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ウェッジウッド、
ミントン、
リモージュ 、
リチャードジノリ、
マイセン、セーブル・・・・
どれもいつかは料理を盛ってみたいなぁ~!と憧れるお皿です。
これらの食器を磁器と言いますが、
磁器の開発には大変な苦労があったようです(TT)
中世のヨーロッパでは、まだ磁器を作ることができませんでした。
陶工は行われていまし たが、どうしても磁器の白さを出す事ができなかったのです。
その透き通る様な白の美しさに魅了され、
時の権力者達は競って磁器を欲しがりまし た。
夜会の席で磁器を使えば自分の力を誇示することができたのです。
それともう一つ権力者達が磁器を欲しがった理由がありました。
それは、磁器の白さには邪悪な物を近寄せない力があり、
毒の入った料理を盛ると割れ ると信じられていたのです。
このことから当時、政治的な暗殺が多かった事がわかります。
チョット話がそれましたが、そんな不安も磁器を珍重する理由の一つだったのです。
磁器開発の話に戻りますが、当時の磁器は全て中国からの輸入品でした。
それは磁器を作るための陶土(高嶺・カオリン)が
中国の景徳鎮でしか取れなかったので す。
ヨーロッパ各国の王は
自分の国にカオリンと同じ陶土がないか国中を探させまし た。
そしてやっとドイツの「ヨハン・フリードリッヒ・ベットガー」が、
カオリンと同じケイ酸アルミニウムを含む陶土を発見したのです!!
その結果ドイツが ヨーロッパで初めて磁器の開発に成功しました。
それが「マイセン磁器」です。
この製法は極秘中の極秘とされ、
陶土を発見したヨハンは死ぬまで幽閉されてしまいまし た・・・。
なんだか気の毒ですね(TT)
その後他の国でも陶土が発見され、
ヨーロッパ全 土で磁器が作られる様になりました。
それから技術も進みカオリンの代わりに、
牛の骨などを焼いた灰を陶土に混ぜて焼き上 げた
「ボーンチャイナ」も開発されました!
綺麗な白い器を作るために色んな物語があっ たんですね(^^)