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2024.09.28
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一昨日、房総のむら、印旛沼沿岸に向かって愛車で移動中に手賀沼沿岸で3地区でノスリがそれぞれ電柱に止まっている姿を発見しました。毎年、この時期に姿を現し、翌年春まで沿岸に滞在します。手賀沼沿岸、印旛沼沿岸では複数のノスリの姿を見かけます。
その存在を可能としている環境について文献に目を通してみました。
橋本ら(2014)は、印旛沼でのノスリの調査結果を報告し、「ノスリの生息確率には半径700 m圏内の水田割合が生息確率に大きく影響しており、主に水田を餌場にしていることがわかった。(中略)開けた水田だけでなく流域河川などの谷津田でも生息確率が高かった。林縁や開けた土地の中に立つ木や杭、電柱に止まり、地上を見張り、獲物を見つけると地上の獲物めがけて一直線に滑翔し、足の爪で取り押さえる」、「開けた土地,主に水田では道路にそって電柱が散在し、それをノスリが止まり木として利用していたためであると考えられる.」と報告しています。
一昨日、手賀沼沿岸で目撃したポイントも道路に沿って電柱が散在し、複数のノスリがそれぞれとまり木として利用しているのは毎年のことです。橋本ら(2014)の報告と手賀沼沿岸で目撃した環境を振り返るとその生存を可能としているのは水田と流域河川の存在が食物資源の存在があるからだ学ばさせてもらいました。
(引用)
橋本 大・長谷川雅美2014.
冬期の印旛沼流域における猛禽類の環境選好性と生息環境評価.
千葉県生物多様性センター研究報告第7巻.p65-78.
(写真)
1枚目:2014年11月23日流山市で撮影、成鳥と思われる個体
(虹彩は暗褐色、喉は黒色、腹部に幅広い褐色斑があり)
2枚目:2018年10月13日流山市で撮影、成鳥と思われる個体
(虹彩暗褐色、喉は黒色、胸が茶色味を帯びていた)
3枚目:2020年3月7日手賀沼沿岸で撮影、成鳥と思われる個体
(喉は黒色、胸はベージュ色)
4枚目:2017年12月2日伊豆沼沿岸で撮影、若鳥と思われる個体
(虹彩は淡黄色、喉は褐色味が強い)
5枚目:2018年1月20日手賀沼沿岸で撮影















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最終更新日  2024.09.28 15:42:21
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