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安価な旅館に泊まると、部屋の時計が狂わされていることがあります。良くあるのは、12時間ずらして、AMとPMを変えていること。次に目覚ましを使う人へのいたずらなのでしょう。携帯の目覚ましを使ったり、モーニングコールを使う人が多いので、困る人はほとんどいないでしょう。ただ、私は必ず時計をチェックするので、このいたずらに気づき、残念な気持ちになります。地デジが映らないテレビも時々あります。B-CASカードを持ち去られ、デジアナしか映らないため。2015年3月で、デジアナ変換サービスは終了します。困る旅館も多いことでしょう。時計のいたずらも気づけば、かならずフロントに伝えます。他の部屋も確認するようにと思いますが、あまりにいたずらが多くて対応できないそうです。安価なホテルの経営は、楽ではありません。B-CASカードの盗難や、時計のいたずらも負担になります。最近、日本人はモラルが良いと報道されています。しかし、それは本当でしょうか。密室での日本人は、モラルが良いとは言えません。公開でありながら密室を感じさせる、インターネットの書き込みも匿名であれば同様です。今一度、モラル向上に努めたい。本当の人の姿は、密室で表れるものだから。
2015.01.30
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675年、天武天皇は「殺生禁断の詔」を出しました。肉食をタブーとする詔は庶民にも浸透し、江戸時代まで日本人は肉食を避ける風潮にありました。しかし、明治になり、日本人の食生活が変化します。肉食の取り入れ、それが食生活の大きな変化となりました。肉食の普及は、洋食へのあこがればかりではありません。欧米との体格差が、肉食の有無によると考えられたことも原因にあります。富国強兵の政策は、肉食文化を加速させました。カレーライスは、肉食の取り入れに適した食事でした。慣れない肉食を意識することなく、肉食することができます。軍隊の給食にも取り入れられて、カレーライスは普及しました。洋食にあこがれる時、その障害はナイフとフォークの扱いにもありました。肉食でもステーキでは、苦手なナイフとフォークを使わなくてはなりません。その点、カレーライスは、扱いやすいスプーンで食べられます。肉食、洋食、扱いやすいスプーン。日本人の食文化に、急速に浸透しました。生産統計では、今日では日本人はひとりあたり、年間46食のカレーライスを食べる計算になります。なぜこれほど、現代の日本人はカレーライスを食べるのでしょう。飽きるほどの肉食で、洋食も浸透し、カトラリーの扱いにも慣れました。それでに、日本人はカレーライスを食べ続けます。短期間で国民食となったカレーライスには、まだ、奥深い魅力があるのでしょう。
2015.01.27
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今日は長距離を歩きました。その際に、久しぶりに「麺屋 一徳」さんの前を通りました。予想通り、店の外には順番待ちの行列。20人ほどが並んでいました。美味しいお店ですが、以前は閑古鳥が鳴いていました。食事時でも、店内の客は私だけ。ゆっくりと、店長と話をしながらの食事でした。その頃、応援のつもりで書いたのが、下記のブログ。私としては、初のグルメ記事でした。【過去の日記】 「塩ラーメンとしめ飯 - 麺屋 一徳 -」分かりにくい場所にあるのが禍していたのでしょう。突然、しばらく休業することが多かったのも原因かもしれません。突然店を閉めるのは、ラーメンの味にこだわりがあったため。麺の調子が悪い、もう少し味を追求したいなどが、突然の休業の理由でした。スープに濁りがある、という理由で長く閉店していたこともありました。それが今では、行列のできる店。「食べログ」などの検索でも、この地域のラーメン部門1位の人気です。もう2~3年も、一徳さんで食べていません。私が行列に並ぶことをしないから。応援していたお店の活況は嬉しいこと。でも、ちょっと寂しかったり。願いがかなえば、戻らない昔を懐かしむ。人というのは、わがままなものです。
2015.01.25
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いくつかの植物には、他の植物の生育を抑制する作用があります。この作用を、アレロパシーと呼びます。アレロパシーは、アレロケミカルを放出することで起こります。アレロケミカルはまだ研究中で、少ししか明らかではありません。フェノール系物質、テルペン類、アルカノイドなどが、アレロケミカルとして知られます。アレロパシーをもつ植物は多くあります。イネ、ソバ、トウモロコシなどにも、その作用を持つものがあります。今、アレロパシーの研究が盛んです。植物が出すアレロケミカルは、毒性が低い「除草剤」として使えます。研究により、無毒に近い「除草剤」,「農薬」の開発が進んでいます。植物によって、植物を枯らす。自然のしくみを味方に付けて、農業も変わろうとしています。
2015.01.23
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四葉のクローバで知られる、シロツメクサ。シロツメクサの強さは、ストロン(匍匐茎,ホフクケイ)にあります。ストロンとは、直立した茎から地面間際で出た枝が、地面に沿って伸びて、途中から根を出して成長するもの。シロツメクサは、横に伸びた茎で、多くがつながっています。横につながって伸びることには、大きなメリットがあります。環境が悪い場所で枯れたとしても、ストロンから栄養を環境の良い場所に移して、生き延びることができます。横につながることで、良い環境を探すことができるのです。多くの四葉を、一箇所で見つけることがあるでしょう。それはもちろん、互いがつながった同じシロツメクサだからです。ストロンでつながる、弱さもあります。一箇所で病気になれば、全体に病気が広がり枯れてしまいます。つながることで生き延びて、つながることで互いに滅ぶ。人に似た生き方で、シロツメクサは幸せな場所を探しています。幸せ探しをする、シロツメクサ。もっとも四つ葉探しに熱心なのは、シロツメクサ自身なのです。
2015.01.21
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ネットやテレビで話題の「猫ホイホイ」。床にテープで輪を描くように貼ったり、紐を輪にするだけで、猫がその輪の中に入ります。「猫転送装置」とも呼ばれています。私は今は猫を飼っていないので、効果を確認できません。猫とご一緒の方は、ぜひご確認を。下記のリンクは、猫ホイホイの動画例です。【YouTube】 「猫ホイホイ」
2015.01.19
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過度に酒を飲めば、脳細胞が死ぬという。それを知りながら、人が酒を飲むのはなぜだろう。生物には、アポトーシスのしくみがある。アポトーシスは、自らが自身の細胞を殺す不可解なしくみ。アポトーシスにより、生物は自身の寿命を決めている。自ら寿命を定めるのは、新たな細胞に次の命を託すため。ひとつの死は、ひとつの生につながる。今、日本は、多死社会を迎えている。大切なあの人と、別れを告げる時を迎えている。別れはつらく、受け入れがたい。死ほどつらい、自然のしくみがあるだろうか。それでも、その死を受け入れなくてはならないとしたら、それは、新たな生を育むためと思いたい。死が生につながるから、別れの命が希望の命につながるから。だから、人は、死を受け入れるために、酒を飲む。【過去の日記1】 「われわれは なぜ死ぬのか - 零の発見 -」【過去の日記2】 「魅かれる - 七夕、そしてショウジョウバエ -」
2015.01.17
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やっと青石に出会えました。私は、マニアックな奈良の文化財の楽しみ方をしています。それは、リサイクルされた古墳の石材探し。奈良に数ある、古墳の石棺や石室。それらの石材が、様々なものに転用されています。石棺の蓋は、仏像や神社の踏み石などに、姿を変えています。そして、この青石は、橋板に使われていました。今まで出会えなかったのは、市座神社という知名度がない神社に置かれていたから。アクセスも良くはありません。「馬が踏み抜いた」という伝承がある穴は、運搬用の穴とされます。裏から見ると分かりますが、穴は勾玉などに見られる、ジョウゴ形をしています。この地域では珍しい、緑色の青石。どの古墳で、どの場所に使われたかはわかりません。やっと会えた青石は、静かな場所にありました。この青石を見に来る人は、今年、私以外に誰かいるのでしょうか。【過去の日記】 「病魔を封じよ - 緑と赤 -」
2015.01.14
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イルカは水中で音を出して、周囲の様子を探ります。カチ、カチという、その音は、クリックスと呼ばれます。クリックスでは、イルカは鼻から音を出します。しかし、イルカには、耳の穴がありません。そこで、アゴで振動を感じて音を聴きます。移動中、イルカは常に音を出しているわけではありません。周囲の状況が分かれば、音を出すのを止めて泳ぎます。また仲間と一緒にいる時も、音の出し方が変わります。仲間の誰かが音を出し、他のイルカは音を聴いているだけの時もあります。音を止めるのは、なぜでしょう。それは、音を聴いているのが、イルカだけではないからです。天敵のシャチなども、イルカのクリックスを聴いています。その音を聴かれると、敵にイルカの場所が知られます。常に全力投球が、良いこととは限りません。必要なければ、休むこと。それも、生きる知恵なのです。
2015.01.12
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昆虫や魚は、たくさんの卵を産みます。大人に成長する可能性が低い時、生物はたくさんの子を産む「r戦略」を取ります。外敵が少ない哺乳類は、少しの子しか産みません。失われる子が少ない時、生物は少ない子を大切に育てる「K戦略」を取ります。r戦略もK戦略も、結果的には種の数を維持するか、増やすための戦略です。戦略を誤れば、その種は滅びることになります。人も発展途上国では、出生率が高くなります。幼少に亡くなる子が多い国では、多産であることが必要だから。日本は少子化により、人口減少が進んでいます。外敵も少なく、成人率も高いのに、子を産むことなく、人口が減少しています。過少なまでのK戦略は、親が自身を守る戦略。生物では、食糧難など、種の増加が親の命を奪いかねない、悪環境でのみ取られます。なぜ日本人は、「過少なK戦略」を取るのでしょう。なぜ日本人は、種の滅亡に向かうのでしょう。何かが不足しているから、日本人は「過少なK戦略」を取るはずです。不足する何かを見つけ、その何かを補わなければ、この種は滅亡に向かいます。生き続けることに疲れた、この生物を、救うものは何でしょうか。【過去の日記】 「ムダがなくては生きられない - r戦略とK戦略 -」
2015.01.10
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生物の寿命には、残酷なルールがあります。とても残酷な寿命のルール。それは「寿命が長くなると、個体数が減る」というもの。食物不足や天敵の増加が、その理由。そのため、生物の寿命は、むやみに長くはなりません。人は長寿になり、日本は長寿国になりました。そして、日本で、人口減少が始まりました。残酷な寿命のルールが、人にも及ぼうとしています。人の寿命を縛るのは、資金や食料の不足を招く、生産性の低下。生産性を低下させない、高齢化社会。それが、人に残された、適応の方策。生物の寿命のルールを破る戦いが、現代の日本で、始まっています。
2015.01.08
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アリは行列を作って餌を運びます。行列ができる理由は、アリが通った道に残すフェロモンにあります。複雑な道筋であっても、続くアリはフェロモンの跡をたどります。そして、続くアリもフェロモンを残し、さらに道筋がはっきりします。しかし、中には「いいかげんな」アリもいます。いいかげんなアリは、道筋から外れて、勝手な道を歩きます。このいいかげんなアリは、とても重要。勝手に歩む内に、餌への近道を見つけることがあるから。近代のコンピュータも「いいかげん」を取り入れる工夫をしています。アメリカの郵便会社は、「いいかげん」を取り入れたコンピュータシミュレーションで、最適な配達ルートを見つけました。とても役立つ、いいかげん。いいかげんも、捨てたものではないのです。
2015.01.06
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あけましておめでとうございます。今年の干支、羊はなじみが薄い動物です。その中で羊には、「優しい」、「保守的」、「平和」な印象があります。羊は動くべき時には、向かないかもしれません。ただ最近は、特に年の前半で不幸な事故、災害が続くように思います。それだから、羊にあやかり「平和」な年であって欲しいと思います。そして、悲しむ人が少しでも少なくあるように。今年もよろしくおねがいします。そして、皆様にとっても良い年でありますように。
2015.01.01
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