「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2023.07.11
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カテゴリ: 歌舞伎
歌舞伎座7月大歌舞伎「昼の部」第一場を昨日ご紹介してかなり面白い第二場につづきましょう〜手書きハート

東京銀座:歌舞伎座

歌舞伎座七月大歌舞伎​


​  きくのえんつきのしろなみ​

​​ 『菊宴月白浪』 ​​

四世:鶴屋南北作

序幕 

第一場 甘縄禅覚寺の場

第二場 伊皿子町九郎兵衛浪宅の場

第三場 山名館の場

斧定九郎役中車さん


第二場 伊皿子町九郎兵衛浪宅の場


・・・あらすじ・・・

さて、

伊皿子町の九郎兵衛の浪宅を

定九郎( 中車 )が訪れると、

毛利小源太( 中村福之助 )たち

塩谷家の浪人が集まって酒宴の最中。



その様子を見た定九郎は、

大星たちの一周忌に酒を飲み、

酒肴 (しゅこう) の蛸を食べようとする

斧定九郎兵衛( 浅野和之 )を諌 (いさ) める


折からそこへ、

上使として師泰と六太夫が現れると、

水裃(みずかみしも=水色の裃:武士が切腹の時に着た)の

死装束姿となった定九郎が、

切腹の座に座に臨む。



すると、

九郎兵衛は、

畳が血で汚れては迷惑だと言い、

古畳みを運ばせて、

その上に大風呂敷を敷かせるなどし、

定九郎に

「尋常の最期を致せ」 と迫る。



すると、

定九郎は一刀の下に師泰と六太夫を斬り下げる。

そして、

九郎兵衛に対し、

師泰を討ったのは、

高野家の再興を阻むという

仇討ちに劣らぬ手柄となり、

これを行ったのが

九郎兵衛であると言って切腹すれば、

「不義士」の汚名を雪ぐことが出来ると語る。


これに対して、

仇討ちに加わらなかったのは、

万が一、

亡君の仇である師直を討ち漏らした時のことを考え、

大星と相談の上、

後詰の役を引き受けたという

真実を明かした九郎兵衛は、


大星ら四十七士が見事に本懐を遂げたので、

自らの出番が無くなり、

不義士の汚名を受けて、

法埒 (ほうらち) を尽くしていていたという経緯を語る。


さらに、

定九郎には双子の兄がおり、

高野家の家臣板垣坂伴内の養子としたが、

子供の頃に行方知れずになっていると語り、


もし巡り会った折には、

今の経緯を伝えてほしいと願う。


父の本心と双子の兄の存在を聞いた定九郎は、

紛失した宝の花 ​筐​ (はなかたみ) の短刀の詮議と、

高野家の重宝の菅谷の正筆を奪い取るために

盗賊となることを決意し、

亡君の尊霊に恥辱を与えないために

名を変えようと考える。


と、俄に (にわかに) ​空に五星が輝く。

星星星星星

これを見た定九郎は、

「暁星五郎」 と名を変えて、

塩谷家再興を志すこと告げる。


その言葉を聞いた九郎兵衛は、

傍らの松の木についた蜂の巣に隠していた

斧家に伝わる忍びの一巻 を与えると、

自らの腹へ刀を突き立てる。

これを見届けた定九郎は、

山名の館へと向かう


・・・・ううう面白くなって来ました


第三場 山名館の場へ・・・つづく


(写真撮影:ほしのきらり。)



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最終更新日  2023.07.11 06:02:04
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