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2022.11.23
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(財)山階鳥類研究所と環境省生物多様性センターが発行のバンディングかわら版5号に
1961年から2017年に行われた標識調査で初放鳥から回収された日までの最長記録が
報告されていました。ホームグランド手賀沼で観察記録のある種類について抜粋してみました。
(カモ科)
オオハクチョウ23年1ヶ月、カルガモ11年2ヶ月、オナガガモ23年0ヶ月
(サギ科)
ダイサギ21年6ヶ月、コサギ12年5ヶ月
(ウ科)
カワウ17年2ヶ月
(シギ科)
キョウジョシギ14年9ヶ月
(タカ科)
トビ8年4ヶ月、オオタカ18年8ヶ月
(カモメ科)

(フクロウ科)
フクロウ19年0ヶ月
(山野の鳥)
キジ4年11ヶ月、キジバト10年0ヶ月、、カワセミ5年1ヶ月、
ハシブトガラス19年4ヶ月、シジュウカラ7年11ヶ月、ヒヨドリ10年4ヶ月、
ツバメ8年11ヶ月、ウグイス9年0ヶ月、ムクドリ7年7ヶ月
(標識調査で得られた鳥類の生存期間について)
大迫・三原(1998)は、福井県大野市にある神明山で行った標識調査で装着した
標識が再回収された鳥類の経過日数を報告しています。
それによると、最も長い生存が確認されたのは、コゲラで723日、ヒガラで366日、
ヤマガラで1504日、シジュウカラで1514日だったと述べています。
バンディングからわ版ではシジュウカラは7年11ヶ月と報告されていますが、
大迫・三原(1998)では1514日(約4年3ヶ月)で差異があります。
(引用)
大迫義人・三原学.標識調査から得られた鳥類の外部計測値,捕獲時期および生存日数.
Ciconia 福井県自然保護センター研究報告.7:7-12.p1-6.
バンディングレター.2022.バンディングかわら版.第5号.
(財)山階鳥類研究所・環境省生物多様性センター.pp2.
(webで解説のある鳥類の寿命)
webで鳥類の寿命について解説がされているものを目にしますが、大方は下記に示す
日本野鳥の会のBIRD FANの解説をそのまま引用しているものと思われます。
https://www.birdfan.net/b-kids/kids-consultation/kids-faq/faq009/
#解説文
多くの小鳥は、春に生まれた子どものほとんどが次の年の春まで生きのびることができずに
死んでしまうため、平均寿命は短く、スズメで1年3か月、シジュウカラは1年8か月、
ツバメで1年1か月ほどです。ただ、数は少なくても、1年間生きのびたものは、経験や学習を
つんで、数年から10年以上生きることも知られています。#ここまで#
ただし、この解説はどんなエビデンスによるものかが記されておらず、後段の経験や学習を
つんで数年から10年以上生きるとある裏付けも不明で注意が必要です。
(写真)
カワウ2022年3月手賀沼、キョウジョシギ2021年4月三番瀬、ダイサギ2022年2月柏市、
トビ2022年11月手賀沼、フクロウ2022年5月千葉県、ユリカモメ2022年3月水元公園で
それぞれ撮影。




















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最終更新日  2022.11.23 12:06:29
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