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望遠鏡という意味です

2007.09.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類


しかし、ルータで形成されたネットワーク(LAN)を利用して、ファイルやフォルダの共有をされている人は、まだまだごく少数だと思います。その原因として、設定が難しいこと!が第一に挙げられます。

確かに設定は難しい。つながるときは、すぐつながるけど、つながらないときは確認する項目が多すぎて非常に分かりづらいものです。「解説書通りにやってみたけど設定できない!」など途中であきらため経験をお持ちのかたも多いと思います。

そこで、なぜ設定できないかを考えたときに、設定の仕方が分からないのではなく、理屈や仕組みが分からないので、その時々に、どこをどう設定すればよいかのか悩むのではないかと思いました。そこで、設定の仕方ではなく、共有設定のときの考え方を書いてみたいと思います。


※ブロードバンドルータ、もしくは無線ルータの設定をしたことを前提とします。

【IPアドレスのこと】
同時にインターネットができることを確認します。
「同時にインターネットができる」ということは、IPアドレスが同じネットワーク上にあるということ、だから、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの設定は普通はそのままでもよいでしょう。
管理しやすいように、IPアドレスを固定したりするだけであって、固定しなくてもよいものです。
ただし、PINGコマンドで、通信できているか確認するために、ルータにつながっている、それぞれのパソコンのIPアドレスを書きとめておいたほうがよいでしょう。

【PINGコマンドのこと】
ちゃんと通信ができているか確認する方法です。キャッチボールするときを想像すると分かりやすいです。元々は潜水艦用語だそうです。
基本的には、PINGでお互いのPCが通信できる状態にすることが、共有設定の第一ステップで、このPINGが届かないことには、その後の設定をいくらやってもできないと、私自身は思っています。

確認方法としては・・
1、ルータ(デフォルトゲートウェイ)にPINGを飛ばす。
 ⇒ReplyFromの場合は問題なし
 ⇒Request Time outの場合は、セキュリティソフトなどがブロックしていないか確認します。
2、ルータにつながっている、それぞれのパソコンにPINGを飛ばす。
 ⇒ReplyFromの場合は問題なし
 ⇒Request Time outの場合は、セキュリティソフトなどがブロックしていないかを確認します。

 ※全部のパソコンで、同時にコマンドプロンプトを出して作業すると分かりやすい。
 「スタート」⇒「すべてのプログラム」⇒「アクセサリ」⇒「コマンドプロンプト」(XP/VISTA)

「2」の場合のセキュリティソフトの確認は、自分側のPCと相手側のPC、両方のセキュリティソフトの設定を確認する必要があります。
「1」も「2」の場合も、セキュリティソフトを止めるときは、通知領域のアイコンを右クリックして終了するだけで、無効になるものもあれば、それだけでは無効にならないこともあります。そのため、セキュリティソフトの設定画面を開いて、ファイヤーウォールという項目を無効にするとか、有効のチェックを外すなどのピンポイントの設定が必要です。(な場合が多いです。)

PINGコマンドは、到達点を確認する方法です。
どこまで届いたかということです。
まずは、ルータ(デフォルトゲートウェイ)まで届くか??
ゲートウェイまでも届かなければ、他のパソコンの設定よりも、自分のパソコンの設定に問題があります。
問題がありそうなところは・・・
まずセキュリティソフトを疑って見ましょう。

※もちろん例外はたくさんありますが、個人的には、どのパソコンのセキュリティソフトが邪魔しているかを検討つけるためにPINGコマンドを使用しています。

【セキュリティソフトのこと】
共有設定で大事なのは、全部の設定をごちゃごちゃまとめてやらない!ということです。
PINGが通らないのに、共有フォルダを作るとか、ワークグループを確認するとか、意味がないと私は思います。

簡単な順番としては・・
1、「IPアドレスをメモる。」
2、「PING飛ばす。」
3、「ワークグループとコンピュータ名を決める。」
4、「フォルダやドライブに共有設定をする。」
5、「共有できたか確認する。」
   ※ワークグループのコンピュータが表示されたか?
   ※共有したフォルダやドライブは見えるか?
6、「それぞれの共有フォルダのアクセス権など細かい設定をする。」
7、「プリンタ共有などの設定をためす」

だいたいこのような流れになります。

セキュリティソフトの説明なのに、なぜ前置きをしたかというと、セキュリティソフトだけは、「PINGを飛ばす」ところから、「それぞれの共有フォルダのアクセス権など細かい設定をする。」ところまで、ほとんどすべてのところで影響を及ぼします。
わたしは、セキュリティソフトのことは詳しくないですので、共有設定する前に、全部のパソコンのファイヤーウォールを一時的に無効にしてからはじめます。
ただ、ファイヤーウォールを外すと無防備になって危険ですので、ルータのWANポートにさしてあるケーブルを抜くとか、Windowsファイヤーウォールを有効に切り替えて作業します。

Windowsファイヤーウォールを有効にするときは、例外タブで、「ファイルとプリンタ共有」のチェックを入れておかなければなりません。

【ワークグループとコンピュータ名のこと】
ワークグループはすべて同じ名前を付ける。
コンピュータ名はすべて異なる名前を付ける。

とだけ覚えてました。
それだけ覚えておけばよいのですが、同じルータに接続されたパソコンでも、ワークグループを変えれば、同じネットワーク上で、複数のグループを作ることができることを知ったときは、なるほど!便利だ!って思いました。

ワークグループという名前を見れば、「作業する班」という意味なので、教室(ルータ)の中に、複数の班(ワークグループ)があると考えれば、すぐ分かるような気もしますが、恥ずかしながら、最近知りました。

※共有したいパソコンのワークグループをすべて同じ名前にして、かつPINGもすべてのパソコンで相互に応答あり(ReplyFrom)の状態になったら、「ファイル名を指定して実行」に「\\(相手方PCのIPアドレス)」を入れて、相手のパソコン見られるか確認しましょう!
 例)「\\192.168.11.3」
※「\\(相手方PCのIPアドレス)」で相手方PCをコンピュータを開くことを確認したら、ワークグループのコンピュータの表示を確認しましょう!

【共有フォルダを作成すること】
新規作成でフォルダを作って、右クリックして、共有タブを開いて、共有のチェックを入れるだけです。
「XP Home」の場合は、それだけ。
共有のチェックが入れられないときは、「このフォルダをプライベートにする」のチェックを外す。
しかしそれもグレーアウトしているときは、いくつか原因が考えられるので、詳しくは、いつかまとめます。
「XP Pro」や「Vista」の場合は、アクセス許可の設定もあります。
「XP Pro」と「Vista」アクセス許可の概念そのものが違うようなので、それもいつかまとめたいと思ってます。

【まとめ】
共有の設定をする上で重要なのは、考え方です。
一歩一歩階段を上るように、基礎的な設定部分から、ひとつひとつクリアしていく必要があります。

IPアドレスの設定、共有フォルダの設定、ワークグループの設定、セキュリティの設定、ルータの設定・・・共有の設定において、確認するところを挙げたりきりがありません。たまたま設定が問題がなくて、スムーズにできれば問題ないのですが、できないときに、どこの設定に問題があるのかを切り分けていくのが非常に難しいと言えます。だからこそ、すべての設定をごちゃまぜにしてまとめて考えない!ということが大事です。

またひまがあれば、詳しい設定など、すこしづつ書こうかと思います。





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最終更新日  2007.09.30 13:37:09
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