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♪ 半熟の卵のごとき根性に今日も悲観の文を書いている 鍋を磨き、包丁研ぎに自信あり。なり行きついでに鋏を2丁、研いでそこそこ切れは良し。斯くなるは、刃物を全部研いでやろうか。 5月3日の今日は「憲法記念日」 1947年5月3日に施行された日本国憲法。その柱となる3つの原則が「国民主権」 「基本的人権の尊重」 「平和主義」。第2章 戦争の放棄 〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 ★憲法第 9 条(戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認)について ~自衛隊の海外派遣をめぐる憲法的諸問題」に関する基礎的資料~ 平成15年 憲法改正は昔から自民党の主要案件であり、反共思想と背中合わせで抱いてきた悲願とでもいうべきもので、自分たちの手で都合のいいものに作り替えて、国を操りたいという野心があっての事だろう。★ 77年前とは国際社会が大きく変わり、9条のあり方が大きく問われることになっているのも事実。 法律を無視し、国際的な秩序も規範にも背き国際法さえ守らず、築いてきた協調の足並みを反故にする。そんな国が紛争(戦争)を起こして平然としている。そして、それを国際社会は止めることができないでいる。 極右の指導者・首長が台頭して、自国主義がまかり通るようになってきている。1970年の大阪万博のスローガンは「人類の進歩と調和」だったし、その流れで「世界は一つ」が謳われるようになっていた。 それが今は、野蛮な時代へと逆戻りしている。拡大します この画像は、代表的な民主主義の指標であるV-Dem(http://www.v-dem.net)の最新レポート「DEMOCRACY REPORT 2022 ★ Autocratization Changing Nature?」のデータをもとに作成されたもの。 歴史は繰り返されると言われる。 この図を見ていると頭が痛くなってくる。自由民主主義国は、2012年の42カ国をピークに減り続け、25年を経て34カ国となり、世界人口の13%にな1989年当時のレベルまで下がっているという。また、独裁体制の国・地域が25から30に増えている。世界179か国・地域で、権威主義国家と民主主義国家の数がほぼ拮抗していて、権威主義国家の方がやや多いというのも驚きだ。 ●V-Dem民主主義国ワースト10 1.エリトリア 2.北朝鮮 3.アフガニスタン 4.イエメン 5.ベラルーシ 6.シリア 7.トルメキスタン 8.中国 9.サウジアラビア 10.タジキスタン 政府によって表現の自由が著しく悪化した国は、10年前はわずか5カ国だったものが35カ国に増えているb。また、悪しき2極化が進んだ国は32あり、前年の5カ国から大幅に増加。また、危険なレベルまで2極化が進んでいる国は40カ国に達し、2極化は独裁主義を強化しているという。 地球温暖化によって、ますます二極化が激しくなっていく。その両極端がもたらす自衛という行動が、切羽詰まって権威主義国家と民主主義国家の戦争に発展しないとも限らない。★ 日本が軍隊を持って自衛しなければならないということが、絶対に起こらないとは言えない。「日米安保条約が破棄される日」と題して、中日新聞の「視座」欄に、内田樹(神戸女学院大学名誉教授)が寄稿している。 前半略 日米安保条約は一方の締結国が宣言すれば1年後に自動終了する。そもそも戦後の在日米軍基地はソ連侵攻を想定して配備されたもの。ソ連から一番遠い沖縄に基地が集中しているのは、日本列島がソ連から蹂躙された後も米軍主力は無傷で残るという理由から。 だとすれば、米軍が対中戦争を想定して基地を配備するなら、最前線である沖縄と南西諸島は出来るだけ自衛隊に委ね、米軍主力はグアム=テニアンの線まで退くのが合理的だ。 日本の左派は「米国が始める戦争に日本が巻き込まれるリスク」を語るが、むしろホワイトハウスは「台湾や韓国や日本が偶発的に起こした対中戦に米国が巻き込まれるリスク」を憂慮している。 仮に、日中間で軍事衝突が起きた時、米軍は参戦するだろうか。「参戦拒否」すると私は思う。米国には在外米軍基地の縮小や廃止を主張する議員も多く、「アメリカ・ファースト」で「日本のために米国の若者が死ぬ必要はない」と言いだせば世論も同調するだろう。日本有事で米国民が一人も死なないためには、日本列島から米軍基地を撤収すること。「安保条約」が機能しなくなる日に備えて、日本も「日米同盟機軸」以外の道を考え始めるべきときが来ている。(4月7日) 戦争のない平和な時代が続き、戦争放棄という憲法のお蔭だと思って来たが、そうではなくて原爆投下という大打撃を受けて、「戦争などこりごりだ、もう絶対にやりたくない」という心の底からの叫びがあって、その意思が日本国憲法にも反映され、今の日本を支えてきたのだろうと思う。 さあどうしましょう。アメリカが頼りにならないとなると徴兵制度が復活するかもしれない。
2024.05.03
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万物の霊長と言ってふんぞり返って来た人間が、“見えない・知らない・分からない” を良いことに、人間以外の生きものを蔑ろにして来た。今、ようやく動物や昆虫、ひいては植物たちが営々と行っている神秘的で驚愕するような生体の仕組みと戦略に気づき始めている。 NHKの「人体シリーズ」やNHKスペシャル「国際共同制作 グリーンプラネット」を観ていると、人間が他の生物と同じような一種の存在でしかないことを思う。そして、いかに不遜な存在であるかを思い知らされる。☆ 利便性を求め、楽をすることが素晴らしいことではあるけれども、そのための対価を払わなければならない。昔は確かに不便だったし娯楽も少なかった。そのため、お金はあまりかからずに済んでいた。 それが今は、所得が少なくても、それらの経費のために出ていくお金が多く、働いても働いても追いつかない。なんのために働いているのかさえ分からなくなる。 リーマンショック以降、企業も個人も四苦八苦している。企業は人件費を削減するために “政府と結託” し労働改革と称して、終身雇用や年功序列の慣例を廃止し、非正規雇用やアルバイトを常用するようになった。設備投資も人材育成もままならず、景気は下がる一方で、庶民の生活も困窮するばかり。経済発展のためには購買意欲と行動がなければ、景気も上がらない。 コロナ禍を経験し、価値観の見直しが進んだのかと思うものの、手に入れた利便性は手放せるわけもなく、相変わらずその浪費を維持し続けている。 ☆ 出る杭は打たれる社会において、個々人の鬱憤は溜まるばかり。不満の矛先を向ける相手もなく、自分自身さえコントロールできない。生活が困窮すれば子育てもままならない。子どもの貧困は、親が貧困であることが問題なのであって、子どもだけを独立して考えることはできない。 大企業優遇の施策ばかりが先に立って、庶民の生活のことなど眼中にないかのような統治者は、末端の子どもにまで目が向かない。人気取りの目先の発想しか浮かばない政府(岸田総理)が、少子化対策を打ち出しているが、その関りのある範囲は多岐にわたっていて、簡単に改革できるものではないでしょう。“お金をばらまけば事足りる” というようなものでは決してない。☆ じゃあどうすれば子供を貧困から救えるのか。家族制度が崩壊しかけている中で、孤立する母子が多い状況をどう改善するのか。 ヒトは本来、共同生活をする生き物だったはず。それが、豊かになって個人の尊重とか自由主義とかが叫ばれるようになり、好き勝手に生きることがうらやましく思えるようになった。共同生活や家族制度が古く感じ、人権を蔑ろにしているという風に意識そのものが変わってしまった。 それは豊かだったから出来たことで、消費は美徳とばかりに政府が尻を叩き、新しい夢の世界が拓かれるとばかりに有頂天になっていた時代のことだ。 目先の変革でごまかし、社会福祉や教育政策を蔑ろにしてきた政府の責任でもある。協力して子育てできる社会インフラを、総意を持って真剣に考える時が来ている。そのためのには多方面の理解と協力がなければできない。縦割り行政のままで、それが出来るはずもないし、1年や2年で出来るものでもない。予算だってかかる。☆ 優先順位を上げて、各省庁が国民とよく話し合い、損得以外のところで折り合いをつける。実際に具体的な形で動き出すには、今の日本では10年は必要でしょう。 でも、そんな猶予はありません。少子化対策に、子どもが3人以上いれば大学生の学費を免除するとか、所得の低い家庭に金を配るなど、金を使った割りに効果は期待できない。他に流用するのを避け使い道を限定するには、現金ではない方が良い。 大学を無償化するとの動きもあるが、卒業するまでの間、学問に集中しなくてもいい今の大学に入る意義はどこまであるのか。学歴偏重の悪弊を無くすこと。誰でも入れるが、卒業するのはかなり難しいものへ転換。それがなければ、結局はムダ金になる。 或いは、大学は半分に減らしてもいいと思う。本当に勉強したいものだけが進学するという原点に還るべきだろう。 国民の声を広く拾い集めてデーターベース化し、AIを利用して最善の方法を探ればかなり民意を反映したものが打ち出せるでしょう。 今の政府は(何度も言いますが)、スカスカで中身が空っぽの「骨粗しょう症」みたいな組織です。安倍長期政権がそういう生活習慣病のような政府を作り上げてしまった。 この病気は簡単には治りません。今、岸田内閣に出ている動脈硬化や糖尿病、あるいは機能不全のような症状が、これからもつぎつぎと発覚するでしょう。 親方日の丸意識、右倣え症、個を隠して外面を意識する、物言わぬ国民も悪い。野党がどんどん弱小化していてどうしようもない現状を、打破するには、はて? どうするべきなのか。☆ ヒトは社会生活を営む動物であり、子育てには血縁・非血縁を問わず多くの他者の協力が必要です。「子供は授かりものではなく、天からの預かりもの。」その大きな脳をもっているため育てるのに時間のかかる子供を、地域が共同で育てる必要がある。 人類・民族の存続のために、その意識を再認識する方向へ舵を切るべきではないでしょうか。 少子高齢化で市町村が消滅していくのは必至のこと。 そう遠くない将来、学校が閉鎖・統合するように、市町村もそうならざるを得ない。それを前提にして、共同で子育てする「環境と理念」を今から暫時作り上げていくことが必要ではないでしょうか。 地方が過疎になり、不便だからと大都市に移住する人が増え、ますます中央が肥大する。その前に手を打たなければならない。中央集権を否定しているのに、実行が伴わないところへ人口流入しては、都会が動脈硬化を起こし、成人病が悪化する一方です。 目先のことを考えるのは生活者の宿命ですが、その感覚に政府が引っ張られ、迎合している。それではいつになっても良くならないし、病気が進み国は蝕まれて行く一方だ。ポピュリズムと極右の台頭は、進んで自閉症になる道を選んでいるようなもの。 いっそのこと、政治はAIにやらせた方が良いとさえ思う。よほど公平な判断を下してくれるでしょう。☆ 純血主義のごとく移民の受け入れを嫌い、労働力としか見ておらず、いい気になって使い捨てていた。日本の経済力の低下で、そのわがままも通用しなくなり、もっと賃金のいい国に流れようとしている。経済大国は、かつての歴史の中の1ページにしか過ぎない。中東やアジア諸国からも置いてけぼりになりそうな今の日本。 終戦間もないころを知っている団塊世代の私は、皆が貧乏だったが生き生きしていたあの頃が懐かしい。横並びでみんなが貧乏だったので、平等意識をもてて生きやすかった。「選択の科学」という本の中に、革命で自由を勝ち取ったはずの国民が、おしなべて「統治されて自由じゃなかったときの方が、平等で豊かだった」と言っている話が出てくる。 また、“禁止されればされるほど、よけい欲しくなる” という人間の本質をうまく利用して、禁煙を上手に導いた例がある。禁煙をしたいと思っている人が対象の調査で、ある国は「煙草を厳禁、吸えば厳罰」とした国は、密輸入品を買う人が増え、禁煙した人はごく少数だった。それに対してある国は煙草の料金を上げた上で、「なるべく吸わないようにしましょう」と緩めに規制した。その結果、禁煙した人が大幅に増え、返って税収も増えたという。 生成AIを活用してこういう手法が、ますます使われるようになるでしょう。巧妙に人心操作されるわけですが、“いい方向に利用さえすれば、良い社会になる” ということ。 民族のために、ひいては人類のために、子どもを共同で育てたくなるような秘策を立てる。是非、AIに託してみてはどうだろうか。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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「日本は今後、アフリカ諸国に積極的に投資すべき」 アフリカは、この先50年間の世界経済の動向を左右するだろうと考えられている。世界中の国や企業はその豊富な資源から、アフリカの成長を見込み様々な政策や施策を行っている。 日本政府も資源外交として、ボツワナや南アフリカ、モザンビークなどを訪れ共同採掘などを開始していて、日本企業に優先的に権益を譲渡する計画を立てている。 世界で最も急速な経済成長を見せた12カ国のうち、6カ国がアフリカの国であり、2018年から5年間の成長の見通しは世界でも最も明るいエリアだと言われている。【資源と紛争】 アフリカには豊富な資源(天然資源や鉱物資源)があるため、世界の国や企業が注目して次々と進出している。そして、その資源を巡って紛争も起っている。 アフリカの資源 石油、石炭、鉄鉱石、天然ガス、ウラン、セシウム、ダイヤモンド、金、銀、銅、スズ、亜鉛、鉛、タングステン、タンタル、ニッケル、チタン、コバルト、プラチナ、セレン、ボーキサイト、クロム、リチウム、マンガン、バナジウム、レアアース 特に近年ではレアメタルに注目が集まっている。また、・2012年時点、アフリカが全世界の53.9%のダイヤモンドの管理をが行っている。・2016年、南アフリカがコンバーター原料になるプラチナの全世界における69.6%を産出。・2017年、コンゴ民主共和国が、電子機器の材料となるコバルトの全世界の58%を一国で占めている。 ◆紛争が起こる主な原因 ▼宗教上の争い ▼土地や資源の奪い合い ▼権力者の利害関係 ▼文化や民族性の差異 ▼政治的信条の差異 ▼差別などが複雑に絡み合っている。 1997年に起こったコンゴ戦争は、世界有数の鉱物資源生産国(金や銅、スズ、ダイヤモンド、コバルト、ウラニウム、コルタンなど)でもあるため、腐敗政権の利益追求や、反政府武装集団の活動資金の確保に利用され、資源を狙う外国軍による収奪まで報告されている。 紛争の際に支援を確保するため資源を利用し、その利益を得たジンバブエなどの軍が派遣されたこと、ルワンダ軍やウガンダ軍が資源による利益の動機の1つとして軍事介入してきたことなど、紛争を長期化、激化させる原因の一つになった。 アンゴラでは、ダイヤモンド資源の確保による数十億の利益の確保。 スーダンでは石油の開発に伴う利権確保のための武装蜂起が大きな犠牲を伴う内戦にまで発展。22年間も続き、アフリカ最長であり最悪の内戦と呼ばれている。 アフリカの国々の政府指導者の中には、外交や企業誘致などを強く意識する人も出てきて、国や企業もその意識に呼応するように積極的に進出するようになってきている。 高い技術開発や、労働市場の効率化、将来的な発展につなげるための高い教育が必要となる。特に日本の得意分野である銀行業、通信業、インフラ業がアフリカの高度経済成長を支える基幹産業の一部であり、大きなビジネスチャンスとなるため日本の政府や企業も注目している。gooddoマガジンより☆ アフリカは2020年時点で、携帯の普及率が約98% (SIMベース)。ケニアでは約114%にもなっている。「M-PESA」というサービスがあり、送金・決済そして貯金・ローンの全部がスマホ1つでできてしまう。国連人口予測2022年版からジェトロ作成 ナイジェリアはアフリカ最大の人口を保有し、2050年には人口が3億人を超えると予測されており、アフリカ最大の経済大国として注目を集めている。低所得者から中間層、そして高所得者まで幅広い層を対象に多国籍企業が活発に市場開拓に取り組んでいる。 アフリカ諸国では、経済成長によって、ポルシェに乗り、シャンパンを飲む高所得者層の数は増加している。こうした高所得者層は欧米で留学や就労経験があり、アフリカ市場は適切な戦略をもってすれば、レクサスもカローラも売れる市場だといわれる。JETROより「ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプト」で、アフリカのGDPの約3分の2を占めている。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国だし、アルジェリアはアフリカ最大の天然ガス輸出国だ。アフリカ先進国ランキング(GDPランキング) BE FORWARDより アフリカの発展を「リープフロッグ(蛙飛びジャンプ)」と言う。その飛躍の仕方が今までの常識を超えている。電気も電話もPCもない状況から、一気にスマホを1人1台持つというようなことが実際に起こっている。古い状況から途中の過程を一気にジャンプして、最新の状況を軽々と実現していく。NEC business leaders square wisdom より 欧米のベンチャーの中には、このリープフロッグ現象を活用し、先進国では実証が難しいモデルをアフリカで最初に検証したうえで、技術を磨いてユニコーンになった企業が多数ある。 ●イギリスのベンチャー「babylon/babel」が、ルワンダでスタートした遠隔診断/AI診断サービス。2019年末時点で、すでに累積で240万人が、このサービスを使っているといわれている。 ●ドローンの商用物流サービスをルワンダとガーナで行っている、サンフランシスコの企業の「Zipline」。固定翼型で、発射台(カタパルト)から飛び出し、自動で戻ってくる自律飛行型ドローンで、血液や医薬品などを配送する。アプリで病院から注文を受けると、積み荷を胴体に入れ、配達先を入力、発射台に乗せてボタンを押せば、自動で飛んでいく。バイクやドローンで血液を運ぶLifeBank(写真:AAIC) ●ハンディタイプの超音波診断機。最大の特徴はスマホ直結型でクラウドにつなげ、遠隔診療やAI診察が可能な、アメリカのモバイル式超音波診断機「Butterfly iQ」。スマホ直結なので電源がなくても使える。その場に専門の医師がいなくてもいいので医師の少ないアフリカにはうってつけ。 毎日200フライトもの実際の商用飛行をして、どんどんデータを蓄積したAIの学習データを最大限に活かしている。 他にもライブマーケティングで急成長しているアフリカ版TikTokの「Vskit」、超絶成長中の海外送金手数料無料サービス「Chipper Cash」、日本で40年かかった全国物流を1年で実現させた「kobo360」、ナイジェリアの都市部で血液デリバリー事業を展開している「LifeBank」 などが大ブレイクしていつという。東洋経済ONLINEより☆ 業種では金融・フィンテック、ヘルスケア、運輸・物流・モビリティー・航空、教育・メディア、小売り・マーケティング、行政・電子政府などの分野で、大きな可能性があると思われている。 医療や教育などの分野でも、そのインフラ整備と共に発展していく分野でしょう。アフリカの植民地支配の状況と最終的な宗主国(business leaders square wisdom) ユニセフによれば自然災害や紛争のある地域の15歳から17歳の子どもの5人に1人は、これまで一度も学校に通っておらず、5人に2人は小学校を修了していないとされている。 資本主義が行き詰まり、格差社会となり、閉塞感に陥り、既得権が幅をきかせ、規制に阻まれ、限られたパイを奪い合い、価格競争に明け暮れる。 アメリカ・中国に振り回され、後進国に追い抜かれ、自動車以外の産業は後塵を拝する現状にある。 今の大企業と自民党は「骨粗しょう症」のごとき状態にある。いくらカルシウムを補充してもおいそれと治るものではない。 一度、美味しい思い(高度経済成長)を経験してしまった日本が再生するには、サイコロを振り出しに戻す覚悟で過去を忘れること。それが出来るかどうかに掛かっている。大企業(経団連)が政府と癒着して我田引水しているような場合ではないでしょう。 日本は、開発援助で金を出すものの現地に赴いて直接、技術指導するマンパワーを活かすようなことが苦手のようだ。言葉のハンディがあるのは確かだが、熱意が有れば優秀な日本人なら克服できるでしょう。戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンで、36年間にわたり人道支援を続けた中村哲さんのようなわけにはいかないにしても・・。 今、アフリカに集中的に進出する時が来ているのではないでしょうか。 米中に依存している今のままでは、将来の光明は見いだせない。アフリカは今後、急速に発展することは疑いのないことだし、日本が最も得意とするところを前面に出し、渇望されている部分に心血を注ぎ、信頼と実績を積み重ねていけば道は開けるでしょう。☆ リープフロッグによって、飛躍的な発展していくのを指をくわえて観ているわけにはいかない。高齢化の波が去った後の日本は、人口減によって経済発展の見込みは少ないでしょう。糸川英夫氏は早くから「人材輸出」を標榜していたが、まさに今その時がやってこようとしている。 一方で、国内には人手不足を補うための人材として、多くの外国人がやって来るようになるでしょう。それらが相互に循環するような形になれば、真のグローバル社会として発展して行くでしょう。 今後はAIがより進化し、生成AIが広く活用されていく。コンピュータなど先進技術は、すでにあるベースの上にどんどん積み上げていけばいい。開発されたものを如何に有益なものにしていくかは、日本人の得意とするところでしょう。 電気も電話もPCもない状況から、一気にスマホを1人1台持つというドラスティックなアフリカ。アイデア次第で新しいビジネスが生まれる。開発よりもリフォーム・リメイクが得意の日本人には向いているはず。☆ アフリカは様々な要因から、農業の生産性が低く、食料を自給できず輸入に頼っている。食料自給率向上は各国の悲願だが、実際には人口増加により食料の輸入は一層増えてしまっているのが実情。ゆえに、人件費がアジアと比べ高く、安い人件費を活用して安く作り、安く販売するというビジネスモデルはアフリカでは難しいという。 短期間で目覚ましい成長を遂げたナイジェリアのダンゴテ・グループなど多くの企業は、セメントや砂糖など人口増加により拡大するニーズをとらえ、そのサプライチェーンをアフリカで構築することで成功を収めている。日本の強い食品加工や包装技術、工作機械などの分野で、こうした地場企業のサプライチェーン構築を支援できれば大きなビジネスチャンスとなる。JETROより☆ あのアフリカの黒人独特の風貌に最初は戸惑うかもしれない。人類最初の出生地であるアフリカは、DNAの遠いところでつながっていると思えば、案外親近感が持てるかもしれない。 アフリカ大陸は、とにかく広い。全地球表面の約6%。地球の陸地面積の約20.4%。北と南アメリカ大陸を合わせたよりも大きい。バイアスの掛かった目で見ない方が良い。世界雑学ノートよりパート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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「今後のテクノロジーの変化」 言うまでもなく、生成人工知能(AI)はものすごい勢いで進歩している。グーグルは2023年12月6日、知識と問題解決能力を測る指標において「人間の専門家を上回った」と、新モデル「Gemine(ジェミニ)」を公開。数学や物理学などの複雑な問題が解ける対話型AIの「Bard(バード)」にも採用されるという。 さきがけの「オープンAI」はソースをオープンにしていたが、現在、ビッグテックの「GAFAM(Google、Amazon。Facebook(現Meta)、Apple、Microsoft)」は、オープンすることなく着々と進歩させるべくしのぎを削っている。 今はその勢力地図が変わりつつあって、「MATANA(Microsoft、Amazon、TESLA、Alphabet(Google)、NVIDIA、Apple)」が台頭という。GAFAMからFacebook(Meta社)が脱落し、新たにTESLAとNVIDIAが加わっている。「NVIDIA」は、米カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカー。特に、AI(人工知能)関連では欠かせないGPU(Graphics Processing Unit:画像処理装置)を汎用計算用途に拡張したGPGPU(GPUの演算資源を、画像処理以外の目的に応用する技術)の設計において、この市場を牽引する企業。 この生成(AI)は、あらゆる分野で使われ、今後ますます発達していくでしょう。その先にあるものは誰も予測できない。法律で規制(EUがAI包括規制に合意、2026年実施。違反に巨額の制裁金)していくものの、人間の思考データを究極までつき詰めていけば新しい価値観を見い出すかも知れないし、進歩は規制の枠を超えるスピードに追い付かないだろう。 AIはすでにあるものから導き出すのだから、発明したり発見したりすることなどありえないと思われがちです。しかし、まったく違う分野のもの同士をない交ぜて論じることなど無かったものが、AIによって平然と行われ、垣根など取り払われていく。 異次元の世界を軽々と行き来するようになれば、そこから導き出されるものは予想できないものでしょう。 GemineやBardその他の生成AIによって、未知の世界が飛躍的に発展し、新しい概念を示唆するようなことの可能性も秘めている。今後30年前後には、偏在する富によって(人類にとって有益なものばかりとは限らない)大きな変化がもたらされるでしょう。利用する側のスタンスと知見によって、一体どんな状況になっていくのか誰にも分からない。 AIがまったく想像していなかった分野に応用され、人間の思考の裏をパラレルワールド的に見えない形で構築されるようなことが起こるかもしれない。☆ 思想や感情がない分、今までにないシビアな結論を導き出す可能性もある。要するに、既定の常識や価値観が通用しなくなるということ。政治、経済、文化、社会すべてにおいて、動植物の突然変異のように飛び火という形でつぎつぎと変化が起こっていく。 3Dプリンター、ドローン、遠隔技術、ロボット、クローン、サイボーグ、XR、EV、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)、IoT、NtoN、遺伝子操作、ウィルス操作、などなど。ありとあらゆるものが、複合的に組み合わされ、綯い交ぜとなって応用されていくようになるでしょう。 例えば、植物の生態の研究結果から思いもよらなかったものが導き出され、他のものへの応用のヒントが見つかるかもしれない。バイオミメティクスの更なる発展というわけだ。 予想できないことは書きようがない。分からないことをつべこべ言っても始まらないとも思う。しかし、今までの延長線上で、楽観バイアスによって嵩を括っていて良いわけがない。☆ 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界の富裕層と貧困層の格差が広がっている。「世界不平等研究所(パリ)」の2021年の発表によると、世界の上位1%の超富裕層の資産は、世界全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%にとどまっている。特に最上位の2750人だけで3.5%に当たる13兆ドル(約1500兆円)超を占め、上位10%では全体の75.6%を占めた。「ジニ指数」による世界各国の所得差。 社会における所得分配に不公平などを計る標準係数であり、係数が高いほど格差が大きくなる。 指数は0-1であり、0は完全な平等(全員が同一所得)、1は完全な不平等(一人が全ての所得を得て、その他全員はゼロ) 2009年 whikipediaより0.1~0.2:ほとんど格差のない社会0.2~0.3:格差の少なく安定した社会0.3~0.4:格差がある社会0.4~0.5:厳しい格差があり、社会を不安定にする要素がある0.5~0.6:格差が限度を超え、社会的な不満が激増0.6~0.7:社会的動乱がいつ発生してもおかしくない0.7~ :革命が起こる、あるいは動乱状態に突入する 2021年、世界全体の所得に占める割合は、上位10%の富裕層が52%に上り、下位50%はわずか8.5%だった。日本は上位10%の資産が57.8%で、そのうち最上位1%は24.5%を占め、下位50%は5.8%だった。日本の富も、欧州ほどではないが非常に不平等である。(日本経済新聞) 既得権益の固定化(経済的・政治的・地位的・生得的・実力)は、それらの権益が経済的流動性を低めるため、不平等を増加させる。資本主義体制は行き詰まっていて、格差は広がる一方。「MATANA」のような巨大企業が潤沢な資本を注ぎ込んで、ますますその差を広げようとしている。そしてその繁栄の一方で、地球が悲鳴を上げつづけている。☆ 北極と南極の氷が融け、氷河が溶け、永久凍土が溶け、年々減少を続けている。気温上昇はさらに拡大していくと思われている。 名大の教授がヒマラヤの氷河の研究調査していて、70年代から2000年以降を比べると縮小スピードは倍以上になっているという。2100年には15年比で、氷河が40~60%縮小すると予測している。 海水の温度が上昇してどんどん蒸発し、大気には大量の水蒸気を含むようになっている。激しい雨が局地的に降り(冬には大雪)、しかもそのような雨は地表を流れるだけで地下に染み込まない。水は、陸を介して海と空を巡回するだけのものになっている。 大雨と洪水が予想外の地域で頻発する一方で、乾燥が進み砂漠化が広がっている。山火事が頻発。寒冷地であるシベリアでも起こるという超異常状態。山火事によって森林が急速に減少している。ドライとウェットの相反する現象がますます極端になっていく。 2019年の主な天候の特徴・気象災害(クリックで気象庁サイトへ)☆ 名だたる農業地帯で灌漑用の湖や地下水が枯渇しつつある。世界における水の使用量増加、世界的な地球温暖化、開発による水源の破壊などが原因。今後、各地で水の争奪戦が起きるのは眼に見えている。それと同時に、食糧難の恐れも。出典:「国連人口基金駐日事務所ホームページ」より引用しNECにて図版作成 国連人口基金の「世界人口白書2021」によると、世界総人口は78億7500万人です。現在、その40%以上にあたる36億人が水不足に悩まされており、今後も上昇すると予測されています。この状況が続けば、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足にさらされ、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。ナイジェリアはアフリカ随一の大国として、人口でも、経済規模でも数十年にわたりアフリカをリードしていくことが期待される。 アフリカ諸国では、経済成長によって、ポルシェに乗り、シャンパンを飲む高所得者層の数は増加している。こうした高所得者層は欧米で留学や就労経験がある。また、低所得者層に対しては、モバイルマネーを活用した割賦販売など、新たなビジネス手法がアフリカで急速に進化しており、これまでビジネスにならないと言われてきた貧困層がビジネスの対象になりつつある。(JETRO)☆ 水不足はますます深刻度を増していく。我々の食料のほぼ半分が、地球上の温暖で乾燥した地域で生産されている。そうした場所では、穀物に水を供給するために地下水の過剰なくみ上げが行われており、帯水層と呼ばれる地下の貯水層の水量が急速に減少している。米カンザス州の穀物畑を潤すピボット式スプリンクラーの灌漑システム。それぞれがオガララ帯水層から、1分間に何百リットルもの水をくみ上げている。(ナショナル ジオグラフィックより) 最新の研究によると、今世紀半ばには、インド、パキスタン、ヨーロッパ南部、米国西部の広い範囲で帯水層が枯渇する可能性があり、そうなれば食料供給が打撃を受け、また18億人もの人々がこの貴重な水源を利用できなくなる。 輸入に頼っている国は資本力競争によって財政を圧迫される。その結果、ますます格差が拡大していく。☆「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」早ければ2025年、遅くとも95年までに起こる可能性が高いことが懸念されている。AMOCが止まると、熱帯雨林帯が南に移動、アフリカやアジアのモンスーンが弱まるほか、欧州は乾燥する可能性が非常に高いとの判断を示している。 今まで当たり前になされていた自然の営みが、まったく違うフェーズに入ったということ。 この地球のダイナミズムを変えさせたのは “もっとも不自然な存在の人間” だ。利益、楽、便利のために犠牲にしてきた反対側で、諸々のものが悲鳴を上げている。直接反撃はしてこないが、副作用という形で様々な不都合なことが起こっている。その事象と現象をどうとらえるかで、今後の人類の進む道が決まっていくのでしょう。☆ 元京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター准教授、博士(獣医学)の宮沢孝幸氏が、コロナウイルスは人工物であり、意図的に作られたものだということを訴えている。誰が何の目的でやっていることかは分からないが、これは事実であると。 こういう小説のようなことが、実際に起こっている。 人類はパンドラの箱を2つも3つも開けてしまっている。暴挙とも言えるが、だれも止めることが出きない。SFのような社会がやって来ている。SFは当然人間が考えたことなので、その発想の元は以前からあって作家が想像力を働かせて物語に膨らませただけのこと。なので、それが現実になったからと言って奇想天外なこととは言えない。☆ AI技術の最先端を行くのは、実は中国とイスラエルだという。ユダヤ人は頭いいことで有名だし、習近平は不気味な存在でもある。MATANAがどういう方向に向かうのかで、勢力地図は変わってくるのだろう。 2001年宇宙の旅ではコンピュータHALが造反することで終わるが、果たしてコンピュータが意思を持つ時代が来るのかどうか。2045年に技術的特異点に到達するという「シンギュラリティ」がどうなるのかも分からない。実際にはもっと早まる可能性もある。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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FBでコメントのやり取りをしていて、内容が多く長々と書くわけにもいかないので、ブログに書いて読んでいただくことに。先ずは経緯を説明してから、私の意見を述べることにします。 元になったのがこの投稿。為政者が一番気付くべきこと。既存の権力に群がる無知な連中の価値観を、完全に変えない限り、またこの価値観が社会の50%を超えない限り、世の中は変わらない。 これに対して、こんなコメントが寄せられた。「この方は、『ランチェスターの法則』を知らないようです。明治維新は、僅かな「命懸けの志士」が基になり、起こりました。命懸けの志士が1%居れば、世の中は変わります。赤川次郎さん、リニア新幹線と、飢えた子供を無くす事を比べる事は、いかがなものでしょう?日本が、世界に誇る新技術のリニア新幹線。これを開発しているのは、JR東海という企業です。企業が、上を目指すのは当然の事であり、もし、このリニアが完成すれば、世界の鉄道事業に対して、大きな影響を与えます。これを輸出し、日本のGDPを高める事は、貧困層を救う一因になると思います。」 それに対して私がこんなことをコメントしました。「リニアが完成すれば、世界の鉄道事業に対して、大きな影響を与えます。これを輸出し、日本のGDPを高める事は、貧困層を救う一因になると思います。」貴殿がおっしゃる、この下りに疑問を感じるわけです。同じ論理で大阪万博もやろうとしているのだろうと思います(カジノを作るための踏み台にしようとしているという面もあり)。 今後のテクノロジーの変化と、環境に対する考え方、思想や価値観などが今までとは全く違う世の中に世界が生ろうとしている時に、果たしてかつてのような論理が通用するとは思われません。 古い価値観に縛られてかつての成功体験が忘れられず、しがみついて変革できなかったから今の日本があるのではないでしょうか。世界からどんどん後れを取って降進国に成り下がっているところから脱却するには、護送船団方式のようなものは通用しません。 そして以下の反論がありました。「世界に先んじた技術であるリニア新幹線を活かす事のどこが古く、どこが護送船団方式なのでしょうか?資源が少ない日本が、世界と方を並べるには、その技術力や開発力を活かす事が大切だと思います。では、質問しますが、今後のテクノロジーの変化とは?環境に対する考え方とは?思想や価値観などが全く違う世の中とは?どんなものなのか?また、日本が、かつての隆盛を取り戻す為には、どこをどう変えたら良いのか?また、子供達を貧困から救うにはどうしたら良いのか?を、具体的にお示し下さい。」 以下に、私が思っていることを述べていきたいと思います。20年~30年先のことを予測してのものです。 先ずは「リニア新幹線」について、私見を述べていきたいと思います。 巨額の費用・9兆円(財政投融資3兆円。安倍主導により低金利--30年元本返済据え置き・金利0.8%)、高価なヘリウムを使い、大量の電力を消費(原発1基~3基の電力量)する。(液体ヘリウム・液体窒素を使わない高温超電導磁石を開発中で、実用できるようになれば10%削減できるとしている) 2042年に65歳以上の高齢者数はピークを迎えるし、2040年ごろには全国の自治体の半数が消滅の危機であるともいわれています。また、2065年中ごろには人口が8千万人台まで減少するのは確実です。内閣府 平成29年版高齢社会白書 少子高齢化のもとで、経済は過去のような高度成長はあり得ないと思われる。人口が減れば新幹線の利用者も減る(JR東海は、半数がリニアに流れると予測し、インバウンドが増えて日本での定住人口も増えていくという見通し。) 新幹線の開通は東京オリンピックとセットで、高度経済成長(1955年頃から1973年頃)の真っただ中のこと。年功序列、終身雇用の旗の下で消費が美徳でもあった。今後、少子高齢化のもとで、消費の伸びは期待できないし、金で時間を買うという価値観が今後も続くかどうか疑問。リニアを作って、高速で移動する必要性が強まるとは思えない。 料金は、のぞみプラス700円、新大阪までプラス1000円でという案が出ているが、あくまでも過程の話であって、もっと高くなる可能性を否定できない。JR東海 コロナ禍以降戻ってきてはいるが・・ コンコルドはスピードばかりを追求したが、コストが高く、騒音や排気ガスをまき散らした。赤字続きで技術改良もままならず、事故を起こして廃止になった。その轍は踏まないだろうが、利便性を追求するばかりの世の中、失って来たものの大きさに、コロナ禍を経てようやく気づき始めている。☆ リニアは東京(品川)-名古屋間・全長286キロのうち、トンネルが9割近い。地震に強いというが、中央構造線断層帯や多くの活断層がネック。貨物列車がなくて、モノが運べないリニアは、災害時に役に立たない。「品川-名古屋」間が2027年に開業したあと、大阪まで延伸して2037年に全線開業の予定。しかし、静岡工区の地下水問題でストップしている影響から、「難しい」との見方を示している。 JR東海は、新幹線のバイパスの位置づけとしてリニアを走らせるという。東海・東南海地震も危惧されていて、国がやらないならとJR東海が手を挙げた。そのこと自体は評価できる。しかし、東海道本線も含めて12の在来線全部が赤字で、新幹線でもっている状況。民営化した87年はバブル期の初期で、その波に乗って利益を上げて来られた。 今後、そのようなプラス要件はないとは言えないが、世界情勢からしてもマイナス要因があまりにも多い。☆ 現状、ロシア-ウクライナ紛争で資材不足、人手も不足して経費は増える一方だし、コロナ禍以降、価値観の転換の必要性を考える社会になっ来ている。クリックでブログページへ 永久凍土が溶け続けていて、メタンガスが大量に放出されている。その勢いはもう止められないところまで来ている。凍土が溶けると日光を吸収しやすくなり、ますますその速度を増して幾何級数的に進むと思われている。研究者はおそらく、北極圏では数十年の間に、表面近くの永久凍土の30%~70%が失われると予想している。 CO2排出大国の中国とアメリカは、今のところ頬かむりしてやり過ごしているが、急速に悪化していく環境変化を無視できなくなる時がすぐそこまで来ている。 日本は今年、国際的な環境NGOから4回連続で「化石賞」に選ばれ、風当たりは今後ますます厳しくなっていくと思われる。原発を増設する方向に向かっていくしかなくなる中で、核のゴミが大きな問題となり、経済優先と地球保全との板挟みとなっていく。 MRJ(三菱リージョナルジェット)は巨額の投資をした挙句に頓挫している。社内の意思決定過程に問題があり、スムーズに事が運ばない。「グローバルエキスパート」を導入するも、改革に慎重すぎて軋轢が生じ、結局それもうまくいかなかった。☆ 過去の実績に囚われ目先の事象に拘泥し、保身のための虚偽を重ね大企業の、いわゆる不祥事の数々が露見して見苦しいお詫び会見が続いた。今の日本は旧弊と改革の確執の中で、大企業優先の施策に十分に応えられる状況にない。 嘗ての貿易輸出国としての矜持も実力も無く、第三勢力の後塵を拝するばかり。そこから脱出する見通しは果たしてあるのだろうか。 リニアの技術を輸出して外貨を稼ぐというのは、日本にとっては大きな魅力だが、鉄道の役割が、アフリカ、インド、欧州、米国、日本、それぞれの路線によって全く違う。リニアが輸出が可能とされるのは、ワシントン⇔ニューヨークを運行している「アムトラック(アセラ・エクスプレス )」ぐらいと言われている。☆ 多額の開発費が掛かり、運営にも多量の電気(原発1~3機)を必要とする。地球温暖化の問題がますますシビアになって行く中で、果たして今後そんなものに投資するような国があるのかどうか。 ドイツは、中国・上海でリニア鉄道を実現しながら、08年に国がリニアから撤退している。技術的に時期尚早だったようだが、メカに故障はつきもの。もしそんなことがあれば、今までとは考えられない問題が起こる可能性もある。 JR東日本の子会社が、インド(ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道)に新幹線方式での建設を契約。2017年9月に起工され、2023年中に全線開業することになってたが、2023年も半分が過ぎたというのに、開業に関する声が聞こえてこなかったという。インドで建設中の新幹線 大半が高架橋 コロナ禍で遅れていた土地取得率が100%に近づいて、今は「遅々として進んでいる」状態らしい。数々の設計変更により事業費増は避けられそうもなく、事業費約1兆ルピー(約1.8兆円の大半は円借款で賄われる)が、当初予想よりも多額となれば、経営リスクは大きく膨らむことが危惧されているという。 アフリカはまだまだ先のこと。ヨーロッパは19世紀の鉄道を生かしながら、20世紀と19世紀が同居するという形の鉄道を理想と考えている。 それよりも果たして、JR東海がリニア輸出を視野に入れているのだろうか。☆「護送船団方式」とはもともとは軍事用語で、さまざまな不測の事態が予測される海上運航において、護衛艦で輸送船を囲い護衛することで、船に積まれた重要な物資や要人を目的地まで無事に送り届けることを目的としている。 そこから、「行政が私企業の経営を保護しながら監視・監督することで安定的に運営させる」という意味合いを持つようになった。 JR東日本の子会社・日本コンサルタンツ(JIC)がインドへ新幹線進出するにあたって、オールジャパン態勢でやっているのは、まさに「護送船団方式」といえる。 鉄道を含むインフラ輸出は、安倍晋三政権が2013年に成長戦略に盛り込んで以降、その柱として位置づけられてきた。今はもうそんなことを出来る状況でもない。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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♪ 逃げるしかないと思えど逃げ場所はどこにもないと空を見ている 食物アレルギーがある児童生徒が全国の公立小中高校に約52万7千人いることが、昨年度、9年ぶりに実施された大規模調査で判明。2013年の前回調査より約12万人増えた。激しいアレルギー症状「アナフィラキシー」を起こしたことがある児童生徒の数も増加した。 花粉症になると果物類のアレルギーを発症しやすいと指摘されており、花粉症の子どもの増加が食物アレルギーの子どもの増加につながっている可能性を指摘する専門家もいる。 食物アレルギーは蕁麻疹や咳、嘔吐などの症状を引き起こす。複数の症状が急激に出る全身性のアナフィラキシーが起きることもある。 たとえば、発症頻度の高い「キウイフルーツ」は、以前の日本では食べられていなかった。1980年代後半から普及しはじめ、その消費量が増えたために、患者数が急激に増加したと考えられている。 また、「いくら」の食物アレルギーが1、2歳の小児に多いのは、最近、保護者の方が子どもに「いくら」を食べさせるようになったからだとか。元来小児はアレルギーを発症する割合が高いうえに、「いくら」はアレルギーの発症頻度が高い食物。少しでも発症を防ぐために、小児に与える食物を考慮し選別することはとても重要らしい。アレルギーを起こす主な原因物質(アレルゲン)MINARISより(拡大します) 詳しく知りたい方は是非、下記のサイトへアクセスしてください。─「 知っておきたいアレルギーの最新情報 」─1. 木の実アレルギーをご存知ですか? ●木の実アレルギーの患者数、●増加の背景、●消費者庁が定めるアレルギー表示推奨品目への追加、●対策2. 「花粉症」と「食物」の意外な関係 ●スギ花粉症の有病率増加 (3人に1人がスギ花粉症)、●花粉症が引き起こすもう1つのアレルギーPFAS(ピーファス)、●PFASの発症機序、●花粉と交差反応性が報告されている果物・野菜、●対策─ ★ ─ 問題なのは、「なぜ、こんなにも花粉症やアレルギー症状の人が増えているか」ということでしょう。 複雑な要因が絡み合っていて、一つだけを特定することはできないでしょう。国の機関も縦割りされているため、総合的に原因究明することは至難な現状。どの機関や部署も自分の所に非があるとは認めたがらず、問題はないと言い張って議論にもならない。 食品添加物は大いに疑義があります。大量につくられている食品には驚くほどの科学的添加物が使われています。業界も管理機関も、危険である数値の100分の1に抑えているので問題はないというスタンスで平然と使い続けている。農薬もしかり。 しかし、複合的に毎日多種多様な添加物や、微量であるにせよ農薬にまみれた食物を体内に取り込んでいて、影響がないと言う方がおかしい。肉や魚にも問題があるし、口に入るもので人の手が加わっているものほとんどがそうだ。 今は幼児期から摂取しているので、その影響が顕著に表れてくる。 PDFファイルを見るためには、Acrobat Readerというソフトが必要です。 消費者のために添加されているものではなく、生産者・販売者側にとって都合がいいという理由で添加されているものばかり。 これらは、地球温暖化の問題とまったく同じことです。些細なことだと問題にもせず、様々な分野で行ってきたことが今、積もり積もって多くの自然災害を起こし、生命や生活を脅かしている。今、目に見える形になって慌ててあたふたと大騒ぎしている。 科学者や専門家がいくら警告を発しても、国や業界そして国民もそのことに目を向けることなく放置してきた結果がこの有様です。 人類は科学の力で長生きできると信じている一方で、ジワジワとDNAに傷を付け劣化させ続けている。マッチポンプ。イタチごっこ、キツネとタヌキの騙し合いなんて言っている間に、間違いなく変異が進んでいる。あとは突然変異を待つだけなのかもしれない。 地球の温暖化は、もう止められないところまで来ているのか。だったらジタバタせず、今の恩恵を甘んじて受け入れて、緩やかに(しかし大きな代償を負いながら)人類の行く末を迎えることにするか? 突然変異で生き残る末裔たちに、地球と人類の未来を託して・・・。
2023.07.05
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♪ 右派と左派男と女好き嫌いペペロンチーノに乳化のコツあり デジタルメディア「LITERA」が、「安倍元首相銃撃 容疑者は宗教団体との関係が動機と供述も…自民党応援団は事件を安倍批判のせいにして『言論封殺』に利用」(7月10日)の中で、大事なことを書いている。〈今回の一件を利用して「政権批判」や「政治家批判」を萎縮させようとする、どうしようもない汚い思考の人間がいるが、民主主義の国で主権者の国民が、民主主義を蹂躙する政権や与党政治家を厳しく批判するのは当たり前のこと。こんな一見もっともらしい詭弁の「黙らせ恫喝」を真に受けてはいけない。〉 しかし、こうしたまっとうな声はほんの一部。新聞もテレビも、ネットニュースでも、安倍元首相の功績を称える声があふれるばかりで、今回の事件を利用して危険な「政権批判封じ」が進んでいることを一言も指摘しない。銃撃の動機には、宗教団体の集金システムと政界との癒着が大きく関係している可能性があるのに、その宗教団体名も報じようとしない。 おそらくこの傾向は選挙が終わって以降も変わらないだろう。宗教団体の問題は「信教の自由」を口実に封印され、むしろ、自民党応援団からの攻撃を恐れて、マスコミの萎縮はさらに進むはずだ。 映画評論家の町山智浩氏が〈226事件はひどい格差社会と貧困に怒った青年将校が財界と結託した政治家を粛清しようとした事件ですが、その結果として思想統制とファシズムがいっきに進みました〉とツイートしていたが、今回の事件はまさに、日本が本格的な言論統制国家への大きな転換点になるかもしれない。 ネットで名前が取りだたされて知らんぷりはできないと思ったのだろう、きのう統一教会の幹部が記者会見を開いた。 その田中会長によると、山上容疑者の母親は1998年ごろから会員になり、2002年に破産したとみられる。田中会長は「(容疑者の母が)破綻されたことは分かっているが、事情は分からない。高額献金を要求したかどうかは記録上、一切残っていない」と述べた。同連合は、会員に毎月の収入の10分の1を献金するよう求めているが、田中会長は「(会員への)ノルマはない。破綻している人に献金を求めるという指導はしていない」と説明。 当然、核心に触れるようなことは一切言わず、お茶を濁すばかり。マスメディア側もしつこく追及することなく、ただ会見を開いたという既成事実のアリバイ工作に協力するばかり。 日刊ゲンダイDIJITALの記事のように、自民党がズッポリと浸かっているのが事実なら、報道にたいして様々な形で圧力がかかるのは当然と言えば当然。「公開抗議文」 衆議院議員 安倍晋三 先生へ(2021年9月17日) 「統一教会」による霊感商法被害の救済と根絶のために、全国の弁護士約300名により1987年5月に結成された弁護士の連絡会全国 統一教会被害者 家族の会 自民党政権は、創価学会という宗教を政権の中に抱え、統一教会国教化を目論見、日本会議をベースとして保守の王国を作ろうとしている。これには憲法改正も関わってくる。 ともあれ、安倍元総理亡き後、リーダー不在でまとめ役がいなければいたずらに時間ばかりを浪して、路頭に迷うことになる。この国はどうなっていくのか、考えれば考えるほど頭が痛くなってくる。* 日本会議の事務局の中枢は、生長の家(現・生長の家本流運動)の出身者が担っている。また、友好団体・提携団体として、美しい日本の憲法をつくる国民の会(主宰は櫻井よしこ他)、皇室の伝統を守る国民の会、「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(民間憲法臨調)、「日本の教育改革」有識者懇談会(民間教育臨調)、みんなで靖国神社に参拝する国民の会がある。(朝日新聞) * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.07.12
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♪ 人参も芋もミカンも学童も均質一律みんな仲良く 新聞を熱心に読んでいる。この姿を見たら、「へ~ずいぶん賢そうだねぇ」と思われそうな孫ちゃんです。 実はこれ、どらえもんの漫画が載ってるページなんです。TVでも観ているらしく目ざとく見つけて、食事中に見ていたのでさすがにそれは止めさせた。それで食事が終わったので存分に、というところ。 じーじ「誰が一番好きなの?」 孫「のび太。しゅやくだから」 ばーば「主役はドラえもんでしょう」 じーじ「本当はジャイアンじゃないの? あのジャイアンの歌が好きだったりして・・」 孫「ちがうって!」 じーじ「しずかちゃんって、いつもお風呂に入ってるね」 孫「のび太は入ってない」 じーじ「スネ夫も入らない」 ・・・・ ・・・ いつもながら、アホナなチャチを入れながら混ぜ返しの会話を楽しんでいるじーじです。 朝日新聞の別刷り版「(もっと教えて!ドラえもん)警察官の制服、いくつあるの?」という記事だけど、本文の方はたくさん書いてあるので読む気なし。漫画はよほど気に入ったのか、切り取って持ち帰った。 このすくすくと順調に育っている孫を、担任の女の先生(子持ちの40代)が「発達障害があるかもしれないですね」と母親に言って来たらしい。孫本人もそういう先生を嫌っているのか、学校が面白くないと言っているらしい。 入学当初はじっと座っておらず、授業中に歩き回ってしまったりしていたらしい。これは、幼稚園での生活習慣がそのまま出ていたに過ぎないものでしょう。 それから忘れ物が多いことと、授業中にぼーっとしていて話を聞いてないことが多いという。そんなこと、小学1年生でできないからと言って大騒ぎすることでもない。名を成したような人はみんなそうだったし、昔は周りもそれに対しておおらかだった。 多分、先生は発達障害の内の「注意欠如/多動症」を心配しているのでしょう。「じっとできない」「席についていられない」「乱暴」などの特性が取り上げられることが多い。いっぽうで「ぼーっとしている」「集中できない」「忘れ物が多い」など、不注意から起こるトラブルを抱えることも多いのも特性らしい。 しかし、「多動傾向」は幼児期や小学生くらいまでで治まってくることが多く、中学、高校、大学生になってくると「不注意」の課題の方が目立ってくるケースが増えてくる。 他の児童と同じ行動をとれない子がいると先生は非常にやりにくいし、ストレスの原因にもなる。そうでなくても、今の日本の学校の先生は作業が多すぎていつもイライラしている。じっくり子供と接することができないことでフラストレーションも抱えている。「国際比較でみる教職員の働き方」日本教職員組合 悪い芽は早めに摘み取ってしまおうという無意識の自己防衛が見え隠れして、なんだか怖い感じがする。本人や親の心配をしてくれているというより、自分が困るという自己保身からきている感じ。日本の教育現場で問題が起こるたびに、散々そういうのを見せつけられている。教育委員会なんか、まさにその典型だからね。のび太 ジャイアン スネ夫 1997年に司馬理英子という精神科医が書籍の中で、ADHDのことを「のび太・ジャイアン症候群」と命名しているらしい。授業中に先生の話は上の空で、ぼんやりいろいろな想像をして、宿題などの忘れ物が多いのび太くんは、いわゆる「不注意」型の特性が強い子。いっぽう、じっとしていることが苦手で、すぐにキレて乱暴するジャイアンは、「多動性」や「衝動性」の特性が強い子ということらしい。不注意型のタイプの子も多動型のタイプの子も、以前から確かに存在していたというだけの話。 ここで「のび太とジャイアン」が出てくるとは思わなかったが、孫が「のび太が好き」という気持ちがわかる気がする。「のび太とジャイアン」が将来どんな大人になるのか知る由もないが、“脳の発達に凸凹があって何が悪い。それこそが個性じゃないのか”。個性は病気なんかではない。 欠点をなくすのではなく、長所を見つけて個性を伸ばしてあげるのが先生の役目だ。特に小学校の低学年ならなおさら先生の意識が、真っすぐに児童に反映してしまうので怖い。不注意な言動がどれだけ子供の個性を奪い、意欲を萎えさせるか。広い見地から子供を財産だと思って、どろ団子を作るように磨いていってほしい。もっともっと議論を交わしてほしいものです、 お母さん(お嫁さん)には、「何にも心配はいらない」と言ってある。“先生の言うことはうまく聞き流すこと” ということを、納得できるようにじっくり話をしておきたいと思う。正しい情報を持って正しい判断をすることについて、懇談会の前にゆっくり話ができるといいなと思っている。先生を悪く言うのではなく、親の心構えと、自信をもって子に接するということを・・ うちの孫は問題ないと思うが実際に問題を抱えている人たちもいるわけで、相談センタや支援センターが整えられているので遠慮せずに活用してほしいと思う。発達障害 お役立ち情報サイト • 発達障害情報・支援センター • 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet • 一般社団法人 日本自閉症協会 • 特定非営利活動法人 日本自閉症スペクトラム学会 • NPO法人 えじそんくらぶ • 親と子のためのADHD(注意欠陥・多動性障害)情報サイト • 特定非営利活動法人 全国LD親の会 • 道具で発達を応援 トビラコ
2021.12.07
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♪ 「教習所」新しい運転方法右はアクセル左はブレーキ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今、日本は大変なことになっているようだね。 先に発表された10月の自殺者数。とうとう2000人を超え、2153人となったらしい。男性は前年同月比で21.3%増えて1302人。女性は、な、なんと! 前年同月比で82.6%も増え、851人にもなってしまったらしい。たった一カ月でこの数字だよ、信じられるかい? 厚労省の集計では、コロナによる解雇や雇い止めは7万人以上という。しかし、8月の労働力調査によると、パート、アルバイトは前年同月と比較して74万人も減っていて、その多くを女性が占めてるんだよね。その数は63万人だよ。 これで子供を産めないのは非国民だとかいう国会議員が居たりする。「人口増やしましょう」なんて言ってる場合じゃないんだよ。 このコロナ禍は、派遣社員、施設出身の女性、そして外国人など、この国のもっとも弱い部分に大打撃を与えているよね。コロナ以前からの矛盾を、嫌というほど世に曝け出している。 大企業優先のこの国は、非正規雇用を拡大し、実習生(という名目の安い労働者)の受け入れを進めてきた。企業はセーフティネットの切り崩しで、「守られない人たち」を大量に生み出している。 コロナ禍まで、必死に働いてなんとかギリギリ自分の生活を成り立たせてきた、ギリギリの生活に「トドメの一撃」のようにコロナ禍が襲ってきた。傷口に泥どころか「塩」を擦り込んでいるようなものだね。 朝日新聞のデジタルのアンケートの結果によると、コロナ禍において、所得が少ない人ほど収入が減っているという事実が明白になった。子育て中の年収400万円以下の世帯では、7割が減収。年収200万円以下の世帯に限ると、3割が収入の5割以上が減っていることが判明。 それに対して、年収600万円以上の世帯は、約6割が「変わらない」と回答し、5割以上減収した人はわずか2.5%だった(朝日新聞2020/7/5)。 疲弊しているところへ第三波がきている。傷口に「タバスコ」を塗り込んでるようなものだよね。政府とやらは、だらだらと目先の施策でお茶を濁して、切実感などどこにも感じない。政府の姿勢はクリンチで逃げ回ってる、まるで自信のない暫定1位のボクサーみたいだ。 ダウンしている相手を上から殴るような、ボクシングではレフェリーが止めるべき反則を政府は見て見ぬふりをしている。まるで「場末でプロレス」を見せられているようで、ドッチラケで気がめいって来る。 アクセルをふかしながら、ブレーキも踏めというんだからねえ。「右足をアクセルペダルに、左足をブレーキペダルに乗せて、交互に踏み分けろ」って・・・出来るかどうかやって見せろって!一体どこを見ていってるんだろうねぇ? 今のままだと、11月はもっと酷い結果が出るだろう。年末には目を覆うような事態になりかねない。 分かってるのかい!菅総理よ根本から変えて行かないと、この国の未来は無いぜ。 いい人材が中国に流れていること、知ってるよね? TPPにも加入するって? 真綿で首を絞められるようにじわじわと中国に絡めとられていく姿が水晶玉に・・・ このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.11.22
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♪ しっかりと繋ぎおくべし常識のときに巷を荒らすことあり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 同質、均質ばかりを気にする日本人は、前近代的な村意識を未だに引きずっている、というのが爺さまの口ぐせ。みんなと同じ価値観でいることがもっとも大切なことで、それが協調性と一体感を持てる重要な要素だと信じて疑わないんだって。その方が楽だし問題も起きないって思ってる。“それが社会というものじゃん” って、むら的意識なんて発想も持たないんだって、偉そうに言ってる。 でも爺さま、協調性が悪いなんて絶対に思っていないし、同調することも協力し合うことも必要だとも思っている。だけどその枠から一歩も出ようとしないで、はみ出した人をさも異端児で鼻持ちならない存在だって思っちゃうことが問題だっていうわけ。そういう視野の狭い意識が嫌いなんだって。 孫ちゃんは6歳になったけれど、爺さまはこの「一つの尺度による比較や評価を知らず、自分の感覚で世界の変化を探る」というセンスを失ってほしくないと思ってるようだ。どうしても大人(親)は、自分の生きている社会の価値観を早く子供に教えて、問題など起こさず、悩むことなく無難に生きて欲しいと思ってしまう。 ついつい常識っていう根拠のない価値観を押し付けたくなっちゃう。それは、無意識で自分の生き方を正当化しようとすることにも繋がっているって、ようわからんことを言ってる。 常識ほど怪しいものはないんだって。自分勝手な行動をとって社会の秩序を乱したり、物事がスムーズに運ぶのを邪魔したりしないようにする方便のはず。それが、人を縛る道具に使われたりし、個性を潰しちゃうことにもなってしまう。 常識はあった方が良いし無いと困るのも確かなんでしょう。その方が楽だし、誰にとっても都合がいいんだから。でも、統治者が “都合のいいように国民に枠をはめる” ために作る法律とは違うんだし、あんまり雁字搦めになるのはどうか、とか思っているらしい。 爺さまは、「常識は持たないといけない。でも、常識的に生きるというのとは違う」と思ってるらしい。固定観念にとらわれて自分や周りを縛り付けるのは良くないという事らしい。 心がバラバラで、みんな考えてる事が違う “人という生きもの”。一つになるなんてことは、一時的にはあったとしても絶対に長続きはしない。個性が世の中を豊かにしているのは確かだけれど、問題を起こす種だったりもする。人間って、メンドクセー。 以前にも常識について書いているなぁ。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますので、それまでは未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.10.09
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♪ 運転手に手話の手刀「ありがとう」横断歩道は四つほど有り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8日の土曜日は佐布里梅まつりの初日。晴れてはいたが北西の冷たい風が吹くあいにくの天気にも拘らず、大勢の人が観梅にやって来ていた。 知多市制施行50周年記念プレ事業 第29回佐布里池梅まつり 4日前、9回目のウォーク&ランで7.2キロをちょっと無理して走り、腰が少し痛いのとまだ右中臀筋あたりに違和感がある。それでこの日はウォーキングだけ。 家の敷地がお寺の土地に食い込んでいて、を少し借りていることになっていて、その土地代を納める年貢寄せがあり、改築の落慶が済んだばかりのお寺に行くついでに出てきた。午後1時45分。わたしが最後だったようで、私の噂をしていたところだとか。檀家でもないので抹茶をよばれてそそくさと退散。 そのままパークロードの起点へ。3キロのこの道は犬の散歩やウォーキング、たまにランニングする人もあり、土日ともなれば多くの人が利用している。公道を横切る箇所が4つほどあり、人通りが多いこともあって横断歩道ではほとんどの車が停まってくれる。 歩行者がそこに立つと躊躇なく停まってくれるので、こちらも気持ちよく渡ることが出来る。それで、兼ねがね思っていた手話でのお礼を初めて実行してみた。 ー以前にもこのブログに書いたー 愛知県は下記のランキングでも分かるが、なかなか停まってくれない。それで私は、目の前に車が来る前に片手を上げて、強引に渡ることが多い。このパークロードのように必ず停まってくれるところでは、双方に余裕があるので落ち着いて渡れる。 それで、この日は気分よく歩いていたこともあって、手話を使ってみようと思ったの。 横断しながら、運転手の方を向いて、“ちょん” と、手刀を切る感じで・・。 運転手にはそれが何を意味しているか、容易に想像がつくだろうと思う。聾唖者かなにかかな?と思うかも知れないが、それはそれでいいじゃんないの。 横断歩道で車の一時停止が最も出来ていない三重県。津市の津商業高校前の横断歩道では、「道路を渡り終えた生徒たちお辞儀をする」という。「お辞儀は横断歩道で一時停止してくれたことへの感謝。先輩たちを見て、自然とするようになった」と生徒。学校が生徒に指導しているわけではないが、「お辞儀してくれて気持ちよかった」という手紙や電話が届くこともあるらしい。【横断歩道での車の一時停止率ランキング】 1 長野(68・6%) 2 静岡(52・8%) 3 兵庫(43・2%) 4 島根(41・2%) 5 新潟(36・2%) ・ 10 愛知(28・8%) ・ 43 東京(5・8%) 44 富山(5・3%) 45 京都(5・0%) 46 青森(4・4%) 47 三重(3・4%) ※全国平均17・1% 記事は朝日新聞による 歩行者側にも気持ちよく停まってもらうための心使いが必要だ。高校生のようなわけにはいかないので、せめて感謝の意思表示は欠かさず実行したい。軽い会釈では良く分からない。 それにはこの手話がピッタリだと思う。これが一般に普及すれば、気後れすることなく、堂々と大ぴらに意思表示が出来るようになると思う。 歩行者、運転者のどちらの立場になっても、共通の認識で意思疎通できる。是非、あなたもこれを実行して、広めてくださいませんか。
2020.02.09
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♪ 野放しの狂気が夜を走りきて眼光ビームが足を竦ます‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 交通事故の多い愛知県は事故を減らすために、「パトネットあいち」を使ってこういう注意喚起の案内が送られてきます。過去5年間の愛知県における交通死亡事故を見ると・・・ 9月の特徴○歩行者・自転車の交通事故死者数が年末にかけ増加傾向○歩行者・自転車乗車中死者の7割以上が高齢者○日没後の午後6時台が最も多発 *9月は月初めと月末の日没の差が最も大きく、日が暮れるのが急に早くなると感じる時期です。*歩行者・自転車の方は、夕暮れ時以降はドライバーから見えづらくなります。 反射材の活用と明るい服装を心掛けてください。*ドライバーの方は、早めのライト点灯とハイビームを活用し、安全運転に努めてください。 これはこれで良いのですが一つ気になる、看過できない部分があります。 それは「*ドライバーの方は、早めのライト点灯とハイビームを活用し、安全運転に努めてください。」のハイビームです。 暗くなって歩道を歩いている時、正面から「ハイビーム」の車が来ると、目潰しを喰らって全く何も見えなくなる。瞳孔を完全に開き切っている状態で強烈な光を照射されるのだからたまらない。突然の真っ暗闇で・・。特に最近の車はヘッドライトが明るくなっているので尚更だ。 日の短くなる季節にウォーキングしていて暗くなってしまうことがあり、何度も経験がある。自分の足元も見えないので、とても危ないのです。 「道路運送車両法等」では、ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」とされ、その照射距離は、ロービームは前方40m、ハイビームがその倍以上の前方100m先を照らすことができるものと定められており、その使用方法として、対向車や前走車が存在する場合には、ロービームを使用することとされている。(ここでも歩行者の事が書かれていない) 歩行者(対向車も)を見たらすぐ「ロービームに切り替える」のが常識だ。それが出来ていない車の多い事。マナー違反です。腹が立ちます。不親切というより人権無視の犯罪的行為とさえ思います。 この「歩行者を見たらすぐにロービームに切り替えてください」という一行を書き加えてほしいという要望を、「愛知県警察へのご意見・ご要望・苦情」のメールフォームで書き送った。 とに角事故の多い愛知県。「歩行者優先」の意識が県民に欠如しているように思う。「名古屋走り」という言葉がり、黄色信号は「とまれ」ではなく「注意して行け」と理解しているし、赤になっても突っ込んでくる。方向指示器など曲がり始めてから出す輩も多い。これ等を背景に、当然のように歩行者を邪魔者としか見ていない。横断歩道では殆どの車が停まらないのもその表れだ。(愛知県に限った事でもないが) トヨタ王国にあって、車を持つ人が優遇され(愛知価格が存在する)甘やかされてるんじゃないか。車を降りれば一歩行者になるのにそのことへは考えが及ばず、歩行者でいる時の自分を蔑んでいるんじゃないかとさえ思えて来たりする。車に乗ると人格が変わってしまう人が多いのかも知れない。 街灯が歩道ではなく車道の方を照らしているという不思議。全国的のことで、まさに「お車様」のための道路で、「歩行者は車の邪魔をしない様にしなければならない」という暗黙の決まりが、未だにあるかのようだ。 メールフォームに、「お寄せいただきましたご意見、ご要望、苦情につきましては、担当部署へ通知するとともに今後の警察活動に反映させていただきます。」という記述があるのを期待して、気長に待つことにします。★ 追記 愛知県警から意見を承った報告と、その意見への回答の電話があった。 ご意見はごもっともで、まさしくその通りだと思います。 パトネットの文面ついては、文言が多くなりすぎるので「活用」という言葉で留めてあります。 県警のHPに、「歩行者の方や自転車の方を幻惑させないように、必要に応じて こまめにロービームに切り替えるなど思いやり運転に努めましょう。 」ときちんと書いてありますし、企業や様々な団体での講習会でもその旨を説明しています。 重々承知の上でハイビームを活用してほしいことに的を絞っての記述になっています事、ご理解をお願いします。との事だった。 たった一行加えるだけの事でも、今から修正するのは無理なのだそうだ。配信には中電の「きずなネット」を利用している。
2019.09.10
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♪ この夏を意義あるものと過ごせしは多剤耐性菌のみと知り ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昆虫も鳥も動物達にとっても、この夏の暑さは様々に影響を与えたようです。 蝉は木から落ち、小鳥の雛はまともに孵化せず、動物園の動物も熱中症寸前でダウン。 こんな異常な状況で、動物たちは動き回る事で体力を消耗するのを避けてただジッとしている。そんな中で仕事をしている人間は、最も過酷な環境にいる生きものだ。 スーツまで着ていたりするのを見ると、基本的人権なんて無いかのように思えてくる。 朝晩に冷気が感じられるこの頃になって、多剤耐性アシネトバクターなるものが院内感染という問題で注目されている。 アシネトバクター菌自体は水や土壌の中などに存在しており、健康な人は感染しても発症しない。しかし免疫力が低下した人が感染すると、肺炎や敗血症で死亡することがあるという。 大幸薬品株が暴騰。東証1部市場値上がり率ランキング上位となっている。 帝京大学病院(東京都板橋区)で院内感染を起した多剤耐性菌問題で、多剤耐性菌関連株として個人投資家をはじめとした目先資金の思惑買いが膨らんでいるという。 どうにか暑さも峠を越えそうで、湿度も下がって過ごしやすくなってきた。 食欲も戻って来たところだが、猛暑の影響はこれからの食卓にも影響を与えそうです。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.11
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