2022年05月06日
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わたしは魚のあらはよく買いますが、子(真子や白子)は新鮮でないとなまぐ
さいだろうと思い、めったに買いません。それでも先日、ちょうど季節なのか
20cmを優に超えるさわらの真子1腹(2本)が198円で出ていました。さすが
に「これは買い」だと思い、買って帰って煮付けにしました。パックから出す
と、卵巣の膜に傷もない、きれいな真子です。さっと水洗いし、3cm程度の
長さに筒切りにします。たっぷりの湯を沸かし、これを順次入れていきます。

すると、筒状の膜が縮んで卵が両方向に盛り上がり、いわゆる「花が咲いた」
状態になります。切ったものを全部投入したら、子が踊らないような火加減に
し、3分ほど茹でました。1つは棒状になりましたが、あとは全部丸っこい一
口大のものになりました。火加減はそのままで、玉杓子で湯をすくって捨て、
160cc程度を残します。そこにしょうゆとみりん各20cc(しょうゆの一部は
実山椒を漬けた 風味の付いたしょうゆにしました)を加えて、煮付けました。

煮汁は煮魚のときのしょうゆの6~8倍稀釈ほど濃くはなく、でも野菜の煮浸
しよりは濃い10倍稀釈程度にしたつもりです。しばらく煮たら火を止め、煮汁
ごと冷まして、できあがり。冷蔵庫に保存して、数日にわたって食べました。
値段の割に食べでがありました。瀬戸内海ではこれから鯛の魚島(うおじま)
の季節を迎えます。魚は産卵すると一挙に味が落ちると言われます。今回のさ
わらもそうですが、新鮮な魚も子も、今がいちばんの旬なのかもしれません。






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最終更新日  2022年05月06日 22時39分25秒
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