日常の小さな幸せ

考え方の違い。

2005年11月5日の日記 より


食べ物は大切ですよね。

残すのは良くない事。

私は、そうやって躾けられてきました。

人が作った物を、簡単に残すのは、

日本では見ている人を不快にさせるでしょう。


娘の父親の国、米国では、お残しはOK。

レストランで残した物はドギーバッグに入れて持ち帰る事もできます。

ドギーバッグ、なんて言っても、犬にあげる人は少ないと思います。

大抵は人間が次の日のランチに食べちゃうんですけどね。

もちろん、残して、捨ててしまう事も多いです。


米国の場合、「お残し」をしないと、ものすごい肥満になりそう。


日本でも、マクドナルドのフライドポテトを全部食べていたら、

…あっという間に娘は肥満児だなぁ。


ちなみに、国によっては、

「お皿に少し残す」のが常識だったりしますよね。

全部食べるのは、はしたない、みたいな。



世界中、全ての常識、マナー、考え方を、

私が把握しているわけ、ありません。



私が娘に伝えたい事は…

常識やマナーという物は、あなたの周りの人たちが、

あなた自信やあなたの行動を見て、不快に思わないようにする事。



世の中にはいろいろな人間がいて、

その分、いろいろな考え方があるから

不快に思う原因や理由も、もちろん様々。



だから、いつも周りをよく見てね。


でも、もちろん、あなた自身の考えもあるでしょ。(あって欲しい。)


だから、周りに合わせるのが、きつすぎたら、

その時は、他の方法を考えてみましょう。


それだけが、唯一の方法ではないし、

そこだけが、あなたの居場所ではないのだからね。



あなたが正しいかもしれないし、向こうが正しいかもしれない。

でもね、本当は、みんなに等しく「正しい」なんて、ないんだよ。


自分にとっても、相手にとっても、

どこまで妥協できるか、だけなんだけどね。


自分の育った環境で自然と身につく常識やマナーもあると思う。

人前で鼻をかむのは失礼、とあなたは思うかもしれないし、

人前で鼻をすするのは失礼、とあなたは思うかもしれない。

もしかしたら、両方かもしれない。

もし、そのどちらのタイプの人にあなたが出会っても、

「あの人、ヤダー」なんて思わないで。

その人には、その人のやり方があるのだから。


世の中には、おもしろい人がいるものだなぁ、って楽しく考えてね。

世の中には、いろいろな人がいるなぁ、って受け止められる

広い心を持ってね。


そして、世の中には、そういう広い心を持っていない人が

たくさんいるって事を、ついでに覚えておいてね。

(そして、そういう人のことを悪くも思わないで。それも人それぞれだから。)


attentiveでflexibleでいれば、

世界のどこにいても、幸せに生活できると思うよ。

全ては、バランス。頑張れ、娘!


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