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October 12, 2006

ローワンと白い魔物　エミリー・ロッダ　さくまゆみこ訳

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91833)

カテゴリ：本

ROWAN　OF　THE　BUKSHAH
作画は佐竹美保

リンの谷のローワンシリーズ第5弾
ローワンと魔法の地図
ローワンと黄金の谷の謎
ローワンと伝説の水晶
ローワンとゼバックの黒い影

冬がいつまでも続き、食物などの貯えも底がつきそうになり、リンの村は対策を迫られる。
勇敢なリンの村のプライドから他に助けを求めるのを渋るランを説得し、バクシャーを置いていけないローワンと数名を除いて人々はマリスに避難する事に。
そんな村に<白い魔物アイス・クリーパー>がやって来る。
これは山の呪いか、それとも<凍れる時>の新たなる始まりなのか？
シバから受け継いだ能力と共にローワンは再び禁じられた魔の山へ。

今回の試練のために今までの試練があったとシバが言うようにローワンシリーズの集大成とも言える一冊。
これでシリーズ完結ではないのかもしれないが。
危機に際して迷信に揺れる人、自分の見たものしか信じないもの、プライドの高い人、他者を思いやる人…様々な人、感情が交差する。
リンの村の更なるルーツも明らかに。
何より嬉しかったのはスターを始めとするバクシャーが今回のキーとなって活躍しているところ。
やはり賢い動物なのでありました。
ひねくれながらも道を作り、ウノスで避難するシバもいいキャラクターである。

ローワン～リンの村のバクシャーの世話係の少年。引っ込み思案。「やせっぽちのウサギ」と呼ばれることも。
ジラー　～ローワンの母親。畑係。
アナド　～ローワンの妹。
ストロング・ジョン～ジラーの再婚相手。果樹園の世話係。
ラン　　　～リンの村の長老。村長的存在。
ティモン　～リンの<教えの木>の下で子供たちを教える教師。
シバ　　　～リンの村の老婆。<賢い女>とも魔女とも呼ばれる。
アラン　　～リンの村のパン屋。母サラはりん出身だが、父親は<旅の人>。泳げない。
ブロンデン～リンの村で家具作りをしている女性。
ニール　　～リンの村で壺作りをしている男性。
ノリス　　～ゼバックの奴隷だったリンの村の人々と同じ血を受け継ぐ青年。
シャーラン～ノリスの妹。絹絵係。

オグデン～<旅の人>のリーダー。語り部。
ジール　～ゼバック生まれだが、オグデンに拾われ、養女に。凧で飛ぶ先駆けの一人。

<水晶の司>～海の民マリスのリーダー。

スター～リンの村のバクシャーの雌。群れのリーダー。
ウノス～シバが飼っているグラック(翼をもつ爬虫類の動物)
アイス・クリーパー～寒さの中で繁殖する白い大蛇。

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