いろを的陶器とちょっと気功な話

いろを的陶器とちょっと気功な話

2007.10.12
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陶器8

 ここで「病」と「想い」について以前から感じていたことに、少しだけ触れておきたいと思います。(「想い」という一方からみて「病」から感じる1つの私の感覚です。全てに当てはめてしまえることでは無いと考えておりますので理解ください)

 特に女性の会話に「話す人」の数が、「聞く人」の数を上回る不思議な現象を見ます。同時に話しているので誰の話を聞いたら良いのか困ってしまいます。人が話したい時、必ずしも「答え」や「意見」を求めているとは限らない様です。

 最近特に自分を押し殺さなければならない場面も増えている様で、主張する場があれば、皆が「自分の辛さ」を競うようになり、他人を感じる余裕が無くなっている様です。協力者の居ない子育てや、女性が外で働く事も増え、家庭でも「辛さ」を競う様になり、唯一の理解者を失っている感覚がある様です。

 全ての意味で「無限」を本質と感じる中で、個々(プライド)がその存在を表現し、時にはそれを守るために個々の理屈(言い訳)で制限を付けて「世界観」を創り上げていると感じます。そのある程度似通った「世界観」の集まりの1つが「気」だと感じています。

 個々の「世界観」の差からなかなかお互いの真の「想い」が伝わらない事も多い様に感じます。幼い頃から植え付けられたルールに沿って発生する事も多いと思いますが、その伝わらないもどかしさが「病」に入るきっかけになり、「病気」へと進み、無意識に身体が主張を始める様な事も多いと感じます。

 また、人間関係から来る自分の奥底のプライドとの闘いにも「病」に入るきっかけを感じます。母親のプライドを他世界観から守る様に子供が自ら病気を背負ったり、他人を、「嫉妬」などの攻撃や自分のわがままで傷つけてしまった事に対しての「自責」の念から、病を自ら背負ったりする様な事が患者さんから感じられる例もあります。

 自分を愛せない人は他人を愛せないと言いますが、他人を愛せない自分を愛する事も難しいと自責の念にかられている人も多いようです。

 私も生きる事がつまらなく感じたり、他人の生き方を羨んだり、未だに自暴自棄になります。ただ私に限っては、そんな時こそ心の何処かで自分に酔っているような感覚があります。また、自分の「欲求」を抑えて他人を優先するのも、つまりは他人に良く見られたい「欲求」が勝るといった、結局のところ「欲求」を満たす行為に違わないと感じています。

 結局私は「自分」(家族や仕事など自分のプライドを置けるモノを含め)がいつも1番と感じています。ですから心から自分を愛せないと言える人には「負い目」さえ感じますね。これも自分を愛せないってことで良いですかね?今も少し自分に酔っているようですが。(07.7.26著)

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 私の「気の世界観」においては、もともと全てのモノが固有の「気」を持ち、それを変化する事でそれぞれの状態を主張出来ていると感じています。その状態の1つが「病気」と感じます。

 自分の頑張りを認めてもらいたい、嫌な事からの逃避、弱音や甘え等、負イメージの自己主張を自・他にプライドを保ちながら無意識で行うのも「病気」の1つの形と感じます。そして痛みなどの症状を創り出すのもある意味「気」の力の1つと感じています。

 私も経験ありますが、子供によく、どうしても嫌でそれを避けたい時、本当に頭やお腹が痛くなったり、熱が出たりする話を聞きますね。大人になると、頑張りが認められていない様に感じられたり、弱音を吐きたくても吐けない時、よく無意識に「病気」の形をとって、あたかも自・他にプライドを保つ様にしてそれを表現していたように感じます。

 子供、大人に関わらず自分の存在を守り、認めてもらいたい事が多くの場合の根底に感じられます。そして治癒には、認めてもらいたい対象(家族や尊敬する人、時には自分自身等)に、それが伝わった実感にも大きな影響を感じます。そしてまた時に「病気」には、自分の世界観を変えるきっかけや、一度こじれた人間関係を修復する力も感じています。

 現存の治療法において、患者さんの心の奥のプライドを守り、満足させるために病気(自己主張)を認め、患者さんの伝えてくる病気の原因を探し当て、病気を治す方向に気持ちを切り替えてあげると言う作業が無意識に行われているように感じます。ただ、病名や原因を探し当てる事も、逆に言えば再び病気になる原因を与えることになるとも感じます。

 また、与えられた病気によっては治ろうとする気持ちを押し下げてしまうリスクを感じます。法的に問題もあることでしょうし、前記の事を含め、治療に対して医学とは別アプローチの世界観である事を大切にし(同じで良いなら皆医学を学べば済む事ですからね)、それぞれの特性を強める意味でも気功での診断は避ける必要があると感じています。

 また、「気」の治療?において、より効果を上げるには、正直「気功師は特別な存在である」とした考え方の持つ資質がとても大切に感じます。患者さんが気功の世界観にドップリ漬かり(頼り)易くなりますからね。医学の治療においても、医者と患者の間にその様な関係が結べた時、より顕著に変化が現れている様に感じます。

 ただ医者や気功師に対する依存の懸念とジレンマを感じてしまいます。

 そして、やはり「医学」が病気治療の今の主世界観だと感じます。社会的にも守られていますし(ちょっと嫉妬も感じますが)、そちら(科学的・物質的治療)を主に色々な意味で折り合いを付けながら治療を進める必要があると感じています。医学的治療をやりつくしてから見えられる人に、顕著な変化が見られる事も少なくありません。

 そして複数の世界観から認めてもらう事で患者さんは治った事をより強く確信出来ると感じます。昔以上にメンタル(想い)的なアプローチによるサポートを求められているようにも感じます。また、月並みな言葉ですが、『病は気から』と言いますね。そこに本質的なモノと同時に、「責任の基本は自分に置く」ような日本的な厳しさも感じます。 (07.7.27著)

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 「気」の世界観においての「気」の高低(強弱)は、普段から皆行っていると感じます。

 例えば、自分を主張する時に「気」は高(強)まり、他人の主張を理解しようとする時は「気」を低(弱)くしていると感じます。そして「治療」と「予防」には異なる気質の遣い分けが必要と感じています。その気質を2つに大別するなら・・・

★力を示して気功師側の「世界観」(気)に浸らせて(頼りきらせて)くれる強い気質

★患者側の伝えたい「世界観」(気)に逆に浸ってくれる弱い気質

 前者は主に、すでに体が主張を始めた「病気」(治療)に、後者は主に、その前の段階の「病」(予防)に必要とされる様に感じています。ただ、前者は、あくまでもその時の症状を取り除くものであり、根本の治癒には後者が不可欠であると感じています。(「病気」や「病」の定義は、自分勝手にやらせて頂いてます)

 ただ、基本的に「強い気」に対して「強い気」は「嫌悪」(反発)を生んだり、「弱い気」に対して「弱い気」は「不安」を生んだりすることも感じていますし、施術中にもその強弱の変化が感じられるので上記のような「病気」・「病」的大別は乱暴なのかもしれません。いずれにせよ、そういったマニュアル的な対応が問題になることも多いと感じます。

 また、私の場合、他人を癒す側にまわらせてもらう事で自分を癒していると感じられる事が多々あります。こんな自分の感覚から、気功師も病んでいる人間が行き着く形の1つとも思えてしまいます。人は、自分と同じ立場(気質)に居ると感じられる人の方が「想い」に同調しやすい様です。色々な意味で、世の中持ちつ持たれつと願ってます。

 ただ、人には想像力(創造力)がありますね。特にその人と同じ経験をしなくても、その人を想いやる事で、同じような感覚を分かち合えて(繋がって)いると感じます。おそらく、私なんかよりも、皆さんの方が、「もらい泣き」の経験なんか沢山あるんじゃないですかね?

 最近、「理解できる能力」よりも「理解しようとする気持ち」こそ求められているように感じられます。多くの人が本当に「理解して欲しい」と意識上で望んでいるモノはある程度「建前」的質を含み、そんなに心の深い所には無いように感じます。深い所だけにある「本意」(正直)とはむしろ「知られたくない」、皆単純で似通った「欲求」的なモノのように感じます。

 「がんばったね」 「大変だね」 「辛かったね」といった日頃からの言葉による労いこそ大切な「気」のように感じます。 それも含めて、身近で経済的にも負担無く気楽に自分を主張出来る環境を造るような活動も、「病気」の予防に繋がって行くように感じます。

 そして今回、私の世界観を表現するために皆さんの世界観や、特に今病気と闘っている人達の気持ちを傷つける表現が多々あった事も自覚しています。私が病気の立場に立ったとき、誰よりもジタバタすることでしょう。本当に申し訳ございませんでした。 (07.7.28著)

 また、一連の日記の原点であります HP「のあ」/イロヲの世界観 もよろしかったら・・・。



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Last updated  2009.11.24 18:03:12
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