いねむりひめ123のCafe ぐぅぐぅ

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September 10, 2022
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新学期が始まり、友人の中国人親子のところも、小中学生のお孫ちゃんたちが学校に行くようになったので、静かな午前中、中国語の得意な台湾人(​ 外省人 ​)の友人と一緒にちょっとお訪ねしてみました。というのも、以前、わが家の近くにおられたころ、
「馬歯というものを探している」
と聞いたので、なんだろう?と調べてみたところ、スベリヒユのこととわかったのだけれど、スベリヒユなんていう草は、夫の実家に行けばたくさん生えていて、目の敵にして草取りをしているのです。さっと茹でて新聞紙の上で乾燥させ、お天気の良い日には日光にもあて、なかなか乾かない太い茎は取り去ってからからになったので、届けたいと思ったのです。

件の中国人のお宅では、スベリヒユは茹でて、肉まんに入れたり、餃子に入れたりするのだけれど、お嬢さんの日本人のご主人は、いまでは、スベリヒユの肉まんや餃子が大好きなのだとか。​

先月、お嬢さんご夫婦が、新型コロナウィルスに感染した時には、お母さんが、娘夫婦のためにタンポポを探して生のタンポポを青汁にして飲ませたところ、熱が下がって、タンポポはコロナに効きますと電話がかかってきました。言われて、家の周りを探しましたが、みつかるのは、わんちゃんがお散歩しているようなところばかりで、夫の実家で探そうと思ったのですが、この季節は探そうとすると意外に見つからないものです。

このご町内には、痛風に苦しんだことのあるご主人が、私の知る限りでも4人もいらっしゃり、そんな人には「​ 車前子 ​」がおすすめなんだとか。車前子?と思って検索してみたら、オオバコのことでした。子どもの頃はすもうとりぐさと呼んで、とっても地味な花のついた茎をひっぱりあいっこして遊んだものです。小金井公園の芝生のあいだにも生えていたけれど、最近、案外みつかりません。このオオバコを根ごと洗って、水と一緒に煮だしてお茶にして飲むと、利尿作用もあり、また痛風にも効くのだそうです。実はお母さんのほうは、心臓の手術をしたあと、病院で利尿剤をもらったのだけれど、効きすぎて、一時間ごとにトイレにいくほど。当然、のども乾いて、水も何度も飲むのだとか。本当は、ちょっと中国に帰って、3年くらい滞在し、中医学の治療を受けたいけれど、コロナが終息しないことには、まだちょっと難しそうなのだとか。

ところで、中国語で「野菜」といえば、vegetableのことではなく、野山に育つ、オオバコやタンポポやスベリヒユのことなのだそう。以前、大好きな5分間番組「漢字ふむふむ」で、来日した中国人のおかあさんが、野菜と書かれた売り場にネギや白菜が売られているのを見て、日本の野山にネギや白菜が見つかる様子を想像して大変驚いたのだとか。いえいえ、日本のネギも白菜も農家さんが丹精込めて育てたものです。同じ漢字を使っていても、伝わって1000年も過ぎると、意味が変化したりするので、いろいろ興味深いものです。



↑ずいぶん前ですが、練馬区のレストランで出てきた、タンポポの炒め物。さすがにタンポポだけあって、ちょっと苦味が強かったです。これこそ、「野菜」料理です。





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Last updated  September 12, 2022 02:56:27 PM
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