『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

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2009.12.26
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先日発表された、 「平成22年度税制改正大綱」 をだいたい読みました。

業界の評判どおり、今回のは凄いですね。

いつもは30ページぐらいだと思うのですが(平成21年は26ページ・平成20年は28ページ

・平成19年は24ページ)、今回は100ページ超。

民主党政権の気合の入れようがわかります。


扶養控除の廃止やガソリン税の暫定税率、たばこ増税といった、

どちらかというと瑣末な話題がニュースでは取り上げられていましたが、

今回の税制大綱はよくできてますよ。

まず内容が充実してます。課税の意図が良くわかります。


・チルドレンファーストの考え方に立ち、子どもは「社会の宝」 → 子ども手当

・豊かな地球環境は子どもを育む宝 → 環境税

・男女の働き方を制約している要因を取り除き → 配偶者控除の廃止検討

・「公平・中立・簡素」ならぬ「公平・透明・納得」 → 「中立・簡素」は気にしない?

・「ふるい」による租税特別措置の見直し → 「事業仕分け」に次ぐ流行語?

・租税特別措置は補助金と同じ、外国では「租税歳出」 → 租特透明化法

・「更正の請求」の期間(1年)の延長 → 3~7年?

・歳入庁の設置で税と社会保険の賦課徴収を一元化 → 日本の税負担は重くないことを主張?

・所得控除から税額控除・給付付き税額控除・手当へ

・給与所得控除の上限制

・特定支出控除の対象範囲拡大 → 確定申告の増加

・オーナー課税をあっさり廃止



などなど、書き出すとキリがないですが、気になるところがたくさんです。

こういうわかりやすいのを見ると、政権交代も悪くないなと思います。


これらの税制改正の解説も 『会計探偵クラブ 大人も知らない税金事件簿』

(東洋経済新報社・1月下旬発売)にあわてて反映させますね。





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最終更新日  2009.12.28 01:33:57
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