珈琲豆の保存方法6つのポイント

珈琲豆の保存方法 覚えておきたい6つのポイント




珈琲豆の保存方法のポイントお教えします。上海アルトコーヒー



1.まずは知っておきたい 新鮮なコーヒー豆を手に入れること



 コーヒーをおいしく飲むには、まずは新鮮なコーヒー豆を手に入れること。これに尽きます。

 素材であるコーヒー豆が、焙煎してから時間が経ってしまっていたり、
 古くなってしまっていては、どれだけ抽出(入れ方)を努力しても限界があります。
 素材が持つ以上の味は出せませんからね。

 私たちのコーヒー業界では、コーヒーは生鮮食品に例えられるほど鮮度が大切です。
 「コーヒーを少しでもおいしく飲みたい!」
 そうお考えの方は、まずは新鮮なコーヒー豆を手に入れること。その次に保存方法を考えて下さい。

 ちょっとだけコーヒーに手間をかけることによって、今のコーヒーライフはとても豊かなものになります。




2.コーヒー豆は冷蔵庫保存 保存瓶があると便利



 アルトコーヒーでは、コーヒー豆は冷蔵庫保存(長期保存は冷凍庫保存)をオススメしております。
 冷蔵庫へ入れるときには、保存瓶やタッパー、ジップロックなど密閉できる容器に入れてください。

コーヒーの保存瓶など




コーヒー豆を挽きながら保存ができるコーヒーミルもあります。



こちらはコーヒー豆を挽きながら保存できるコーヒーミルで、なんと水で丸洗いできるセラミックタイプ。
水で丸洗いできるのはとても便利です。




 冷蔵庫で保存する場合は、下記にもご注意下さい。

  ・他の食品の匂いが移らないようにすること
  ・冷蔵庫から出し入れしたときには、
   保存瓶についた結露に気をつけること

 アルトコーヒーの茶袋はそのままでも使えますが、
 コーヒーの香りが出てきますので、気になるようなら
 ジップロックなどに入れて保存して下さい。




3.コーヒーがおいしく飲める期間



 ★コーヒー粉の場合なら、2~3週間
 ★コーヒー豆のままなら、1~2ヶ月

 注:コーヒーのおいしく飲める期間は焙煎方法や焙煎度合いによっても異なります


※ コーヒーの焙煎(ロースト)とは?




4.コーヒーの保存はあくまでも保存



 いくら新鮮なコーヒー豆を手に入れ保存したとしても、保存はあくまでも保存です。
 コーヒーのおいしさを一定に保つものではありません。

 「保存をしてるからあのコーヒーも大丈夫だろう…」と思いがちですが、これは間違いです。
 ダメになってしまったコーヒーは、身体のことを考えると飲まないほうがいいと思います。(酸化、劣化したコーヒーは身体に悪い)

 こんな缶に入っているタイプのコーヒー豆(粉)も、缶の中でコーヒーの劣化が進むのでオススメしません。

 MJBのデザインは好きですが(余談の余談ですが、Mは モカ 、Jは ジャバ 、Bは ブラジル です。)




5.勘違いされる新鮮なコーヒー豆



 私たちのコーヒー業界では、コーヒーは生鮮食品に例えられますというお話しましたが、
 ただ、勘違いしてほしくないのは、魚や野菜などのような生鮮食品ではないということです。
 コーヒーはそんなにすぐに悪くなるものではありません。

 では、「焼き立てのコーヒー」や「焙煎したてのコーヒー」はどうかと言えば、
 個人的にはそれがコーヒーの一番のおいしさだとは思っていません。
 焙煎してすぐのコーヒーは、味が不安定でカドがあり、比較的薄くて軽い味になる傾向があります。

 そういう意味では、私がコーヒーに感じるのは、和え物やカレーなどに近いものです。
 何日か時間を置いたほうがうまく絡み合いおいしくなるもので、コーヒーにも似た特徴があります。
 焙煎してすぐよりも、何日か落ち着かせ、贅沢な味わいもたまにはいいのではないでしょうか。
 注:上記は焙煎方法、焙煎度合いによっても異なります




6.新鮮なコーヒー豆を見分ける方法



 新鮮なコーヒー豆を見分けるもっとも簡単な方法は、珈琲粉にお湯をかけてみることです。
 新鮮なコーヒー豆にお湯をかけて、珈琲粉が膨らんでくるものは新鮮なコーヒーです。

 ほら、こんなにコーヒーが膨らんでます。


 お湯をかけても膨らまないコーヒーは、
 焙煎されてから時間が経っている(古くなっている)可能性があります。
 注: 『膨らまない=味が悪い』ということはイコールではありません

 悪い生豆でも焙煎したてでお湯をかければ膨らみます。
 コーヒーの膨らみは、あくまでも焙煎されてからどれだけ時間が経っているかどうかを判断する一つの手段です。


お湯をかけてからの膨らみ写真は↓でも見れます
※ 珈琲の淹れ方(松屋式ドリップ編) ※ おいしい珈琲の淹れ方(カリタドリップ編)





追記1 真空パック こんな勘違いしていませんか?





上海の外国人街に近い場所でお店をされているTさんからの質問
真空パックでなければ香りがすぐにとんでしまうのではないでしょうか?



真空パックのことを少しご説明さていただきます。(お時間あればお読み下さい)

コーヒーの香りというのは、コーヒー豆(粉)自体が出しているもので、
目に見えないガスだとお考えください。

その目に見えないガス(つまり香り)は焙煎をされてから出てくるものですので、
焙煎してすぐのコーヒー豆というのは真空パックはできません。
(空気を抜いてそのときは真空パックになったとしても、
 コーヒー豆自身がガスを出し続けますので、袋はピチピチにはならず時間が経過すれば必ず膨らんできます)

コーヒー豆の状態と粉の状態でガスの出る量を比べますと、粉のほうが多くなります。
これはコーヒー豆よりも粉のほうが表面積が大きくなるためです。
(粉にしたときに、コーヒー豆の中に含まれる70%ほどの香りが一気に出てくると言われています)

真空パックで店頭に並んでいるもの、それもピチピチに空気が抜かれたものなどというのは、
見た目はキレイに見えますが、実はコーヒーの香りを意図的に抜いた状態でなければピチピチにはできません。
焙煎をしたあとで意図的に香りを抜き、香りの少なくなった豆を真空パックしているということです。

こういうことを知ると、真空パックのコーヒーが本当に香りがいいかどうか疑問をもたれるかもしれませんが、
真空パックのコーヒーというものはこのように作られているということです。
これは良いとか悪いとかの問題ではなく、そういうコーヒーもあるのだということです。

提案としましては、本当に香りを大切にしたいとお考えであれば、
コーヒー豆のままでの保存を検討されるか、粉の状態であれば1~2週間に一度のサイクルで、
新鮮なコーヒー豆を購入されることをオススメいたします。

遠方の方であればまた話は別ですが、
新鮮なコーヒー豆のほうがおいしく飲んでいただけると思います。

また何かわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。
ありがとうございました。





※ 珈琲豆の保存方法 覚えておきたい6つのポイント



※ コーヒーメーカーおいしく淹れる9のコツ ※ 簡単水出しコーヒーレシピ



※ コーヒーミルの選び方 ※ 珈琲豆の挽き方とコツ ※ 中挽きが無難ですか?



※ 珈琲の淹れ方(松屋式ドリップ編) ※ おいしい珈琲の淹れ方(カリタドリップ編)






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