04秋~5年生



 ★ 2004・秋~ 5年生 ★


11月18日
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 本日のよみきかせ(5年生)

『わすれられないおくりもの』
   スーザン・バーレイ さく・え 評論社
   絵本については こちら

静かなおはなし。おくりものって物だけじゃないんだよね。
最初は、どんな話だろう?と静かに聞いてくれる良いクラス。
でも、こういった静かに語りかけるような本は、集中して聞けない子にはちょっと退屈?
後ろで少し話し声がしていました。
でも、真剣に聞いてくれてる子のまなざしに、励まされて読みすすめました。


12月2日
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本日のよみきかせ(5年生)

『しりとりのだいすきなおうさま』
   中村翔子・作/はたこうしろう・絵 すずき出版

『うまそうだな、ねこ』
   松山美砂子 架空社

今日は何の本かな?とタイトルを一生懸命読んでる1番前の男の子。絵本好きなんだね。

最初の絵本。
表紙の絵からもうしりとりになっているんだけど、誰か気づいたかな?
最初のページもしりとりになっている。気づいた子にならって、みんなで、1つ1つ言っていったよ。
5年生でも一緒に声出してくれて、なんか一緒に読んでるって感じがいいね。
おうさまのしりとり好きに、困った家来たちが、なにやら、ひそひそ相談。
家来のしかえしだ。
さすが5年生。家来がどうやってしかえしするのか読む前に、わかったみたいだね。
でも、少しひねってあったでしょ?

次の絵本。
魚が進化しちゃうおはなし。「進化って知ってる?」と聞くと、うんうんと頷いている子もいました。
私は、初めて読んだ時、あり得ないナンセンスに、けっこう笑っちゃったんだけど、
子どもたちは、わりと静かに聞いていましたね。
そういえば、家で息子たちに読んだ時も、そうだったなぁ。
感じ方が違うのかな。
ナンセンスは、おもしろがっちゃうと楽しいよ~。


12月16日
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本日のよみきかせ(5年生)


 『まどから☆おくりもの』 五味太郎 偕成社

 『The Night Before Christmas』 クレメント・C・ムーア


教室に入ると、なんかいつもと雰囲気が違う。聞く気マンマンといった感じ。
もうじき、クリスマスだし、冬休みだし、ウキウキ気分かな。
いつも脇の方で、興味なさそうにしていた女の子が、なぜか1番前にいて、
ちょっと驚いた。

「季節なので今日はクリスマスの絵本を2冊読みます」といって始めました。

まず最初は、五味太郎の『まどから☆おくりもの』

「知ってる」と言う声がちらほら・・・。さすが五味太郎だ。
短い文章なので、ゆっくりめに・・・。絵を良く見れるようにね。
みんな、結構真剣に見ている。
まどの部分が切り取られていて、
次のページがちょっとだけ見える仕掛けになっている。
あわてんぼうのサンタさんは、窓から見える様子だけで判断して、
おくりものを置いていくんだけど、
ページをめくると窓から見えたものと全然違うの。
それを知らないサンタさんが、トンチンカンなおくりものを置いていくという話。

クスクス笑う声。

なんか、みんなの顔がにっこりしていたのが印象に残りました。


次の『The Night Before Christmas』

これもみんな、真剣に見てくれてました。
ページをめくるたびに
静かな声で「スゲー」「ワー」「キレー」などの声が聞こえてきました。


読み終わった後、このクラスの子達は、すぐ自分たちの教室に戻ってしまって、
あまり、読み終わった本には興味を示さなかったんだけど、
さすがに、今日は7~8人の子が絵本を見に来てくれました。

ちょっと、遠慮がちにしてるから、「自分で開いてみてごらん」というと、
男の子数人で開いたり閉じたりしてる。
どーゆー仕組みになっているのか興味シンシンのご様子。
「スゲーナー」「こうなってるんか・・・」

女の子たちとは、クレメント・ムーアの話をしたり、
「五味さんの本は図書室にもあるよ」と教えてもらったり。

なかなか読むだけで終わりということが多いけど、
今日みたいに、子どもたちと絵本の話が出来るのは、とても楽しい。

喜んでもらえたようで、良かったです。


1月20日
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本日のよみきかせ(5年生)

≪ストーリーテリング≫
日本の昔話5 ねずみのもちつきより
 『こおった声』

≪絵本≫
あかてぬぐいのおくさんと7人のなかま
   イ ヨンギョン ぶん・え (福音館書店)

初めてのスートリーテリングだったので、
「本はありません。お話をしますので、自分の頭の中で、絵をイメージして聞いてください。」と
一言話してから始めました。
さっきまで、走ってたの?っていうくらい心臓がバクバクいってて、飛び出しそう・・・。
2分くらいのとても短いお話だから、バッチリ覚えて臨んだのに・・・、胸のドキドキ、息遣い、震えているような声。
今思うと、かなり緊張してました。
でもね、みんなの顔を見ながら話すのは、とても新鮮でした。
頷いている子とか、上目遣いで、頭の中で考えているような子とか・・・。
子どもたちは、こんな顔して聞いているんだって。絵本読んでるときは、気づかなかった。
シーンとしてるから、余計ドキドキするんだけど、
絵本と違って、絵がないから、話を聞き逃すとわからなくなっちゃう。
だからみんな真剣だった。聞く方も私の緊張が伝わっちゃったかな。

絵本の方は、 おはなしパレット☆ミーとハナ別館 のモコ*モコさんのところで紹介されていました。
とってもかわいいお話。
お針の得意なあかてぬぐいのおくさんが、うたた寝をしている時、お針の道具たちが「私が一番」と自慢比べを始めます。
道具たちの名前がまたいい。
「ものさし婦人」に「はさみお嬢さん」「はり娘」に「いと姉さん」「ゆびぬき婆ちゃん」に「のしごて乙女」そして「ひのしねえや」
それぞれの特徴がでていて、とってもかわいいのです。
でも結局目の覚めた赤てぬぐいのおくさんに、「えらいのは、この私だよ。
私のうでがいいからお前たちも自分の役目を果たせるんじゃないか。」と怒られて、みんなしょんぼり・・・。
でも、「ひとりひとりが大切、誰かひとりでも欠けたら、お針は出来ないのに」と気がついたおくさんがみんなに謝ります。
そしてみんないっそう仲良くなって、お針に励むようになると言うお話です。 
あらあら・・・本の紹介になってしましました(笑)。

子どもたちの様子ですが、結構おもしろおかしそうに聞いてくれました。
『こおった声』に比べると、こそこそ話し声がしていたけれど、この絵本の事を話していたみたいでした。
韓国の絵本なんで、家の中の家具とか、色彩とかがアジアンなんです。道具さんたちは、民族衣装着てるし・・・。
世界のいろんな絵を見るのも楽しいです。
お国の暮らしぶりを少し覗けますしね。
道具たちが自慢比べしている時、何ページかに渡って、奥さんが寝ている顔が出てくるんだけど、
少しづつ変化しているのに気づいた子もいました。
あまりアジアの本は、知らなかったんだけど、コレを機会に、敬遠せず読んでみようかな。
子どもたちにも、いろんな国の絵本が紹介できたらいいなぁと思いました。


2月17日
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本日のよみきかせ(5年生)

ストーリーテリング
   日本の民話より「 ふくろうのそめものや

絵本 「まゆとおに -やまんばのむすめ まゆのおはなしー」
   富安陽子・文/降矢なな・絵 (福音館書店)
   絵本については こちら

今、思うと雨でもないのに、今朝、何で教室の電気が付いていたんだろう・・・?
暗かったかなぁ?

ストーリーテリングが始まってすぐ、教室の蛍光灯が1つが、チラチラしている。
数人の子が気にしている。
こんな時に、もう・・・・。
でもそのまま続けたよ。
昨日、ぶっ飛んだとこは、オッケー。
ストーリーテリングって、みんなの顔が見えるから、静かだけど、キョロキョロしてる子とか、
ずーっと横向いてる子とかがいるのがよく分かる。
真剣な顔して私を見つめる子もいる。
どうぞ、このお話がその子の心へ届くようにと思いながら語る。
前回の「こおった声」より、心臓のバクバクもおさまり、話に集中できたような気がするよ。
ちょっとは、慣れたのかな?

絵本「まゆとおに」も、みんな聞いてくれました。
ところどころ、まゆの元気ぶり、鬼の表情や態度がおもしろいところがあるんだけど、
ちぃっちゃい声でこそこそ反応してる感じ。
低学年だと結構声が出たりするんだけどね。
それぞれの感じで楽しんでくれればいいなと思う。

そういえば、蛍光灯のチカチカはどうなったんだ?
途中で直ったのかな。
気にならなくなって、良かった良かった





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