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2022.10.13
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カテゴリ: 識別について
鳥友からカモの翼鏡と聞きましたが羽根のどの部分を指しますか、種類によって
違うのですかと質問をもらいました。
(1)翼鏡は次列風切
翼鏡はカモ類の次列風切の部分を指します。
カモが水面や地上にいるとき、体側中央の後寄りに青や緑に輝く光沢部分が見えることが
あります。翼を畳んでいると隠れて見えない場合もありますが、飛翔中には後続からよく見え、
群れで渡る際に目印となると言われています。
種類ごとに特徴的な色彩と模様をしています。
ばたいている鳥の翼の模様を確認するとなると大変と思うのは無理がありませんが、
人の目の錯覚による残像現象で止まって見えることがあります。
これは、カモ類は体の重さに比べて翼が小さく短く、いつも高速で羽ばたいている
のを目の錯覚で止まっているように見えるからです。
(2)淡水ガモの翼鏡
水面や地上にいるカモの画像から翼鏡の様子を整理してみます。
a.オシドリ
雌の翼鏡は緑または群青色に見え、雌には白斑があります。
白斑は雌のみです。写真は2017年11月に千葉県佐倉市で観察した個体です。
b.ヨシガモ
翼鏡は緑色です。写真は雄が2016年2月にさいたま市で観察した個体、
雌は2018年12月に印旛沼で観察した個体です。
c.ヒドリガモ
翼鏡は緑色です。写真は2008年茨城県水戸市で観察した個体です。
d.マガモ
翼鏡は青く、はさむように二本の線があります。
写真は2008年9月に手賀沼で観察した個体です。
e.カルガモ
翼鏡は群青色です。比較的観察しやすいと思います。
写真は2022年9月手賀沼で観察した個体です。
f.ハシビロガモ
翼鏡は緑色です。写真は2009年12月に市川市で撮影した個体です。
g.オナガガモ
翼鏡は緑色です。写真は一枚目が2017年11月に千葉県旭市で観察したもの、
二枚目の羽ばたきは2020年11月に印旛沼で観察したものです。
h..トモエガモ
翼鏡中央部の色は光沢のある緑色です。
ただし、翼をたたんでいると見えないことも見えないケースが多いように思います。
写真は2018年1月見沼自然公園で観察した個体です。
i.コガモ
一枚目の写真は、2020年10月に手賀沼で観察した個体です。
翼鏡は光沢のある緑色で外側は黒いのが特徴です。
ただし、2枚目の写真のように構造色で青くみえることもあります。





























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最終更新日  2022.10.13 11:56:49
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