東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2005年01月22日
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カテゴリ: 中華料理
 赤い垂れ幕に白文字で「麺と飯」と書いてあるが、これが店名というワケではない。その横に小さく書いてある「笑顔」がこの店の名前だ。しかしコレ、「えがお」とは読まず、「にこ」と読む。今回紹介する「麺飯専門店 笑顔」はその名前からしてユニークな中華料理店だ。
 場所は久米川駅南口を右に出てケーキ屋と美容院の間の道を20メートルほど歩いた左側にある。



 中華料理と言えば、メニューが豊富なのが特徴なのだが、このお店はその概念を覆すほどメニューを絞り込んでいる。具体的に説明すると今風ラーメン、昔風ラーメンなどの麺類が7つ、麻婆豆腐など1品料理が6つ、チャーハンなどのご飯類が3つと、計16しかメニューがないのだ。こういうスタイルは東村山はもちろん、都心部でもめずらしいのではないだろうか。
 私は四川坦々麺(800円)と餃子(450円)を注文。まず最初に来たのは四川坦々麺だ。



 丼は小さいのだが、山椒の香りからして迫力満点。ひき肉が隠れるくらい本場四川の山椒「花椒」が浮かび、唐辛子が彩りを添えている。見るからに辛そう。というかすでに香りがスパイシー。まずはスープをひと口。
 ウワッ! 電流が走ったかと思うほど舌がピリピリする。山椒だ。でも私、山椒は大好きなんですよ。だからこの味、普通の人だと微妙なラインだと思うけど、私はすごく美味しく感じた。麺はインスタントラーメンみたいな細い縮れ麺。これがスープによく絡んで、汗が吹き出る、吹き出る。だけど旨い。
 汗だらだらで食べていると、餃子がやってきた。



 見た目はなかなか旨そう。食べると、野菜が少ないせいかシャキシャキ感はないが、その分、ひき肉が充実していて肉の旨味が噛むほどに味わえる。だが、舌がすでに坦々麺のピリ辛さに侵されているせいか、旨味を感じたのはほんの最初だけ。あとは食感しかわからなくなった。
 このお店では温かいジャスミンティーを出してくれるのだが、これではホットな口を癒せない。そこで私は瓶ビールを注文。ビールをグビッと飲んでは、餃子をひとかじりし、坦々麺をズズズッ。結局、坦々麺はスープも残さず飲み干してしまった。いやあ、辛いけど旨かった。
 この時点で餃子2つに、ビールが半分残っていた。(こりゃあ、つまみが必要だな)と思った私は、ニラレバ炒め(600円)を注文。



 冷凍モノではない国産のレバーを使っているというだけあって、臭みがなく柔らかい。ただ味の方はというと、正直な話、批評できない。というのも、坦々麺の影響で舌が完全に麻痺しちゃっていたから。印象としてはこってりではなくアッサリとして食べやすかった気がする。
 お店を出ると、汗が吹き出たせいか、頭がスーッとして気持ちいい。それでいて体はホカホカして、何とも言えず幸せな気分で私は家路についた。メニューが全16種だから、全種類制覇してみようかな……そんな気分にさせるお店だった。

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 悲しいニュースが届いた。私にとって初めての行きつけとなった「小料理みき」が閉店したという。マスターに電話すると、18日からお店を閉めていろいろ考えた結果、閉店することにしたのだという。詳しいことは「 目指せ!繁盛店~小料理みきの挑戦~ 」を読んでいただきたい。
「小料理みき」へ行くと、いつもは壁にかかっている黒板も、出しっぱなしの白い置き看板もなかった。いつもなら昼間のこの時間、マスターが料理の仕込みで忙しそうにしているのが、入り口のすき間から見えるハズなのだが、中は真っ暗で誰もいなかった。



 私がこのブログを書こうと思ったそもそものキッカケは「小料理みき」だった。このお店が「東村山にも美味しいお店がある」ってことを気づかせてくれ、それまで都心部を中心に食べ歩いていた私とカミさんに「東村山で美味しいお店を見つけよう」という気にさせてくれたのだ。それだけに閉店の知らせは悲しい。
 マスターには「美味しい料理をありがとう」と心から言いたい。





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最終更新日  2007年10月13日 05時54分00秒
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