「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2022.11.21
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カテゴリ: 美術館・博物館
77年間上下が逆さまに展示されていて驚いたモンドリアンですが、写した写真の上下左右を度々間違えてドキッ!とする私です

こちら向きで正しいのでしょうか

New York City


分量と色彩が異なっていながらも、

それらは同等の価値を持つべきである。

[モンドリアン]


ピエト・モンドリアン
(ピート・モンドリアン)

​Piet Mondrian​

1872年3月7日〜1944年2月1日(71歳没)

19世紀から20世紀のオランダ出身の画家。

本格的な抽象絵画を最初期に描いた画家のひとり。


ピエト・モンドリアン
​Piet Mondrian​
Dutch,1872-1921

​Composition in Red,Blue,and Yellw(1937-42)​

oil on canvas

MOMA「ニューヨーク近代美術館」所蔵。


対象に対して主観的になったり、

感傷を抱くことを考えたモンドリアンは、

カンヴァスから、それらのものをいっさい排除した。


あるがままの形を追求するからこそ、

そこに人間の感情の入り込む余地が生まれる。


ピエト・モンドリアン
​Piet Mondrian​
Dutch,1872-1921

Composition NoII,with Red and Blue(1929)

oil on canvas

MOMA「ニューヨーク近代美術館」所蔵。


そこで彼は、

徹底的に形を消し、

代わりに、

より普遍的な表現法を模索した。

その結果彼が発見したのは、

自然の基本的な要素、

つまり水平線と垂直線、

そして黒、白、グレーという3つの色彩により、

世界を描くという斬新な技法だった。


ピエト・モンドリアン
​Piet Mondrian​
Dutch,1872-1921

Tableau;Lozenge with Four Lines and Gray(1926)

oil on canvas

MOMA「ニューヨーク近代美術館」所蔵。


彼の作品は、

黒い線によって区切られた色面に特徴があるが、

線はけっして

画面を分割するために弾かれるのではなく、

むしろ色彩と面とが

自由な発想によって見る者のイメージの中で、

自在に浮遊するためのものである。


つまり彼の作品は・・・

完結したひとつの小宇宙ではなく、

無限の広がりを見せる柔軟なイメージの遊戯なのである。


ピエト・モンドリアン
​Piet Mondrian​
Dutch,1872-1921

Composition with Red,Blue,Yellow,and Gray(1921)

oil on canvas

MOMA「ニューヨーク近代美術館」所蔵。


赤、青、黄、および灰色の色彩によって

抽象的な画面を作るという理念に

到達したモンドリアン。


彼は・・・

芸術を「空間決定」のための行為だとした。


それはつまり、

色彩や形が何かを意味するためにあるのではなく、

それ自体で存在すること、

それ自体の意味によって存在していることを意味する。


そこでは・・・

白い空間、黒い線、

そして赤、黄、青、灰色の色彩が、

何かを意味したり、

暗示したりするために描かれているのではなく、

全てそれだけのものとして存在している。


ピエト・モンドリアン
​Piet Mondrian​
Dutch,1872-1921

Broadway Boogie Woogie(1942-43)

oil on canvas

MOMA「ニューヨーク近代美術館」所蔵。


【モンドリアン のざっくり ​年譜】​​

1872年3月7日、 オランダ・アムステルダム近郊で生まれる。

1892年、 アムステルダムの芸術アカデミーに学ぶ。

1908年、 マティスの作品に衝撃を受ける。

1910年、 パリに出てキュビスムに接する。

1917年、 オランダで 「デ・ステイル」 を結成。

1920年、 パリで新造形主義を提唱。

1938年、 ロンドンに移る。

1940年、 ニューヨークに移る。

1944年2月1日、 ニューヨークにて死去(享年71歳)。

PIET MONDRIAAN
Amersfoort 1872-NewYork 1944
Kröller Müller Museum EXPO=4
Compositi met raster 6:rut,

Composite met kleuren(1919)

オランダ「クレラー・ミュラー美術館」所蔵。


​「デ・ステイル」・・・とは?​

モンドリアンは、

キュビスムに影響を受け、

1917年に雑誌「デ・ステイル」の創刊に参加する。

「デ・ステイル」は、

通常の芸術家の共通性、

普遍性への関心を持って、

建築家なども参加しており、

モンドリアンの

「新造形主義」の考えに主導されていた。



(参考文献:東京美術/西洋絵画の見かたより)
(写真撮影:ほしのきらり)

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最終更新日  2022.11.21 08:40:34
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