「大曲の花火」で知られる全国花火競技大会が26日、秋田県大仙市で行われた。先月の記録的豪雨、そして大会前日の大雨で、会場となった雄物川河川敷が浸水。その被害を乗り越えての開催となった。
度重なる試練にも、主催者は「まだ希望は捨てていない」と徹夜で復旧作業に当たり、当日を迎えた。“皆が待ち望む大会を何としても成功させる”という関係者の使命感と執念が結実したといえよう。
その秋田で、広布に生き抜く婦人部員がいる。今年で96歳。「あと4年で100。行けるな!」と笑顔で意気込む。亡き夫は、かつて鉱山の労働組合から、学会員というだけで理不尽な圧迫を受け、不当に解雇された。夫妻は裁判で戦った。
近所付き合いは断たれた。娘へのいじめも心配だった。だが“同志のために学会の正義を証明する”と地元を離れず、勝訴を収めた。当時を婦人が振り返る。「あれほどの迫害にも、地域から退転者は一人も出なかった。こっちが本当の勝利だね」。
困難を前にして“こんな状況では無理”と諦めるのは、ある意味でたやすいだろう。そうではなく“状況は問題ではない。今、ここで生き抜き、勝ち抜く”と腹を決められるか。苦難に負けない不屈の心から、大輪の人生勝利の花が広がる。
~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】
★ケーブルカーの日( 日本) 1918年のこの日、大阪電気軌道(現在の近畿日本鉄道)の子会社生駒鋼索鉄道が、奈良県生駒山に日本初のケーブルカーを開業させたことに由来する。今の生駒鋼索線。
★文化財保護法施行記念日( 日本) 1950年8月29日に国宝や重要文化財の保護や文化の向上を目的とした法律「文化財保護法」が施行されたことに由来し、1951年に制定。この法律は1949年1月26日の法隆寺金堂の火災をきっかけに制定されたもの。
★秋田県の記念日( 日本 秋田県) 明治4年7月14日(新暦で1871年8月29日)の廃藩置県の際に、初めて秋田県という名称が使われたことに由来。秋田県が1965年に制定。
★焼き肉の日( 日本) 8月29日の「829」が「ヤキニク」と読めることから。事業協同組合全国焼肉協会が1993年に「ヤキニクの日」として制定。夏バテ気味の人に焼肉を食べてスタミナをつけてもらおうという日。
▲ファラデーの電力実験(1831)
▲韓国併合で朝鮮に改名(1910)
▲初のケーブルカー、奈良に登場(1918)
▲ドイツの飛行船ツェッペリン号が22日間の世界一周に成功(1929)
▲プロ野球、テレビ本放送開始。巨人VS阪神(1951)
▲宝塚歌劇「ベルサイユのばら」初演(1974)
▲電電公社(現在のNTT)は、電話加入数が3千万を越えたことを発表。アメリカ合衆国に次いで世界第2位(1975)
▲角川書店社長の角川春樹がコカイン疑惑で逮捕(1993)