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December 22, 2023
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みなさんこんばんは。今日は冬至。かぼちゃ食べましたか?作家の西木正明さんが亡くなりましたね。英国のスリラー映画を見ました。ジェームズ・メイソンはヒーロー役をふられてたのに悪役をやりたい!と言ったとか。そしてお嬢様はどうして騙されやすいのか。

灰色の男
The Man in Grey

出演
マーガレット・ロックウッド ジェームズ・メイソン フィリス・カルヴァート
スチュワート・グレンジャー マーティタ・ハント ヘレン・ヘイ
レイモンド・ラヴェル ビアトリス・ヴァーリー

監督
レスリー・アーリス

 十九世紀のイングランド。ミス・パチェットが経営する寄宿女学校で、クラリッサ・リッチモンドは生徒の中の花形。美しく優しく、天使の心を持つ彼女が人気の中心であったのは当然であろう。そこにヘスター・ショウという美しい生徒が入って来た。彼女は孤児で、パチェット女史は近い将来に助教授にするつもりで引取った。クラリッサはヘスターにすぐ好意を持ったが、名門に生れ恵まれた境遇にあるクラリッサを憎んだ。そしてパチェット女史を裏切り、海軍の貧乏少尉と出奔。クラリッサはロハン公爵と結婚し、一子ディヴィッドを産んだ。ロハン公爵は灰色の男とあだ名されているロンドン社交界の憎まれ者。彼にとっては妻は子を生む機械であり、家具の一つであった。冷たい家庭に味気ない月日を送っているクラリッサは、ヘスターが田舎回りの劇団の女優になっているという報せを聞きセント・アルバンスの町へ馬車で赴く。その途中、ピーター・ロクビーという男にたのまれて馬車に乗せてやる。意外にもピーターはヘスターと共に舞台に現われた。ヘスターが二年前に夫と死別したと語ると、クラリッサは家庭教師として城に来てくれとたのんだ。一目みた時から好意を感じたピーターは、ヘスターの話によれば、ジャマイカから来た男で、俳優、教師、馬食、詩人であるが、運命は彼とクラリッサを相思の仲とした。ロハンと忽ちねんごろになったヘスターは、クラリッサを追払って、自ら侯爵婦人になろうと企み、ピーターと共にジャマイカへ駈落しろとすすめる。正直なクラリッサはピーターを愛していることを告白したので、侯爵は怒ってピーターと決闘するが、プリンス・オヴ・ウェルズに中止を命じられる。ピーターは再会を約してジャマイカへ去る。傷心のクラリッサは病を得た。ヘスターは事の成らなかったのを口惜しがり、一夜クラリッサの部屋の暖炉を消し、毛布をはぎ窓を明けはなって凍死させた。それを知ったロハンは、ロハンを殺したものはロハンの制裁を受けねばならんと命絶ゆるまでヘスターをむち打った。それから百年余、ロハン家の最後の男はダンケルクで戦死し、クラリッサがただ一人残った。

 実はこの因縁話は話中話で、ロハン家宝物買立の日、クラリッサにそっくりな女性と奇しくもジャマイカから来たピーターにそっくりな名前も同じピーターと言う男に会う所から始まり、悲恋に終わった過去の二人と違い、この二人は幸せな結末を迎えるだろうことが暗示されて終わる。まあ、悲しいままで終わるのもありだが、このラストで観客を慰めるのだろう。

 へスターがブルネット、クラリッサが金髪、前者が悪女で後者が善人とタイプキャストがはっきりしていてラストまで揺るがない。その分視聴者は安心して見て居られる。そこへくるとロハン伯もフクザツな男だ。妻には全然愛情がなく、愛人もいる。ここまでは文句なく悪人サイド。しかし妻を愛人が殺したと知ると怒りに燃える。さあここで正義の人になるのか?と思いきやその後の展開はないので闇のまま。今ならもうちょっと複雑な心理描写があったのでは。邪魔者を排除してくれたと喜ぶわけではなく、かえって「お前のようなものが妻を殺すなんて」という言い草。。厳然たる身分制度のなせる業か。

ジェームズ・メイソンはもともとロクビー役でキャスティングされていたが、悪役がやりたいと主張し、ロハン公爵になり、スチュアート・グレンジャーがロクビー役に。


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最終更新日  December 22, 2023 09:03:59 PM
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