玉の輿ににりそこなった?話


菜々子ちゃんみたいに、運命の人に出会った気がするとか言ってたわけではないけど。
それにあんなに美しくないし。
それはさておき、その日も合コンに繰り出していました。
お相手は医学部の学生さん。学生とはいいつつ、やはりそこは医学部、そろいにそろってお金持ち!
でも、風貌はどうみてもいけてるとは言いがたい。
顔命!の私的にはかなりへこんじゃったんだけど、
ま、いいか って感じでその日の合コンに臨みました。

そのなかで、ひときわいけてないっていうか、なぜか貧乏そうな彼がいて、
その人の横に座る羽目になってしまったのです。
でも、話すのが苦手って感じで、こっちも困っちゃったんだけど、
まその辺は慣れって感じで適当にトークしてたら、
どうも気にいられてしまったみたいなんです。

ま、よくある話よね~。
ところが、だんだんと気をよくした彼、めちゃめちゃ積極的になってくるではないですかぁ。
口説かれてるっていうより、未来予想図を話し出しました。
やっぱ式は僕が卒業してからだよね~とか。
僕が院長になったら、君は院長夫人だね~とか。
そう、彼は総合病院の御曹司だったのだ。
あげく、とうとうプロポーズ?してきました。


『君が僕のお嫁さんになってくれたら、君の10本の指に全部ダイヤをはめてあげるよ』


・・・まじ?
そっこー逃げました。
でも、そのあとの彼の攻撃はすざましく、電話、家の前で待ち伏せ、学校の前でも待ち伏せ。
当時、ストーカーって言葉はなかったけど、マジでやばかった。
でも、徹底的に無視し続けたら消えてくれました。
お勉強でそれどころではなくなったみたいです。よかった。

でも、惜しいことをしたとはどうしても思えないんだけど・・・。


ほーむへ つぎへ


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