「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2023.07.28
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カテゴリ: 歌舞伎
大評判の歌舞伎座へ行って来ました〜7月大歌舞伎は新歌舞伎座が出来て十周年を記念するもの

東京「歌舞伎座」


​【夜の部】​

​かみのめぐみわごうのとりくみ​​
​​​二、 神明恵和合取組​


  め組の喧嘩​​   ​四幕​


​​ ​竹柴其水 作​​​


​​ 二幕目 神明社内芝居小屋の場

三幕目 第一場 焚出し喜三郎内の場
・・・今日はここ

三幕目 第二場 浜松町辰五郎の場



​三幕目 第一場 焚出し喜三郎内の場​

その翌日、

数寄屋河岸の喜三郎( 又五郎 )の家では、

遊びにやって来た品川の芸者おせん( 芝のぶ )と

取的 (とりてき) のゆで蛸八右衛門( 新蔵 )を、

喜三郎と女房のおいの( 萬次郎 )が迎え入れる。


ふたりは、

一昨日の錦木と四ツ車の大一番の話などをして帰って行く。

折からここへ、

辰五郎( 團十郎 )が訪ねて来る。


これを迎えた喜三郎に対し、

甲州身延山の五重塔の足場をかけに行くことになったが、

命がけの仕事なので、

万一の場合には女房子供を頼む

と暇乞いをする辰五郎。


しかし、

これまでついぞ遠出をしたことのない辰五郎故、

これは四ツ車らの力士相手に

命がけの喧嘩をするつもりに違いないと覚った喜三郎は、

側にいるおいの( 萬次郎 )や、

手代の茂助( 京純 )を退らせた後、

身延山へ行くというのは嘘だろうと聞く。


これを拒否する辰五郎であったが、

さらに喜三郎は、

八ッ山下の海岸で拾った煙草入れを

餞別と言って辰五郎に見せる。


なおもはぐらかそうとする辰五郎に対し、

喜三郎はその場のいきがかりで騒動を起こせば、

女房子供ばかりでなく、

火消一同にも迷惑がかかるのだから、

よく思案するようにと意見する。



兄貴分である喜三郎の真情のこもった忠告を

辰五郎はありがたく聞き入れ、

一旦は思い留まると言う。

一方、

門口ではお仲がふたりのやり取りを聞き、

そっと立ち去って行く。


おいのに酒を持って来させた喜三郎は、

辰五郎の覚悟を見抜き、

口にこそ出さぬが、

改めて別れの意味を込めた盃をかわすのであった。



三幕目 第一場 焚出し喜三郎内の場 ・・・おわり

・・・つづく


(写真撮影:ほしのきらり。)​



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最終更新日  2023.07.28 00:10:10
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