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2023.06.06
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昨日、栃木県の神社で巣立ちしたフクロウを観察できました。
その折、巣立ちできたのはよかったけれどその後はどうやって暮らしていくのかと
鳥友から質問をもらいました。しかし、巣立ち後のヒナの行動や移動、環境などを明らかにしたものは少ないのですが、樋口・青木(2000)が、山梨県と新潟県の傷病鳥保護記録と新潟県での調査をした結果から報告しています。
(1)フクロウのヒナの巣立ち
巣立ちから3ヶ月を巣のある営巣林に留まっていることがわかったと記しています。
そして、巣立ち後約1ヶ月間は営巣木から200m以内に留まっており、巣立ち後30日をすぎる頃になるとヒナは日没とともに隣接する林を伝って営巣林から離れるようになり夜間の行動域を広げていったとしています。なお、夜間の行動域を広げる頃になっても夜明けとともに営巣林に戻ったと記しています。
(2)ヒナは親に空腹のアピール
ヒナ同士は互いに樹上に留まり同じ枝上にいることが多く観察され、親への空腹の主張として絶えず大きな声で鳴き交わしていたことを紹介しています。
(3)昼間の休憩時の隠れ場所
周囲が開けた環境の場合、トビ、カラスといった天敵からの発見されることが多く、繁殖林が昼間の休憩時の休み場所として役割を果たしていると記しています。
(4)文献報告から読み取れること
樋口・青木(2000)に目を通して、樹洞をもつ大径木を残す社寺林、屋敷林などのいわゆる緑の回廊がフクロウ類の生息に大きな役割を果たしていることが理解できました。
(引用)
樋口亜紀・青木進.2000.緑の回廊に関する研究.フクロウを事例として.
第9期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成成果報告書.p7-13.
公益財団法人自然保護助成基金.
(写真)











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最終更新日  2023.06.06 15:29:49
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