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イルカになる39
世代が異なる３人の息子たちの父です。生まれが平成１ケタ代、平成10年代、平成20年代。と言ってもそれぞれ平成9年と15年と20年。知的に問題がある長男を巡る家族のあり方が語れればと。
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2008年10月30日
テーマ： 親と子の愛を育む(111)
カテゴリ： カテゴリ未分類
夜、家族で食事中。
けん君が自分の器の中のスープを指差して
「これ。魚。骨。取る。」
その言い方は障害児的であるが、自分勝手な人の一方的な要求
のようにも聞える。
お母さんは、
「魚じゃないよ。鶏肉でしょ。骨、自分で取って口から出せばいい
でしょ。」
それを聞いていた私は、
「これ。魚。骨。取る。で会話が成り立つんだね。何でけん君って
骨とってよ～、とか子供らしく言わないのかね？それってどういう
わけなんだろうね。」
お母さんは、
「そう言えばそうだね。けん君、これからは鶏肉の骨取って、とか
取ってくださいって言うんですよ。」
けん君は
「取ってください！」
とやや怒り気味に言いなおしはした。
自分が要求したいことは何とかして要求できる。でもこの子は
障害を持った子である。でも何が劣ってる？なにがダメで障害って
ことになってるのだろう？たまにこの子のことをどう説明したら
よいのかわからない時がある。妻に聞く。
「ねえ、けん君ってさぁ、何が障害なのかなあ？」
妻「要は、人の気持ちがわからない、人の気持ちを汲み取れない
障害なんでしょ。」
「あ、そうか。だから一方的な要求はするが、それに対して怒ったり
注意したりする人がいようものなら、怒られてもしょうがないことを
してしまったな、と思わずにその人の事を怖がるだけになってしまう
んだね。人を見ると安心するか怖がるかのどちらかしかないと言う
わけだ。」
この子の親である私でさえ常にこの子と接するのは難しいと思うのだ。
だからイルカになってけん君の心に寄り添っていようとしてるんですが・・・。
子供が３人もいるからけん君だけに寄り添うって訳にも行かず、
ひょっとして最近疎外感を感じ気味になってやしないかと心配になる
こともしばしばです。
けん君が自分の器の中のスープを指差して
「これ。魚。骨。取る。」
その言い方は障害児的であるが、自分勝手な人の一方的な要求
のようにも聞える。
お母さんは、
「魚じゃないよ。鶏肉でしょ。骨、自分で取って口から出せばいい
でしょ。」
それを聞いていた私は、
「これ。魚。骨。取る。で会話が成り立つんだね。何でけん君って
骨とってよ～、とか子供らしく言わないのかね？それってどういう
わけなんだろうね。」
お母さんは、
「そう言えばそうだね。けん君、これからは鶏肉の骨取って、とか
取ってくださいって言うんですよ。」
けん君は
「取ってください！」
とやや怒り気味に言いなおしはした。
自分が要求したいことは何とかして要求できる。でもこの子は
障害を持った子である。でも何が劣ってる？なにがダメで障害って
ことになってるのだろう？たまにこの子のことをどう説明したら
よいのかわからない時がある。妻に聞く。
「ねえ、けん君ってさぁ、何が障害なのかなあ？」
妻「要は、人の気持ちがわからない、人の気持ちを汲み取れない
障害なんでしょ。」
「あ、そうか。だから一方的な要求はするが、それに対して怒ったり
注意したりする人がいようものなら、怒られてもしょうがないことを
してしまったな、と思わずにその人の事を怖がるだけになってしまう
んだね。人を見ると安心するか怖がるかのどちらかしかないと言う
わけだ。」
この子の親である私でさえ常にこの子と接するのは難しいと思うのだ。
だからイルカになってけん君の心に寄り添っていようとしてるんですが・・・。
子供が３人もいるからけん君だけに寄り添うって訳にも行かず、
ひょっとして最近疎外感を感じ気味になってやしないかと心配になる
こともしばしばです。
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