Mayuとあなたと。

なんで乳がんなの!?(検診~告知編)



その時に初めて、乳がんは産婦人科じゃなくて外科なんだ!とわかった。
今まで19歳の頃から婦人科系がん(卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がん)の検査は半年に1回ペースで抜かりなくやっていたんだけど、確かに産婦人科の先生は「あなたの場合、25歳くらいから乳房のほうの検査も受けに行ったらいいわね。」とか言ってた。
「なんでココで一緒にやってくんないわけ?」って思った。

そもそも、どうして19歳から婦人科検診を受けてたかって言うと、私の母親も35歳で卵巣がんになったから。
今から11年前に、35歳という年齢で卵巣がんっていう患者さんは本当に珍しかったみたい。今でも若いくらいだからね・・・。
そういうわけで、ママは今でも時々再発を繰り返して、その度に入退院を繰り返してます。
卵巣がんは、乳がんに比べて全身に飛んだりすることは少ないのかもしれないけど、見てるとやっぱり大変そうだよね。
それでも、奇跡的な這い上がりを見せてもう12年目を迎えてます。

当時ママは先生から「娘さんがいるなら、娘さんはお母さんより10年早くして(病気が)出てくるかもしれない」って言われてて、私の身体のことは本当に心配してた。
そういう経緯があったから、わりと病気というものに対して警戒はしてた私だけど、卵巣や子宮にばっかり気を取られていて、乳がんについては全く何にも知らなかった・・・。

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乳腺クリニックでは、まずは視触診と問診を受けた。
「右胸にしこりがあって・・・」と言うと、そこを触って先生は「若いし、乳腺症だろうなぁ・・・」って。
でも、エコーをかけると顔色を変えて「これは、そういう(乳腺症とかの)簡単なものじゃなさそうだなぁ・・・」と一言。

すぐに他の検査も受けるように手配されて、マンモグラフィー(乳房用のレントゲン写真)と超音波(マンモグラフィーとセットでやると精度が高くなるの。)を受けて、最後には直接胸のしこりに針を突き刺して細胞を吸い取る細胞診。

一番痛かったのは、マンモグラフィーだったな。
見た目痛いのは細胞診なんだけど、マンモは「どこまで胸伸ばすのー(>_<)」というくらい胸がぺっちゃんこになった。。
それがおかしくて、痛いのも忘れちゃったけど^^;

細胞診の後、また診察室に呼ばれた。

細胞診の結果はまだ出てないけど、先にやった2つの検査の結果はもう出てるというので、院長先生直々にお話を聞く。

「この写真を、10人のお医者さんに見せたら、9人は悪性だと言うでしょう。残りの1人は、あなたの21歳という若すぎる年齢を一番に考慮して、悪性という診断をしない・・・ということなんです。」

・・・マジで??
10人中、9人ってことは、ほぼ間違いないじゃん。。

明日細胞診の結果が出るから、診療時間終了後にご両親と一緒に来て下さい、と言われて、「あぁもうこりゃダメだー・・・。」と諦める。

検査を受けている間も、どこかで「まさかガンなんてことはないよね。」とか思ってたから、先生の説明を聞いててもいまいちピンと来なかった。
でも、紛れもなく私のコトを話してるんだって、思うしかなかった。

次の日の夜、6時に誰もいない病院の待合室でパパ・ママと一緒に呼ばれるのを待って、診察室の中へ入ると院長先生がニッコリ笑って「どうぞ。」と促した。

昨日見たマンモの写真とエコーの画像を私たちに見せて、そして細胞診の結果を手にしながら先生が言った言葉は、「やっぱり、悪いのが出てたね・・・。」

・・・そうかぁ~。私、もうガンなの??しかも乳がんなんて、全くノーマークだった。
でも、調べてみると卵巣がんと乳がんは結構密接に係わっているみたいだもんね。

これからどうしよう。
仕事も始めたばっかりで、やっと慣れて来たのに・・・
彼氏とも、付き合い始めてまだ数ヶ月なんだよね。
あっという間に、ガンになってからの私と付き合ってる時間のほうが長くなっていくんだね。←ってよく思ってたなぁ~。


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