「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2023.08.12
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カテゴリ: 歌舞伎
昭和時代の初めには、どんな歌舞伎役者さんが活躍したのでしょうか

歌舞伎座:第三期


  歌舞伎座のあゆみ

【第三期】昭和時代前期の歌舞伎座

​俳優たちの動向・・・とは?​

        文:石橋健一郎さまより


歌舞伎座の座頭だった 五世中村歌右衛門 は、

若年からの鉛毒のため、

昭和期に入ると、

座ったままで演じられる役のみを勤めるようになる。


代わって、

帝劇から来た 六世尾上梅幸 が、

立女方の役割を勤めたが、

昭和9年に没。


座付きの 十一世片岡仁左衛門

七世市川中車

関西の 初中村鴈治郎 らも、

前後して他界した。


一方、

座付きの 十五世市村羽左衛門

永遠の二枚目スタートして若さと美貌を保ち、

二世市川左團次

六世尾上菊五郎

初世中村吉右衛門 は、

それぞれ一座を持って単独でも

公演が打てる実力者となる


ほかに、

帝劇系の 七世松本幸四郎

七世澤村宗次郎、

関西から迎えられた女方の片岡我童( 十二世仁左衛門 )らが、

昭和10年代の歌舞伎を支えた俳優で、

前記の豪華版公演には、

揃って出演したのである


(現在の歌舞伎座)椅子席ができたのは第三期である。

松竹は、

歌舞伎座でも新作の上演には

相変わらず意欲的だったが、

この分野で後世に残る仕事をしたのは、

二世左團次 と、

六世菊五郎 である。


早くから新歌舞伎の旗手だった 左團次 は、

岡本軌道に続いて真山青果と提携し、

歌舞伎座では 『頼朝の死』 や、


『元禄忠臣蔵』 の連作のうちの


「南部坂雪の別れ」、


ふしみしゅもくまち
「伏見撞木町」 を初演している。


菊五郎 も、

昭和期に入ると

長谷川伸の股旅物で新境地を開き、

歌舞伎では、

いれずみちょうはん
『刺青奇偶』 を初演。


さらに、

昭和10年9月の

こうだんよみやのあめ
『巷談宵宮雨』 以来、


宇野信夫の作品をたびたび歌舞伎座で初演した。

・・・おわり・・・

(写真撮影:ほしのきらり。)​​


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最終更新日  2023.08.12 00:10:13
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