僕と貴方の幸福手帳

モザイク1


まるくんの 【 貴方と僕の幸福手帳 】
at 2003 07/03

☆――コロコロ フワフワ ソワソワ フンコロガシ――


「とどまること」を嫌い、旅にでかけ、旅先ですらフワフワフラフラするアタシに名づけられた【 フンコロガシ 】――――――。
 そのフンコロガシであるまるくんは、一年かけて【 貴方と僕の幸せ帳 】をお届けしてまいりました。

一年前の7月25日に、狭く小さいけど可能性のある広場に参加したときから、ⅠDにも確たる意味と『意思』がありました。
【まるくん】とは、アタシが愛してやまない分身(笑)、【真(まこと)を成る(なる)】を略した愛称です。
いつもこう呼んでいるのです。
 そして、【幸せ】とは何を意味してきたのでしょうか?
―ああ、今とても幸せだ―という『体感』や、『情動』をお届けしたことでないことは、あなたがたの知識、価値、態度、技能が優れているないにかかわらず、一人ひとりそれぞれ感じていただけたことと思います。
では、この【道しるべ】は一体何が出発だったのでしょう?
アタシは『幸せ』の『旅路』を、自己本位ではなく他者との『関係性』だ、日常から常に鋭利に『気づく』ことだとさんざん、述べてまいりました。
そして、熱と光に導かれて『自尊』感情を培うことが幸せの道しるべだと、アタシの日常の情念を乗り越えて説いてまいりました。
それが自己を『解放』し、『自由』にさせる旅路と結んできたのです。

☆『幸せ』とは、―「私」からの出発―です。

 自分とは何かを知っていく、いかなる環境であろうとも自分がかけがえのない素晴らしい、
価値をもった存在であることを自覚していく、――つまりは自分を好きになることです。
これが自尊感情=セルフエスティームという概念です。
この自尊感情が基点なのです。
自分がわからない人、自分が好きでない人、自分の価値がわからない人、あるいは劣等感あるいは優越感をもった人が、どうして他者を好きになれるか、他者の価値がわかるか、人に憧れ尊敬できるか、ということなのです。
厳しくもつらく暗く悩ましい現実にぶつかる前に、自己をどれだけ耕しておくかという大切さを訴えてきたつもりです。

☆それが―幸せの旅路―なのだと。

そして同時に、その『幸せ』を奪われ、厳しく激しい現実と闘いながら真剣に生きている人々の豊かな『出会い』、『学び』の出会いをどれだけもてるかということを、『関係性』=世界との出会い、そこから『交わる』ことの大切さを紡いできたつもりです。

 アタシは、これらをまるくんの『感性』からみなさんにアプローチしてまいりました。
感性というのは価値・態度の問題にかかわってきます。
自尊感情はもちろんのこと、共に生きる共感、思いやりなどの想像力でもあります。
装おうのではなく、偽るのではなく、また理論や知識のみを養うのではなく、日常から自主的かつ主体的に参画して、自ら「自らの」問題に【気づく】こと、発見することです。
自分で気づいたことは忘れません。
伝えられるよりも、教えられるよりも自分のものになっていくのです。
自ら気づくのですから、喜びもあります。『自信』にもつながります。
エンパワメント=自尊感情とは、「自己実現」でもあります。
自己実現は自ら発見していく「学習」でないと起こらないものです。
 その感性や情動から、情念にとどまるのみでなく、知識や理論(自我)のみにとどまることなく、価値、態度、技能を育み、つなげて『意思』をもって「行動」しなければならないのです。
価値、態度から日常の生活や生き方と関わった知識をしっかり学び、『開かれた心』、多様性を尊重し、他者を慈しんでこそ、共生や包括的な(ホリステイックな)物の見方が生きてくると思うのです。
 そして技能とは、【 広場 】でのコミュニケーション能力、話す力、だけでなく聞く力、さらに問題解決能力、可能性を追求する能力、参加する意欲、協力心、人間関係をうまく進めていく力などのことです。

☆一年かけてきた【貴方と僕の幸福手帳―ささやか幸せ帳―】の全貌が見えてきませんか?

●7~10月の「日常」の家族や交流からのとりとめもない日々・・・の手帳。
●11~3月の「主題」をもって日常と交錯してきた日々・・・の手帳。
●4~6月の「世界」から自己を問いつづけて繋げた日々・・・の手帳。

これらが【 人権 】です!人権教育・啓発なのです!
アタシまるくんの【愛】と【勇気】と【礼節】と【希望】の拠りどころです。
アタシまるくんのすべてです!!

あらゆる学習や、「実践」から、アタシは広場=世界のすべてが人権の根付いた社会、人権文化を築くことが、【幸せの旅路】であることだとあらゆる分野の『生きた学問』の科学的理論の裏付けたる基盤のもとに確信しています。
人権文化のしっかりした土台のないところで真の平和と自由はありえません。 
信じて、実行する。ですから、アタシは「強い」のです。誰からにも(権力)打ち負かされず、誰をも(他者を、異文化を、自然を)愛せるのです。
いかがですか?
定理として――平和と自由を希求しない人はこの世にいない――と思います。
異論のある方を世界中で探し当てるほうが困難だと思います。
しかし頭の中で、理屈をこねるだけでは自己実現=社会実現できません。
自己理解のうえにたって「私からあなた」、「あなたからあなた」、つまり他者理解へ進み、他者理解が積み上げられて尊重(愛の昇華)へと進むのです。
【フンコロガシ=まるくん=アタシの旅路】とは私からあなた、あなたから私たちという過程でもあります。
その出発点である私は、誰なのか?何なのか?という問であり、自己理解です。
出会うことで、他者=世界との共通性をみいだすこと、共通認識をもつことが「交わる」ことです。
そのたおやかな流れのなかから、たとえ共同幻想であろうとも、豊かな人、家族、豊かな地域、豊かな社会、安心と自信と自由に満ち溢れた「貴方と僕の幸福」が築かれるのではないでしょうか。

誰かの一瞬のまたたきのような存在である、一瞬のきらめきのアタシたちの旅路。
気づかなければ、何もはじまりません。

これが愛です、これが人権教育です。

☆だから、アタシの旅はいつも青空です!




――フンコロガシの旅は自由の青空――
at 2003 07/03

☆― わたし あなた そして みんな ―


☆―― コロコロ転がるフンコロガシとは、―あなた―でもあるのです。


 一年間関わってきた、【貴方と僕の徒然なる幸福手帳―ささやか幸せ帳―】、この意味するものが何であったかは、【幸せ】とは何であるかは、いかに「気づかない」あなた方ですらも、ようやく氷山の一角で朧ながらも気づいてきたことがあるはずです。
アタシはこの一年間、ほとんど【人権】という言葉を多用乱発せずに、【人権】を書いてきたつもりです。
そして、それがアタシ「まるくんのすべて」なのです。
人権、差別と声高に叫ぶのではなく、知識ではなく、価値・態度・技能でもって、暗く、重く、マンネリな【啓発】ではなく、―自分とは何か、幸せとは何か―という根源的な共感性でもって、―厳しく悩ましく迷いもあり、ともすれば絶望的な現実から―、その壁を乗り越えなくては真の幸せなどいっこうに近づいてはきません。
「生きる」などと力強く叫んでみたところで、なにがしか手からこぼれてしまうものを感じとってしまうのはアタシだけでしょうか?
人生とは日々なんとなく過ぎていくものです。
しかしながら、アタシたちはその「なんとなく」を「無為に過ごせる」保証はどこにもありません。自己をどれだけ鍛えておくか、自分とは何か、自分の価値とは、これらをいつも体感しておかなければ、厳しい現実に流され、壊されていくのです。
それが、【幸せへの旅路】、なのです。
21世紀は―生涯学習―の世紀と謳われています。
充実した素晴らしい「私」を作る自己開発が自己実現であります。
なんとなく――ばかりでは、今まで気づきもしなかった自分の価値を発見していくことなど、とうていムリなはなしです。

★自分探しが、自己実現。
★自己実現が図られると生きる自信につながる。
★自信が生きる喜びに。
★それが―幸せ―なのです。
★いえ、―幸せへの旅路―と申しましょうか。

そして、―私からの出発―は、あなたからあなた、そしてみんなへつなげていかなくては
あなたの幸せなど、いつまでたっても青い鳥でしかありえません。
―人と人との素晴らしい出会い、つきあい、交わり―などというのは、他人、他者の苦し
み、悩みをいかに自分のものとして精一杯受け止めていくかにかかわるのです。
自尊感情という愛と同じく、常に緊張の連続と厳しい現実を受け止めて通じる感性を磨いていかなくてはならないのです。
「想像力」といいます。
―想像力とは、自分が自分でないものの身になって考える力―のことです。
その想像力を鍛えるのに、夢想していて、日常に気づかないまま、湧いてくる力などでは
とうていありえません。
想像力を磨き、鍛えるのは日頃からいろいろな人と関わりをもつ、出会いをもつことなのです。

☆―それが、コロコロ転がり、旅するフンコロガシなのです。―

そして、厳しい現実は、自己との闘いは、不条理に自己実現を阻まれている多くの人たちに関わり、苦しみを共感する以外、豊かな心を育むことはムリでしょう。
それがアタシのいう、「あなたの思い込みや思いやりなどでは薄っぺらで駄目」なのです。
アタシたちは、これを―差別の現実に深く学ぶ―ともいいます。


この幸せ帳は、そのことに【気づく】入口です。

みなさんは、おそらくまだ扉の前に立っているだけなのでしょうが、
扉はいつでも開放されているのです。                              
☆― わたし あなた そして みんな ―


☆―コロコロ転がるフンコロガシとは、―あなた―でもあるのです―                                                     

★―それが、幸せ求めてコロコロ転がり自分探しの旅するフンコロガシなのです。―






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