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2023.07.06
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8月に入ると三番瀬にミユビシギの姿を見かけるようになります。
奴賀(2016)がミユビシギの渡りを調査した結果や知見を整理し報告してます。
それによると、北極圏のノヴォシビルスク諸島で繁殖が集中していることが判明し、繁殖地での滞在は32日から66日で、繁殖を終えるとサハリン島北部のオホーツク沿岸を利用し、中国、台湾の沿岸沿いで数カ所で滞在し、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどの少なくとも1カ所の中継地を利用し南下していると述べています。
また、興味深い内容として、ミユビシギの雌が遅くまでヒナの世話をしている分、雄より繁殖地を離れるのが遅くなるという論文の一部を紹介しています。
(ミユビシギの二重巣卵性)
石塚(2016)が紹介しているように、ミユビシギは繁殖地に戻ると雌が一つの巣で産卵を終えると、別のところでまた巣を作り産卵する二重巣卵制の鳥類です。二つの巣の卵の両親は同じですが、最初の巣の子育ては雄が、後の巣の子育ては雌が受け持つ分業制をとっていることを記しています。抱卵がはじめまると番関係はもう解消されてそれぞれがまた別の相手を見つける。次の相手とも二つの巣を持ち、あくまで1つ目の巣は雄が、二つ目の巣が雌が受け持つと述べています。
奴賀(2016)がミユビシギの雌が遅くまでヒナの世話をしている分、雄より繁殖地を離
れるのが遅くなると記しているのは、雌が雄よりも後から抱卵を担当していることと関係しているのではないかと思われます。
(引用)
奴賀俊光.2016.7000kmをひとっ飛び?.
オーストラリアで越冬するミユビシギの渡りルート.
バードリサーチニュース2016年6月
石塚徹.2016.見る聞くわかる野鳥界.生態編.p170信濃毎日新聞社.
(写真)私のライブラリーより
2018年8月11日、2021年8月11日、2015年9月19日いずれも三番瀬で観察・撮影











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最終更新日  2023.07.06 11:50:12
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