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2014年10月11日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
★☆★☆好評につき第二回開催決定!!

日経CNBC、stockvoice、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で2度目の自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※11月にアメリカ出張で取材する米国経済・投資家動向のホットな最新情報をわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :11月29日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/221962/


地方でこういうセミナーは貴重です!
ご興味のある方、ワンランク上の自分になりたい方は是非お誘い合わせの上お越しください!!

当然私も参加します!!(^_^)/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜続落。前日のNYが大幅安だったことを受けて、朝方から売りが先行。SQ値が15300円弱の水準で決まると、その後はSQ値を挟んで一進一退の展開が続きました。前日に好決算を発表したファーストリテイリング(9983)のみ孤軍奮闘する形で抗いきれない感じ。ただ3連休を前に、引けでは売り方の買い戻しが出て下げ渋りました。

ここまで唯一プラスを続けてきた水産業もマイナスになり(と言っても実質日本水産(1332)が上げていただけでしたが)、また全面安に。引けでは15300円は維持したものの、9月安値を割り込んで引けました。売買高はSQで膨らみ28億株に、売買代金は2.7兆円弱でした。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは半導体株が売られNASDAQが2%以上の急落。それを受けてシカゴ225先物は15045円となっており、とりあえず体育の日のアメリカの動きも見てみたいところですが、アメリカも月曜はコロンブスデーで債券・為替市場がお休みですから、やや薄商いが想定されています。ですから、大体火曜も弱いスタートという認識で良さそうです。

16000円を超えてから投資判断を「やや買い」に転換しましたが、そこからまたあざ笑うかのように下落が止まらなくなっています。すっかり曲がり屋になってしまいました。やれやれですね。結局ヒンデンブルグオーメンが炸裂中という感じですが、相変わらず日本の方がダメージ大きく10月に入ってから早くも1000円の下げ幅。ドイツの株価は三尊天井から非常にわりやすい下落になっているのですが、肝心の日本の方がトリッキーです。

特に今週は週初に「ストキャスも割安だし、今週は反発するのでは」としましたが、需給要因から一貫した下落になりました。結局一目均衡表の雲も割り込んでしまい、木曜出現の「包み陰線」も転換点にならず素直な下落。一層チャート的にも悪化している感じです。

イメージとしては丁度9ヶ月前、すなわち昨年末に高値を付けた後の下落に似ています。ただあの時はTOPIXはむしろ下げ渋っていましたが、今回はむしろTOPIXの方がきつい下げになっています。日経平均の方は円安の恩恵を受けやすい銘柄が多いことや、指数寄与度の高いファナック(6954)、ファーストリテイリング(9983)が好決算を背景に健闘していることが支えになっています。

気になる空売り比率に関しては金曜も33.7%という高水準になっています。これは前日の36.2%に比べて落ち着いたなー・・・という意味ではなく、SQで本来は空売り比率が減少する(分母が大きくなる)ので、これはむしろまだ前日並の高水準が続いているということです。

先週の投資主体別売買動向や寄り前の外資系証券の注文動向からも外国人が売ってきているのも明らかですし、これらの状況証拠をどう判断するかですが、やはり足元の下げは需給要因という言葉に尽きるでしょう。それ以外は特に目立って先月末に比べて変化はありません。エボラや香港のデモなどは未だ解決が見えませんが、相場に対するインパクトは沈静化してきていますし、そもそも元々相場の転換点を決定付ける程の悪材料でもありません。

IMFが世界の成長見通しを引き下げた、という話はありますが、将来の成長性は本来「株価の方が先に織り込むべき内容」であって、IMFが引き下げたからから株価が下がる、というのは順番が逆です。実際、みずほ証券の調べによると過去5年間IMFが下方修正したら株高になり、上方修正したら株安になる逆張り傾向があるとのこと。これは格付け機関のように「ここまでの結果を見て現状に合わせた判断」をする他無いからでしょう。

また、もしそういう結果が出たのであれば、各国政府は座して経済成長の鈍化を待つわけはありませんから、今後の政策対応期待も高まります。足元頑なに緊縮財政を続けるドイツに積極策が、また我が国にも追加金融緩和という(実際にやるかどうかは別として)「期待感」が高まることで、株価面ではピークアウト感が出やすいものと思われます。丁度アメリカが財政危機から政府閉鎖になった後、株価が上がりやすいのと同じです。

またアメリカでは10月決算のファンドが多いため、例年10月は下落しやすい月としても有名です。結局今年もその轍を踏んだわけですが、いわゆるヘッジファンドの「45日ルール」も来週早々には通過してくるので、いい加減決算シーズン入りからの業績相場に見方が変わってくる頃合いだと思います。

そんなわけで本来であれば9月安値を割り込んだ時点で投資判断を引き下げ、と言いたいところですが、イメージとしては8月急落時のSQ通過後からのジワジワ反転相場をイメージして、引き続き押し目買いスタンスで見ていきたいところです。

一つ気になるのはダウが節目の200日線を割りこんでしまったこと。2月と8月の下げ局面では200日線で下げ止まっており、今回もここが一つの節目にはなりそうですが、8月に支えられてからそれ程日が経っていないので、今回は本当に下げ止まるかどうかは微妙です。ただここにきてダウ公共株指数が案外しっかりしており、本質的にはまだ大丈夫なのかなとも思います。三尊天井になったら厄介ですが。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=UTIL:IND

また最近は円安牽制発言も出てきたり、GPIFの運用比率変更の話が先送りになったりとすっかり株価を支える気が無くなったような安倍政権ですが、支持率と株価がリンクしているという本質的な点を考慮すれば、決して疎かにはできないものと思います。


新興市場は「やや買い」。金曜は各指数共に軟調。ネット証券によると遂に追証発生件数が急増したということで、一部の銘柄では投げ売り感が出てきている感じです。

今までは地合が悪い中でもJASDAQの値上がり率ランキングでは軽量級の株が急騰して資金の受け皿として機能していましたが、5%越えの銘柄もグンと数が減って、しかも超軽量級の受け皿としては力不足の銘柄しかありません。一方、値下がりは5%越えがザラにあります。唯一の逃げ場が直近IPOの FFRI(3692) のみ。前日に グリー(3632) がLINEとの共同会社設立を発表して買われましたが、他のゲーム株には波及しませんでした。

ともあれ追証発生の投げ売りはまた新たな投げ売りを呼びますから、もう一発下げ局面が出るのが定石です。そこまできてようやく陰の極となりやっと需給が改善するのだと思います。例年JASDAQは10月~12月に底を打ち、その後半年程上昇相場に入りますから、次の底が大底になる可能性が高いと見ています。


【ポートフォリオ銘柄】
船井電機(6839) は続落。金曜引け後にストックオプションの発行内容確定が出てきました。前月の下落はこれの値決めに対する売りも相当程度あったと思いますが、価格算出期間が終わっても特に反発の雰囲気が無いですね。話題の「CEATEC JAPAN」も終わってしまい、主戦場アメリカの下落も気になりますし、現金比率の大きさだけが材料ではちょっと頼りない感じです。


【注目銘柄】
MonotaRO(3064) は反落。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、9/25より有料メルマガにて売り銘柄として取り上げ。円安デメリット銘柄として、足元の円安進捗が逆風と見ました。その後一貫した下げ基調が続きました。

それで既に利食い終了となりましたが、前回文字数オーバーで取り上げ根拠を掲載できなかったので、以下の通り挙げておきます。

「▼MonotaRO(3064) 東証1部 売買単位100株
2777円 出来高229000株

9/25売値 2790円以上
10/10までの目標株価 2500円
損切り 2875円超え

【評価】
業績    ○
テクニカル ×
需給    △
同業他社比 △
その他ポイント 円安の逆風

主に工場用資材のネット通販。今期も増収増益で過去最高益更新の見込み。中間決算でも増収増益は確保しているものの、利益率は低下に。広告宣伝費をかけたことで新規顧客は増加したものの、その分利益を圧迫した。

8月の月次でも前年同月比で21.6%増と成長自体には文句の付けようは無いものの、為替が再度円安方向に振れていることで、仕入れコストの上昇懸念が高まっている段階。景気回復期待感を背景にした売上の増加は折り込み済みで、今後のコスト上昇には神経質にはならざるを得ない感じに。

テクニカル的には75日までの移動平均線を下回り、上値が重くなっているところ。また75日線と25日線のデッドクロスが近づいていることで、一段と上値が重くなる頃合い。

MACDやパラボリックは暗転。一目均衡表も遅行線が厚い雲の中に入り込んで、雲下限まで距離があり下値余地が大きいところ。ストキャスは次第に割高感が出てきており、ボリンジャーバンドは-2σが拡大していることで、下値余地が拡大しているところ。週足でもMACDやパラボリック、ストキャスが暗転していることで、トレンドは弱い。

需給面では長期的には上場以来右肩上がりが続いており総じて良い流れ。ただ中期的には昨年5月の高値以後は2000円~3000円のボックス圏での推移となっており、現状は高値→安値に向かう流れ。短期的にも12日に出来高を伴って陰線を付けたところを下回っていることで、上値にしこり感。

信用買い残は差し引き約7.7万株で、日々の出来高で返済売りがこなせないレベルではないものの、7月以降は少しずつ取り組みが悪化している。

予想PERは67.0倍で同業のアスクル(2678)の39.9倍との比較では割高。PBRは20.4倍で同2.4倍との比較では割高である。予想ROEは30.4%で同5.9%との比較では高いものの、配当利回りは0.5%で市場平均の1.6%との比較では低い。

売値は本日の寄値辺りまで引きつけるところで。目標は200日線の辺りに。損切りは25日線を上回る2875円超えで」

そして金曜は引け後に9月月次を発表。前年同月比34.4%の増加ということで、売上高に関しては7、8月の20%台から盛り返してきました。だいぶここまで良い感じに下げてきたので、正直持続力があるかどうかは疑問ですが、とりあえず地合が悪いこともあって反発の材料としては目立つ印象です。


・・・と言うわけで、文字数の関係上今日はここまで。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2014年10月11日 11時32分32秒
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