万博に日本が初出展したのは、150年前の1867年(慶応3年)。開催地パリに渡った代表団の中に、実業家の渋沢栄一がいる。
彼は他国の文明の中でも、特に新聞の存在に驚いた。「三世ナポレオンが試みた演説の如きも翌朝の新聞に報道され(中略)直に内容を知る事が出来ました」「新聞紙と云ふものは小にしては世間万般の出来事より、大にしては国家緊要の重要問題に至る迄、一々之れを報道して世間一般に広く知らしめると云ふ誠に面白いもの」と(山本七平著『渋沢栄一 近代の創造』祥伝社)。
新聞が社会に果たしてきた役割は計り知れない。戸田先生もまた、この点に着目し、「一つの新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ」と語った。
取材で話を伺う際、同志が「この記事にどれほど励まされたか」と、色あせた本紙の切り抜きを“宝物”のように見せてくれることがある。渋沢は新聞の速報性に驚嘆したが、本紙は一方で、これほど心の奥深くに届き、長く大切にされる新聞でもあるのだと痛感する。
戸田先生が先の言葉を池田先生に語ったのは1950年8月24日。この日が「聖教新聞創刊原点の日」となった。読者、配達員をはじめ、本紙を支えてくださる全ての方に感謝し、精進を誓う。
~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】
★献血の日( 日本) 1964年のこの日、それまでの売血制度を廃止し、全ての輸血用血液を献血によって確保することが閣議決定されたことを記念[1][2]。
★噴水の日( 日本) 1877年のこの日に開幕した第1回内国勧業博覧会で、会場の上野公園中央の人工池に日本初の西洋式の噴水が作られ始めたことを記念。完成したのは9月8日[3]。
★福島県民の日( 日本 福島県) 1876年のこの日、福島県・磐前県・若松県が合併して、福島県がほぼ現在の県域となったことを記念して福島県が1997年に制定。
★静岡県民の日( 日本 静岡県) 1876年のこの日、浜松県が静岡県に編入され、静岡県がほぼ現在の県域となったことを記念して静岡県が制定。
▲秀吉、転職を禁止。武士・町人・百姓の間にそれぞれ一線を(1591)
▲大地震により猪苗代湖出現(1611)
▲島津久光の行列護衛の薩摩藩士、生麦村で英人を斬る(生麦事件)(1862)
▲第一回内国勧業博覧会、東京上野公園で開催(~11月30日)(1877)
▲上野公園に日本初の噴水ができる(1877)
▲モナ・リザ、盗まれる。2年後無事返還(1911)
▲新聞に、天気図登場(1924)
▲アキノ元上院議員、米国亡命から帰国。マニラ空港で旅客機より国軍兵士に連行された直後に射殺(1983)