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December 1, 2011

もう一つのケネディ一家物語～女性側からみたケネディ一族とは～TVドラマ「ケネディー家の妻（おんな）たち～ジャッキー、エセル、ジョーン～」

テーマ：海外ドラマ、だいすっき！(4781)

カテゴリ：アメリカドラマ

みなさん、おはようございます。今日は寒そうですね。

ケネディ一族を扱ったドラマがあります。こちらは女性の視点に立ってストーリーが構成されており、今回全く登場しなかった末弟エドワードの妻も登場します。妻、と書いておんなと読ませるのは極道の妻たちみたいでちょっとイヤなんですが

1960年、ハイアニスポート。ケネディ家では、一族がTV中継に見入っていた。3兄弟の長男、ジョン・F・ケネディの大統領選の結果が今日わかるのだ。上院議員ジョン・F・ケネディは、アメリカ合衆国大統領となり、その妻であるジャッキーはファースト・レディとなる。祝福する次男ボビーと妻エセル、三男エドワードと妻ジョーン。長男ジョンの大統領就任は、ジャッキーだけでなく、2人の弟とその妻達の人生をも動かしていくことになった。
原作は、J・ランディ・タラボレッリの「ジャッキー、エセル、ジョーン－ケネディ家に嫁いだ女たち」。1960年から1980年の20年間に渡るケネディ家の歴史を、妻達を中心に描く。
人々は若き彼等を『キャメロット』と崇めるが、勿論彼等は宮廷文学の中の登場人物ではいられない。より現実的なトラブルが次々と持ち上がる。有名なマリリン＝モンローとの浮気。キューバ危機。ベトナム戦争。自律心があり、ケネディ家のゴッドファーザーとも対等に渡り合える、本当に「長男の嫁＝優等生タイプ」のジャッキー。ジャッキーに敵愾心を燃やしつつも、夫と手を携えて権力の道を突き進む強い意志の持ち主、エセル。一番普通の人であったがために、普通でないケネディ家に馴染めず苦労するジョーン。三者の個性がくっきりとわかりやすく描かれている。ある時は対立し、ある時は慰め合いながら難局を乗り切っていく『女同士の絆』がテーマ。ジョン・F・ケネディの妻ジャッキーについては今まで何かとスポットが当っていたが、ボビーの妻エセルやテッドの妻ジョーンについては、ここまで詳しく知らなかった。中でも、夫をすぐ側で目に見えぬ暗殺者に殺されたエセルの気丈さには恐れ入った

また、二人の義兄の悲劇に怯え、夫の浮気に極めて理性的な対応をしたジョーンの普通っぽさにも安堵した。そこへ行くと、やっぱりジャッキーは別格扱いという感じがした。オナシスとの恋愛もあまりベタベタしたものとは描かれず、純愛なのか打算なのか、曖昧だった。やはり「あの人の妻」は神聖にして侵すべからざる存在なのでしょう。