また、他の電子メールによると、国家情報院は今年2月3日、ハッキングチームに直接電子メールを送り、「インストールしたエージェントがアンラボのV3 Mobile 2.0によって、悪性プログラムとして検出された」と不安な様子で分析を依頼した。「V3 Mobile」とは国内のセキュリティ会社の「アンラボ」が開発したモバイルワクチンだ。ハッキングチームは「ヨーロッパでは、あなたが言ったワクチンが入手できない。ワクチンを送ってほしい」と、顧客(SKA)に要請した。
膨大な量の電子メールの内容を通じてこれまで明らかになった内容を総合すると、サムスンの最新スマートフォンとダウムカカオの「カカオトーク」、アンラボの「V3 Mobile 」について国家情報院が、イタリアのハッカーたちにハッキングを依頼したことになる。イタリアのハッカーによってセキュリティ上の弱点が見つかったこれらの製品は、今回ハッキングチームがハッキングされたことで、攻撃コードが外部に漏れた可能性を排除できない。