『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

2014.02.12
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日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」コーナーは結構好きなのですが、

いざ自分自身の話となると結構辛いものです。


私の出版活動の場合、だいたい3冊に2冊は売れない本を作ってしまうので、

その都度、自分の中で敗軍の将、兵を語っています。


(当事者もたくさんいるのであまりブログで書くべき話ではないのですが、)

直近の例でいうと、『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』は

正直売れていません。

ネット書店ではそこそこいい調子が続いているのですが、

発売して2カ月、最近、リアルな本屋さんではあまり見かけなくなりました。




「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」-【電子書籍】



中身には結構自信があるんですよ。

マニアな人にしかわからない、細かい執筆テクニックをふんだんに入れているのもありますが、

私の作品の中では『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』に匹敵する面白さだと

自分では思っているのです。


でも、売れていないんです。

自分の中では面白いのに、売れていない。この誤差は一体なんなのか?


自分が思う面白さが世間から偏っている、という理由もあるのでしょうが、

出版の世界は 「10万人が面白い」 と思ってくれたら勝ちなので、

「日本の人口の0.1%の支持者」 がいればよく、

自分が少々偏っていても面白ければ問題はありません。

では、なぜ売れなかったのか?


そういう時はたいてい、

「自分が読者なら面白いけど、自分がお客さんでも買わない」

という時のような気がします。

つまり、ちゃんと読んでみたら面白いけど、そもそも買おうとは思わなかった、

というタイプの本です。


なぜ買われないのか―――

―――タイトルがダメ、装丁がダメ、判型がダメ、といった様々なケースがあり、

『手取り10万円台の~』についてもいろんな細かな理由はあるのですが、

一番の要因は面白さの源泉でもある「対話形式」じゃなかったかと

やっぱり思うのです。


(つづく)







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最終更新日  2014.02.13 01:25:42
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