鏡の国の落としあな

鏡の国の落としあな

2010.05.17
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カテゴリ: 和歌・短歌

今日、午前中にラントレする予定でいましたが、あいにくの大雨となってしまいました。

 こちらは梅雨か、と思えるほどこのごろ雨ばかりです、しかも寒い

梅雨、ときたらこの一首

五月雨に物思ひをれば時鳥

夜深く鳴きていづちゆくらむ

(紀友則)

五月雨の中にぼ~っと物思いにふけっていると

時鳥の泣き声が聞こえた、一体深夜にどこへ飛んでいくのだろう

当時の貴族は、ホトトギスの鳴き声を聞くために、徹夜したそう。

・・・・・ということは、泣き声を聞こうと待ちかまえていたわけで、そこを「ぼ~~っと物思いにふけっていたら・・・・・」と書くあたり、ナントモ。

とはいえ、 「徹夜して踏ん張ったらやっと聞こえたホトトギス」 なんて書くと、叙情性も何もあったもんじゃないですね

ホトトギスの鳴き声は、 恋心をかきたてる のだそうですよ。

私、カッコウの鳴き声ならよくラントレ中に聞きますけど、ホトトギスは聞いたことないです。

どんな声なのかしらねぇ、興味あります。

私には、 ホトトギス=正岡子規  というイメージがなぜかこびりついているのですけども。

ところでもうひとつ、ホトトギスといえば戦国の三武将の性格をよくあらわしてる、といわれる歌あるでしょ?

どれが誰のことを歌っているのか、皆様ご存知だとは思います。

鳴かぬなら 殺してしまえ  ホトトギス

鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス

鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス

3番目の方には、 鳴かぬなら 鳴くのを探そう ホトトギス  のような面もあると思いますが、どうでしょうか。






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Last updated  2010.05.17 19:10:07
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