凍えたココロ

凍えたココロ

淡い淡い空と花

私ね、疲れたよ。

もうね、疲れてしまったんだよ。

どうしたら良いのか分からない。

だけど今と言う時間は

正確に過ぎ去っていく。

その中で私は生きていかなければならない。

何て皮肉なんだろうって想っているよ。







疲れたけれど、

それを言う事は許されない。

もっと苦しんでいる人がいるのだから。

「死にたい」

なんて決して口走っては

駄目なんだ。

生きていかなきゃならないんだ。

残酷だ。

この世は余りにも残酷だ。







でも、泣くのは許してくれるかな。

夜中、皆が眠っている頃、

私はこの狭い部屋で独り

泣く事は許してくれるかな。







たくさん、たくさん泣いたら

また歩けると想うから。

きっと歩き出せると想うから。







だって、ももの花が咲いたもの。

もうすぐ桜が咲くんだもの。

温かい陽射しに

目を細める時が来たんだもの。







弱音、吐いても良いかしら。

どうか許して頂戴ね。







嗚呼、涙が止まりません。


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