おきらくーんにっき
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私と母は、ちょっとしたジュエリーを買うのが大好き。決して高価なものではないが、独身で実家にいた時は新しい物を買うたび、2人であれこれ品評会をするのが楽しみの一つだった。私が結婚してすぐの頃、母が義母に小さなブローチをプレゼントした事があった。母は実家でしていたように、私と義母がジュエリー談義で盛り上がり、親密になってくれればと思ったらしい。電話で「あんたの感想も聞きたいしブローチ見せてもらったら?」と勧められ、義母に、「ブローチ見せて下さい。」と言ってみた。承諾してくれたものの、義母は明らかに戸惑った様子で、「使いたい時は言ってね。いつでも貸してあげるから。」と何度も言ってくる。そして最後に小さな声で、しかしはっきりと、「大事にしまっておかなくちゃ...。」とつぶやいた。どうやら私がブローチを狙ってると勘違いしたようだ。そ、そんなつもりじゃ...。←私の心の声考えてみれば、義母は3人の息子の母親でジュエリーには元々興味が無い様子。私と母のような経験は無かったろうし、私の唐突な申し出に戸惑うのは当然だったのだ。母に事のいきさつを伝えると、「共通の話題が出来れば良いなと思っただけなのに..。ごめんね。」と、しょんぼりしていた。良かれと思って言った事が裏目に出てしまい、母にも気の毒だったなと思う。この一件があってから私は、「うちの親ならこうするのに...。」という尺度で義両親を量ってはいけないのだとつくづく感じた。環境や立場によって感じ方が違って当たり前だもんね。結婚して早い時期にこの事が分かって、良かったと今は思っている。☆今日のBGM☆カンナ8号線/松任谷由実(ユーミンの曲の中でマイベスト3に入る曲です♪)
2006年04月16日
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