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2016.01.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アレンジメント

「たゆまざる 歩み恐ろし カタツムリ」
     北村西望
(彫刻家/文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章)

 長崎の平和祈念像を制作した彫刻家、北村西望(せいぼう)さんの
句が胸に突き刺さる・・・。

百歳を超えて尚、制作意欲は衰えるどころか、益々意欲を発揮し、
百二歳の天寿を全うするまで、仕事に没頭したと聞く。
 彼曰く、
・・・「自分は、何とも不器用で、作品を創るのに、人の何倍も時間が
かかる。
だから、いい仕事をするには、長生きするしかないのだ」が、
口癖だったそうである。

実は、平和祈念像を創ったときも、四年という月日を要したというが、
それも完成に近づいたある日、彼は「生涯の師」と出会った、という。

ある日、仕事を終え、帰り支度をしていたとき、像の足元にカタツムリが
いるのに気付いた。
翌朝、仕事にとりかかろうとすると、像の下から上へと一本の筋が、まるで
銀の糸のように朝日にキラキラと美しく輝いていた。
果たして、その先には、あのカタツムリが居たのである。
高さ九メートル以上もある像の上まで、一晩かけて登っていたことに、彼は
心底感動し、冒頭の句を詠んだのだそうである。
この小さなカタツムリの持続力に驚嘆して以来、彼は小さなカタツムリを
「生涯の師」とし、仕事に情熱を燃やし続けたのだという。

偉大な彫刻家が、小さなカタツムリの<生きざま>に心を揺り動かされ、
天寿を全うするまで、道具を離さなかったという、その一途さも又、
何とも 美しいではないか。

小さなこと、些細、細やかなことをコツコツとひたすら「続けて」いく。
それは、簡単に出来そうで、なかなか出来ないことなのである。
さて、我が身を省みるに、それは何とも恥ずかしい限りではないか・・・。
「一つひとつ、些細なこと、細やかなことを誠実に実行し、続けていく。」

書けば、簡単なのに、現実は時間に追われ、後回しにしたり、出来なかった、と
言い訳する不甲斐ない自分が居る。
今年こそは、「ごく当たり前」の「些細、細やかなこと」を、丁寧に
誠実にしていこうとそっと心に誓う。

 カタツムリの話しのように、周りには「師」がたくさん居るのである。
そう、寒風吹き抜く路傍に凛と咲く、小さき花たちにも教えられつつ・・・。

    ヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)


ご無沙汰しております!スマイル
・・・って、気がつけば、ほぼ一年も更新していませんでしたーーー
 オイラは元気ですっ!

 家族が「うっかり 開業」して、早や一年。
串揚げとおばんざいのお店、路地裏横丁で、なんとか元気に
やってます。

 日々、オイラ自身の仕事、受講、そしてオイラも少しずつ
「講演」もしていて、毎日しっちゃかめっちゃかの日々を過ごしております。
 新しい一年、今年こそ 少しずつ「復帰」していきますので、
どうぞ 宜しく御願いしますぽっ

 急に寒くなってきましたねぇ~。流石に、オイラも重ね着で踏ん張っております。
写真は、今週末に予定されている「我が人生の師」の講演会で、演壇に飾る
お花を、と依頼されて試作してみたものです。
・・・扇に和紙を貼って、アレンジしてみました。
 さーて、今夜も「蟻・家」の女将修行、頑張るどー。

 皆さま、今日は何とも肌寒い一日、風邪などひかなよう、ご自愛ください。

ぢゃ、また!大笑い
スマイル





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Last updated  2016.01.19 09:58:40
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