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Dog photography and Essay
いつもとは違う散歩ルート
「推測の域を出ない」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
私は小さいころから便秘という厄介な症状に悩まされている。
3歳半の私は、ショッキングな出来事以外覚えていない。
産みの母が1歳の実弟を連れて磯から入水自殺してから、
私の身の置き方が大きく変化していった。
産みの母が弟を道連れに亡くなった事は不幸で残念な事である。
私の産みの母に対しての感情はそれ以下でもそれ以上でもない。
産みの母が辛くとも死を選ばずに生きる事を選んでいたならば、
私の生き方も大きく変化していたのではないかと思う事がある。
しかし、遠い過去に既に起こってしまった事であり、どうあがこうと、
産みの母も弟の命も戻る事は絶対にないのである。
以前にもエッセイに書いたが、私は他界した産みの母の実家で、
育てられる事になっていたが、父の兄弟従兄達の家で育った。
その事も、4歳ごろの私には選択の余地は全くなかったのである。
私がこの世に生を受けてからの、巡り会わせでどうする事も出来ない。
だが、小さい頃の私が生活していくうえで、排泄に困り我慢していた。
腹が痛くて、どうしようもない痛みに耐えかねていた記憶がある。
私は、小さいころからプレッシャーで、かなりの便秘になっていた。
推測の域を出ないのであるが、腹の痛みを我慢する自分を知っている。
その悪い習慣は、単身赴任先の父が再婚して、育ての母に、
引き取られてからも、続いており、相当迷惑を掛けたような記憶がある。
排便を我慢し学校へ、そして学校の帰りに便意を催し我慢して、
お尻を引き締め、早歩きで帰宅している自分がいた。
私の競歩のタイムが速いのも、原点はここら辺りにあるのではと思う。
ある時は、間に合わずに学校の帰り道で粗相してしまった事もある。
小学2年生の頃の事であり、お湯を沸かして私のお尻や太ももを洗う、
育ての母の傍らで母の友が大笑いする姿が目に焼き付いている。
小学3年生になってから、町医者に往診に来て頂き、浣腸をし、
トイレに駆け込んだ記憶も鮮明に覚えている。
今でも私が浣腸を手元へ置いておかないと不安になる現象は、
小さい頃に培われたものであると思うのである。
一番困った事は、43歳の時、中国駐在の仕事が決まりかけた時、
駐在先の中国には、浣腸というものがあるかどうかであった。
中国語の勉強も勿論気になるところだったが、私には便秘が、
一番悩みの種であり、43歳前に中国へ視察に行ってみた。
関心事は相手企業と上手く手を組んでいけるかと言う事と、
便秘薬や浣腸の有無で、通訳にも聞いてみた。
通訳の回答は、中国人の食事は野菜中心で便秘している人は、
居ないということを聞き、駐在どころではないと思った程である。
いよいよ駐在の仕事が本決まりになった時は近くの薬局を、
電話帳をもとに2日間掛けて回り、浣腸をまとめ買いした。
中国へ行くための荷物の多くは浣腸が隅々に詰めてあった。
今なら、航空法で水分の機内持ち込み禁止法に引っ掛かる。
手荷物の中に入れておくものなら、全て没収されてしまう。
ペットボトルに入った水を、通関の手前で飲んでいる人を見掛ける。
浣腸液を飲む訳にもいかなく、全てボストンバッグに入れ、
手荷物バッグの中に、日常使う服などを入れて搭乗したものである。
だが、3か月もすれば持って行った浣腸も使い切ってしまい、
中国地方の薬局に行き、浣腸を買いに行ったが、浣腸を中国語では、
開塞路と書き、カイサイルーと発音し、意味は塞いだ路を開くである。
通訳を連れて薬局へ行っていないので、中々うまく通じない。
20分ほど掛って、便秘薬という事がわかり、飲む薬を出してくれた。
説明書きを読むが、全て中国語なので解り辛かった。
日本の漢字を思い浮かべ、大体の処方の意味を理解した。
理解する事と中国の薬を飲む事とは意味合いが違い怖かった。
翌日、通訳を連れだって、再度薬局を訪ねた。
中国駐在の始まりは、言葉の不便さが一番印象に残る。
長年居て、必死に中国語の勉強をし、何処へでも行けるようになった。
中国での免許証も受験し、中国人と同じ免許証を取得した。
2時間ほど高速道路を走行し、大きな薬局にも行って大量に購入。
中国の薬は、気を付けなければ、制限がないので、かなり強い。
その代わり、直ぐに良くなったが、体には優しくはなかった。
コーヒー、黒ウーロン茶、緑茶、玄米茶、大麦若葉、白砂糖などの、
ブレンドUSM茶に、黒酢ブルーベリーや黒酢ザクロ、黒酢ブドウなど、
三種類の黒酢USM茶を10日以上飲んで、下痢の症状になり、
その後、今日も便通があった。下剤も服用したが黒酢の効果か。
それとも、黒酢により腸の調子が良くないのかは分からないが、
何らかの効果が有ったものと信じたいものである。
「危険と隣り合わせ」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
午前中のホープとの散歩は、グイグイと私を引っ張る。
私はホープのリードをバンダナにカラビナでつないでいる。
そのリードは半分にして私の首に下げたリードにつないでいる。
ホープは私の歩くスピードに合わせて歩いてくれる。
私は両手が使えるようにリードは持たないようにしている。
よく散歩で見掛けるリードで持ち手がプラスティック。
このリードは危険と隣り合わせで、隣町でも犬が飛び出し、
軽自動車に跳ねられ即死事故に遭っている。
飼い主の悲しみを思うと、何と声をかけてよいやら、
しかし、軽自動車の女性運転手も隣町の人である。
軽自動車の女性運転手は災難としか言いようがない。
伸びるリードならば、急に飛び出しても避けられない。
ニュースでも伸びるリードで犬がお尻を噛んだ事がある。
リードはどれくらい伸びるのだろう。10mは伸びる。
前を歩いている人に向かって走り、噛みついてしまう。
それが子供なら、尚更のことで賠償問題へと発展。
リードが伸びるという発想は良いが放し飼いと同じである。
遠くから見ていても、飼い主と犬の間隔はかなり離れている。
とっさに、巻き戻そうと思っても、飼い主が走って犬に、
近づいてリードを巻き戻さなければ、犬からは寄って来ない。
やはり、リードは飼い主と離れても1mほどが良い。
犬も散歩させられていると思っているようである。
車が近付き危険な場合でも、待てとリードを持っている。
ホープもそんな場面が散歩中に10回ほど遭遇する。
特に軽自動車はスピードを出しているので怖い。
一般国道でも、エンジン音をうならせているのは軽である。
私とホープの横をすり抜ける時も、スピードは緩めない。
サイドミラーが体スレスレで風を切り走り去るのである。
体に触れれば、いくら軽自動車でも転倒事故につながる。
それが犬ならば、ひかれてしまう場合もある。
ホープは散歩している時、3mほど歩くと頭を後ろへ振り、
私が斜め後ろにいる事を確認しながら散歩している。
一度、丘の路でリードを離し、私の前を歩いていた。
路は下りの道と、左に折れ上りの路に分かれている。
私は上りの道を歩いて行ったのであるがホープが来ない。
だいぶ上りつめた所でホープが来るのを待つが来ない。
私は仕方なく、降りて行きホープが上って来るのを待った。
どこまで降りただろうか、結局分岐点が見えて来る所まで降りた。
ホープは、私を見失った分岐点の30mほど下った所で待っていた。
私の姿を見るなり、道なき山肌を一気に駆け上がって来た。
それ以後は、必ず斜め後ろを振り向き、私を確認するようになった。
交通事故に遭ってから、ホープは「お座り待て!」が出来なくなった。
疲れて座るときにも、片足を変な方向へ曲げて座っている。
もし交通事故に遭わなければ、座るのにも支障はなかった。
事故に遭遇したり、前の人の尻を噛んだりしてから後悔しても、
始まらないのであり、リードの長さにも配慮すべきである。
犬は自由に走り回る時は、生き生きしている。
河川敷などの車の走行しない所ではリードを外す。
しかし、本来から言うなれば、河川敷であってもリードは、
外してはならないルールになっている。
少しくらいは良いだろうといういい加減さが私にも出る。
最近は、河川敷に行ってもリードは放さず同じ速さで散歩している。
「いつもとは違うルート」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
洗面所の右側化粧棚でカミソリを探していて、
手に取ったのがエンピツのような形をしていた。
NOAH quick EYEBROWとネーミングしてある。
右に回すと芯が飛び出して来た。
紙をとり線を描いてみると、ソフトタッチな感覚。
何だろうと思い、ネット検索してみた。
アイラインを描くペンシルではなく、
眉尻を描くものだと思い自分の眉尻を描いてみた。
眉尻だけを描くだけで、顔の雰囲気が変わって見えた。
男性が化粧をしたい気持ちが分かるような気がした。
直ぐに妻の入院する病院へ乾いた寝間着を、
届けに行くので、急ぎ液体洗顔液で落とした。
今日は昨日と同じく、散歩していても少し汗ばむ。
行き交う人たちは、半袖姿が多かった。
私は、分厚い長袖の上に、デザインベストを着て、
ジーパンの下には、インナーを履いていた。
更には、温度差アレルギーのために、
レッグウォーマーを履いているので少し暑いと思った。
だが、車に乗りエアコンの設定を25度にすると、
途端に、鼻水とくしゃみに見舞われるから辛い。
車のウィンドウを開け、温かい外気を取り入れ、
1時間の道のりを、ゆっくりと走った。
ホープは後部座席で、オムツをして外を見ている。
時には前の助手席に来たりするから忙しい。
ドライブが大好きでたまらないホープである。
車に乗った時の表情は満足そのものである。
今日は、いつもとは違うルートを走って行った。
どのルートを走っても1時間から大きくは違わなかった。
妻が療養する病院が近づいて来ていたが後方から、
救急車のサイレンが追い掛けて来るように鳴っていた。
私は車のスピードを落とし、左側へ寄りゆっくり停車した。
その右側を、救急車が走り抜け、2つ目の信号を左折した。
その方向には、妻が療養する救急病院があった。
私が、病院回りの駐車場の空きを探した。
病院の出口付近で救急隊員3名が出てきた。
救急病院であり、緊急手術も頻繁に行われていた。
ホープを車から降ろし、病院出口脇の喫煙場のポールへ、
ホープのリードをつなぐと「噛まないですか」と私に聞く。
左足にギブスを巻いた28歳ほどの青年がホープを撫ぜた。
私が病院内に入ると、途端に「ワン、ワン」と吠え出す。
ナースセンターの前を通り抜ける時「変わりはないですか」と、
挨拶をし「変わりないですよ」といつもの通りの返事がある。
病室に入ると93歳のお婆さんが「瀬戸の花嫁」を歌っている。
「元気でしたか」と聞くと「私はいつも元気ですよ」と答える。
大正10年生まれで、いつも瀬戸の花嫁を歌っている。
妻は65歳になったが、全く話せず対照的である。
洗って来た寝間着をベッド脇で畳みながら、
瀬戸の花嫁を聞いていたが、余程気に入っているようだ。
寝間着の畳み方をやっとどうにか習得した。
内側から袖口に向かって両手を通して、掌を合わせる。
すると自然に裾に掛けて、きれいに折り畳まれる。
袖を内側に折り曲げ、更に身頃を折り曲げる。
寝間着を洗い病院へ運び、汚れた寝間着を持ち帰る。
多くの入院患者の中でも、数えるほどしか居ない。
私は妻の寝間着を洗い干し畳んで持って来る。
今まではタオルやバスタオルも洗っていたが、
せめて寝間着だけはと私の手で持ち運びをしている。
「精神的なダメージ」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今日の土砂降りの雨の中でのホープとの散歩に、
雨合羽を着せて外へ出るが、ホープは先に歩く。
車道に出ると、低い道路端には水が溜まっていた。
それでも、車が容赦なくホープに水を掛けていく。
私はよくホープとの散歩の帰り道で500mほど、
離れた司法書士の家の前を通る。
その司法書士の奥さんとよく花の話題に、
時間も忘れて話し込んでいた。
司法書士の御主人は年の頃68歳くらいであり、
私と言葉を交わす時も、無駄口はなかった。
その奥さんとは、性格が全く正反対で、
奥さんは、大きな声で話す明るい女性だ。
私より1学年上のその奥さんが、一昨年胃ガンで他界した。
ご主人の司法書士さんは落胆し看板も下してしまった。
そのご主人も80キロほどあった体重が、見るたびに、
減って行き60キロほどになった。
病院で胃がんの妻の手術をしたが、3か月持たず、
こんな事なら、手術しなければ良かったと話す。
私の妻の事やその司法書士の奥さんの話を、
聞いては慰めあう感じだった。
そして、いつの間にか向こうから、
声を掛けてくれるようになっていた。
その人の事務所兼家は私の家から、
そう遠くはないが地名も違う隣町にある。
私がホープと散歩している姿を見ては、
手を振ってくれるまでに明るくなった。
その司法書士の人が、隣町の地域づくりの、
役員の人達に、私の話を聞かせていた。
ホープとの散歩では、自然のうちに、
隣町の地域の人たちから挨拶された。
私は職業柄かも分らないが誰とでも話をする。
だが近所の中には、不機嫌そうな表情の人もいる。
そのような人とは、挨拶を交わす程度に留めている。
しかし、挨拶さえも聞こえていないような振りをする。
昔、隣の奥さんがカレーライスを、作り過ぎたからと、
母に持って来たようで、ありがとうと受け取った。
私の育ての母は、悪気は無いのだが、
物事をハッキリ言う。
「私はカレーに、じゃがいもは、
入れませんから」と食べなかった。
そして、直ぐに少し手を付けたカレーを、
返しに行ったようである。
私は、自分が食べなくとも、皿を洗って、
嘘でも美味しかったと言うべきだと思った。
その出来事は、私が帰郷してから、
人伝えに知った事ではある。
この辺りでは、カレーじゃがいも事件として、
面白おかしい話として広まっていた。
そのような話を聞かされてから、お隣の奥さんが、
私に、何故冷たい態度を取るのかが理解できた。
お隣の奥さんも88歳の御主人の母の介護で、
相当苦労されたようで一時うつ症状だった。
母の介護疲れで、神経的なものだが、
一時目を悪くして、物が2重に見えたようだ。
車の運転も出来なくなり大変だったようだ。
私の母との折り合いが上手くいっていないので、
余計に精神的なダメージを受けていたようである。
その冷たい態度を取っていた隣の奥さんも、
私の母が実母ではないという事を知ると表情も変わった。
町内の事やゴミ当番の事や組当番の事など、
懇切丁寧に教えて下さるから、人の思い込みは怖い。
「母の介護のため独身」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今朝5時半ごろホープのゲーゲー嘔吐しそうな声に起きた。
夜中3時過ぎに床へ着いたので、何が何だか分からない。
ビーフジャーキーの消化し切れないない形のまま、
嘔吐し出し、背中を擦っていて、痩せた感じがした。
昨夜と言っても深夜に近く、あまり何か欲しいと
私のところへ来るので、ジャーキーを食べさせた。
そのジャーキーがイケなかったのかも知れない。
床をウェットシートで拭いているうち目が覚めてきた。
そのままキッチンに置いてあるノートPCを開けた。
Twitterを開け、写真の更新が遅れている事に気づく。
書斎に置いてあるデスクトップPCへ行き、画像をツイート。
夜中3時半頃でも、ツイートするとすぐリツイートされた。
もうすぐ新聞配達のオートバイが通る頃の時間である。
そんな時間でも寝ずに、ネット頑張っている人がいる。
午前中ホープの散歩をしていると久しぶりに友人と出会った。
「最近見なかったですね~」と声を掛けると同じ声が掛る。
私も「最近あなたを見なくなったな~と思っていた」と話す。
私が病気でもしているのではと噂話をしていた所だという。
その人は私より3歳年上で、学年が離れすぎており、
話をするようになったのは、2年ほど前からの事である。
雨が止んだ後なので、スコップでスギナを掘っていた。
私は何も分からないので「ヒジキのようですね」という。
彼は「何にも知らんな~」と言い「これは筑紫だ」という。
私は「あの食べられる袴のついた筑紫?」と聞いた。
今までも散歩の道すがら、そのスギナを良く目にしていた。
つくしの脇からスギナが芽を出し手がつけられない。
つくしの胞子が落ちてスギナが勢いよく生えて根が深く、
手がつけられない雑草として嫌われているという。
去年までこの土地は減反政策でコメを作ってなかった。
土地は司法書士の持ち主で廃棄処分の瓦礫で埋め立てた。
その上に、畑用に肥えた土を40センチほど被せていた。
その被せた土の中に、つくしの胞子が沢山入っていた。
その知人は、私より3歳年上の男性であり独身である。
父が倒れ、35歳で会社を退職し農業を継いだという。
だが、現実は甘くはなく、父の介護に疲れた母親が倒れ、
介護をするようになり、気がつけば55歳を超えていた。
自分の人生で1回くらいは結婚したいと思って会員になった。
私は、出会い系サイトの会員システムは分からなかった。
すると、私が聞かなくとも勝手に次から次へと話してくれた。
一人紹介されるごとにお金が発生していたという。
振り込みを確認してから、女性を紹介して頂き、丸バツ式
レポートを提出し、次の予約をすれば、またお金が発生。
8人ほど紹介して頂いたが、全て上手くいかなかったようだ。
200万円以上払ったが、一人も上手くいかず止めてしまった。
今の結婚事情って、そんなにお金が絡んでくるのかと思った。
他にも、400万円以上払っても結婚できない人もいる。
何となく、わびしくなる思いがしたが、それが現実なのか。
女性は、入会金や紹介料など、男性より相当安い。
何となく儲かるのは、出会いサイトや紹介所ばかりである。
私は登録した事もなければ、利用した事も無い。
その彼は、68歳になり96歳の母の介護のため独身を通し、
このまま人生が終わってしまうのかと思うと嫌になるという。
まだ知りあって2年ほどで、言葉を交わすようになってから、
半年も経っていない私に、そんな事まで話すのかと思った。
私は帰郷してから色々な人たちと話をするようになった。
都会の住宅住まいでは、とても体験できない事である。
同じ町内の85歳の男性が散歩の途中私に声を掛けて来る。
その男性は、いつもはチワワを散歩させている。
83歳になった時に、免許証を警察へ返納している。
思い掛けない交通事故が相次いで起こっているからである。
今日は速足で、それも頭を前に傾げて歩いているのを見て、
「今日は犬を連れていないのですか?」と聞いてみた。
立ち止まって私を振り返り見て、「犬を連れていると、
立ち止まってばかりで運動にならない」と言う。
また急ぎ歩き出した。その後ろ姿が滑稽にも見えた。
急にそんな事しても長続きなどしないと思った。
その後ろから奥さんがチワワを連れて散歩していた。
奥さんは81歳になるが、歩こう会で鍛えていて元気だ。
私が「ご主人どうされたのですか?」と尋ねると、
「ちょっとね」と言うと頭を下げ「はい!行きますよ」っと去った。
ご主人は急ぎ足、奥さんはマイペース。
何となく明日が楽しみだ、、。
「体と心のバランス」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今朝6時半ごろ、ホープのオムツを交換した。
その後、私はまたベッドで2度寝した。
2度寝ほど気持ちの良いものはない。
睡眠誘導剤の副作用なのか眠気がのこる。
私の飲んでいる睡眠誘導剤は、
ロヒプノールという名の薬で強くはない。
妻の介護疲れから眠れなくなり、
心身クリニックで処方された。
一番重い時は、抗うつ剤3錠と共に、
睡眠誘導剤を飲んでも眠れない時もあった。
今では、その睡眠誘導剤を4つに割っている。
当然、服用は4分の1個を服用している。
いつ頃から4分の1個にしたのかは定かではない。
1個を丸ごと飲んでしまうと、眠気が持続する。
車の運転中でも、急に眠気が襲ってきて、
信号で停まっても、後ろからクラクションが鳴る。
1回くらいクラクションを鳴らされても起きない。
一度、後側の運転手が私の車まで来た。
ウィンドウをドンドン叩いているので驚く。
早く行ってよと一瞬状況がつかめなかった。
私は、直進せず、信号を左折した。
コンビニ駐車場の一番端に停めた。
そして、1時間ほど爆睡した事がある。
今考えれば、実に危なかった。
走行中に眠ってしまえば、
追突していたかも知れない。
よく高速道路での追突事故の多くは、
居眠り運転である。
一瞬、深い眠りに落ちてしまう。
2・3秒程の事である。
だが、3秒目を閉じても50m進む。
前が急停止した場合、突っ込んでしまう。
そのような事故が、高速道路では起こる。
ほとんどが居眠り運転ではない。
多くは、わき見運転である。
1秒横を向いて走行しただけで10m進む。
私は、その出来事のあと、心身クリニックへ
説明せず、自分勝手に4分の1個にした。
病院へ行けば、弱い薬を処方される。
今では、ストレスも多くなく眠れる。
体と心のバランスの良い時には1回も起きない。
約8時間ぐっすり眠ってしまう時もある。
だが、そんな調子のよい事は2ヶ月に1度くらい。
後は、多い時で3回、少なくても1回起きる。
一日ホープとの散歩は2回行く。
1回の散歩で50分程である。
1週間に2回妻の療養する病院へ行く。
往復2時間の道のりである。
カメラを首から提げて1枚も撮影しない時がある。
そうかと思えば、30回ほどシャッターを切る時もある。
はじめの頃は、JPEGとRAWで撮影していた。
今は、RAWのみで撮影し、プレビューで確認。
ノートに写真画像データ番号を記載する。
そのノートを元に、画像の現像をする。
今では、このPCによる現像も楽しみの一つ。
一日の行動は、散歩、写真、病院で暮れる。
散歩していると、家庭菜園のみが趣味と、
いつ通っても一生懸命野菜を作っている。
私には、とても真似のできる事ではない。
一番の問題は、すぐに腰が痛くなる事である。
写真も確かに無理な姿勢をする時もある。
しかし、カメラを手にしてから55年過ぎた。
やはりあなたの趣味はと聞かれれば、
写真撮影と答えるだろう。
「没収の可能性」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
今朝8時半ごろにチャイムが鳴った。
午前3時半ごろに眠ったのでフラフラで起きた。
睡眠誘導剤が残っているのかと思いながら、
「どちら様でしょうか」と聞いたが返事無し。
玄関の扉を開け外を見るが誰もいない。
居ないとなると余計に気になるものである。
amazonに頼んであった黒酢が届いたのかとか、
色々と思ったが、姿が見えないので気持ち悪い。
今日の外は涼しいぐらいだと思いながら、
玄関のカギを掛け、2度寝しようと思った。
キッチンの横を通ると、ノートPCが置いてあり、
よせばよいのにEnterを押し液晶を点けた。
FacebookやTwitterを確認しているうちに、
椅子に座ったまま眠りに落ちてしまった。
寒いと思いながら目が覚めた。
2時間が過ぎ去り10時40分近くになっていた。
私はトレーナーに薄いパーカーだけで、
寝てしまっていたので、足の脛がゾクゾクした。
今日はゴミ出しの日だと思い出し、
着替えしないまま、外へ出てゴミ出しした。
私がゴミ当番のときには、時間厳守と言っておきながら、
その言った本人が、時間オーバーしていた。
ゴミ回収車はまだ来ていなく間に合った。
ゴミ当番の人も誰も立ってはいなかった。
少し風があり、気温も低く感じ身震いした。
そうなると寒暖差アレルギーの私はクシャミが出る。
鼻水も出だし、これは調子を崩したかと急ぎ足。
家が近くなるとホープの私を呼ぶ声が聞こえた。
急ぎ玄関へ入り、カギを掛けたと同時にクシャミ。
5回ほどクシャミが出るので、ホープも心配そうに見る。
クシャミを連発すると首と肩の付け根が凝る。
クシャミを止める方法は無いようである。
クシャミの苦しみを知らない人には分からないが、
クシャミからギックリ腰になる人もあるという。
私は10歳ごろからこの苦しみを負っている。
体調管理が悪いと言えば、その通りである。
寒暖差アレルギーは、花粉症の症状と酷似する。
耳鼻科へ行っても処方する薬は花粉症の薬である。
私は中国の友人から国際便で送られた薬を飲む。
その薬が麻薬系ならば大変だが市販の薬だ。
1回にまとめて買って送ってもらうが直ぐに無くなる。
お金は、中国の銀行カードを手渡してある。
暗証番号も教えてあるので、引き出し購入してくれる。
8万元(120万円)ほどあったのでまだまだ大丈夫だ。
薬は1箱20錠入りで15.6元(234円)を20箱ずつ、
郵送してもらい、それ以上は没収の可能性がある。
睡眠誘導剤の輸入は危険であり輸入禁止。
安全面も考慮し、心身クリニックで処方。
今日の夕方の散歩は、私の体調不良により、
ホープの調子が悪い時に引き返す所で引き返した。
ホープは私を見上げて、まだ先へ進みたいという。
しかし、辛い私の表情を見て、方向転換した。
室内温度が20度から21度辺りが一番辛い。
外へ出て、熱くなった体に冷たい風でクシャミが出る。
なので暑い時でもクーラーは極力点けない。
扇風機でも直接体に当てないようにしている。
「悲鳴を上げるほどに」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
ホープがオムツをするようになってから、
1か月が経とうとしている。
元々オシッコをあちらこちらへ漏らしてしまうから、
オムツをしているのではない。
ホープは子宮蓄膿症という病になり、
生理のように出血して汚してしまうからである。
オムツを着ける事は嫌がらない。
もう習慣になったほどで逃げようとはしない。
子宮蓄膿症の薬と止血剤の錠剤も処方。
しかし、うまく飲ませる事が出来ずに困った。
色々な食べ物の中に薬を入れて飲ませた。
それが原因で、全く食事をしなくなってしまった。
3週間ほどホープと私は苦しんだ。
最後に辿り着いたのが吉野家の牛丼だった。
吉野家の牛丼の具だけをホープに食べさせ、
私が玉ねぎとごはんのみ食べる事となった。
家に持ち帰り煮物のおかずと食べた。
ホープが吉野家の牛丼の具をも食べなくなった。
飽きてしまったのかと思いながらも途方に暮れた。
痩せて行くホープは水ばかり飲んでいた。
高級肉も食べなく安い肉は尚更食べなかった。
3日間が経ったが、牛丼を買いに行ったが食べない。
夜中、器に入れていたドッグフードがなくなっていた。
仕方なく食べたと言う感じだったが嬉しかった。
しかし、その後も同じように食べたり食べなかったり、
高齢犬ゆえに食が細くなっているのかもと思った。
薬も止めてしまい、自然に任すと決めたが、
食べてくれない事には、体力が弱るだけと思った。
私は白いご飯を食べる事自体あまり無かった。
3年半ほどスーパーにバケットを取り置きしてもらった。
それは妻の介護をしている時からであったが、
妻が3度目に倒れ、療養入院してからも続いた。
私一人になってしまってからもバケットの本数は、
変わらずに取り置きを毎週月曜日に買いに行った。
炊飯器でご飯を炊く事自体忘れ去っていた。
長女が偶に来てはご飯を炊いてくれた。
妻の故郷から送られてくる米が袋ごと大分溜まり、
2週間以上前に、取り置きを断る為電話した。
3年半も毎週取り置きして頂いたものを断るのは、
心痛んだが、まずは正直に米の事を話した。
電話の向こうから「断る理由は言わなくて良いですよ」と、
言われ、少しほっとした事を覚えている。
2週間前、久しぶりに米を3合洗った。
洗ってから、グリンピースと塩を入れて炊いた。
久しぶりに温かいご飯を食べ、美味しかった。
保温にしておくのは、電気代の事を考え切った。
そして、タッパに入れていき、冷めてから冷蔵庫へ。
一人なので3合炊くと何日もあった。
やっと御飯が無くなったので、2週間ぶりに、
炊飯器の蓋を開け、悲鳴を上げるほど驚いた。
炊飯釜の底に残っていたご飯全面にカビが生えていた。
見事なまでの青カビが生えたのを見るのは初めてだった。
お湯を沸かして、炊飯釜へ注いだ。
カビ特有の香りが立ち込め顔を背けるほどだった。
トイレに行き捨てては、またお湯を入れては捨てた。
5回ほど繰り返した後、やっと洗剤を入れ洗った。
炊飯釜に顔を近づけて香りを嗅いでみた。
鼻炎により、あまり匂いは分からなかった。
2回洗剤で洗ったので、問題ないと米を洗った。
3合入れ、大豆とグリンピースを入れ炊いた。
今回は、小さなタッパには入れず大きいタッパに入れた。
大きなタッパでも3つのタッパを使った。
直ぐに電気釜を水に浸けてから洗っておいた。
電気釜のご飯にカビが生えたのを見たのは初めてだった。
「住民の不安」
「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。
昨日も寒暖差アレルギーで辛かったが、
下水の排水マスを道路際に作る工事に立ち会った。
勿論、業者が道路からブロック塀の下を掘り、
道路中央から3m50ほど掘り進めた。
私はホープを自分の体につないで見ていた。
ブロック塀の下を器用に掘って土管を入れた。
見る間に排水マスが出来上がって行った。
あとは自費で家からマスまで工事をする。
いくらの工事費が掛かるのかは定かではない。
説明会では受益者負担金を徴収するようだ。
1平方メートル単位負担金額400円で、
私の土地は330平方メートルで計算した。
400円×330平方メートル=132,000円だ。
これを5年で分割もしてくれると言う事だった。
自費工事が40万円ほど掛かり55万円ほど掛かる。
田舎の方は、80万ほど掛かると言う話である。
下水をしなくとも浄化槽で十分である。
農家の家は土地が広く困っている。
990平方メートルの土地所有者から苦情。
親から相続しただけで、家も大きく二人暮らし。
排水マスまでの工事費も自費で負担が大きい。
ただ土地が広いだけで、一般の人の何倍も、
支払わなければならなく何とかしてほしい。
それに対して役所の担当者は、既に決められており、
規約通りに、お支払いして頂く事になりますと回答。
77歳ほどの人は、年金暮らしで固定資産税だけでも、
負担が大きい上に、今回の下水工事で困っている。
今のままで、生きて行く上では何も問題ない。
このような家庭は多くあり困っている。
役所の担当者も変な事は言えず困っていた。
他の人が手を挙げ、質問があると立ち上がった。
受益者負担金は5年1括払と分割払いがあるようだ。
私の所も、200坪あり負担金も大きい。
何故、こんな高齢者に下水道など作って、
負担金を支払わせるのですか、生活できない。
役所の人たちも回答が出来ずにいる。
説明会の時は、既に工事が予定されていた。
また白髪の老人が立ち上がり、年金暮らしですが、
暮らしに困っており、これ以上の出費は出来ない。
下水道の工事が終了した後の水道代が、
今までの2倍になると聞いたが本当かと質問した。
水道の使用量が、そのまま下水道の使用量になり、
今までの2倍になる事は間違いない。
私も年金暮らしが始まったばかりであるが、
年配者の質問も、もっともである。
高齢者の質問に、的確な回答が出来ない役所も
何とか不安を拭い去るような回答が出来ないものか。
そのような出来事を、工事の最中に思い浮かべ、
排水マスが出来上がると、自費での工事が始まる。
雨の中ホープを連れて、車道は水が跳ねるので、
住宅内の路を、雨合羽を着せて歩いた。
排水マスが各住宅の隅に、出来上がりつつあった。
住民の不安は、工事が進むに従い膨らんで来ている。
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