやりとりが上手になってきましたね」とほめられました! 挨拶の時のやりとりで、先生「今日は寒いね」ぴよ「寒かった。てくてく歩いてきた」というのが、今までは単に先生の言葉のおうむ返しが多かったのが、そのまま返すべき言葉と、返さなくてもいい言葉の区別がついてきて、自分なりの表現が出てきたということだとか。 そして、お絵かきのプログラムで使うためのおもちゃを先生が「あそこにあるからあれを取ってきて」というと、それをちゃんと持って来た。 これは、「物の名前を固有名詞でなく、代名詞にしてしまうと抽象的表現になるので理解しにくくなり、意味がわからなくなってしまうことがあるが、その意味をとらえることができた」 もう一つ、先生が「○○してるのはどれかな?」と言って、意味がわからない場合、変な自作の歌をつくって歌いだしてごまかしている。 「最近、したくないことを強制されたり、苦手な場所に行くとやたらとトイレに行きたがってその場から逃げるので困るんです」と相談すると、「それは大事なことですよ、今までならパニックを起こしたり金切り声を上げて泣いていたのが、嫌なことをごまかすことができるようになると、自分がラクになりますから。それも成長のしるしですね」と言われました。 あははは、こうやって書いてると全然ほめられたうちに入らないことばっかりなんだけど、ともかくも我が子が成長しているということ、ほめてもらえるということが本当に嬉しくて一日ほんわかした気分になれました。 息子がお世話になってるこのSTの先生は、まだ若い男性なのだけれど、本当に発達障害の子供のことを勉強していて、息子が集中しないとうまく遊んで落ち着かせてくれたり、絶対にやりとりでイライラしたり強制したりしないで、根気良く息子と向かいあってくれるので私も本当に日々の自分の態度を反省させられます。 息子も先生のことが大好きで、言語療法に通うのを楽しみにしているのが、なによりもいいことかも。
2007.12.14
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『いいこってどんなこ?』著者 ジーン・モデシット 訳者 もきかずこ 発行 冨山房 ネット書店で中身を見ずに購入した絵本。 うさぎのバニーがお母さんに「どんなこがいいこなの?」と質問して、お母さんが応えていくという会話内容でストーリーもへったくれもありません。 表紙の絵をみて「かわいいな」と思ったんですが、ページをめくるたびにどれも抽象的でうさぎの顔には表情が無いし・・・絵も文章もつまらない! ええ、結局「あなたはどんなあなたでもお母さんにとってはたいせつよ」という自己肯定メッセージだけをむき出しにした、昨今流行の大人向けの癒し系絵本。 一頃一大ブームになった『葉っぱのフレディ』の同類ですわ。 私も日常に疲れたお母さんですが、全く癒されんかったわい。 ネット書店のレビューでは好評だったんですがね。 私はへそまがりなんかなぁ・・・。 これは気に入らなかったので、全然読み聞かせしなかったら息子が最近見つけてきて、やたらと読むようにせがむ・・・仕方なくいやいや読んでます(苦笑)。 でも、本当は子どもに読み聞かせる絵本じゃないと思う。あくまでも自分を全肯定してもらいたい、心が疲れた大人向けです。
2007.12.13
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『14ひきのおつきみ』著者 いわむらかずお 発行 童心社 本日は午前中に私の歯医者の予約、午後からは息子のインフルエンザと娘の三種混合の予防接種の予定が入っていたので、義父母に子守に来てもらった。 普段から孫会いたい病が重症で(笑)、2週間顔を見ないと高速を飛ばしてやってくる義父母であるから、こちらもさほど気兼ねはしなかったのだけれど、今回は直前に伯母の夫が亡くなるという不幸があり、遠く京都まで出かけてきた翌々日。 さらに、今度の日曜日に義妹の彼氏が結婚の申し込みにやってくるという。 さらにさらに、昨日はそのために家中の掃除をしていて、重い荷物を動かした義父が腰を痛めてしまったそうで。 そんな中遠方まで呼びつけてしまった形で、いささか申し訳なかった。 まあ義母は「お父さんもうぴよたちに会いたくて今日は楽しみにしていたんだから」と笑っていましたが。 しかも呼びつけたのに歯科の治療は抜いた親知らずの消毒だけで所要時間10分足らず。 こんなだったら来てもらわなくても自分で何とかなったかも・・・。 それに伯母からの今後についての相談の電話などで義父はあちこちに連絡をとったりと忙しそう。 今回は義妹も一緒にやってきてくれたんですが、せっかくきてくれたのに予防接種の予約があるからどこへも遊びに行けなかったしねぇ。 さて、予防接種は接種後30分ほどの拘束があるので(急激な副反応に対応するため)、その間病院で待っててもらうのも何だから、結局私一人でチビ共を病院に連れて行きました。 すっかり予防接種が怖くなってる息子。 待合室で既に「帰ろうよ、おうち帰ろうよ」を連発する。 そこで! 「14ひき読んであげるから」 そういうと、嬉しそうにおとなしくソファに腰掛けてくれる。 そう、この病院の待合室にあるタイトルの絵本、『14ひきのおつきみ』が大のお気に入りなのである。 初めてこの病院に来たときに、自分で棚から見つけてきて「これ読んで」と持ってきた。 そのためもう何度も読み返してやっているが、何度読んでも「もう一回読んで」とせがんでくる。 お話は14匹家族のねずみの一家が木の上にお月見台をつくって、みんなでお団子や栗をお供えしてお月見を楽しむ、というシンプルな内容なのだけれど、絵が大変に丁寧で、動植物はリアルだし、ねずみたちも表情豊かに描かれている。 じっくりと一枚の絵として楽しめる、素敵な絵本。 なんだか自分も大自然の中に飛び込んでいった気分になれる。 あんまりこの絵本が気に入ったらしいので、うちでもこの14ひきシリーズを2冊ほど購入しました。 でも、慣れて飽きちゃって予防接種まで間を持たせることができなくなると困っちゃうかなぁ(笑)。
2007.12.12
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喉をやられてダメージ大なわたくしですが、先月5日から娘の断乳を決行した結果、ついにお月様がやってまいりました。 娘を妊娠して以来ずっと無かったので、2年1ヶ月ぶり、ってとこですか。 あまりにも遠ざかっていたので、断乳する時には「これで夜中に起こされなくてすむ、お酒飲める、体力が奪われなくてラクになる、貧血もよくなって体調も回復するだろう♪」と都合のいいことばっかり考えてました・・・こっちが復活することは忘れ果てておりました。 それが多分排卵痛だと思うのですが、断乳して2週間目ほどにものすごい下腹部の痛みやら腰のだるさやらなんとも言いがたいイライラに襲われて、「ああー!忘れっとった!!」とすっかり思い出したわけです。 それから早めにナプキンなどは用意してたんですけど、思いのほか始まらなかったのでもしかするともう卒業かしら??私くらいの年齢でも閉経する人いるらしいし、ともくろんでたんですが・・・おいでになられてしまいました。ちぇっ。 まあ、出産前と比べると痛みや出血量は随分ラクにはなりましたが、やっぱり久しぶりだもんでつらいだす。 ここんところ、貧血対策でレバー食べたりサプリ飲んだりと気を使っていたので倒れることはなさそうですが。 はぁー、昔みたいに我流のヨガのポーズとか、冷え予防とかちゃんとケアしていかなきゃね。 それにしても、しばらく遠ざかっている間にナプキンの進化がすごい! 肌にやさしいという新製品を買ってみたんですが、吸収力といい、肌がかぶれないことといい・・・感動です。 思えば十代の頃、初めてチャームナップミニに出会ってその薄さとテープの便利さに感激したっけ・・・あの頃のことを思うと、本当にナプキンといい、ウォシュレットといい、紙おむつといい、シモに関わる製品の進化には目を見張るものがありますね。 今やどんな田舎でも汲み取り式便所を見ることが無くなったもん(大抵簡易水洗トイレになってますね)。 日本人がそれだけ潔癖症になってきたってことなんだろうか。
2007.12.11
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昨日は息子の通っている療育教室の、卒業生を含む親の会が主催するクリスマス会があったので、娘と三人で参加してきました。 知らない大勢の人がいる場所が大の苦手の息子、大丈夫だろうか・・・先日の3歳児検診では見事にパニックを起こして親子共々疲れ果てたのですが、あの時の二の舞にならんだろうか・・・と少しドキドキ。 やっぱり最初は、いつもと違う会場、広い部屋、たくさんの知らない子供たち、と息子を怯えさせる要因満載で、「お部屋入らない!」と緊張してだだこねまくり。仕方なく、ずっと抱っこ・・・17キロ・・・重い・・・(汗)。 しかし、療育教室のお友達が次々現れるとようやく安心したのか、落ち着いて座れるようになり、それからは養護学校の先生たちによるクリスマスソングのハンドベル演奏や、みんなで歌うクリスマスソング、サンタさんからプレゼントを貰ったりと十分プログラムを楽しみました。 怖がりでパニックを起こし勝ちな息子ですが、ゆっくり慣らして、ちゃんと説明してやって、彼が自分自身で納得できれば、普通の子供みたいにこういう催し物を楽しむことができるんだな、と改めて私も自信がつきました。 さて、ずっと息子を抱っこしてどうしても娘のお守がお留守になりましたが、踊り好きな彼女は音楽がかかるたびに手や足をふりふりオリジナルダンスを踊って、楽しんでおりました。生まれながらの踊り子かも。でもバレリーナは無理!足が太くて短すぎるから(爆)! ・・・と、親子で楽しく過ごせました、で締めくくれるといいんだけど。 息子を盛り上げようと、先日から喉が痛いのに大きな声でクリスマスソングを何曲も歌ったもんですから・・・声帯やられました・・・必死で声を出そうとしても、かすれためっちゃ小さいささやき声しか出ません。 こんな声枯れ、生まれて初めてです! 普段からが大きい上に良く通る声質で、「なかさんが他の人らとしゃべってたら、なかさんの声だけ何をしゃべってるか一言一句わかる」と言われ・・・。 とにかく良くしゃべる上に屁理屈こねるんで、小学生の頃には「なかさんが将来検事になったら無罪の人も有罪、弁護士になったら死刑の人でも無罪になるわ」と言われた・・・。 この口から産まれたような女が沈黙せざるを得ない状況!! 大笑いですわ、だーっはっはっはぁ!! とりあえず、めっちゃ生活が不便ですぅ(涙)。
2007.12.10
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『わにわにのおふろ』文 小風さち 絵 山口マオ 発行 福音館書店 我が家の息子が大好きな絵本。 このわにわにが主人公のシリーズが3冊発行されてます。全部持ってます。わにがそんなに好きなんか(笑)。ちゅうか、わににこだわってんのは私なんであります。 なんでか、相棒そのほかの方々からワニ呼ばわり。なんでや。私はそないに凶暴なんか。どないやねん!ぷんすか。 発見したのは、わが町の駅前の書店にて。 当時1歳だった息子のためになんか絵本を・・・と探していると、思いっきりインパクトのある絵柄が目に飛び込んできました。 もお絵に一目ぼれ。 子供向けの絵本ながら、あくまでも凶暴な顔相のワニがずりずりと風呂場にやってきて、自分でお湯をため、気分良く歌など歌い、シャボン玉をつくって遊び・・・楽しくお風呂から出た後はおいしそうにジュースを飲んで「わにわにはお風呂がだいすきです」としめくくり。 短い文章は歯切れよく、独特の擬音語を使って子どもも覚えやすくて楽しめます。 しかも、わにわにはあくまでワニらしく体をのたうちまわらせてタオルを使ったり(笑)。 お風呂場の雰囲気もユニットバスなんかではなくて、昭和時代を感じさせるレトロさがたまりません。 絵を描いた山口マオさんは千倉の潮風王国でオリジナルショップ&ギャラリー「海猫堂」を開いてます。色々欲しいものいっぱい・・・。わにわに以外のイラストも結構私の好みでおます♪
2007.12.09
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『「愛されたい」を拒絶される子どもたち』 著者 椎名篤子 発行 大和書房 朝日新聞の書評コラムで紹介されていて、どうしても気になって読みたくて仕方なくなり、相棒実家に帰省したおりにやっと書店で見つけて購入できた(ネットで買おうと思ったのだけど、肝心のタイトルを間違って覚えていて、全然見つけられなかったのだ。こういう時にネットは不便ですねぇ・・・)。 内容は激烈な児童虐待を受けて傷ついた子どもをケアし、育てなおす取り組みをしている施設を取材したノンフィクション。 私がどうしても読みたくなったのは、コラムの中で「6歳で「発見」された女の子がそれまで1歩も外へ出たことが無く、食事は一日一回だけだった」という文章を見つけたからだ。 紹介文では、保護された女の子のその後の成長過程と彼女を献身的に支えた人々の姿が描かれているとあり、どうしても気になったのである。 昨今児童虐待のニュースは珍しいことでも何でもなくなった。 嫌なたとえではあるが、「日常茶飯事」のことになってしまった。 ただ、私はどこかで「身勝手な親が引き起こす特別なこと」であると思っていた。 自分が子どもを産む前は。 本の中でも、女の子の母親がまた育児放棄されていた過去を持つことが明らかにされる。 母親は女の子に関心を持たなかったわけではない。 ただ、追い詰められても「助けて」と周りに訴えるすべを知らなかったのだった。 子どもを育てることは生易しいことではない。 ことに子ども時代のトラウマを抱えている人間にとっては、過去の傷口をばっくり開かれるような辛さを抱えることになる。 だが逆に、周囲からの見守りや援助があればそれを克服し、愛情を深めることもできる筈だ。 人間は学習できる動物なのだから。 そうして地道な活動に取り組んでおられる方々に敬意を払いたい。
2007.12.08
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最近急に冷え込みが強くなったので、夜寝る時が大変なのです。 うちは私を真ん中に、チビ二人が両脇に布団で寝ているのですが(相棒は巨体なので同じ部屋では寝られません。チビたちが確実に圧死する:爆)、この二人が私がいないと寝付かない。 で、それぞれに敷布団があるにもかかわらず、結局チビ共は私の布団の中に入ってきて、せまいシングルサイズの布団にみっちり三人詰まってる状態。 息子は寒がりで、どんどん布団の中にもぐってくる。 そして冷たい足先を私の腹をめくって押し付ける。冷たいからやめてんかー! 逆に娘は熱がりなのか、私の布団が重くて嫌なのか、どんどん布団を蹴飛ばしちゃう。寒いからやめてんかー! 「はよ寝なさいー!」繰り返される怒号のあと、ようやく小悪魔どもが寝静まってから、やっとそれぞれの敷布団に寝かせ、それぞれの掛け布団をかけてやる。 ふう。 私もやっとゆっくり寝られるわ、と思ったのもつかの間。 最近なぜか自分の掛け布団が嫌いで、私の布団に執着する息子が「ママのお布団だけ!」と寝ながら潜り込んできて、娘は断乳して1ヶ月にもなるのに「ぱい~、ぱい~!」と泣き叫んでうるさい。 仕方ないから娘を抱きこみ、息子に片手を握らせてめちゃめちゃ無理な体勢でぎゅうぎゅう寝返りも打てない状態で寝てます。 仕方ないな、お母ちゃんなんだもんな~。 ちなみに相棒が時々息子と一緒に寝たがるのですが、最近物事の秩序にこだわりをみせ始めた息子に完全拒否られてます(苦笑)。
2007.12.07
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『おふろ』 著者 出久根 育 発行 学習研究社 息子の療育教室でも絵本や発達障害関係の本を貸し出しています。 絵本好きな息子が借りたがるのですが、古いものやキャラクター関係のものが多くて彼の気を引くものが少ないのです。 借りてみたいのに自分の読みたいものが無く、選ぶのに時間がかかり段々不機嫌になってしまうので、最近は私が強引に選んで借りてくるようにしています。 が、やっぱり私からみても「読み聞かせしたいなぁ」と気をそそられるものが少ない。 図鑑なんかいいんだけど、なんせ娘を抱っこして荷物をもって息子の手を引いてバスを乗り継いで帰ることを考えると、重い本は借りたくないし(笑)。 それが! 先日はこの本がたまたま目に付いて、手にとって見ると。 おお!私好みの全くもってシュールな展開!好み好み!! 絵本をじっくり品定めしている息子をよそに、強制的にこの絵本を借りることに決めました。 主人公は一人でお風呂に入るのがちょっと怖い男の子。 どきどきしながらお風呂場のドアを開けると、いきなり湯船の中にいた赤いネクタイの男に「おまちしていました。あなたの時間は40分です。オーバーしないように」と言われてしまう。 それから次々に不思議なやつらが現れて・・・。 子供の頃、お化けの話を聞いたりすると一人でお風呂に入るのがこわかったっけ。 そんな懐かしい気持ちを思い出しました。 作者は国際的な絵本の原画展などで、何度も賞を獲っている人のようです。 そういえばこの絵はなんだか見かけたことがあるような・・・。 幸い息子も気に入って、何度も読み聞かせしてやっています。 私もこの絵が気に入ったので、他のこの作者さんの絵本を探してみようかな~。 実家の母の荷物を整理していて、結構な金額のデパート商品券が発掘されたので、年末相棒実家に里帰りした時は、どっかのデパートの書籍コーナーで散財しちゃうんだぁ♪♪
2007.12.06
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※注 読書感想文ではありません! 『南房総ホルモー』 著者 なかさん 発行 刊行未定 ちまたで大評判の青春小説、『鴨川ホルモー』著者 万城目学。 この小説により、京都では「ホルモー」なる鬼たちを使ったゲームがひそかに行われていることが明らかになった。 なんと!我が家が住まいする、ここ房総半島の南部でも実は「ホルモー」が行われていたのである。 わが息子、ぴよ蔵が式神を使って戦闘するメンバーの一人であったのだ。 なぜわかったのか。 本日ぴよ蔵が耳をつんざく金属音で絶叫しつづけていたのである。 どうしたって泣き止まないその様子は、だだこねてるという範疇をはるかに越えてパニックに陥っているのだ。 これは使用しているオニ共が敗れた結果、息子の体の奥底の深いところから湧き出てきた絶叫であるに違いない。 あなおそろしや、「南房総ホルモー」。息子の所属チームは東京湾ホワイトタイガータイガーじれったいがーとでもいうのだろうか。 あんだけ絶叫し続けてるってことは、よっぽど弱いチームなんやね~。 ・・・ま、そんな冗談はさておき。今日は一日機嫌があまりよくなかった息子、娘を突き飛ばしたので(娘は壁に後頭部を打ちつけた)叩いて叱ったところ、大泣き。 絶対謝らないと金切り声で叫んでましたが、強引に謝らせた。 その後、疲れて夕食前に寝入ったのですが、1時間ほどで目を覚ましてからパニック号泣。 いつものなだめ方を色々試しても全て受け付けず。は相当すごくて、今までに無く激しく長時間でした。 以前、言語療法士の先生に、「嫌なことを思い出して泣いたりしますか」とたずねられたので「それかどうかはわからないけれど、昼寝から目を覚ました時にひどく泣いて手におえないことがある」と応えると、「それは嫌なことや怖い記憶を忘れることができないからですよ」と言われました。 記憶の整理が普通の人と違うのだろうな。怖がりも消極的なのも甘えん坊なのも、すべて感覚の過敏さと鈍さのアンバランスからきているものだろうか。 以前のように力任せに叩いたり、怒鳴りつけてはいないんだけど、息子にとっては激しい恐怖だったのだろうか。 自閉症の典型例、「さかさバイバイ(自分の方に手のひらを向けて振る)」を今日はじめてやったし・・・これからどんどん症状が強く出るようになるのかな。 そうだとしたら、もっと私も勉強して息子が理解できるように諭していかないといけないなぁ・・・反省のお母ちゃんでした。
2007.12.04
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今日は雨降り。 療育教室は火曜、木曜、金曜日。 先月は予防接種や検診やらと忙しかったですが、今日は何も予定が無い一日。 車でお出かけできない我が家は、チビ二人を家の中に閉じ込めておくしかありません。 こういうときこそ、絵本をゆっくり読み聞かせたりすべきなんでしょうが、洗濯物を部屋干しした後、久しぶりにちょっとネットやってると・・・ああやられたー(号泣)。 昨日相棒が散らかされないようにと自分のDVDを蓋付きのコンテナに整理していた、その二箱分が見事にとっちらかって・・・。 部屋中足の踏み場もなく、ケースから取り出されたDVDの銀盤には娘の指紋がべったべたぁぁぁ・・・。 おそらく息子が背伸びして取り、蓋を開けて中身を見ていたのを横から娘がやってきてやりたい放題という顛末だったのでは?? おっそろしい鬼母ちゃんのツノがぐいーんと伸びて、チビ二人は居間から締め出し! 号泣する二人を制止しながらなんとか片付けました。 なきつかれた娘はそのまんま寝入っちゃってます。 うーん、部屋で遊ばせるのって難しい。 発達障害の上の息子に、ひらがなを教えたり、お絵かきさせようとするたび、下のチビが(実年齢1歳4ヶ月なれど、精神年齢おそらく2歳位)「あたちもあたちも」と割って入り、全部わやくちゃにして兄妹喧嘩が始まるわ・・・。 わが娘ハナちゃん、絵本の読み聞かせしてやろうとしても「あたちが読んであげるの!」といわんばかりに絵本を取り上げようとして、兄ちゃんにどつかれてるんです・・・どないかならんか! アパートの二階暮らしなんで、テレビに合わせて体操させるわけにも行かないし。 自分の実家があればなぁ~って思ってしまう。 雨降りでもベランダは広かったし、団地だったからエレベーターや階段の上り下りなんかだけでもそこそこ遊ばせられたなぁ、って。 公園も近かったし、バスや電車で気軽にどこでも行けたしね。 まぁ今更そんなこと考えてもしょうがないけれど。 すっかりアンパンマンにも飽きてきたらしい息子。 どうやって今日一日を過ごすかねぇ・・・。
2007.12.03
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ええっとねー、11月は本当に忙しくて、その上に体調も悪くて貧血なのかどうなのか、血圧はいつも最高95、最低65とかそんなんで脈拍は80過ぎてたりで、ちょっと動いただけで息切れでめまい起こすわ、ちょっと無理するとみぞおち痛くて眠れないほどつらくてあわてて期限切れのブスコパン飲んだり、もおわやでんがな。そないなわけでいっこも書き込みでけませんでした。チビ共寝かせつけた後に起きてネットしよーと思っても寝てしまいますねん。なんでや。しんどいねん。ほんまか。まぁそんなこんなでじたばたしつつも何とか生きとりまっさー。 娘ねぇ、最近添い寝してたら「ママー」いうてくれますねん。ほんで「はい」って返事したら嬉しそうにバタバタしますのん。これがかわいい。めっちゃかわいい。食べたろかー!って思うほどかわいい。愛してるのん。うふふのぐふふ。息子はどないかゆうたら、最近どんどん自閉傾向がましてきて、金属音の金切り声をあげてばっかり。耳痛いちゅうねん。寿命が縮むっちゅうねん。3歳児検診では立派にパニック起こしてくれよりました。えらい騒ぎでまー疲れ果てました。相棒が休みとって付き合ってくれたから良かったけど。一人ではしゃぎまわる娘とパニック起こしてる息子の面倒は見れません。無理ですー。 そんな毎日ですが、自閉症関連、発達障害関連以外の本もそれなりに読んでます。ちなみに一番最近読んだんが『鴨川ホルモー』。おもろかったです。今月は少し予定が落ち着いたんでちょこちょこアップしていきたい。感想やら愚痴やらいろいろねー。読んでくれたはる人おるんやろか。そこの奇特なお方、ほなまたねー。
2007.12.02
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本日は大移動の日であります。 まずは午前中、息子の療育教室へ。 もちろん娘も連れて、荷物をマザーズバッグに詰めて、えっこらしょっと。 息子の手を引き、娘を抱っこしてバス乗って駅でタクシーに乗り換えて。 娘は小柄なので何とかまだスリングで抱っこして移動できますが、眠ってしまうとそろそろ厳しいです。 次の予定です。 私、一週間前に親知らずを抜きまして、その消毒に本日歯医者の予約が入っておりました。 子供らを預かってもらう先が無く、とても歯医者でチビどもが大人しく治療の間待っていてくれるはずも無い。 療育教室の先生方に頼んで、途中30分ほど抜けさせてもらう予定でしたが。 本日、教室は幼稚園組の子供たちもいて満員御礼。 ただでさえ集中力の続かない子供ばかりなので、それはもう大騒ぎ。 この中でとても二人のチビ共の面倒を見てもらうわけに行かないので、歯医者の予約を1時間ずらして昼前に治療してもらうことに。 いつもなら教室のプログラムが終わると帰宅するのですが、本日は午後から息子のインフルエンザ、娘の三種混合と予防接種の予定があるため、いちいち帰宅してから出直すのは大変。 なので、本日は初めて他のみんなと一緒にお昼を食べることに決めていました(任意でお弁当や出前をとって食事することができるのです)。 それが、歯医者の予約がずれこんだために、丁度昼食の時間に抜けることになってしまい、初めての成り行きにチビ共が戸惑って迷惑かけてるんじゃないかと気が気じゃなかったです。 なんせ運転できない私、タクシーを拾って歯医者へ行き、再びタクシーを拾って教室の場所まで戻る・・・お金はかかるし、タクシー待ちでいらいらするし、時間はかかるし・・・。 あせって戻ると、おかげさまでチビ共は先生方に面倒を見てもらいながら、大人しくいい子でランチタイムを楽しんでおりました。 特に息子、生まれてこの方ずーーーっと拒否し続けてきた緑茶をごくごく飲んでます!! 他の親御さんから頂いたらしく、「おいしいおいしい」ですと! 私が買っていったミネラルウォーターも一気飲み・・・自宅では考えられない事態です! 牛乳かジュース、たまに気が向いた時に少し麦茶を飲むだけの子が・・・。 それからバスで予防接種を受ける病院へ。 予約時間の1時間前についちゃったので、キッズコーナーで時間つぶししてました。 まあ息子も娘も泣かないで大人しく予防接種を受けてくれたので(特に娘は注射の最中ですら泣かず、医者に驚かれてました)、ほっとしましたが、帰宅する途中疲れ果てて眠くなった息子が「おうち帰らない」とだだこねしたので、うちにたどりついた時には母ちゃん疲れ果ててました・・・。 運転さえできれば、今日の予定なんてチョチョイノチョイなんだろうなぁー、もう年が年なんだから体力温存をはからねばならないし、なんとか運転できるようにならなきゃなぁー、と身にしみた一日でした。はあ、しんど。
2007.11.13
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今日は児童相談所の臨床心理士さんによって、息子の判定が行われました。 いつもの市の療育教室に行って遊ぶつもりでドアを開けた息子。 誰もいない部屋にたじろぎ、緊張して全然遊ぼうとしない(娘も同じ)。 そこへいつもの療育教室の先生がやって来ました。 すごく嬉しそうに笑って、急に元気に遊びだす息子(娘も同じ)。 先生がいるので安心して、初対面の臨床心理士さんとも打ち解ける。 おお、これはいい具合かも?? そこで1時間半ほどかけて、息子がテストを受け、遊ぶ様子なども含めて判断されたのですが。 娘は療育教室の先生が預かってくださったので、母は横で息子と心理士さんのやりとりをじっくり見ておりました。 どへー、息子よ、母ちゃんあんたがそこまで理解してないとは思ってなかっただよ!!(びっくりだ) 単語も多く、大人びた言い回しを使いこなす息子、最近は上手に会話も成り立つようになったんで、「結構うちの子賢いやん」と思ってたのは単なる親ばかでした(涙)。 さまざまな動物の描かれた絵の中で、鳥がどれかわかってるのに・・・普段からすが飛んだら「あ、からす」、とんびが飛んでたら「わし(間違ってるけど)」とか言うのに・・・。 「空を飛ぶのはどれかな?」 「んーっと、いない」 いてるがな!!そこの鳥が飛ぶんやがな!! 「じゃあ、お父さんは男です。お母さんは?」 「男です」 なんでやねん!!(怒) ここまで言語の抽象表現が理解できてないとは。とほほ(涙)。 結果はしっかり「自閉傾向あり、知的遅れがあるかないかのボーダーライン、成長程度は2歳7ヶ月(実年齢3歳6ヶ月なんで1年遅れ)」でした。 覚悟はしていたし、それなりに情報も集めて「きっとそうだろうな」とわかってはいたんですが、やっぱりはっきり判定されると少し気分が重たいです。ぐへ。 とりあえず、テレビを見せる時間をなるべく減らして、絵本の読み聞かせを増やしてみようと思いましただす。 できるだけのことは(本人と家族の負担にならない限り)してやりたいし、これから色々と情報を集めてみよう。 あとはー掃除で開運か?松居一代を信じてみるか??(爆)
2007.11.12
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やー、何かと忙しくて全然ここは放置しっぱなしでした。 覗いてくださる方、まだいるんでしょうか。 そんな方々には感謝とお詫びを申し上げます。ぺこ。 ひっさしぶりの更新になります。 近況報告。 親知らず抜きました。そのせいで断乳強行。おっぱいがはって痛いです(涙)。 娘は泣きます(涙)。 でもこれを乗り越えればビールが飲める! 飲むぞ飲むぞ、CMのオダジョーがやたらとかっこいいキリンザゴールドを!!(ひさびさに芸能人にときめいてます:爆) 来週はいよいよ3歳半の息子の判定です。 児童相談所の先生に面談を受けて色々とテストしてもらうです。 さ、どういう結果になりますか。病名がつくのかどうか。 療育教室の先生にしていただいた簡単なチェックでは、大体発達度合いは2歳半程度、一年間遅れてる感じです。 しかしながら、7月から療育教室に通いだして、言葉も対人関係もめきめき成長してきたので母親としては、どんな結果であれ受け入れる覚悟は出来ています。 さらに月末は市の三歳児検診、合間に息子と娘両方に予防接種。 時間が無いのは今更ですが、できるだけ少しづつでもここを更新していくつもりです。 がんばるじょ~!!
2007.11.07
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『LAST』著者 石田衣良 発行 講談社文庫 これまた1年前の娘出産時、入院中に患者図書室で借りて読みました。 ダークなテーマの短編8編収録。 全て「ラスト」で始まるタイトル。 1話めの「ラストライド」。 街金にまで借金をし、どうにも首が回らなくなった製本業者が堕ちた闇金地獄。 かな~り切羽詰った追い込みをかけられていた主人公が、いよいよ極悪業者の手に堕ちて 24時間以内に娘と妻を闇風俗に売り飛ばすか、自殺して生命保険金で全ての借金を返済するかを迫られる。 業者の台詞回しは相当えげつないし、登場するもう一人の被害者(現在は闇金業者の使い走り)にまたまた凄まじい提案をされる。 かなりハードな内容のはずなんだけど。 にっちもさっちも行かない主人公のラストの心中が・・・なんか甘い。 おいおい、あんたここまできてまだ現実みてないんとちゃうか?と思えてしまうような甘さっぷり・・・とことんまで現実の残酷さを描いているのに、どこか切れ味が鈍い。ノワールにならない。 この甘さが石田ワールドなんかなぁ・・・ちょい違和感あるなぁ。 で続いて「ラストジョブ」 これは住宅ローンの返済をサラ金で埋めたことからローン地獄に追い込まれた主婦が、出会い系サイトで知り合った障害者とセックスして、擦り切れていた日常から女性としての自信を取り戻し、イキイキしちゃって障害者向けセックスボランティアとして働くことになるというお話。 なんかなぁ・・・プリティウーマンしかり、男は結局娼婦に甘い夢を見るのか?? 個人的に生物の法則にのっとって、女性が繁殖の相手を選ぶべきだと思っている私は、こういう娼婦を崇めるようなストーリーは納得しづらい。 そこに障害者の性の問題を絡めてこられるとすんごくなんだか気に入らない。 この2作品は私的にダメダメ、サイコホラーっぽい「ラストコール」、最後に一発逆転の「ラストドロー」はOK。 しかし、どうもどうも私は石田衣良作品とは合わないのではないか??という懸念がどんどん強まって参りましたぞよ~。
2007.08.05
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今日はご近所で盆踊り大会があるというので、お出かけしてみようということに。 夕食前に出かけて、適当に遊んで帰ってこようと早めに行ってみた。 小さな地区のお祭りなので、テキヤさんとかはいない。 町内会の人たちが夜店を出して焼きそば作ったり、ワタアメ売ったりしているのである。 団扇を買うと、くじがひける。 それはハズレで夜店らしいオモチャと引き換えてもらったが、そのくじが外れても盆踊り大会の最後に大抽選会があり、団扇の番号で豪華景品があたる(自転車やDVDプレイヤーなど)というので、最後まで残ってみることにする。 しかし、早く来過ぎたらしく、盆踊りがなかなか始まらない。 好奇心の強い娘はともかく、自閉傾向の息子はすでに人込みが嫌になってきている様子。 カキ氷で気をひいて落ち着かせる。 まだかなぁ。まだ始まらないのかなぁ。 ようやく始まった! 懐かしいなぁ~北海盆唄。氷川きよしの『ズンドコ節』では、ヨチヨチ歩きの娘がノリノリ(笑)。一生懸命リズムにあわせて、ズン、ズンズンズンドコ♪き・よ・し♪とお尻を振っております。 それに引き換え、息子は相棒に「一緒に踊ってみよう」と誘われるとのけぞって拒否。嫌がって叫びまくる。 最初は町内の婦人会(おばあちゃんばっか)の方々が浴衣で踊っているだけだったが、時間が経つと共に地元の曲がかかって子供たちや若者たちがどんどん踊り出す。 いいねぇ~、曲はカラオケだけど太鼓はちゃんとおじいちゃんが叩いてるし、老若男女、大きな輪が出来上がってやぐらの周りは熱い熱気に包まれて行きました。 娘は盆踊りに釘付けで「あたちも混ざるわ!おかあちゃん行こうよ!あたちやりたい!」とやる気まんまんな目つきだったですが、何分まだ1歳になったばかりのヨチヨチペンギン歩き。他の人たちのジャマです。 一方息子は落ち着きなく盆踊りの提灯の明かりに見入ったり、公園の外を通る自動車を指差したり・・・せっかく連れてきたのにねえ、とほほ。 さて、盛り上がる盆踊り、どんどん曲がかかっていつまでたっても終わりません(汗)。 晩御飯食べずに出てきた我が家、ウインナーやカキ氷やワタアメでしのいでいたものの、さすがにお腹はへるわ、じっと見てるだけで退屈だわ・・・疲れてきてしまいました。 「多分8時半ころにはお開きだろうね~」と思っていたら、全然終わらないどころか、休憩が入ってその間に地元のおじさんたちのバンドがへたくそ(失礼)な演奏を始めたり・・・もう帰ろうか、とは思うもののもしかして万が一当たるかもしれない自転車を思うと帰れない(爆)。 やっとお開きになり、やれやれいよいよ抽選会だ!と思いきや市会議員だの町内会長だののご挨拶が・・・くらくらら・・・出口付近で抽選番号の発表にだけ耳を立てていましたが、勿論そんな豪華景品が当たるようなくじ運は無く、がっかりしながら腹ペコで家路をたどりました。 ところで。 実につまらなさそうにしていた息子は家に帰る道すがら、 「盆踊り楽しかった」を連発! えええ、マジ? この後、1週間ほど毎日「盆踊り行った、楽しかった」と連呼してました。 楽しんでるようには全然見えなかったけどねぇ(笑)。
2007.08.04
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昨今の育児の常識は、「子供を叩いてしつけないこと」なのであるが、私はどうしても息子や娘に手を上げてしまう鬼母なのである。 自分がわりと叩かれて育って来ているので、どうしても「やさしく諭す」よりも「きつく叱ってぱちんとやる」方に傾いてしまうのだ。 ・・・それだけではない。自分自身のたまった鬱憤を晴らすために子供たちに手を上げることもある。 疲れて機嫌が悪い時、金切り声で二人がかりで泣き叫ばれたりすると正直頭がおかしくなってしまいそうな気がする。 泣きっ面にハチ、という諺は本当にうまく言いえてると思う。 私がイライラしている時に限って、息子が牛乳を畳の上にぶちまけたり、娘をひどく叩いたりと怒りのスイッチを押しまくるような行動に出る。 そうして本当に器量の小さい私の自制心のダムがぱかっと決壊して、「このバカ!バカバカ!」と大声で怒鳴りながら手を上げてしまう。 そんな時の私の態度は、すでに虐待だと自分でも思う・・・。 そして今日も。 私はイライラし続ける自分の気持ちをもてあましていた。 どうしても気分転換できないのだ。 「あれもやりたいのにこれもしなきゃいけないのに」と忙しなく台所で茶碗を洗いつつ、そこらじゅうを散らかして回る娘をしかりつけていた。 そして、ふと見ると、息子がテレビの画面に気を取られてコップ一杯分のりんごジュースをぶちまけてしまった。 それが本日二度目の粗相である。 「あんたは何やってんのー!」 私は息子のところに飛んでいって、思いっきりほっぺたを引っぱたいた。 踏み台に座っていた息子は、勢いよく後ろにふっ飛んで壁に頭を打ち付けてしまった。 それでも怒りのおさまらない私は、 「なんで3歳にもなってまともにジュースも飲めないのよっ!バカ!」と怒鳴りつけると、火の付いたように泣き出した息子が「ママがひっぱたいた~痛い~痛い~」と繰り返し叫ぶ。 ・・・えっ!?ろれつが回ってない!! 「ママらひっぱぃたらぁ~、いはいー、いはいー」と聞こえるのだ。 血の気がひいた。 息子は痛さと悲しさで泣き続けているが、言葉がどうもはっきりしない。 さっき転倒した時、かなりの勢いで後頭部をぶつけたのでもしかして!? 大慌てで転がって泣き叫ぶ息子を抱き起こし、ゆっくりと話しかける。 「ぴよちゃん?大丈夫?ぴよちゃん??」 正気に戻ったらしい母親の表情を見て、息子は言った。 「お口いはい(痛い)」 勢いよくぶったので、少し口の中を切ったのだった。 ほっとして力が抜け、そして自分自身の情けなさに体の芯から腹が立った。 こんな幼い息子に加減もせず暴力を振るってしまった卑怯な人間。 短気というレベルではない、自分の感情も抑えられない未熟な人間。 この世で最も可愛くて愛しくてならない存在を傷つけた人間。 それが私だと思うと自分自身を噛み千切ってしまいたい気がする。 息子を抱き締めて泣いた。 そしてずっと謝り続けた。 もう二度と子供を平手打ちしない。決して。 そんな当たり前のことを、あえて誓ってしまう自分。馬鹿なのは私だ。
2007.08.02
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最近は娘と息子と私の三人が一緒にお風呂に入る。 少し前までは、先に娘を入れてから息子だったのだが、もう娘もベビーバス卒業して随分になるし、あげてから息子を風呂に入れてる間にいたずらしまくり、被害甚大なので(我が家の夕食後の時間は相棒は爆睡していて子守の手助けは望めない)、一緒に入れちゃうことになったのだ。 それでようやく気づいたことがある。 娘の肌はたまらん気持ちいい~~~♪♪♪ 今は真夏だからざっと湯船に軽くつかるだけなのだけど、娘を抱っこしてつかると息子が「ぼくも~」と抱っこをせがんでくるので、みっちり肌と肌が触れ合うことに。 3歳の息子の肌もすべすべして気持ちいいのだけれど、娘の肌はきめ細かさが全然違う! 息子が娘の年頃だった頃とも違う! なんともいえずしっとりとなめらかな手触り。 触っているだけでもんのすごく幸せな気持ちにさせられるのだ。 まさに絹の手触りと言うべきか・・・。 かくして毎日母は、逃げようとする娘を無理やり抱き締めては、体をくまなくすりすりすりすり撫で回し、あちこちにちゅーをしまくってるのであった・・・あうー、これではエロ親父か!? いやいや、しかし、エロ親父共の 「いやぁ~、若いムスメの肌はたまらんのぅ!!」 という気持ちが少し理解できてしまったかも・・・。
2007.08.01
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今日は相棒は飲み会なので、晩御飯は不要とのこと。 よーし、じゃあ我が家の夕食は、今日は息子の大好きなピザの出前だ。 ただ、相棒実家で頼むピザ屋は結構おいしいんだけど、うちの地元には某大手のピザ屋しかない。 注文してみるも、やはり息子はさほど気に入らなかったらしく、殆どお母ちゃんが食べました。娘が食べたがって暴れましたが、さすがにまだダメ! さて、この1週間ずっと不機嫌だった相棒、おかげで私までぷんすかな気分だったわけですが、深夜帰宅してきて、明るい表情になっていました。 今回の飲み会は昔の上司の出張のため呼び出しがかかったもので、今の相棒の結構つらい状況を励ましてくれたそうです。 随分とやる気のみなぎる顔になってました(酔っ払いだけど:笑)。 久しぶりに生ビールを飲んでおいしかったらしいです。 一応私も10数年社会人やってきて、人間関係がうまく行かない上にやたらと忙しい職場の辛さは身にしみてわかっております。 もぉ、いくら人柄が良かろうが、頭が悪くて器量の無い上司だったらたまらんです。 そういう意味では、中小企業の少人数の中で働いて煮詰まってばかりいた私は、色んな人と接することができる相棒がうらやましかったり。 転勤して現在つながりがなくても、声をかけてもらって上手に気持ちを盛り上げてくれるような心意気が男前の上司や先輩がいるんだもの。 働いてお金を稼ぐ。そうして生きてる人はみんな偉い! 私はおかげさまでラクさせてもらっております・・・やっぱりもっと相棒をいたわるべきでしたかねーでも専業主婦は主婦なりにしんどい時もあるでよーすまんのー。
2007.07.27
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『エンジェルエンジェルエンジェル』 著者 梨木香歩 発行 新潮文庫 これまた娘出産時の入院中に読んだものです。 患者や家族用の病院の図書室で借りました。 優等生の少女が自我の確立に悩み、熱帯魚の飼育を熱望する。 カフェイン中毒、そして宗教への傾倒、それらは彼女を自己嫌悪から救う手段であるが、それらに中毒するよりも熱帯魚の方が安全だと彼女は思った。 少女は最近同居を始めた祖母の夜中の排泄の介護を引き受けて、熱帯魚飼育の許可を親から得る。 ところが彼女が魚を飼い始めると、痴呆でぼんやりしていた祖母が少女時代に戻り、姉妹のような「さわちゃん」「コウちゃん」と呼び合う関係が夜中の二人に結ばれていく。 ヒロインと祖母の少女時代の回想が交互に綴られ、からくりめいた仕立ての物語だが、善に対する悪が、その悪に対する人の気持ちがあからさまにぬっと作中に突出していて、いかにも梨木作品らしい。 祖母の、ネオンテトラを食べてしまうエンゼルフィッシュへの憎しみ。 普通の小説ならば、この最後に生き残ったエンゼルフィッシュの話は、この世の食物連鎖の寓意に済ませてしまいそうだが、ごりごりとエンゼルフィッシュを悪魔扱いする倫理観。 祖母が少女時代に感じた、思春期特有の他者への一方的な憧憬が裏返しになった強い憎しみの描写は鮮烈で、かつ、その感情を単に心のゆらぎとみなすのではなく、あくまでも魂の高低の問題として描かれている。 一見、情緒的少女小説風味でありながら、ガリゴリ硬派。 この作家さんはそういう論理的思考で物語を紡ぐ人なんだなぁ。 私は主語を省略しちゃうあいまい日本人なので、ちょっとついていけなかったり。
2007.07.26
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『ZOO1』 著者 乙一 発行 集英社文庫 実は去年、娘を出産するために入院していた時に読んだ本です(爆)。 何で感想今頃アップなんだ。 ま、どのみち1ヶ月遅れの日記をちまちまつけているんだ、ええんちゃう? 赤い表紙のテリがなんとも言いがたい装丁。 いや、嫌いなわけでは無いのだけれど・・・。 さて、短編が5篇。 1作目、『カザリとヨーコ』 そっくりの双子の姉妹だが、妹のカザリは母に溺愛され、姉のヨーコは虐待されている。 物語はヨーコの一人称で綴られる。 美しく明るいカザリとうつむいて陰気で痩せているヨーコ。 母親の虐待がすさまじい。 だが、淡々と自分に起きた出来事を語るヨーコ。 恨みもせずに・・・『夏と花火と私の死体』で死体にされた少女のようだ。 救い主であるスズキさんのおばあちゃんを失い、妹に追い詰められてついに主人公はネガとポジを入れ替える。(以下ネタばれのため反転) 母に自分の姿をした妹を殺させ、自分は妹のふりをして逃げ延び、家出するラスト うーむ、後味悪い。お産前に読むんじゃなかった・・・。 続く『SEVEN ROOMS』は、突然なぞの小部屋に幽閉された姉弟の話。 正体不明の人物が次々に囚われの身の人々を虐殺していく。 二人は何とか逃げ延びようと周囲にいる、同じように囚われている人々と連絡を取り合うのだが。 これまた、ラストが無残で実に後味悪い・・・。 両親のはざまで暮らす男の子の話『So-far そ・ふぁー』。 幼い男の子が互いが見えない両親の間をとりもって生活している。 どうしてそうなってしまったかというのがラストで明かされるけれど、これまた人間のおろかな残虐さを現していて後味悪い。 唯一SF風味の『陽だまりの詩』だけが微笑むことができたかな。 どの話もリアルでうなされる悪夢のようだ。 登場人物の苦痛だけが描かれ、そこからの脱出方法にカタルシスが全然ない! なのにどんよりとした重さが無い。 恐るべき才能だと思う。 文楽を思い出した。 現実離れしているゆえに、現実よりも生々しい。 表情を浮かべない人形が首を傾けただけで、内面の感情が迫力を持って伝わってくるような感じというか。 曽根崎心中で遊女のお初役の人形が白い足を見せるシーンがあるけれど、どきどきするほどなまめかしい。 あの感じ。 すごいとは思うものの、読んだ時期がまったく不適切でした。 お産直前の妊婦にもっともふさわしくない読書だったかも(笑)。
2007.07.25
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