ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2013年01月11日
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カテゴリ: 断熱のこと
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

以前お話しした、
「プラスチック系断熱材の経年変化」
読者の方からの連絡で
「住宅省エネ基準の解説」の第3版の第7刷以降は削除されていることがわかりましたので
お知らせします。
と言っても、削除されたから
経年変化しないというのではありませんので
こちら こちら を参考になさって下さい。
XPS(押し出し法ポリスチレンフォーム)に付いて確認できます。
補正値の一番悪い現場発泡ウレタンの経年変化に付いては引き続き新しい資料を探してみます。
一般の方でここまでお調べになる方はほぼ理系出身者で
同時に今も何らかの研究に携わっている方
頭の中が整理されているので
解答にたどり着くまでの時間が早い。
こういう方なら断熱材以外のことも相当お調べになってるはず。

一般の方は家の暖かさというと
どうしても断熱材に目がいきがちになります。
種類や厚みなど、
しかし家全体を見たとき
暖かさに影響するのは断熱材だけではなく
ガラス(サッシ)や換気、気密なのだがなかなかそこにたどり着けない。

断熱材を厚くして
壁の厚み以上に断熱材を入れようとすると
付加断熱をしたり、外断熱を考えたり
しかし、CP(コストパフォーマンス)を考えると
実はガラス(サッシ)の性能を上げたり
気密をしっかり取ったり
換気を工夫したほうが
はるかに安上がりで、効果がある。

分かり易く言えば
家を暖かくするのに
プラス30万円の予算で最も効果のあるのは?
という問いに対して
断熱材の種類や厚みをどうかすると言う選択肢はないのである。

それをきちんと説明できる会社でなければ
今まで通りの寒い家かもしれない。

こういったことは
家のプランだけを見ても読み取れないもので
平面図にはこんな事はなにも書かれていない。
プランや間取りは確かに大事だけど
それは家のある一部分しか表していないことを
覚えておく必要がある。
根底となっている設計思想がどんなものか
理解しないで家を建てるのは
ある意味ローンと言う大きな借金を賭けた博打のようにも思える。

プリウスが4年連続売上台数日本一なのは
その設計思想、端的に言えば省エネである、
あるいは高燃費といったことに共鳴したからであって
決して、外観がスマート、内装が素敵といったことではないはず。

いま、テレビのCMでは
HEMとかスマートハウスと言った事が
さかんに宣伝されているが
それは自動車にたとえれば
ナビがついている(道に迷わず目的地に行けるから省エネ)
といった程度のことで、
車の本質、家の本質とは別の次元の話。

プリウスが発売されて10年、
6年目に日本一
住宅の省エネとか燃費が言われ出して何年目か?
本当の省エネな家が一般的になるのは
まだまだ先のようです。


それでは
皆さん、次回をお楽しみに。





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Last updated  2013年01月11日 06時51分19秒
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