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2023.02.02
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近年、冬季にヒクイナが観察されブログに報告されているのを見かけます。
私共がホームグランドとしている千葉県手賀沼や近郊の松戸市千駄堀、
印西市印旛沼、都内水元公園といったフィールドでその姿を見かけています。
ノートを見返すと、手賀沼で冬季に姿を見かけるようになったのは2011年1月から、ほぼ通年で姿を見かけるようになったのが2017年からのことです。
かつて、環境省の自然環境保全基礎調査(繁殖地図調査)で1970年代後半、
1990年後半の調査結果を比較すると生息していると報告されたメッシュ数が減少し、2007年改訂された環境省いわゆるレッドリストでは絶滅危惧2類に選定されました。しかし,2010 年代には,特に東日本で分布の確認が増加していたこともあり、レッドリスト2014 では準絶滅危惧に区分が変更されています。
ヒクイナは、水辺の湿地、水田で繁殖し本州以北では夏鳥とされていましたが、
2006年以降近畿地方を中心に1980年代と比べて拡大傾向となったことは
研究者から報告されているところです。
冬季、ヒクイナの行動は、湿地を歩行しながら採食する習性を持っている関係で
凍結しない環境が必須とされています。近年の地球温暖化の影響で冬季にも観察できるようになったのではと推測できます。
(写真)
2022年2月4日手賀沼沿岸、2022年2月9日手賀沼沿岸、2022年3月9日松戸市で撮影
(参考文献)
バードリサーチ.2008.日本における2000年代後半のヒクイナの生息状況.pp11.
環境省.1988.第3回基礎調査動植物分布調査報告(鳥類).
環境省生物多様性センター.2004.第6回自然環境保全基礎調査(鳥類分布調査報告).















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最終更新日  2023.02.02 12:31:09
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