05/3学期



ブック
 ★ 2005・3学期 ★



3学期のよみきかせ記録です。

1月12日の日記より 1年生
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年生

          ★ストーリーテリング 『 北斗七星 』 
            トルストイ作(おはなしのろうそく25)より  約4分
            おはなしについては こちら

          ★手遊び『なかなかほい!』

          ★絵本 『 てぶくろ
          エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ /内田莉莎子 (福音館書店 ) 約5分
          絵本については、 こちら

てぶくろ

     久しぶりのよみきかせでしたが、元気な1年生がむかえてくれました。
     まず、最初の『北斗七星』・・・。
     北斗七星がどんな形がわからないと楽しめないかなぁと、
     スケッチブックにへたくそですが、
     星座の絵を書いていって、「ひしゃくの形と似てるね」と話をしました。
     あと「日照り」という言葉も知ってるかなと思って聞いてみると
     しっかり答えてくれた子もいましたね。
     それから、お話に入りました。
     子どもたちはとても真剣に、でも1年生なのでか、感想をもらしながら聞いてくれました。
     でもひしゃくが木から銀、銀から金に変わる場面が上手く言えなかったな。
     つまったわけでも、かんだわけでもないんだけど、なんか違うなぁと思いました。
     間が空いてしまったとこもあったし・・・。
     反省点の多い語りになってしまいました。

     絵本は、何人かは知っていました。
     「家にある~」の声も・・・。
     どんどん動物たちがてぶくろに入って言っちゃうところは、
     驚きの顔して笑ってましたね。
     本は、クラスに置いてきたので、素敵な絵とてぶくろの変化していく様子を
     じっくり見てほしいなと思います。



1月19日の日記より 2年生
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よみきかせ(おはなしの時間) 2年生

          ★ストーリーテリング 『 北斗七星 』 
            トルストイ作(おはなしのろうそく25)より  約4分

          ★手遊び『なかなかほい!』

          ★絵本 『 あくたれラルフ 』 約8分



     朝のあいさつ、お行儀はいいんだけど雰囲気が堅くなっちゃうなぁ~。
     先生じゃないんだから、号令して礼はいらないんだよね。

     もっと、さりげなくはじめられたらいいんだけどな・・・。
     でもこれは、こっちの都合で学校は学校で考えてくれてるんだよな。
     でも、残念ながら今日はこの空気をず~っと引きずってしまいました。
     もっと、やわらかい雰囲気でほっとできる時間を持てるようにしなくっちゃ・・・。
     なんだか反省する事ばかり・・・。

        みんな、ごめんね。



1月26日の日記より 3年生 
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よみきかせ(おはなしの時間) 3年生

          ★ストーリーテリング 『 北斗七星 』 
            トルストイ作(おはなしのろうそく25)より  約4分
            おはなしについては こちら

          ★絵本 『 ねんどぼうや
           ミラ・ギンズバーグ文 /ジョン・A・スミス絵(徳間書店 ) 
           絵本については、 こちら

ねんどぼうや

     今日は、みんなが集まるまで少し時間があったので、
     早めに来た子に「この絵本知ってる?」と『ねんどぼうや』を見せた。
     他の方が読んでいたのでどうかなと思って・・。
     知ってると言ったので、「こっちもあるよ」と他の絵本も出したが、
     「これ面白いから、またこれがいい」とのリクエスト。
     「それじゃ読む時みんなに聞いてみようね」といってるうちに
      みんなが揃って、朝の号令が始まった。

     今日もまず『北斗七星』。
     とても静か。
     でも先週とは違って集中しているのが伝わってきました。
     子どもの表情をみていると、
     どうやら3年生もこのおはなし知っているようだ。
     でも先週の2年生のように知ってるからとダレるのではなく
     これはこれとして楽しんでくれてる感じだった。

     次に絵本を2冊見せて、
     「ねんどぼうや知ってるみたいだけど、どっちにしようか?」と
     聞いてみた。
     みんなの意見も同じだった。
     「じゃ、ねんどぼうやね」と言って読み始めた。
     もう、みんな真剣。
     前に、他の学校の1・2年生で読んだ時は、大騒ぎになっんだけど
     3年生は、また違った楽しみ方。
     1回読んでもらってるしね。
     それでも、満足してくれたようでよかった・・・。

     読み終わった後、私が書いたヘタクソなおおくま座と北斗七星の絵を
     見にきてくれた男の子がいた。
     「こんな形なんだ・・」って。
     星が好きなのかな?



2月2日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年2組

          ★ストーリーテリング 『 北斗七星 』 約4分
            トルストイ作(おはなしのろうそく25)より              
          ★詩『 おにの子 』 約2分 鬼の子


          ★絵本 『 だんだんのみ 』 約5分  だんだんのみ

     『 北斗七星 』を1・2・3年生にやってきて、
     このお話は小さいこの方がよく聞いてくれるような気がします。
     まんまるい目で真剣に聞いてくれるのです。
     最初変な顔して、ふざけてる男の子がいました(声は出してない)。
     その子を気にすると、おはなしが飛びそうだったので
     なるべく視線はその子を避けて・・・(笑)。
     でも、いつのまにか、その子も一生懸命聞いてくれてました。
     このおはなし園児さんでも聞けるかもしれないなぁ。

     詩なのか短いお話なのか、『 鬼の子 』。     
     スケッチブックに写して、みんなと見ながら読みました。
     なぜだか、にこにこ笑ってる子がいました。 

     絵本『 だんだんのみ 』を見て「ちいさ~い」の声。
     てのひらむかしばなしってなってるからね。
     「ちいさいから、みんな寄って寄って!」といって
     おしくらまんじゅうのように、集まってみました。
     絵本も少し低くして。
     とてもよろこんでくれました。
     繰り返しのとこは「またぁ~」と喜んで、
     のみこんじゃうところは「え~っ」っと。
     よく声がでてました。
     でも一番は最後の場面。
     ととさのお腹のなかの鬼めがけて、和尚さんが豆を投げて
     鬼が、ととさのおしりから、
せっつ ぶ~ん
     と飛び出すところが、大うけでした。

     朝から楽しい時間でした。
     どうもありがとう。



2月16日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 2年

          ★ストーリーテリング 『 ヤギとライオン 』 約6分
            こんな おはなし
            世界の民話(実業之日本社)より              

          ★絵本 『 ゆきむすめ 』 約6分 
            こんな おはなし
            内田 莉莎子再話 / 佐藤 忠良画(福音館書店 )



     『 ヤギとライオン 』は、今日始めて語りました。
     自分ひとりで練習してるのと、子どもたちの前で語るのとは
     全然違いますから、いつも最初はドキドキ☆です。
     このお話は歌がポイントになっています。
     ライオンの歌の中に「美味しい肉」って出てきます。
     途中で「美味しい肉って何のことだか、分りますか?」って
     聞き手に問いかけるとこがあります。
     みんな「ヤギ、ヤギ・・・」と答えてくれました。
     それから、ヤギの歌が何回も繰り返し出てきます。
     一緒に口パクで歌ってくれた男の子も・・・。
     どんどん早くなっていく歌を楽しんでくれたようです。
     終わり方はもう少し考える余地がありそうですが・・・。

     『 ゆきむすめ 』は想像以上に、おはなしに引き込まれていたみたい。
     ゆきむすめが、暖かくなるとだんだん元気がなくなるのが
     どうしてなのか、もう分るんですよね。
     だから、とても心配そうに見ているんです。
     「溶けちゃう・・・」とつぶやく子もいました。
     最後は静かに、しんみり終りました。
     余韻を楽しむように・・・。

     たまには、こういう感じもいいかもしれません。



2月23日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 3年

          ★ストーリーテリング 『 ヤギとライオン 』 約6分
            こんな おはなし
            世界の民話(実業之日本社)より              

          ★絵本 『 てんきよほう かぞえうた 』 約5分半 
          岸田衿子 /柚木沙弥郎 (福音館書店)

てんきよほうかぞえうた


      お話は前回2年生と同じ『ヤギとライオン』。
      楽しめた子、下向いてた子いろいろ・・・。
      でも、私の感じだとこれは、低学年向きかな?
      3年生よりは先週の2年生の方が楽しめたような気がする。
      クラスの雰囲気とかではなく(このクラスはよく聞けるクラス)
      年齢に合ったお話しがあるんだと思う。
      レパートリーが少ないので、なかなか難しいところだけど。
      いろいろなクラスでやってるうちに、このお話は○年生にいいとか
      わかっていくんだろうな。

      絵本は、ひとつ・・・・・・
          ふたつ・・・・・・
      と数え歌になって、言葉遊びにもなっている感じです。
      とうで終わりかなと思ったら、ひゃく、せん、まん、おくまでありました。
      いろいろな動物たちが登場。
      数え歌のあとの天気予報が面白くて、みんなクスクス・・・。

     *     *     *     *     *

      あさのうちは こなゆき のち ぼたんゆき ときどき ぼたもち

      あすは あめ のち みぞれ やがて みそしるに かわるでしょう

      あしたは くうきが からからに かわきます
      やまかじからは いのち からがら にげましょう

      *     *     *     *     * 

      なんて、感じです。



3月2日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年2組

          ★絵本『 オレ・ダレ 』 約6分

           文/越野民雄・絵/高畠純 講談社
オレ・ダレ
           こんな 絵本

          ★絵本 『 いのちのまつり 』 約6分半 
          作:草場一嘉 絵:平安座資尚 (サンマーク出版)
いのちのまつり
          こんな 絵本

          1年生なのに聞く気マンマン。
          担任の先生がまだ来ていないのに、
          私に向かって「いいよ。来て」と日直さんが合図。
          入ったら、号令で即、お話の時間に入れる状況です。
          後で来られた先生は、ニコニコ笑って職員室へ戻られました。
          恐るべし、1年2組のお子たちです。
          まずは、『オレ・ダレ』をクイズ風に。
          絵は見せないで文字だけ読んでみる。
          さすがここののりは1年生。
          大きな声で「きりん!」「きりん!」と声が上がる。
          言われちゃって、怒っている子もちらほら・・・。
          「分かっても、最後に『オレ・ダレ?』と聞いた時に
          答えよう」といっても
          ついつい、分かるとうれしくて言っちゃうんだよねぇ~。
          大騒ぎ手前状態になっちゃったけど、1年生らしくて
          私はうれしかったよ。

          もう一冊『いのちのまつり』。
          沖縄でのおはなし。
          沖縄のおばあの「~~~~さぁねぇ~」っというしゃべり方に
          クスクスする子。
          真ん中の仕掛けの部分では「わ~、すごい!」の声。
          ほんとにすごいよね。
          目に見えないけど、ずっとずっとつながってきた命のすごさを
          少しでも分かってくもらえたらいいな。



3月9日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年1組

          ★絵本『 たんぽぽ 』 約5分半           
           甲斐信枝 作・絵 (金の星社)
たんぽぽ

          ★絵本 『 パパとママのたからもの 』 約5分半 
           サム・マクブラットニ /アニタ・ジェラーム(評論社)
パパとママのたからもの

     いつもの通りの時間でした。
     たんぽぽは、みんなよく知ってるから
     あーだ、こーだ、言いながら楽しく読めました。
     いろいろ話しながらね。

     パパとママのたからものは、どうだったかな?
     兄弟のことを書いた絵本です。
     パパやママにとって、誰が一番なんだろう?って・・。
     でもみんなが、それぞれに大切な一番なんだっていってくれる。
過去日記 にも紹介してるのでよかったら見てね。
     中の絵も素敵です。


     よみきかせが終わった後、代表の子が作文を読んでくれた。
     ≪本にとても興味を持つようになった≫
     ≪ずっとよみきかせをしてほしい≫
     ≪また来てください≫

     そしてクラス全員の作文が綴じられたファイル。
     「また2年生になったらあいましょう」と言ったら
     みんなうれしそうに笑ってくれた。

     ファイルはすぐ読みたかったんだけど、
     いったん代表の方へ・・・。
     全クラスのを、みんなに順番にまわしてくれるらしい。

     あ~早く読みたいな~。
     また、まわってきたら、紹介したいです。

     今年度もお付き合いありがとうございました。
フリーページ に17年度読んだ本まとめました。
     こうして書き出すと、いろんな本よんだなぁ・・。

     次はどんな本に出会えるかな?


3月11日の日記より
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     先日、最後のよみきかせの時に頂いた
     「よみきかせのみなさんへ」と言うお礼のお手紙・・・。
     全クラスのお手紙が読ボラのみんなに順番に回るのだけど
     昨日私のところに回ってきました。
     私が「早く見た~い」と子どもみたいなこといったので
     代表の方、気をつかってくれたのか?2番目という順で我が家へ。
     すいません・・・・。

     今年度、初めて絵本以外で語りを取り入れて各クラスまわったので
     それについての感想があると参考になるなぁ・・と思ってました。
     でも語りで回れるのは、1クラスに月1回か、2ヶ月に1回。
     回数としては、少ないので印象薄いかな~なんて思ったりして。
     でも数は少ないですが、語りについての感想を書いてくれた子がいて
     うれしかったです。
     少し抜粋して紹介しますね。

(2年男子)
     読んでもらった中で気に入ったのがあります。
     それは絵本の○○と○○と本なしで話してくれたエパミナンダスです。


     わーい!!
     でもこの子すごいです。
     『エパミナンダス』は、1学期にやったお話だよ。
     なのに、タイトルちゃんと覚えてくれてこうやって書いてくれたんだ・・。
     覚えてくれたんだ・・・。
     ほんとに、ほんとにありがとう!!


(3年女子)
     最近で一番面白かったのは『ヤギとライオン』です。
     『ヤギとライオン』は本ではなく、読み聞かせの人が話をしてくれるので、
     頭で場面、場面を想像していく話です。
     私は絵本も好きだけど、想像していく話はもっと好きです。


     こんな風に感じていてくれた子もいたんですね~。
     すっごくうれしいです。
     覚える苦労が飛んでいっちゃったみたいです。
     また、頑張って楽しいお話覚えるね。


(6年男子)
     特に印象に残った事は、本を見ずに言葉を覚えて読んでいたことです。
     本を見ずに言ってるなんてすごいなと思いました。
     それに、自分で想像して楽しめるのでいいなと思いました。

     (6年女子)
     特に私は読み聞かせの方が文章を読んで、
     私たちが場面を自由に想像するのが好きでした。
     これなら一人一人が自由に想像して、
     一冊の本でもすごく世界が広がっていいなって思いました。

     (6年男子)
     そして、僕が一番印象に残っているのは本なしで
     自分で覚えてきてくれたことです。
     その人の話は、すごくていねいに聞かせてくれました。



     私は高学年は2学期だけしか行かなかったけど、
     もう一人語りを取り入れた友人が頑張りました。
     「卵のからの酒作り」「アナンシと五」「かちかちやま」
     「犬と猫とうろこ玉」「七羽のからす」などを語っていました。
     高学年、特に6年生は語りについての感想が多く寄せられていました。
     特に高学年には、いいのかもしれないと思いました。
     来年も頑張っていこうという気になりましたね。
     この年齢に合うおはなしをもっと勉強しないと・・。




     そのほか、全クラスで読んだ絵本で
     よかったと言う声が多かったものを参考までにあげておきます。
     絵本はどうしても3学期に読んだものが、
     よく覚えていて印象に残る傾向はあるようですが・・・(笑)

ねんどぼうや 孫悟空 てんきよほうかぞえうた やさいのせなか

のれたよ、のれたよ、自転車のれたよ いのちのまつり ぼくがおっぱいをきらいなわけ かいじんハテナ?
これはのみのぴこ
これはのみのぴこ


     そのほか、
     「本を読むのが嫌いだったけど
     たくさん本をよんでもらって好きななった」とか、
     「来年も絶対来てください」って書いてくれる子もいて本当にうれしい限り。

     こちらこそ、「ありがとうございました」と言いたい気分です。



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