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Dog photography and Essay
高齢犬のリスク
「手術か自然か」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨夜11時45分に熟睡しているホープを家に残し、
近くの温泉へ向かった。
車が混んでいる時であれば15分ほど掛かる道も、
夜中とあって4分ほどで着いた。
ホープが目を覚まして、私が居ない事により吠え続けると、
閑静な住宅街でもあり、周りに迷惑が掛かると思うと、
温泉にはゆっくり入っておれず、温泉による減量も
0.7キロと、いつもの半分に留まった。
長い時間、温泉に浸かり1.3キロの減量をしても、
水分を多く飲んでしまい、0.7キロ減量では、
水分摂取量が少なく、1.3キロでは多かった。
結局、我慢出来ない者には、ダイエットなど出来ないと
体重計を見ながら思った。
帰宅してホープの眠っている私のベッドへ向かい、
様子を見ると、いびきを掻いていた。
キッチンのホープの器を見ると食べてしまっていた。
温泉に行く前に、ドッグフードに豚バラ肉の、
炒めた物を置いて行った。
その器が空になっていた。
今朝も下水工事の始まる前に車を家の駐車場から出し、
ホープと散歩に行ったが、いつもと同じように
途中で引き返して来た。
今日の動物病院は予約した。
なぜならば、今日で最後のゴミ当番の日だからで、
やり切ってからホープを連れて行くためだった。
最後のゴミ当番で、次の人に受け渡すため、
いつもよりきれいに折り目正しく網ネットを畳んだ。
ホープは私とリードで繋がれているので、
私以上に疲れているのではと思った。
道路のアスファルトの上には、良く見ると、
点々とホープの出血の跡が見られた。
駐車してある所まではホープを抱えて歩いて行った。
動物病院へ着き、診察券を出し、
間もなくして「ホープちゃん」と呼ばれた。
注射の説明を受けた。
「ホープちゃんは、青色の子宮からの止血の薬を、
嫌がって飲まないとの事でしたので、
子宮内の菌を抑える薬を注射しました。
止血効果は余り期待できないので、上手く行けば、
血が止まってくれるかなくらいの注射です」と言われた。
私から
「子宮蓄膿症を治療する注射ではなかったのですか?」と、
聞くと「注射はなく摘出手術しかありません」と言われた。
そして獣医師は「運が良ければ、注射で止血できるかな、
程度でした」と説明してくれ、更に、
「注射を打った事により出血の量が増える事は、
考えられません」と言い、「納得がいかないようでしたら、
他の病院を当たって頂いても良いですよ」と言うので、
「先生、私は他の病院へ移る気持ちなどありません。
ただ注射の説明を聞いていなかったし、
この出血が快方の兆しかもと思い来てみたのです」と話した。
院長である獣医師は、
「子宮蓄膿症は摘出手術が一番良い方法で、
世間で言われる摘出後に死亡率が高いと言う噂は、
悪い噂ほど広まりが早いものです。
世の中の動物病院で子宮摘出手術を受けて、
どれだけのワンちゃんが助かっているかなど、
ご存じないと思います。
ただホープちゃんは高齢なので、
摘出手術のリスクは高いです」
「あと10日間ほど様子を見て頂き、治らない場合は、
注射での治療はあきらめて、子宮の
摘出手術をしたいと思います」と言われた。
私は「今のホープに全身麻酔をするだけで、
死んでしまいそうで、私は承服しかねません」と告げると、
「手術するかどうかは、お父さんが決めて下さい。
あと10日間の時間があります」と言われ、
何となく体が震える思いがした。
私はとりあえず、「栄養を付けるため点滴を、
打って頂けませんか」とお願いした。
医師は「午後からではダメでしょうか?」と聞くが、
午後からは妻の療養する病院へ行く事になっており、
何とかお願いした。
点滴には1時間の時間が必要で、診察時間を30分ほど、
超えてしまい誰も居なくなるとの事だった。
私が「点滴をホープの背中にセットして下さい。
連れて帰ります」とお願いした。
「何かあると心配ですから、看護師一人付けて、
見させます」と点滴をして頂いた。
点滴開始30分を過ぎる頃には、
ぐったりしていたホープも、気のせいか
元気を取り戻してくれたような表情になってくれた。
午後2時から妻の療養する病院へ1時間掛け向かったが、
やはり考える事はホープの手術をするべきか、
自然に任せるかと言う事ばかりだった。
「高齢犬のリスク」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
この5日間ほどはホープの事を考えに、
温泉に行くのが日課になってしまった。
それも夜11時半過ぎの時間である。
そして、ホープを家に残したまま温泉に浸かっていても、
ホープの事が気に掛かり、ゆっくりと、
入っておれない状態で帰宅する。
その事でかどうかは分からないが、また2キロ太ってしまった。
やはり、ゆっくりと温泉に浸かり汗を流すべきである。
ホープの病気に関して、結局4ヶ所の動物病院へ、
問い合わせしていた。
最後に電話で問い合わせたのは、プロフに、
コメントがあった東京の動物病院である。
ホープの年齢、コーギー&柴犬のミックス犬、
病名子宮蓄膿症、発症日2月14日から現在も続く事、
手術が可能かどうか、手術後の生存年数や生存率などを、
受付に連絡し20分後再度電話した。
20分後に電話した時には獣医師が電話口で応対してくれた。
その人が院長かどうかは定かではなかった。
しかし、既に受付から、箇条書きにされた、
メモ用紙を見て応対しているようだった。
結論から言うと、手術の判断はとても難しいと言う事だった。
高齢犬の為、全身麻酔中に亡くなる場合もあると言われた。
また手術が成功しても長生きできるかは疑問とも。
回答は、はじめ不安材料ばかりが告げられた。
今の子宮蓄膿症を手術しないで放置しておくならば、
確実に余命は短くなって来るとの事。
手術して、手術が成功したとしても、
余命が伸びる事は間違いないが、
もう16歳近いワンちゃんなので、あまり期待は出来ない。
すでに、出血が始まってより3ヶ月半が過ぎており、
このまま余生を送った方が良いかも知れませんねとも言う。
自然のままの方が良いかも知れませんが、
余命は短くなって来ますねとの事。
今16歳なら18歳まで生きたとして、
半年ほど変わるか変わらないかでしょうと。
更に、寿命ですからねとも話していた。
そして、掛かり付けの病院の言われる通り、
高齢なので手術中、手術後のリスクが伴い、
同意書は家族がしなければならないとも言われた。
その上で、手術希望であるならば、
私どもは手術拒否は致しませんとの事だった。
手術するならば、早い事に越した事はないが、
もうしばらく様子を見て待つのも、
一つの方法ではあるとも告げられた。
10歳から11歳で子宮摘出手術を行うケースが多く、
逆に16歳近くになった高齢犬の手術の比率は、
多くはないとの事。
ホープの掛かり付けの獣医師の言う通り、
ゴールデンなどの大型犬で子宮摘出をした場合、
元々寿命が短いので、子宮摘出手術をした為に、
11歳で死んでしまったと思われがちで、
またそのように思うのも人情であると話していた。
私が、「子宮摘出手術をして多くのワンちゃんが、
助かっていると告げられたのですが」と聞いてみると、
「それは事実です。しかし、高齢犬ではなく、
10歳ほどのワンちゃんです」と話してくれた。
電話の向こうで獣医師は「手術するか、
それとも手術しないで自然に任せるかは、
ご家族が決めなければなりません。
もし10歳位なら、こちらから手術しなさいと、
勧めます」とも言われた。
ホープは、午前中の散歩は、相変わらず、
400mほどで帰って来てしまい、
車に乗りドライブの方が楽しみのようである。
しかし、夕方の散歩は、いつもの散歩コースを、
尻尾を上げて散歩するようになった。
だが、食べ物は投薬治療時に、無理矢理食べさせた事も手伝い、
缶詰類は全く食べなくなってしまった。
食が細くなってしまったようである。
「妻だからこそ」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨日妻の病院の看護助士たちが、私の所へ来て、
「奥さんの髪の毛が長くなったので
カットして下さいますか」と頼まれた。
その時に、他の看護助士さんが私の所へ来て、
「今度時間のある時、他の部屋の患者さんの
ヘアーカットをお願いできないでしょうか」と聞かれた。
私は「以前にも同じ事を聞いて来られた看護助士さんが、
居たのですが、それは出来ませんと断わりましたよ」と
告げたが、何とも不満気な表情だった。
「どうしてなんですか?」と語る看護助士さんは、
「患者さんには、きっと引き受けて下さいますよと
話して来たんです」と私に話す。
「カット代はお支払いしますよ」と言われたが、
私は「申し訳ありませんが、妻の髪の毛だからこそ
触る事も出来ますが、他の女性のカットはできません」
汗まみれと言うと失礼になるかも知れないが、
商売で人様の髪の毛をカットしているのではない事を、
伝えて、引き取って頂き、ホープの事を妻に話していた。
そこへ、看護助士が入って来て「お金は頂ける」と言うが、
ホープの事でイライラしていたので、「ごめんなさい。
私は美容師ではありませんので」と再度断った。
いくらお金を頂いても、患者さんの髪の毛は、
触る事が出来ないと思った。
写真は、今日久しぶりに雨模様になり、ホープに
雨合羽を着せて散歩に行って来た所をパシャリ。
そしてオムツの代わりに私の太っていた時のパンツを、
ホープに履かせてみたが大き過ぎて安全ピンで留めた。
中国から帰国した時は80キロ近くの体重があった。
妻の介護で、その体重が58キロまで落ちた。
そして、酒粕を甘酒にして飲んでいたら4キロ太った。
何とかやせなければと思うが、その分ホープが痩せた。
部屋に干してあるのは、妻の病院の寝間着である。
「目を赤くして」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日は妻の療養する病院へ寝間着を届けに行った。
だが、出発が遅れてしまったので着いたのが、
午後4時ごろになってしまった。
療養病棟のナースセンターで「お世話になります。
変わりはありませんか?」と尋ねると、
「変わりないですよ」と答えてくれる。
いつもの光景であり、逆に何か起こった方が怖い事である。
病棟内では準看護師や看護助手が忙しなく動いていた。
病室に入り窓際のベッドに妻は横たわっている。
頭が枕から落ち、折角タオルが口元へ敷いてあるが、
肩によだれが落ちていた。
ベッドの固定レバーを外して頭側にスペースを空け、
妻の頭を持ち上げ、枕を動かした。
その時、大きく口を開けアクビをした。
私が「大きなあくびだね~」と言っても、
口をモゴモゴさせるだけで、元の静けさに戻った。
家の部屋に干してあった妻の寝間着を、朝外に干すと、
快晴であり風も強く直ぐに乾いた。
私はいつも寝間着を畳まずに病院へ来る。
そして、無造作にビニール袋へ入れた寝間着を病院の、
妻のベッドの上で畳んでいる。
今日も同じように畳んでいると、ナース長が、
看護師と看護助手を連れて入って来た。
大部屋であっても3人がベッド脇に立つと狭く感じた。
私はセンター長の顔を見てより、いつも宝塚スターのような
化粧をしている看護師の顔を見て、看護助手の顔を見た。
看護助手の目が赤くなっているのが見て取れた。
ナースセンター長から「うちの看護助手がヘアーカットを、
お願いしたようで大変申し訳ありませんでした」と、
頭を下げるので、少し驚いた。
更に「軽はずみな言動を慎むように厳しく注意しました」と、
言ったあと3人が一礼する。
私は「断って申し訳なかったかなと思っていたのですが、
気になさらずに」と言うのがやっとだった。
いつも私が宝塚さんと呼ぶ看護師から「私が奥さんの、
ヘアーカットがプロよりきれいにしてあるよって、
助手に言ってしまったので変になってしまいました」と、
また頭を下げる。
初々しい看護助手は目を赤くして無言のままだった。
その姿が余計に痛ましく感じられ、「看護助手さんのお陰で
胃ろうからの食事や色々な介助をして頂き感謝していますよ」と、
元気づけるのがやっとだった。
3人の女性と面と向かって話をするのも恥ずかしくもあった。
私は、ヘアーカットを断ったあの後、色んなドラマが、
あったのだろうと思いながら帰路に就いた。
「目を赤くして」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日は妻の療養する病院へ寝間着を届けに行った。
だが、出発が遅れてしまったので着いたのが、
午後4時ごろになってしまった。
療養病棟のナースセンターで「お世話になります。
変わりはありませんか?」と尋ねると、
「変わりないですよ」と答えてくれる。
いつもの光景であり、逆に何か起こった方が怖い事である。
病棟内では準看護師や看護助手が忙しなく動いていた。
病室に入り窓際のベッドに妻は横たわっている。
頭が枕から落ち、折角タオルが口元へ敷いてあるが、
肩によだれが落ちていた。
ベッドの固定レバーを外して頭側にスペースを空け、
妻の頭を持ち上げ、枕を動かした。
その時、大きく口を開けアクビをした。
私が「大きなあくびだね~」と言っても、
口をモゴモゴさせるだけで、元の静けさに戻った。
家の部屋に干してあった妻の寝間着を、朝外に干すと、
快晴であり風も強く直ぐに乾いた。
私はいつも寝間着を畳まずに病院へ来る。
そして、無造作にビニール袋へ入れた寝間着を病院の、
妻のベッドの上で畳んでいる。
今日も同じように畳んでいると、ナース長が、
看護師と看護助手を連れて入って来た。
大部屋であっても3人がベッド脇に立つと狭く感じた。
私はセンター長の顔を見てより、いつも宝塚スターのような
化粧をしている看護師の顔を見て、看護助手の顔を見た。
看護助手の目が赤くなっているのが見て取れた。
ナースセンター長から「うちの看護助手がヘアーカットを、
お願いしたようで大変申し訳ありませんでした」と、
頭を下げるので、少し驚いた。
更に「軽はずみな言動を慎むように厳しく注意しました」と、
言ったあと3人が一礼する。
私は「断って申し訳なかったかなと思っていたのですが、
気になさらずに」と言うのがやっとだった。
いつも私が宝塚さんと呼ぶ看護師から「私が奥さんの、
ヘアーカットがプロよりきれいにしてあるよって、
助手に言ってしまったので変になってしまいました」と、
また頭を下げる。
初々しい看護助手は目を赤くして無言のままだった。
その姿が余計に痛ましく感じられ、「看護助手さんのお陰で
胃ろうからの食事や色々な介助をして頂き感謝していますよ」と、
元気づけるのがやっとだった。
3人の女性と面と向かって話をするのも恥ずかしくもあった。
私は、ヘアーカットを断ったあの後、色んなドラマが、
あったのだろうと思いながら帰路に就いた。
「最良の方法とは」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨晩、眠っているホープをベッドに残し、私は温泉へ行った。
平日は、夜中1時で終了する為、11時半ごろ家を出る。
温泉までは深夜なら5分と掛からない距離にある。
温泉に浸かっていても、浮かんでくるのはホープの事である。
明日の正午にはホープの子宮蓄膿症の手術を、
行うかどうかの決定をしなければならない。
ホープはもう高齢なので手術は延命措置になるのか?
私は父の延命措置は、きっぱり断った。
医師の本当に良いのですかと執拗に言われたが、
これ以上の苦しみを母に負わせたくはなく断った。
なのにホープの事では、きっぱり断る事が出来ずに、
毎日来る日も来る日も心動いている自分自身に腹が立つ。
ホープは2月14日に生理が始まった事をブログに書いている。
それから考えるならば、6月14日で4ヶ月になる。
ホープは出産経験がないまま、高齢になってしまった。
子宮蓄膿症は細菌が子宮内に進入して発症してしまう。
久しぶりに発情出血が見られた場合は要注意とあるが、
この予備知識が私にあったならば、もっと早く治療で来た。
子宮蓄膿症の症状は、はじめのうちは無症状とあるが、
多飲多尿の症状や、陰部より血膿の排出がみられ、
気にして舐める行動はよくしていた。
吐き気に伴う食欲の減退と時々元気がない事も思い出す。
陰部からの血膿がない場合の方が進行は早いらしい。
私が不安になるのは、子宮が破けて腹膜炎後、
敗血症により短時間で死亡するとあったが腫れはない。
子宮蓄膿症の診断は、血液検査で分かるようである。
高齢の場合、手術後敗血症で亡くなるケースもあると言う。
現在ホープは抗生物質による治療が行われているようだが、
日増しに出血が多く、これは良い事ではないかと錯覚する。
内科投薬治療は、完全に膿を排出できずに再発するようだ。
従い、最善の治療は外科手術と言うことが書かれている。
子宮蓄膿症の予防は、避妊手術をしている事が最低条件のようで、
それをしていないホープは、可哀そうだが手術以外助からない。
だが手術が成功しても、どれだけ余命を伸ばす事が出来るのか
これは誰にも分からない事であるし、潜伏期間、発症から、
思い出してみると、2年の歳月が流れているように思う。
今の所、ホープは私を引っ張るほど元気であり、
散歩となると、私の横へ来て、腰を上げるまで吠え続ける。
散歩で行き交うご婦人たちは、ホープの目を見て、
「まだまだ元気よ」と言ってくれるが、お尻を見せると、
殆どの人が「まぁ、可哀そうに」と同じ事を言うのである。
いよいよ決断を下すのは明日と迫った。
情けない話だが、まだ決め兼ねている。
どうするかは動物病院の獣医師と話し合い、
決めなければならないだろう。
今夜が辛い夜になる事は致し方ないとしても、ホープにとって
最良の方法を考え、決定しなければならないだろう。
「思わぬ決断」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨夜は微熱があったので久しぶりに早く床へ就いた。
私にしては寒さに敏感なのだが油断してしまった。
ここのところ気温が28度前後で、長袖とチョッキだけで、
風が吹き抜けの河川敷をホープと散歩して、
少し肌寒さを感じたが、案の定調子を崩してしまった。
昨夜から朝に掛け、5度ほど起きてはトイレに行った。
私は何か約束の前には緊張して何度も起きる。
特に昨夜は何ヶ月振りか早く寝たので起きたのだろう。
トレーナー2枚着て眠ったので汗をびっしょりかいた。
結局、朝までに2枚の下着を替える事になった。
妻が元気な頃は、あらかじめ下着を用意してあった。
今は妻はいないので、自分で全てしなくてはならない。
下着を替える時には、ホープも起きて心配そうにする。
夜中2時半頃に起きた時には、診察に間に合わなく、
昼を過ぎてしまったと錯覚をするほどだった。
朝、6時過ぎに起きてからは、気分が悪かったが、
寝ないで、久しぶりに米をとぎご飯を炊いた。
グリンピースをたっぷり入れたご飯だ。
少し、塩を利かすと美味しさが倍増した。
ホープには牛肉を焼いてからハサミで切り、
ドッグフードにトッピングさせ、スプーンで食べさせた。
今では、自分では食べなくなり、私が食べさせている。
少しずつでも食べささなければ体力が付かない。
子宮からの出血で、貧血を起こしてしまってもまずい。
ホープを抱き寄せて食べさせているので仕方なく食べる。
病院の予約の時間が近付いて来たのでホープを乗せ
動物病院へ向かったが、何となく体がゾクゾクしていた。
病院の駐車場は満車状態で、第2駐車場へ停めた。
オムツを付けたホープを抱えて病院内へ入った。
「ホープちゃん、10分ほど待って下さい」と受付よりあり、
「近くを散歩して来てよろしいですか」に「いいですよ」と、
ホープを連れて、病院回りをオムツを外し散歩した。
10日ほど前来た時、4軒新築に人が引っ越して来たなと
思って散歩をしていたが、今日行くと1軒が火事で全焼。
辺り一面、何とも言えない匂いが充満していた。
時計を見ると、時間なのでホープにオムツを付けて、
抱えて病院へと向かったが、火事で人は大丈夫だったのかなど
思いながら、歩いていると直ぐに着いた。
半自動ドアーを入ると「ホープちゃん、入って下さい」と院長の声。
「どうですか?」「出血は止まりません」「そうでしょうね~」
院長は「もう一度エコー検査してみましょう」と言うがホープは、
かなり警戒しているようすである。
「同じ状態ですね」とエコー画像を見ながら「手術されますか」と、
聞いて来るが、「出来る事なら手術せずに行きたいです」
「そうですね、ホープちゃんは高齢もいいところですからね」
「でも注射と投薬治療では、手術より高額になりますよ」
私は「それでもリスクを負い手術は避けたいです」と言った。
「私たち獣医師も何が何でも手術を勧めている訳ではなく、
子宮摘出手術が完治する一番良い方法なのです」と説明。
「先生リスクはどうなのですか?」と聞くと「高齢なのでリスクは
高くなりますね。16歳位で手術例は少ないですね」と言う。
私が病院へ入る時に段ボールを抱えて出て来たご婦人の事を、
聞いてみると、心臓が悪く入院していて亡くなったと話すが、
11歳のコーギーとホープの母親の犬種だと思った。
獣医師は「注射と投薬がホープちゃんにとって辛いか
辛くないかは、私たちにも分かりませんが、手術は止めましょう」
医師は「ホープちゃんの調子が悪くなった場合は、緊急に
手術する事態になる事もありますからね」と言われ、
「その時には、よろしくお願いします」と一礼をすると、
「ホープちゃんは、高齢でまだ元気なので様子見ましょう」
医師は「ただ手術をしないと余命は短くなりますよ」と言う。
私の思わぬ決断に拍子抜けしたような声だった。
「初めてのスコア」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨夜の夢はゴルフコースへ出ている夢ばかりだった。
自分がゴルフをしている夢など久方ぶりの事である。
ゴルフをし始めた25歳頃は練習場でコーチに教わった。
そのコーチからは、色々な人から教わってはイケない。
ゴルフは繊細なスポーツなので、少しでもフォームを、
変えてしまうと打ち辛くなってしまうと言われていた。
そして、半年間練習場へ通いつめコースへは出れなかった。
出れなかったというより、出してもらえなかった。
ドライバーと5番アイアンとピッチングだけで練習していた。
それだけで、コースへ出ても他のプレイヤーに迷惑が掛かる。
練習を半年間行い、やっとコースへ出る事になった。
スポーツショップの仲間ばかりで歳も離れていた。
初めて出たゴルフコースは練習場とは全く違っていた。
ティグランドへ立った時の気持ちは今でも新鮮に覚えている。
足が地に着かない感じとは、初めてティグランドへ立った時、
クラブでボールを飛ばす方向を決め、ボールをティの上に。
練習場では、意外と簡単に打てれたボールも、広いグランドに
ドライバーを持って立つと一体どうやって打つのかさえも、
全て忘れてしまうほど、頭の中が真っ白になってしまう。
何とか第一打を打ってしまうと、意外とスムーズに行った。
生まれて初めてのゴルフコースの感想は、こんなものかと
思ってしまうほど、スコアーも108だった。
初めてのコースであり、何度もコースへ出ている友人から
グリーンへオンしてカップまで60センチに着けると、
OKをもらっていたのもスコアーを108にした要因でもある。
ゴルフを舐めて掛かってしまったのか、第2回目のコースは
スコアー158ほどと散々な目に遭った。
逆に言えば、散々な目に遭ったのはコンペのチームの
人々だったのではないかと思うほどであった。
バンカーに入ってしまうとギブアップもやってしまった。
第一回目に経験した事を顕著に留めるべきであった。
その時に、よくゴルフコースでの夢を見たものだった。
寝ても覚めてもゴルフの事ばかりだった。
そんな中、妻は何も言わずに黙って見送っていてくれた。
なぜゴルフの夢など見たのかは分からなかった。
ホープの調子は、昨日の診察台に乗ったホープとは、
打って変わったように、調子は良かった。
朝の散歩でも、私をグイグイ引っ張って前を歩いた。
車や家の中では犬の介護用オムツをしているので、
血で汚れる事は無くなったので一安心である。
予定では、明日amazonよりユニチャームの犬用の
オムツを届けてくれるようになっている。
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