GOlaW(裏口)

2007/11/10
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カテゴリ: アニメ
 土地の記憶が呼び起こされる夜。

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 演出のトチ狂いっぷりは相変わらず(苦笑)。
 実際『紅い月』やら『立ち乗り』やら『閃光の雨』やら、「これはナイトウィザードですかっ!」と言いたくなる演出が多々あり。
 最初から機械と魔法が融合している『ナイトウィザード』ならともかく。
 『科学』とははっきりと違い、なおかつ文化的な背景が色濃く影響を受けている魔法だからこそ、個々の演出には気を配って欲しいと思うところです。

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 ただ、勘違い演出に慣れてくると、映像の美しさに目を見張るようになります。

 『お化け工場』に『回帰の海』、『海の中の工場』……小説を読んでいるときに思い浮かべていた映像が、もっと鮮明に形になって目の前に現れます。
 それはまるで、『夢で見ていたことが本当になる』のを目撃するのと同じ。
 驚きと感動と、未だに信じられないという思いが交錯します。

 アニメになったことを、改めて嬉しいと思います。

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 原作の台詞、『等価交換』。

 今回悲しかったのは、原作全部を通して一番好きだった台詞がカットされたことです。

 今回の元となったのは、原作一巻『魔法使い、貸します』のP80-208に当たります。
 で、その中のP164にこんな言葉があります。
『持てることと持たざることは同価値』
 魔法使いでないことは、魔法使いであることと同じだけの価値がある。
 そう解説するアディリシアの言葉を読みながら、私はカルチャーショックに打たれていました。

“人をうらやむことも、蔑む必要もない。
 何かを持つことは、同じだけのメリットもデメリットもある。
 すべてのメリットとデメリットを差し引いた時、人は結局等価値である。
 だからこそ、違うものを持つ人と協力し合うことはとてつもない価値があるのだ。”

 そう思えたとき、自分の視界が少しだけ開けたのを感じたのです。

 魔術的で、でも主人公を象徴する、『レンタルマギカ』らしい名言だと思います。

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 猫屋敷の言葉。

 物事の背景を全部、猫屋敷に説明させている点については苦笑しました。
 原作では、影崎がひょっこり顔を出して、協会側として事情を説明してるんですよね。

 ただ、テンポよくしようと頑張るあまり、かなりの説明不足になっているのは強く感じましたね。
 『手札の用意』や『複合魔法円』、『箒に二人乗りするときのドタバタ騒ぎ』など、原作の面白さまで省かれていた気がします(汗)。

 …アニメにする以上、しょうがないのかもしれませんが…。

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 海の中で、少年は少女と絆を結ぶ。





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Last updated  2007/11/10 08:35:48 PM


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