05/夏≪2≫



ブック
2005年・夏 絵本&おはなし覚え書き≪2≫



およぐ
   『 およぐ 』 なかの ひろたか さく ( 福音館書店 )

   梅雨に入っても子どもは元気・・・。
   そろそろプールが始まっている学校もあるね。
   だから・・・今日はこんな絵本でス~イスイ。

   私は子どもが小さい時から
   ビニールプールを使ってよく水遊びをさせていた。
   これは、子どものためというよりは、
   自分のストレスを解消するためだったのかもと
   今になって思う。
   もちろん、子どもは喜んで遊んでいた。
   その様子を見ているとなぜだろう・・・?
   私はとても気持ちが良かった。
   自分の心が開放されて、何かが流れていくような・・
   気分を味わっていた。
   水ってそういう力があるんだろうなと思う。

   でも、水がキライ。こわいって子もいるよね。
   この絵本はね、少しずつ水に慣れていく様子が描かれています。
   洗面器で練習したりね。

   この夏も水と仲良く過ごしてね。


たこのぼうやがついてきた
   『 たこのぼうやがついてきた 』 
   ダン・ヤッカリーノ/さく きたやまかずみ/やく
   ( 小峰書房 )

   今夜、寝る前に読んだ絵本。
   実際には、ありえないけど、こんな事起こったらすごいだろうな。
   ペット好きな子なら気持ちわかるんじゃないかな?

   女の子は、かわいがってあげると約束して
   タコの坊やを家に連れて帰る。でっかいでっかいタコを・・。
   「ねぇ飼ってもいいでしょ?」とお父さんに頼むけど、
   お父さんの答えはノー。
   だってね、ペットはもう家中に溢れていたから。
   ベッドの下には、ワニがごそごそ・・・
   プールの中には、あざらしがぷかぷか・・・
   冷蔵庫をあけると、ぺんぎんがぞろぞろ・・・
   屋根の上では、やぎがごとごと・・・
   まだまだいるぞ。
   お父さんは言う
   「もうたくさんだ もうけっこう」
   あ~だけど・・・。
   さぁ、どうなるかは、読んでみてね。


なりました
   『 な り ま し た
   内田麟太郎/作 山口マオ/絵 (すずき出版)

   私、この絵本見て、声出して大笑い・・・。
   家で良かった。

   短い文章に、インパクトのある絵。
   あっというまの出来事。
   かばが においを かぎまする
   くん くん くん
   くん くん くん
   どうなるか・・・?
   あ~言いたい。言いたいぞ~。
   かめが てつぼう いたしまする
   ぶうらん ひょろりん
   ぶうらん ひょろりん
   どうなるか・・・?
   あ~言いたい。言いたいぞ~。
   なめくじ
   くらげ・・・
   ごめんね。
   気になる方は、絵本を見てね。

   たぶん・・・笑えると思う。


のろまなローラー
   『 のろまなローラー
     小出正吾・さく / 山本忠敬・え (福音館書店)

   自分は自分らしく・・・。
   そう思っても、よそから雑音が入ってくると
   なかなか、難しい。
   でも、やっぱり、自分は自分。
   自分のいいところ。
   きっと見つかるよ!

   ローラーくんは、おもいくるまを、
   ごろごろ転がしながら、いったりきたり。  
     「じゃまだよ、じゃまだよ。どいたり どいたり。」
     おおきなトラックが、ローラーをしかりつけながら
     追い越していきました。
     「おいおい、のろまなローラーくん。
      どいたり どいたり。あっはっは・・・」
     りっぱな自動車が、わらいながらローラーを
     追い越していきました。
     「おさき にしっけい、ローラーくん。
      どこまで いくのか しらないが、
      その調子では、日が 暮れますね」
     小型の自動車がやって来て、ばかにしながら
     さっさと 通り過ぎました。
   でも、みんなでこぼこ道のせいで、パンクしちゃう。
   ローラーくんのがんばりで、
   でこぼこ道が平らな道になっていく。
   ゆっくりだけどね。
   おおきなトラックもりっぱな自動車も小型の自動車も
   ローラーくんのおかげで、すいすい走れるんだ。
   自分のできること、役割ってなんだろう?。
   みんな、いいところと足りないところがあるよね。
   だから、助けあうんだね。
   そんな気分にさせてくれる絵本です。


六にんぐみせかいあるき

六にんぐみ せかいあるき


おとなってじぶんでばっかりハンドルをにぎってる
   『 おとなってじぶんでばっかりハンドルにぎってる
   ウィリアム・スタイグ作 木坂諒訳 (セーラー出版)

   子どもから見た大人ってこんな感じなのかなぁ・・・

   おとなって、こどもを しあわせに させたがるんだ。
   おとなって、じぶんも むかしはこどもだったって かならずいう。
   おとなって、しかるのが すきみたい。
     ・
     ・
     ・
   おとなって、いつでも 時間を きにしてる。
   おとなって、すぐ つかれちゃう。
     ・     
     ・
   おとなって、けち。

   こどもって、よく見てる。
   こんなこと、思っているのかな?
   おとなのみなさん、気をつけましょう。


ものぐさトミー
   『 ものぐさトミー
   ペーン・デュボア文・絵 (岩波書店)

   夏休みにはいりましたね。
   こう暑くては、何もする気がおきない・・・。
   こんな時なんでもやってくれる機械仕掛けのロボットがあったら?

   機械の絵がいっぱい出てきて楽しい絵本です。
   絵だけ見ていても楽しい・・・
   いろいろ想像してみる。
   でも読んだらもっとおもしろいよ。
   なんでも機械でやってもらうトミー。
   楽チン楽チン。
   でもある日、その機械が大変な事に・・・。
   トミーはどうなっちゃうの・・・?
   男の子が喜んじゃうような本です。


   ● クリス・バン・オールスバーグの絵本

急行「北極号」
   『 急行「北極号」
   クリスマスイヴの夜の夢のような出来事・・。
   信じるものだけが、体験できる不思議な世界です。

   初めて彼の作品に出会ったのは、
   知人が勧めてくれた『 まさ夢いちじく 』でした。
まさ夢いちじく
   表紙の絵もセピア色でなんともいえない。
   願いをかなえてくれると言うまさ夢いちじく。
   何を願うのでしょう・・。

   よみきかせで読んだのは
   『 ベンの見た夢
ベンの見た夢
   世界旅行をしているような、
   絵をじっくり見て、想像の世界へ・・・。
   4年生で読んだんだけど、
   ニューヨーク、エジプト、中国・・
   子どもたちは、世界の景色を楽しみました。

ゆめのおはなし
   『 ゆめのおはなし
   時間を越えて、未来の国へ・・・。
   今のままの生活を続けていたら、
   この地球は一体どうなってしまうのだろう・・?
   未来の国は、便利なかっこいい世界ではなかった。
   環境がテーマになっている絵本。
   6年生で読みましたね。

ジュマンジ
   そして、息子たちが気に入ったのは、
   『 ジュマンジ 』と『 ザスーラ
   ジュマンジは映画で見た人も多いのかな?
   私は、映画見てません・・。
   でも、充分絵本の絵で子どもたちをひきつけました。
   ジャングル探検ゲーム・・・
   いったんゲームを始めたら誰かがジュマンジに
   着かない限りゲームは絶対終わりません。
   まさか、部屋中がジャングルになり
   ライオンやサイが暴れだすなんて
   誰が想像します?
   キッチンには猿が・・・。
   でも進むしかないんです。終わるためには・・・。
   そして、その続編が20年後に・・

ザスーラ
   ジャングルではなく、今度は大宇宙。
   地球を飛び出しザスーラという星まで行って
   戻ってくるゲームです。

2ひきのいけないアリ
   そして最近読んだのが『 2ひきのいけないアリ
   女王様のため、
   きらきら光るクリスタルをとりに行くアリたち。
   でも、2ひきだけ、女王の下へ帰らず
   そこへとどまったアリがいた。
   2ひきを待っていたものとは・・・。


   まだ読んでない作品を読んでみたいと思います。
   絵がどれも素晴らしい・・・。
   絵が何かを語っています。

   1ページ1ページじっくり見てみたい
   クリス・バン・オールスバーグの絵本たちです。




光る泥だんご
   『 光る泥だんご
   本を見ながらやると、俄然やる気が増すんですね。
   子どもたちも張り切って挑戦!
   しばらくは、泥だんご作りが続きそうです。

   なんたって、奥が深い・・・。
   泥だんごにも光度があって、5なんて言ったら鏡のようです。
   写真に光度1~5まで載っていますので、ぜひ参考に!!
   他にもこんな本を見つけました。
   著者は、同じ方ですね。
   また、探してみよーっと!

   a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0133e8b7.d365edd9/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1399388/" target="_blank">光れ!泥だんご
   『 光れ!泥だんご 』絵本形式で解説されているそうなので、
   どもたちにもわかりやすそうです。


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