2006年08月11日
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カテゴリ: DROP ARMYライブレポ
その1の続きです。。

1曲目はland。

わっこぴーのゆったりした歌声とナオキさんのギターのアルペジオ。

いやー、今日のギターの音はすげーです!
会場をずっぽり包み込むかのような音が。
空間系のエフェクタのセッティングがばっちり決まっているんですかねこれ。
低音弦の響きも素晴らしいです。
これによって、ギターのリフのチカラ強さがよりいっそうに。

これだけギターの押しが強いというのに。
ボーカル、ドラム、ベース。
これらもちゃんとはっきり聴こえます。

スタクラの出演も3度目となると、このへんのバランス等も熟成されてきた感じですね。
もちろん、PAの腕もあるんでしょうけども。

僕は思うのですけども。

DROP ARMYの演奏のぐいぐい聴衆を惹きつけるのは。
ひとつはしゅうさんの5弦ベースのメロディアスなフレーズですね。
ベースなのに随所で複数の弦を使って音色を出したりしているところも。

それから、ナオキさんのギター。

これがねー、ほんまやばいんですよー。
特に、音色がやばいんですよー。

泣きのギター。

これに、泣きのギターソロのフレーズが組み合わさると最強ですね。

で、landから始まるステージなんですが。
いきなり、ずしーっと来ますねえ。
いわゆる、僕のイメージするDROP ARMYらしさを前面に出してきました。
このパターンは久しぶりですね。

こういう、重い曲が1曲目ってこともあるかもですが。

今日は、その演奏からすごい自信と貫禄を感じました。

2曲目の幸せな光景。
これは、軽めの癒し系というか、ポップな曲です。
出だしのイントロを軽く演奏しながらのMC。
うまいこと繋いでいますねー。

でね。

この曲からもその貫禄を感じたのですよ。
貫禄というか、偉大さというか。

これって、感動路線の曲では無いんですけども
別な意味で感動してしまいました。

ここまで、すごくなってしもたんやねーって。

無いですか?こういうことって。
自分の好きなアーティストのライブの映像とか観たときに。

普段よりも妙にかっこよく感じることとか。
それで、やっぱり惚れ直したーってこととか。

この、幸せな光景を聴いたときに。
ほんま、そんな感じやったんですね。

さて、3曲目の悲しみデッドヒートです。
ノリノリ路線ですね。
この曲もほんま、こなれています。
とにかく、ビート感がばりばり出ていますね。

こなれているのは演奏だけではありません。

わっこぴーの振り付け、しぐさ、表情、目線。

その中でも、表情と目線。
これって大事なことやと思います。
ボーカルはバンドの顔です。

しかも、このようなステージの高さがあまり無いライブハウスなどでは。
観客のほとんどが胸から上しか見えていないのです。
ということは、必然的にボーカリストの顔、すなわち表情に注目するわけです。

その中でも。
観客に表情で感情を訴えるには「目」が重要ですよね。

「目は口ほどにものを言う。」

って言うじゃないですか。

ここのところのわっこぴーはきちんと会場の観客に訴えているのです。
歌で伝えたいことを、表情でも、目でも観客に訴えているのです。
こうなると、歌だけでなく、伝えたいことがさらに説得力を増すわけですよね。

こんなふうに、ギターを弾きながらほとんどギターのフレットを見ずに。
しっかりと、歌い上げるわっこぴー。

ますます、一流のボーカリストとしての資質をあげていますね。

さて、お次は黒髪。

この曲はほんまによく出来た曲やと思います。

ある曲を聴いたとき。

2通りの反応があると思います。
1回聴いただけで「これ良いっ!」ってなる曲。
何度も聴きかえすうちにその良さがじわじわとわかる曲。

DROP ARMYの曲は圧倒的に前者が多いです。

その中でも黒髪は際立って「これ良いっ!」ってなる曲だと思います。
メロディーの起承転結がはっきりしていますもんね。

イントロのギターの響き。
歌の出だしはあえて感情を抑えるかのようなメロディ。
中サビからサビにかけて。
切なさ前面に出してを盛り上がっていきます。

そして、サビの直前のギターとベースのユニゾンになるフレーズ。
これを初めて聴いたときには鳥肌立ちました。
そして、サビ。
ここで、感情の爆発。
失恋の痛手を伴うココロの叫びがありありと伝わってきます。

いやー、わかりやすい。

こういうのをキャッチーな曲と言うんでしょうか。
メジャーコードではなく、マイナーコードの楽曲で攻めてくるあたりがニクイですね。

本日も初めてDROP ARMYを聴いた観客もこの曲にヤられた人も多いことでしょう。
そういう意味ではDROP ARMYの世界への入り口にあたる曲でしょうね。

ようこそ、DROP ARMYワールドへ!

お次はアカイソラ。

音の洪水。
これは、バンド演奏の手法でよく使う手です。
爆音による音圧で聴き手を圧倒してしまう手法ですね。
メロコアのジャンルのバンドがこれを最大限利用しています。
こうなると、ボーカルは何を言っているのかわからず。
メロディすらあやふやになります。

聴衆はその爆音と、ライブパフォーマンスという視覚的表現に押し切られてしまって。
ある意味、トリップ状態になるんですよね。
それはそれで、ありだと思います。
それでそのバンドの評価が高まればいいのですから。

でも、これってそのバンドの良さはライブ会場でしか味わえないと思うのです。
それでいいやん!
っていう考え方もありです。
でも、その表現方法はライブでこそ効果がありますが。
CD音源だとどこまでいっても再現できませんよね。

メロと歌詞で勝負しているわけでは無く、迫力で勝負しているのですから。
もちろん、僕はメロと歌詞で勝負するほうが好きです。
そのほうが、CD音源にしたときに圧倒的にその良さが感じられますからね。

さて。

DROP ARMYのアカイソラ。

これも、その音の洪水を取り入れている曲だと思います。
なので、押しと迫力は十分です。

それに加えて。

音量バランスを意識したアレンジ。
なので、わっこぴーのボーカルもきっちりと聴こえてきます。
随所に取り入れたブレイクやハーフテンポのリズム。
極めつけはそのスピード感の効いたノリ。

こういった緻密なアレンジが高次元にバランスが取れていて。
かなり聴きどころのあるすばらしい楽曲になっていますね。

しっとりとしたわっこぴーのMCの次は。

ありがとうですね。ハードな楽曲からバラードへとがらっと暗転。

この曲のすごさは何度も語り尽くしてきましたね。
ここんところ、曲が終わったときに歓声をや拍手喝さいが多かったんですが。
でも本日は前のほうの席を他のバンドのファンの女の子たちが占めています。

その観客たちはほんまヤられてしまっていたようで。
曲が終わってもしばらくは拍手すらままならない状態になっていましたね。

どうやらDROP ARMYの常連たちは前のほうを陣取ることができなかったようで。
うしろのほうにあちこち分散していますね。

この感覚は久しぶりです。
以前は、DROP ARMYのライブの雰囲気はこんな感じやったんですね。
ステージの演奏に感動し、圧倒されて声も出ない。
曲が終わったら静かな拍手。

これって、前にもちょろっと書きましたけども。

ライブは演者と聴衆でつくりあげるものです。
ステージからの演奏で観客が反応する。
そのときの雰囲気でライブの雰囲気もがらっと変わるものなのです。

今回のライブはね。

曲ごとに拍手喝さい、歓声を上げるみたいな観客が少なかったみたい。
以前のDROP ARMYのライブの雰囲気だったような気がします。

僕は、やたらめったら騒がしい雰囲気よりも。
どっちかというと今回のように観客を圧倒してしまうような雰囲気のほうが好きです。
そっちのほうが、より深くDROP ARMYワールドに入り込めてしまいます。
今回はたまたまノリノリ路線を前面に出していないライブやったってのもありますが。

さて!

まだまだありますよー!
なんたって、3マンライブです。
普段より時間が長いです。

お次はチルドレンです!

ええと、この曲。
僕にとっての今回のライブでのMVPはこのチルドレンです。

これは、ほんまに演奏が難しい曲やと思います。
リズム、アレンジともにギミックっぽさを感じますね。
特にびびったのがサビのドラムパターンですね。
バスドラとスネアを交互に打ってシャッフルを表現しています。

ということは、音数がかなり多いことになります。
そのサビとイントロや少しレゲエっぽいAメロのリズムの音数が極端に違うのですよ。
これって演奏がこなれていないとギクシャクした感じになってしまいがちです。

ところがどうでしょう。

音数の少ないところ。
ドラム、ベース、ギターのリズムの息がぴったりですね。
音数の多いところ。
ドラム、ベース、ギターの音量バランスがばっちりですね。

その結果、楽曲としてすごくまとまって聴こえました。
いやー、この演奏はすごいですねほんまに。

最後の曲ですね。

ファンの人たちに大好評ののふわふわ。
この曲。
僕が知っている今までのDROP ARMYの曲と一番異なる曲やと思ってるんです。
一度聴いたら忘れることの出来ないメロディ。
ただ、なんとなく他のDROP ARMYの曲のように尖った何かが感じられないのです。
ココロの内部に強引に突き刺さってくるような何か。
これは、DROP ARMYの楽曲の特徴だと思っているのですが。

ところが、このふわふわ。

何と、カラダの外部から包み込まれるような感覚になるんですよね。
そして、自らココロを解放してそのDROP ARMYワールドをを受け入れる。
そんな感じがするのです。

それが何故だかうまいこと説明できないのですけども。

いずれにしても、到達するところは同じです。
ココロを打たれるのには何ら変わりはありませんね。

実際に、この曲が終わって。

やっぱり観客は魂を抜かれたようになっていましたよね。

そういう、感動系のライブは久しぶりのような気がします。
そして、いつもよりも時間が長かったのでほんま堪能できましたね。

音楽って素晴らしいです。
そしてそんな素晴らしい音楽を奏でてくれるDROP ARMY。

メジャーへの階段をまた一歩登り詰めたようですね。

おわり

セットリスト
01. land
02. 幸せな光景
03. 悲しみデッドヒート
04. 黒髪
05. アカイソラ
06. ありがとう
07. チルドレン
08. ふわふわ





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Last updated  2006年08月12日 23時35分15秒
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