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2023年06月07日
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カテゴリ: 本に親しむ
著者は普段、テレビでの解説などでは、冷静沈着にニュートラルな視点で、歴史をひも解いているように感じられるので、その見方に安心感がある。

そんな氏の本。まずは目次

第1章 戦争の勝利・敗北とは、何なのか

 (Ⅰ)ロシア・ウクライナがたどり着く終戦
  常識の裏にひそむのは?/大いなる錯覚/プーチンの罪は半永久的に問われる/結局、勝者なしのウクライナ戦争/
 (Ⅱ)戦争の本質を世界史に探る
  戦争が起こる三つの理由/「国民の参戦」はナポレオン戦争から/ 「原価計「算」が近代帝国主義戦争の特徴

 (Ⅲ)日本独自の「原価計算」がもたらした悲劇
  対外戦争を知らない明治以前の日本の特異性/軍事哲学なき近代国家づく り/薩長中心のいびつな軍事政策/新たな覇権争いの中での開国/なぜ 「ヨーロッパ列強に倣う帝国主義国家」を選んだか/精神力で補う自己陶酔 の軍事思想/戦争の残酷さを知らず、人命を無駄遣いした日本は「負けてよかった」のか

 (W)戦争で失ったものを戦争で取り返すという思想
  三国干渉で失った権益を日露戦争で取り返す/侵略戦争を禁ずる国際ルー ルの無力/すぐ目の前の第三次世界大戦

第2章 日清戦争は日本の「負け」 -眠れる獅子から得た賠償金の罠

 (1)小さな国の大いなる船出
  山縣有朋の「利益線」演説/初めての帝国主義戦争/戦争を点検する三つの ポイント/開戦理由、建前と本音/戦国時代さながらの白兵戦軍隊が賠 償金獲得のための事業体になった/中国の罠にはまった日本/日露戦争の「負け」の伏線

 (Ⅱ) 日本が体験した「第1の戦間期」 -増長と差別の始まり
  軍事哲学なき場当たり的対処/単純な日本を利用した狡猾な西洋列強/燃え上がるロシアへの復讐心/「同胞意識の大アジア主義」なら歴史は変わった/軍備の近代化/人間の近代化/日英同盟―日本を使ってロシアを 阻止する/


第3章 日露戦争は敗北 ロシアから強いられた臥薪嘗胆

 (Ⅰ)静止画像に写っている戦闘
  アメリカに「敗戦」を救われた/妥当性なき二百三高地の犠牲/「武士道」の喪失/人命無視を美談にすり替える

 (Ⅱ)第2の戦間期―「さっさと逃げるはロシアの兵」の数え歌
   「ごまかし」に庶民は失望し、軍人のデタラメが加速する/つかの間の「政治」の時代


第4章 第一次世界大戦の危険な果実

 (Ⅰ)国家総力戦への大転換
  史上初の世界大戦、従来と一線を画す五つの特徴/20世紀の戦争観の出発 点/日本の「いいとこ取り」と、度し難い欠落/敗戦の意識が希薄だったド イツ

 (Ⅱ)第3の戦間期曖昧になった「軍事哲学」
  第一次世界大戦は1回表、第二次世界大戦は裏/「ふざけるな」という怒り の中、ヒトラーが登場/日本独自の帝国主義戦争の始まり/負けは国民のせいー日本軍エリートの未熟な戦争観/そもそもアジアを解放する資格はなかった

第5章 アジア・太平洋戦争は「勝ち」  真の利害損失

 (Ⅰ)誰のための戦争か
  日本は中国にどんどん入っていき、国際的に孤立していく/中国は日本軍 奥地へ引きずり込んだ/「騙し討ち」を招いた日本の官僚組織の弱点/勲章を得るための戦争/多くの人が「負ける」と思っていた/江戸の武士階級と昭和の軍隊の意外な共通性/ソ連参戦は正当か。軍事の終戦と政治の終戦/ソ連にとって最も重要だったヤルタ協定

 (Ⅱ)戦間期の思想と日本 アメリカから取り返すのか?
  敗戦の原因を考え続けることが最大の財産/アメリカ追従という自己矛盾 /酷薄なアメリカの二面性/記憶を父、記録を母として教訓という子を生む/徹底的に説明することに意義がある/戦争の歴史を継承する姿勢、日本は甘い

終 章 核の時代の勝利と敗北

 (Ⅰ)世界は今、再び戦間期なのか?
  思想対立の冷戦から民族・宗教対立の「限定戦争」へ/プーチンは再び冷戦を始め、核の抑止力を弱めた/「人類の敗北」を食い止める新しい戦争論 を!

 (Ⅱ)破壊と建設、加害と被害
  軍事の敗者は非軍事の勝者になる/加害者と被害者、二つの顔を持つ日本だからこその役割/「被爆国」からの説得力を持つ論理/台湾有事は米中戦争に発展しない/国家の戦争が死滅する時代へ/偽善が入り込んではいけない/安心を求める戦争で安心は得られない




 まえがきで、先人の論文などから「先の戦争に対して、戦争に負けたことは、平和の時代に勝者になる機会を得たということだと、示唆していると考えてもいいだろう」と述べている。

 また文中では、“日本は憲法と政治指導者と国民によって、今まさに戦間期の思想を持たない世界新記録を作っているとも述べている。

 最後の方では、“大きな課題は、そういう戦勝国の論理を越えて、核の被害を最初に受けた日本がどんな理論、つまり戦争論、ひいては平和論を作れるかである。日本は、いまだにそれを作ることができていない。その努力もしていない”とも、、、

 本書は逆転の発想ということで、今までとは違う視点で近年の歴史を振り返っている。

 そして20世紀に起きたいくつかの各戦争の間に、世界が、戦争当事国がどのように動いていったか、その戦間期の分析を試みている。

 そんな視点から、“日本社会に広まっている「軍備をもっと増やせ」の声がいかに軽率な議論か、容易に気づくことができるはずだ” と、書いている。



 ウクライナ戦争から俄かに世界がきな臭くなってきて、日本の立ち位置や関わり具合も難しい局面になってきた。

 今回の広島サミットも賛否両論があり、??の面もある。そんな現況の判断につながればと読み進めた。

 幸いなことに今週末に、氏の講演を聴く機会があるのて、このサミットが氏の眼にどう映ったのか、どう評価するのか、確認できればと思っている。

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最終更新日  2023年06月07日 09時20分40秒
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