かえるちゃんのぽっかぽか生活

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NICU

NICU

【新生児集中治療室】

新生児集中治療室(NICU)とは、早産児・低出生体重児や
病的新生児の集中治療を行う施設です。
切迫早産や早期破水などにより予定日より早く生まれることを
余儀なくされた赤ちゃんや先天的な異常を持って生まれ、
手術などの治療を要する赤ちゃんを収容する特別室です。
もちろん24時間の完全看護です。

ここでもひとつ、「アメリカにいて良かったなぁ。」と思う事があります。
日本のNICUでは、面会時間、面会回数が決まっている事がほとんどだと
様々な文献を読んで知りましたが、息子が入院していた病院では
(または、"アメリカでは"と括ってしまって良いのかもしれません)
24時間いつでも、そして事前に登録した人なら誰でも入室でき、
赤ちゃんと対面する事が出来ます。
両親しか入室できず、結局子供がそのまま亡くなってしまい、
おじいちゃん、おばあちゃんに対面できたのは亡くなってから・・・
という日本での体験談を読んで、ビックリしました。

私は毎日、朝9時すぎに面会に行き、(長男もいるので数時間の
面会)夕方に帰宅。夫は仕事が終わってから病院に向かうので、
面会時間は夜の7時頃からになってしまっていましたけれど、
いつ行ってもウェルカムな状態で迎えてもらっていました。
「親なのだから側にいて当然!」という考え方なのでしょうね。
手術前日、当日、翌日は、24時間×3日間家に帰ることなく泊り込み。
もちろん、処置や作業をしている間は後ろに下がって見守りますが、
あとはリクライニングチェアに座って、息子を見守り続ける事が出来ました。

手術後の回復室にも、(術後の予後が悪かったので)エマージェンシー
ルームさながらの混乱の中でさえ、入室して治療の様子を見ることが
出来ました。(2日間寝ていなかったので、部屋の隅にあるリクライニング
チェアの上でウトウトしていたら毛布までかけてくれました。)

こんな恵まれた状況の中、一部始終息子の様子を逃すことがなかった事が、
「やれるだけの事はやった。」という今の私の納得=後悔のない
気持ちに繋がっているのだと思います。

どうなのかな?と思った事は、滅菌服を着ることなくそのままの格好で
入室できる事。入室前の手洗いは必ずしますが、本当にそれだけ。
長男出産(自然分娩)の時も、立会いはそのままの格好でした。
さすがに、今回の帝王切開の立会いの時は、帽子と滅菌服を着用させられましたけど・・・




NICUとナース
ナースは自分の好きな制服を着ています(右)
NICUが明るくなるようにボランティアの人がキルティングで
布団やタペストリー、超未熟児用の服を作ってくれます。
nicu




帝王切開 カンガルーケア


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