★クリスマスあれこれ







―クリスマスあれこれ―


        bs-diamond.gifクリスマスに何故ツリーを飾るのでしょう?

        ☆一つ目の説

        キリスト教の教えを見せる劇で、
        神がアダムとイブとを住まわせた“エデンの園”の場面に
        林檎を吊るしたモミの木を小道具に使った。
        このモミの木がクリスマスツリーのもとになった。

        ☆二つ目の説

        ツリーを飾る習慣はドイツに始まったとも言われている。
        昔、冬至に緑の葉をつけた木の枝を家の中に飾った。
        冬でも緑の葉をつける木を、命の代表と考えた。
        これがクリスマスツリーの始まりという説。
        ドイツの家庭で始まったクリスマス・ツリーが
        イギリスに渡ったのが1790年頃
        デンマークとノルウエーは1830年頃
        フランスには1840年頃と言われている。

        ☆三つ目の説

        8世紀ごろ、聖ボ二ファスが、ドイツの村でキリスト教をひろめていたら、村人がキリスト教に関係のない樫の木を拝んでいた。
        聖ボ二ファスは、この木を切り倒した。
        すると根元にモミの木があったので、モミの木をキリスト教をあらわすものとして、クリスマスツリーに使うようになった。

        bs-diamond.gifクリスマスツリーはいつまで飾る?

        ☆ふつうヨーロッパあたりでは1月6日にかたずける。
        1月6日は、馬小屋で生まれたイエスを祝福するために、東方から来たといわれている日だからそうです。

        bs-diamond.gifどうしてクリスマスにろうそくを飾るの?

        ☆ろうそくの灯りは、世界を照らすイエス・キリストをあらわすと言われている。
        冬至のお祭で、ろうそく、たきぎを燃やしていたのが、始まりと言われている。

        bs-diamond.gif日本ではじめてクリスマスを祝ったのはいつ?

        1875年(明治8)東京、原女学校と言われている。
        この時のサンタクロースは、裃を着て、腰に刀を差していた。
        かつらをつけていたそうだから、おそらく、ちょんまげのかつらだったのかも。

        日本は、キリスト教が禁じられていた。
        1873年にキリスト教の信仰が認められ、クリスマスを祝えるようになった。

        bs-diamond.gif“Xmas”って?

        クリスマスをギリシャ語と英語を混ぜた。
        英語ではクリスマスをChristmasと綴る。
        Christはキリスト、masは祭という意味。
        キリストの部分をギリシャ語で“XPIΣTOΣ”と書く。
        その一番目の“X”にmasをつけたのが“Xmas”です。
        X’masと書くのは本当は間違い。

        bs-diamond.gif一番最初のクリスマスプレゼントは?

        東方の三博士がイエスに贈った黄金と没薬(もつやく)、乳香。

        ☆没薬―カンラン科の木から取れる香りの良い樹液。
        十字架にかけられるイエスの死をあらわしている。
        イエスの遺骸を包んだ布に沁みこませたとも言われている。

        ☆乳香―カンラン科の木から取れる樹脂で燃やすと良い香りがする。

        bs-diamond.gifアドベントって?

        クリスマスの準備を整える期間。
        11月30日に一番近い日曜日を一回目とし、4回の日曜日を含み、12月24日のクリスマス・イブまでの期間「待降節」とも言われる。

        bs-diamond.gifサンタクロースの仲間

        ☆ファーザー・クリスマス

        イギリスでは、サンタのことをファーザー・クリスマスと呼びます。

        ☆ユールトムテン

        スウェーデンでの呼び方、“ユール”はクリスマス、“トムテン”は小人の妖精のうちの大人のこと、子供の妖精は“トムテ”。

        ☆ヨウルプッキ

        フィンランドでの呼び方。“ヨウル”はクリスマス、“ブッキ”はヤギのこと。
        昔フィンランド」では、おじいさんが、ヤギを連れたりヤギのお面をかぶったりして、プレゼントを配ってたそうです。

        ☆クリスト・キント/ヴァイナハツマン

        ドイツでの呼び方“クリスト・キント”は幼子イエスという意味。
        “ヴァイナハツマン”はクリスマスのおじさんという意味。



参考図書:クリスマス事典(あすなろ書房)より引用





        bs-diamond.gif聖ニコラウスの訪れ

        セントニコラウスがやってきた!煙突から飛び降りてきた!
        頭のてっぺんからつま先まで毛皮をまとい、灰だらけ、すすまみれ
        オモチャの詰まった袋を背中にしょって、包みを広げる行商人みたい
        ひとみは輝き、えくぼも楽しげ
        ほおはバラ色、お鼻はまるでサクランボ
        小さなお口はにっとほほえみ、あごひげは雪のように真っ白だった
        口にくわえた木のパイプからけむりをかぶり、頭の上に輪を作る
        大きなお顔に、まあるいお腹
        笑うと大きなゼリーみたいにぷるるんゆれる
        まるぽちゃで、そう絵本で見たこびとのおじいさんさ
        思わずパパは吹き出しちゃった
        こわがることはないよってふうに
        ウィンクすると、首を傾げてみせるんだもの
        何もいわずに、すぐさま仕事に取りかかる
        ぼくたちの靴下をみんないっぱいにすると、くるりと振り向き
        鼻をこすると、こくりとうなずき、煙突をのぼっていった
        ひらりそりに飛び乗ると、そり隊に笛を吹き
        空を飛んでいく。アザミの綿毛みたいにさ
        でもパパには確かに聞こえた。見えなくなってしまう前に
        セント・ニコラウスが叫んだんだ
        「良いクリスマスを!みんな、良い子でお休み!」









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